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特徴的なWebプロモーション・キャンペーン【最新事例まとめ】 12ページめ

Webサイトを活用したゲーミフィケーションや人気投票施策など、特徴的なプロモーションを紹介します。Web施策と合わせた認知・拡散のためのSNSキャンペーンもあわせて解説します。

井村屋 肉まん・あんまん60周年 特設サイト │ 井村屋株式会社

井村屋 肉まん・あんまん60周年 特設サイト │ 井村屋株式会社
キャンペーン概要子供向けのミニゲームや商品シールとレシートを活用したマストバイキャンペーンを開催
インセンティブJCBギフトカード10,000円分 60名井村屋商品3,000円分詰合せ 660名 など
使用SNSなし

キャンペーンのポイント

【60周年を盛り上げる!】

井村屋の主力商品「肉まん・あんまん」が60周年を記念した、WEB CM、ミニゲーム、マストバイキャンペーンを展開しています。

周年キャンペーンらしく、60年間の歴史を辿ることができる「肉まん・あんまんヒストリー」や、キャラクター紹介、「イカスミまん」の復刻販売、アレンジレシピなど、時代の移り変わりがわかるコンテンツが並んでいます。

スペシャルコンテンツとして、なかやまきんに君のギャグを活用した「いむらヤー!」のWEB CMが公開されています。

ミニゲーム「ひねって肉まん・あんまんファクトリー」は少し難しいものの、結果をXにシェアできる子供向けコンテンツになっています。

【ゲームはストックコンテンツにして楽しもう!】

購買にもつなげるため、ハガキやWEBでのマストバイキャンペーンを行っているのですが、ハガキで応募したほうがインセンティブが豪華という特徴があります。これはWEB応募を嫌っているわけではなく、参加ハードルによるもの。

ハガキは商品についている応募マークを7枚集めるという春のパンまつり的なオールドスクールなやり方で、WEBはレシート1枚で1口応募できるようになっています。

ハズレた方の中からWチャンスとありますが、特別な条件などはありません。2個目のインセンティブなだけの気もしますが、インパクトを乗せるためにWチャンスとつけているのでしょう。

ゲームコンテンツは今後置いておくこともできるストックコンテンツなので、1回作って終わりではなく、今後これを使ったXキャンペーンなどを展開できます。

井村屋 肉まん・あんまん60周年 特設サイト │ 井村屋株式会社
井村屋 肉まん・あんまん60周年 特設サイト │ 井村屋株式会社

【動画で解説!】井村屋 肉まん・あんまん60周年 特設サイト │ 井村屋株式会社

Mr.都市伝説 関暁夫が挑む!「リプトン x ピラミッド」に隠された謎! │ リプトン

Mr.都市伝説 関暁夫が挑む!「リプトン x ピラミッド」に隠された謎! │ リプトン
キャンペーン概要ティーバッグとピラミッドの謎に迫る短編動画『The Mystery of Lipton‘s Pyramid』が公開されています。
インセンティブなし
使用SNSなし

キャンペーンのポイント

【本当にエジプトまで行ってる!】

「信じるか信じないかはあなた次第」でおなじみの、Mr.都市伝説 関暁夫をメインに据えたデジタルプロモーション。

リプトンイエローラベルの代名詞「ピラミッド型ティーバッグ」と、ピラミッドに隠された意外な関係を暴くという都市伝説を作り出し、バカでインパクトあるものに仕立て上げています。

基本的には陰謀論ビジネスをお笑いでカバーしたパッケージで、デマを面白おかしく伝えるという時点でかなりマイナスアドバンテージがありますが、炎上の可能性も含めて話題化を狙っています。

コンテンツはリプトン公式YouTubeによる動画で、わざわざエジプトまで行って撮影した、「リプトンとピラミッドによる新たな紅茶時代が幕を開けるまで」の全3エピソードがアップされています。

【やばめの人起用で話題化に挑む!】

SNSキャンペーンなどはやっていませんが、動画サイズを正方形にしたX投稿はあります。

若干ネガティブなコメントもありますが、Youtubeでは概ね前向きに楽しんでいる方のコメントがたくさんついており、CMにしてはグッドボタンもかなりの量を抑えれているので、話題化としては成功なのではないでしょうか。

バカでインパクトのある企画で、話題化を狙うにはクライアントにも覚悟が必要です。これを提案し、突破した広告代理店に拍手を送りたいと思います。

Mr.都市伝説 関暁夫が挑む!「リプトン x ピラミッド」に隠された謎! │ リプトン
Mr.都市伝説 関暁夫が挑む!「リプトン x ピラミッド」に隠された謎! │ リプトン

【動画で解説!】Mr.都市伝説 関暁夫が挑む!「リプトン x ピラミッド」に隠された謎! │ リプトン

毎朝爽快Light  トイレットペーパー3年分プレゼントキャンペーン|森永乳業株式会社

毎朝爽快Light トイレットペーパー3年分プレゼントキャンペーン|森永乳業株式会社
キャンペーン概要キャンペーン期間中のレシートと購入商品を撮影してフォームより投稿すると応募完了
インセンティブトイレットペーパー3年分 10名毎朝爽快Light 24本 30名
使用SNSなし

キャンペーンのポイント

【トイレットペーパー3年分が当たる!】

おなか良好 お通じを増やす「毎朝爽快Light」を買うと、トイレットペーパーが60ロール当たるというレシートマストバイキャンペーン。

60ロールが当たった場合、どこに保管しておくのやらと思ってしまいますが、おなか良好感をあらわすには良いインセンティブです。

【レシート表記の問題を解決!】

レシートキャンペーンでよく聞く課題として、小売店によってはレシートにざっくりとした名前しか出ないため、実際に買ったかどうか判別がつかないということがあります。

例えば、ゼスプリのキウイのレシートはほとんどの場合「キウイ」としか書かれないので、別のメーカーのキウイを買っても同じ表記になってしまい、ゼスプリかどうか判別ができません。

本キャンペーンは毎朝爽快Light12本入り限定パックが対象で、おそらく「12本入り」とレシートに書かれないという課題があり、それに対して応募方法を工夫しています。

レシート写真を送るのはもちろん、購入商品自体も撮影してもらい、別々の写真として送っていただくキャンペーンフローです。これで単品じゃないことを目視で確認しているのでしょう。他にもバーコードを読んでもらうフローを追加したりするパターンもあります。

逆にECサイトは商品名がばっちりでるので、領収書をダウンロードしてアップしてもらうとわかりやすいです。キウイなどは写真判別もつきにくいし、単品だとバーコードも無いので、シリアルをシールで貼るようなシリアルマストバイしか無いかもしれません。

毎朝爽快Light トイレットペーパー3年分プレゼントキャンペーン|森永乳業株式会社
毎朝爽快Light トイレットペーパー3年分プレゼントキャンペーン|森永乳業株式会社

【動画で解説!】毎朝爽快Light  トイレットペーパー3年分プレゼントキャンペーン|森永乳業株式会社

ヒカキン×ビオレuとあらわらう〜キャンペーン|花王株式会社

ヒカキン×ビオレuとあらわらう〜キャンペーン|花王株式会社
キャンペーン概要対象商品を1500円以上買ったレシートをフォームで送るとヒカキンと遊べるイベントやあわきんグッズが抽選で当たる
インセンティブヒカキンとと遊べるイベントご招待!:ご家族10組様オリジナルバスタオルまたはフェイスタオル:各500名様(合計1,000名様)
使用SNSなし

キャンペーンのポイント

【オリジナルソングで子供のお風呂モチベを上げる!】

家族の清潔を守り続けて40年、ビオレuの40周年を記念したヒカキンとのコラボデジタルプロモーションです。家族みんな笑顔が大事ということで「あらわらう〜」という打ち出しで、ヒカキンをあわきんとし、一緒に洗おうという動画とともに、オリジナルソングを提供しています。

年中さんから小学生ぐらいにかけてはYoutubeが大好きで、ヒカキンなら見せているという親御さんも多いはず。そのなかで、お風呂があまり得意じゃない子に、お風呂に入ってもらうきっかけにするというストーリーなのでしょう。

【スペシャルイベントに招待!】

キャンペーンはレシートマストバイ形式となっています。インセンティブがヒカキンと遊べるイベントにご招待と、もはやマスコット的な存在なんですね。対象も小学生となっており、インセンティブからもストーリーが伺えます。応募は公式サイトMy Kaoから会員登録をして、フォームよりレシートを送る形です。

また、店頭にあるQRコードを読み込むとオリジナル壁紙がもらえる、店頭誘引コンテンツや、Xでフォローリポストすると、オートリプライで壁紙がランダムで貰える、認知拡大キャンペーンも行っています。

小学生を持つ家族というターゲットにおいて、ヒカキンパワーが非常に強いということがわかります。親の言うことは聞いてくれないけど、ヒカキンさんが言ってたなら、という小学生がいるということですね。うたのおにいさんの進化版でしょうか。

ヒカキン×ビオレuとあらわらう〜キャンペーン|花王株式会社
ヒカキン×ビオレuとあらわらう〜キャンペーン|花王株式会社

【動画で解説!】ヒカキン×ビオレuとあらわらう〜キャンペーン|花王株式会社

社会人用語は突然に|大塚製薬株式会社

社会人用語は突然に|大塚製薬株式会社
キャンペーン概要「職場での世代間コミュニケーションのすれ違い」を楽しく解消すべく、アニメ動画『社会人用語は突然に』を公開
インセンティブなし
使用SNSなし

キャンペーンのポイント

【昭和とZ世代の「すれ違い」がテーマ!】

大塚製薬の調査によると、先輩会社員が使ってる社会人ワードが、後輩社会人に伝わらないものが多いそう。そんなワードたちを「すれ違い社会人用語」と名付け、声優の津田健次郎さん、綾坂晴名さんを起用したWEB CMを中心としたデジタルプロモーションになっています。

WEBサイトはchao!さんによるイラストで、Z世代の昭和レトロブーム風に仕立てられています。動画も同様の世界観で、動画サイズがブラウン管テレビの4:3になっているなど工夫があります。

オロナミンCへのブリッジとしては、「先輩後輩のつながりを応援します。すれ違いを解消してオロナミンCを飲もう」と、なかなか強引ですが、ターゲットの広さと話題性という部分でのプロモーションになっています。

【あるあるで攻めて話題性を重視!】

「すれ違い社会人用語」を見ていくと、80年代生まれでも言わないワードが目白押しです。使っているのは70年代生まれで広告代理店などに勤めていた方くらいでしょうか。

40代後半くらいの上司を持つ人とのすれ違いといった具合です。

あるあるで攻めているデジタルプロモーションなので、ほかにもある「すれ違い社会人用語」を募るハッシュタグUGCキャンペーンもやると良いと思うのですが、そういった企画はやっていないようです。おそらく動画回転重視なのでしょう。

社会人用語は突然に|大塚製薬株式会社
社会人用語は突然に|大塚製薬株式会社

【動画で解説!】社会人用語は突然に|大塚製薬株式会社