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特徴的な動画キャンペーン【最新事例まとめ】 37ページめ

X(Twitter)やInstagramのアルゴリズムにあわせた動画視聴施策やWebサイトでの完全動画視聴が必須の施策など、特徴的な動画視聴キャンペーンをご紹介。クイズを掛け合わせたプレゼントキャンペーンなど参加したくなる動機づけも合わせて解説します。

#集え、帰宅部のエース | マッチ セットポジション

match-kitakubu_jp

キャンペーン概要と特徴

大塚食品によるX(Twitter)キャンペーン。「帰宅部」に焦点を当て、様々な分野で活躍する帰宅部を応援するコンテンツを掲載している。ハッシュタグ #集え帰宅部のエース を付与し、動画や写真をアップロードすると、抽選でTシャツなどが当たる。
中高生をターゲットにしたスペシフィックなテーマ設定が特徴。これまで「青春」色の強かった同製品が、帰宅部にフォーカスした点がユニーク。動画コンテンツも含め、ムラなくクオリティが高い。

制作的大変そうなところ

筆者は名門早稲田の帰宅部部長だったのだが、だいたいの帰宅部は遊んでるだけ。
ラッパーが出てこなかったことに好感を覚える。
水分補給からエネルギー補給に商品展開してスポーツ以外を攻めたい感じ。

スマートフォンでの特徴

フォルダによる振り分け
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日清カレーメシ DRIP CURRYMESHI【ドリカレ】

www_currymeshi_com_dripcurrymeshi
http://www.currymeshi.com/dripcurrymeshi/

キャンペーン概要と特徴

日清食品によるブランドサイト。同社製品のカレーメシを、「ドリップ」して調理する方法を紹介しているほか、渋谷駅構内の特設店舗のアナウンスを行っている。
お洒落な印象を持つ「ドリップ」と、その正反対に位置するインスタント食品の組み合わせが特徴。いかにも「コーヒースタンド」な印象のビジュアルとライティングを用いて、同製品の新たな楽しみ方を提案している。動画コンテンツも含めて、一貫性が感じられる。

制作的大変そうなところ

ふんわりとしたオシャレ生活をパロった、シュールなストーリーを作り込んでいる。
ロードバイクにまたがって、というストーリーなのに写真ではロードじゃないところに違和感を感じるが。

スマートフォンでの特徴

フォルダによる振り分け
www_currymeshi_com_dripcurrymeshi_sp

BMW Films – The Escape

bmwfilms_com
http://bmwfilms.com/

キャンペーン概要と特徴

BMW Filmsによる映画のティーザーサイト。キャンペーンサイト上で、30秒程度のティーザートレーラーを3つ視聴することができる。
少ない画像素材の中での表現方法が秀逸。背景いっぱいに画像を配置し、ズーム&スライドで変化を付けている。キャンペーンサイトのコンテンツは極めてシンプルで、ユーザーに迷いを与える余地のない作りになっている。

制作的大変そうなところ

技術的には特に変わったところはなく、ひたすら映像で勝負。

スマートフォンでの特徴

レスポンシブ対応
bmwfilms_com_sp

Red Bull Basement

www_redbullbasement-com_br
http://www.redbullbasement.com.br/

キャンペーン概要と特徴

Red Bull Basementが展開するイベント告知サイト。リオデジャネイロの街を、コンピュータテクノロジーを用いて再構成するというコンセプトのもと、コンペティションを開催している。同サイトでは、関連イベントの告知を、動画などを用いて行っている。
スクロールに反応したアニメーションと高いクオリティのイントロ動画が特徴。コンテンツを読み進めるにつれ、IoTデバイスのようなものが完成するアニメーションは、Red Bull Basementの取り組みを端的に示している。

制作的大変そうなところ

パララックスとして右にデバイスのようなものが完成・左は読み物(レスポンシブでスマートフォンサイズだと背景になる)というコンセプトが素晴らしく、テキストの色味も読みやすいようデザインを工夫している。

スマートフォンでの特徴

レスポンシブ対応
www_redbullbasement-com_br_sp

50 years | The North Face

www_thenorthface_com_about-us_50-years_html

キャンペーン概要と特徴

The North Faceによる動画キャンペーン。同社の設立50周年を記念し、動画コンテンツの配信や、50年の軌跡の紹介、イベントの告知等を行っている。ハッシュタグは、”#QuestionMadness”。
シンプルながらも洗練されたタイル状のコンテンツ配置が特徴。特に、50年の軌跡を振り返るセクションは、時系列表現に特徴が見られ、PCでは左右方向へのスクロール、SPでは画面を90度回転させた上で横幅を広く使ったデザインを採用している。

制作的大変そうなところ

デザインが洗練されており、記事を探す・検索する利便性よりも見た目のスタイリッシュさを優先している(特に年表)。
反面、使いやすいかどうかはともかく、このページにたどり着くのは既にブランドのファンという前提なので
キャンペーンサイトというよりはブランディングの更なる向上のためのものとしては正しいコンセプトのレイアウトと思われる。

スマートフォンでの特徴

ユーザーエージェントによる振り分け
www_thenorthface_com_about-us_50-years_html_sp