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特徴的な動画キャンペーン【最新事例まとめ】 32ページめ

X(Twitter)やInstagramのアルゴリズムにあわせた動画視聴施策やWebサイトでの完全動画視聴が必須の施策など、特徴的な動画視聴キャンペーンをご紹介。クイズを掛け合わせたプレゼントキャンペーンなど参加したくなる動機づけも合わせて解説します。

#WeAllCan | American Eagle Outfitters

キャンペーン概要と特徴

「American Eagle」によるハッシュタグ・動画キャンペーン。キャンペーンサイト上には、若くして活躍するクリエイターやDJに関する動画リンクが掲載されている。ユーザーは、ハッシュタグ「#WeAllCan」のもと、「できること」をテーマにした動画を、YouTubeまたはFacebookにアップロードしていく。
ストーリー性のある一連の動画のクオリティが特徴。様々なシーンで活躍する若者が、元気を与えてくれるようなコメントを収録している。キャンペーンサイトは画像のみで構成されており、若干チープな印象なのは残念。

制作的大変そうなところ

キャンペーン動画は英語圏じゃない人にも伝わるくらいわかりやすいのに、なぜサイトに動画埋め込みをしないで「サムネイルのスクリーンショット」にしたのかが不明。
今どきYouTubeのEmbedに対応していないブラウザもなければ大した通信容量にもならないが。

スマートフォンでの特徴

ユーザーエージェントによる振り分け

Inspired by #ThisBody | Lane Bryant

キャンペーン概要と特徴

米国の大きめサイズ専門店「Lane Bryant」によるキャンペーン。ハッシュタグ「#ThisBody」をテーマに、アーティストやダンサーが、身体的特徴を自分らしさとして楽しむ様子と、そのファッションという価値観を提示している。
アメリカらしい多様性を重んじたテーマと、スタイリッシュなSNS統合が特徴。モノトーンで統一されたデザインの中に、Facebook、Instagram、X(Twitter)からの投稿を自然な形で掲載している。日本では渡辺直美がこの価値観に最も近い印象を受ける。

制作的大変そうなところ

今までは米国では肥満=怠惰という風潮があったが最近では個性として差別しない流れがあると言われており、
それを逆手に取っているのか?非常にインパクトの強い動画を使ってるのでサイトはシンプル・1カラムでレスポンシブ。

スマートフォンでの特徴

レスポンシブ対応

Snoopy & Belle in Fashion


http://www.snoopyandbelleinfashion.com/

キャンペーン概要と特徴

Peanuts Worldwideによるキャンペーンサイト。スヌーピーとベルの人形によるファッションエキシビションが、米国ロサンゼルスでバレンタインデーから開催されることを告知している。
名だたるファッションブランドが展示に協力することもあり、洗練されたキャンペーンサイトのデザイン・構成になっている。スヌーピー関連であることを感じさせないモノクロのビジュアルや、動画・アプリへの誘導など、過不足を感じさせない作りになっている。

制作的大変そうなところ

レスポンシブ&パララックス効果の秀逸なまとまり方のサイトではあるが、グラフィックが弱いPCやスマートフォンにはちょっと長くて重い。メニューも使いづらい。UIより雰囲気優先しているからか。

スマートフォンでの特徴

レスポンシブ対応

BANANA MESSAGE | Dole

キャンペーン概要と特徴

DoleによるX(Twitter)を用いた動画キャンペーン。バナナにメッセージを書き込むことのできる「BANAPEN」をテーマに、動画コンテンツや商品紹介が掲載されている。もともと日本で展開されていたものが、英語版として拡張されたキャンペーン。
日本語キャンペーンが輸出された点が特徴。バナナにメッセージを書き込むという独自性と、東京オリンピックを意識した栄養食としてのバナナをアピールしている。ビジュアルからは、クールな記号としての日本語も感じられる。

制作的大変そうなところ

難しいシステムなどは無いがデザインと細かい動的表現がひたすらクール。軽快な挙動で見ていて気持ちいいサイト・ページになっている。

スマートフォンでの特徴

フォルダによる振り分け

Take a 360 degree journey throughout New Zealand

キャンペーン概要と特徴

ニュージーランド政府観光局による動画キャンペーン。ニュージーランドの観光スポットで撮影した360度動画がキャンペーンサイト上で公開されている。動画内では、その土地に特徴的なスポットが青い円で強調されており、詳細を知ることができる。
デジタルの力を活用した観光地の紹介方法が特徴。政府観光局がいち早く360度動画を利用している点において、キャッチアップの早さが伺える。SNSシェアがFacebookアイコンのみな点は、文化の違いを感じる。

制作的大変そうなところ

まあちょっと重いし、UIはよくある流れだし、割と普通の見せ方ではあるが公的機関が360度動画をキャンペーンサイトに用いてることに価値がある感じ。

スマートフォンでの特徴

レスポンシブ対応