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「X(Twitter)」を活用したキャンペーン・プロモーション【最新事例まとめ】 9ページめ

拡散力の高いX(Twitter)を活用した特徴的なキャンペーン施策をご紹介。X(Twitter)のカンバセーションボタンの活用やアルゴリズムにあわせた具体的な手法、成功事例も解説します。

大掃除にはオキシクリーン!OO兄弟からのWプレゼントキャンペーン | 株式会社グラフィコ

大掃除にはオキシクリーン!OO兄弟からのWプレゼントキャンペーン | 株式会社グラフィコ
キャンペーン概要対象商品を購入したレシートをフォームに投稿してもらうマストバイと、Xでのフォローリポストキャンペーン
インセンティブダイソン掃除機 3名様ケルヒャーマルチクリーナー 10名様パナソニック衣類スチーマー 15名様チョコレートプラネット直筆サイン入りOO兄弟Tシャツ 10名様
使用SNSX

キャンペーンのポイント

【商品のグラムで計算するレシートマストバイ!】

酸素系漂白剤「オキシクリーン」は、2024年にチョコレートプラネットをイメージキャラクターに起用し、プロモーションを行ってきました。

本キャンペーンは、年末大掃除の売れる時期にイメージを変えて戦うべく「TT兄弟」ならぬ「OO(オーオー)兄弟」 として売り出してます。

Xでのフォロー&リポストキャンペーンで「本企画の認知拡大」、レシート画像をフォームにアップする、マストバイキャンペーンで「購買促進」と、王道な流れになっています。

レシートを活用したマストバイ形式のキャンペーンは「クローズド懸賞」という分類になり、景品表示法でインセンティブは取引価額の20倍という制限があります。(例えば500円以上お買い上げのレシートが対象なら、インセンティブは10,000円相当となります)

本キャンペーンでは、購入金額ではなく、商品のグラム数でインセンティブの相当額を計算しているのが非常に面白いポイントです。金額での線引きだと、より良いインセンティブを得るためにお金を多くださなければいけないと感じてしまうのに対し、グラム計算の場合は「せっかくだからいつもより重く(多く)買っておこう」となりそうです。

【フォームメーラーでコスト削減!】

本キャンペーンでは、フォームメーラーという低価格で高機能なフォーム作成ツールを活用したサイト作りをしています。

上部のビジュアル部分だけすべて画像で作り、フォームに入れ込んでLP形式に。PCサイズで見るとガビガビになってしまっているのですが、見れないほどでもないのでコストを削減できています。

レシートアップロードはOCRをかけたりはできないと思うのですが、後日抽選ですので目視でやってしまおうということなんでしょう。

同時に、Xで「大掃除あるある川柳」を募集しています。公式アカウントをフォローして引用リポストで川柳を投稿してもらうものですが、こちらの応募規約もフォームメーラーを使っています。フォームがなくともサーバー不要でテキストを置いておけて、誰でも作れるというハック的な活用をしています。

オキシクリーンなど、アメリカからの販売代理ものは本国確認などがあり、SNSやサーバーを動かせなかったり、動かすにもすごく時間がかかるパターンが多いため、外部ツールで代用するパターンは多いです。

大掃除にはオキシクリーン!OO兄弟からのWプレゼントキャンペーン | 株式会社グラフィコ
大掃除にはオキシクリーン!OO兄弟からのWプレゼントキャンペーン | 株式会社グラフィコ

【動画で解説!】大掃除にはオキシクリーン!OO兄弟からのWプレゼントキャンペーン | 株式会社グラフィコ

#ギフキャットで恋してキャンペーン | GIFTech

#ギフキャットで恋してキャンペーン | GIFTech
キャンペーン概要Xをフォロー&リポストした後、フォームからエントリーすると100名様にAI生成恋愛マンガを作れる権利が得られる
インセンティブAI生成恋愛マンガを作れる権利
使用SNSX

キャンペーンのポイント

【生成漫画をドラマ化!?】

若手エンジニアのチャレンジプロダクトとして開発された、AIと一緒に自分だけの面白い物語を作れるAI comic 英単語「コミ単」。この「コミ単」の生成AIで作った恋愛漫画の中から選ばれた作品を、俳優が演じてドラマになるというコンテストを行っています。

日本では生成AI活用率が低いという課題に対し、中高生に人気の豪華俳優(木津つばさ、宇佐卓真、石橋弘毅、平賀勇成、草地稜之)が演じてくれるというインセンティブをきっかけに、「コミ単」を通じて生成AIに触る機会を作ろうというソリューションになっています。

本企画では、だれでも妄想漫画をつくれるというわけではなく、コミ単を使って漫画を作ってみたい中高生100名限定にしています。

英単語を入力するだけでAIが漫画を生成し、さらに英単語を追加していくとストーリーを書き換えられるという、かなり未来感がある内容なので、一度は触ってみたいものです。

【生成AIのプロモーション活用に先手を!】

チャレンジプロダクトなので、まだ公開に至ってないということなのでしょう。本企画は意識の高い100名から、コミ単の活用方法や課題を吸い上げて、より良いプロダクトにしてオープンにしていきたいという思いもありそうです。

応募方法はXアカウントをフォロー&リポストした後、Googleフォームよりエントリーすると、100名に絞られてログインアカウント的なものが配布される仕様。おそらく出来上がった漫画は公開されると思われるので、今後に期待です。

生成AIを活用したキャンペーンも数多く見受けられ、自分が投げたメッセージを歌にしてくれたり、ラジオにしてくれたり、はたまた漫画にまで自動でなる昨今、プロモーション活用の先手を取っていかなくてはなりません。

#ギフキャットで恋してキャンペーン | GIFTech
#ギフキャットで恋してキャンペーン | GIFTech

【動画で解説!】#ギフキャットで恋してキャンペーン | GIFTech

うまい棒 宇宙奪還プロジェクト | 株式会社やおきん

うまい棒 宇宙奪還プロジェクト | 株式会社やおきん
キャンペーン概要Xの公式アカウントをフォローし、#みんなでつなぐうまい棒をつけて投稿する
インセンティブうまい棒オリジナル宇宙服 1名うまい棒トラベルセット 1,111名
使用SNSX

キャンペーンのポイント

【消えたうまい棒をみんなで奪還!】

11月11日はポッキーアンドプリッツの日だけではなく、うまい棒の日でもあります。それにあわせて、現在「うまい棒宇宙奪還プロジェクト」が開催中です。

11月11日、テイシティに宇宙船が出現し、お菓子大好き宇宙人スナックスが、お菓子とうまみちゃんを吸い込んでしまう。うまえもんはスナックスをこらしめるため、宇宙の仲間たちに助けを求める旅に出るというストーリーで、「#みんなでつなぐうまい棒」パワーを推進力に進む宇宙船というギミックでユーザーを引き付けています。

【ストーリー重視のシンプルなキャンペーン!】

キャンペーン参加方法は、Xのうまい棒【やおきん公式】をフォローして、ハッシュタグ「#みんなでつなぐうまい棒」をつけて投稿するというシンプルなもの。インセンティブがオリジナル宇宙服やトラベルセットといった、宇宙を意識した内容で、ストーリーがしっかりしているからこそ、シンプルな建付けでも成立します。

ユーザーのハッシュタグが増えれば増えるほど次の星に進んでいき、ストーリーが見られるようになっていくのはワクワクします。子どもから「どれくらい集まった?」と聞かれて、ストーリーを一緒に見ていくなどのシーンも想像できます。

Xの運用コンテンツとしても、ストーリー部分は活用できますし、持ち上げる施策も色々打てるため、キャンペーン期間は3ヶ月と長めに取っています。子供向けストーリーでも宇宙服が当たるなど夢があり、親子で楽しめる内容になっています

うまい棒 宇宙奪還プロジェクト | 株式会社やおきん
うまい棒 宇宙奪還プロジェクト | 株式会社やおきん

【動画で解説!】うまい棒 宇宙奪還プロジェクト | 株式会社やおきん

ドドドドドカーンと!キャンペーン │ 競輪公式投票CTC

ドドドドドカーンと!キャンペーン │ 競輪公式投票CTC
キャンペーン概要競輪Gレースゲームに参加し、ゲーム結果をXに投稿すると現金が当たるキャンペーン
インセンティブ1位の中から抽選で10万円を5名にプレゼント。2位以下が応募できる1万円コースも。
使用SNSX

キャンペーンのポイント

【結果をXにシェアすると10万円当たる!】

知らない人はわからない「CTC」という言葉が全面に押し出されてます。これは競輪の電話・インターネット投票を取り扱う団体、またはその電話投票サイトの名称だそうです。

競輪では、この「CTC」を使うと現金をプレゼントするような施策をたくさん行っているのですが、今回のようなゲームコンテンツは珍しいです。

ドット絵で描かれたメインビジュアルが可愛いく、筆者も広告で流れてきて目に止まったので、おじさんウケも良いのでしょう。

ゲームは競輪Gレースになっていて、1位になったスコアをXでシェアすると抽選で10万円が当たります。ユーザー同士で競わせることではなさそうです。

【ゲームコンテンツは使い回しができる!】

ゲームコンテンツは使い回しができる一方、開発にコストがかかりますが、このキャンペーンは2週間と期間が短くもったいないなと感じてしまいました。

知らないだけで、もしかしたら何度もプレゼントキャンペーンに使われているゲームコンテンツなのかもしれません。

ドドドドドカーンと!キャンペーン │ 競輪公式投票CTC
ドドドドドカーンと!キャンペーン │ 競輪公式投票CTC

【動画で解説!】ドドドドドカーンと!キャンペーン │ 競輪公式投票CTC

第一回ドつまみ総選挙 │ ドンキホーテ サントリー

第一回ドつまみ総選挙 │ ドンキホーテ サントリー
キャンペーン概要おつまみとお酒のコンボに簡単なアンケートに答えて投票し、投票結果をXにシェアすると抽選で賞品が当たる
インセンティブ8種のおつまみが入った特別セット 100名
使用SNSX

キャンペーンのポイント

【Z世代を狙ったキャンペーン!】

ニッセイ基礎研究所の調査によると、20代の飲酒率は20年前と比べて減っているようです。あえてアルコールを飲まない、飲むとしても少しだけ楽しむ「ソバーキュリアス」というライフスタイルが、数年前から欧米の若者を中心に広がっているそう。

本キャンペーンは、Z世代をターゲットにするドン・キホーテと、お酒を飲んでほしいサントリーが手を組んで、Z世代に対してもっとお酒を楽しんでほしいということを伝える内容。

おつまみとして優秀なドン・キホーテのオリジナル商品ブランド「情熱価格」の中から8商品を立候補者にして、それぞれ最適なサントリーのお酒とタッグを組み、総選挙を行っています。

【NO.1「ド」つまみを選ぶ!】

立候補者の、演説動画や選挙ポスターにある「投票する」ボタンから、簡単なアンケートに答えると投票完了。投票結果をXシェアすると、おつまみセットが当たります。また、1位になったおつまみは、数量限定でいつもより安くなるそうです。

規約が無いのが気になりますが、問い合わせ窓口があるので、なにかあればそちらで対応するのでしょう。

シェアを見ていくと、ハッシュタグのみでメンションはありません。Xの規約に触れそうなのと、収集が大変そうだと思いますが、Z世代にはこれくらい気楽な感じが刺さるのでしょう。

おじさん世代もドンキつまみはついつい買ってしまいますが、容量が多くて毎回余らせてしまいがち。そこにお酒のベストマッチを教えてくれて、消費させてくれる、ステキなコミュニケーションを考えているプロモーションです。

第一回ドつまみ総選挙 │ ドンキホーテ サントリー
第一回ドつまみ総選挙 │ ドンキホーテ サントリー

【動画で解説!】第一回ドつまみ総選挙 │ ドンキホーテ サントリー