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特徴的な写真投稿キャンペーン【最新事例まとめ】

商品訴求や観光促進などにつながる写真投稿キャンペーンの事例をご紹介。InstagramのストーリーズやXなどSNSの拡散施策を絡めたプロモーションや、ARなどを用いた特徴的なプロモーションを成功要因と共に解説していきます。

夢のおうちアートコンテスト2025|株式会社LIXIL住宅研究所

夢のおうちアートコンテスト2025|株式会社LIXIL住宅研究所
キャンペーン概要子どもたちが描く夢のおうちを描いてもらいLINEで送るコンテスト形式の画像投稿キャンペーン
インセンティブぬりえ部門:上位15名に2,000円図書カードお絵描き部門:金賞 10,000円図書カード×1名 ほか
使用SNSLINE

キャンペーンのポイント

【LINEで応募可能なコンテスト!】

「夢のおうちアートコンテスト2025」は、アイフルホームが主催する、子どもたちが「こんなおうちに住んでみたい」「こんな家があればすてきだな!」と想像する、夢のおうちのアート作品を募集するコンテストです。

家族が安全で楽しく過ごせるようサポートする自立型ロボットとしてデザインされ、子どもや子育て中の保護者を優しく見守る存在として、アイフルホームが創業40周年を迎えた2024年に誕生したオリジナルキャラクター「きっずなー」とともに進行します。

0歳~3歳以下で専用のぬりえ用紙に色を塗る「ぬりえ部門」と、4歳~小学生以下で専用用紙または白い紙に自由に描く「おえかき部門」に分かれています。

作品は写真に撮ってLINEで応募と、LINEの友達追加も促せる内容です。

【こどもから家族へブランド認知!】

それぞれの部門の受賞作品には図書カードなどがプレゼントされるほか、参加者全員に「きっずなーのワクワクぼうけんちょう」というプレイブックがプレゼントされます。

参加者全員に郵送するのはなかなか大変ですが、チラシ配送的な考え方で、ここがお客様との接点ポイントになるのかと思います。ある程度年齢がわかった子どもがいる家族と接点を作れると考えると、魅力的なのでしょう。

また、子どもたちの創造力や自主性を育むとともに、こどもから家族にブランド認知をさせる流れを作っています。こどもたちの作品は次世代のキッズデザイン商品の開発にも活かされています。

夢のおうちアートコンテスト2025|株式会社LIXIL住宅研究所
夢のおうちアートコンテスト2025|株式会社LIXIL住宅研究所

【動画で解説!】夢のおうちアートコンテスト2025|株式会社LIXIL住宅研究所

はつうまいなり ぬりえCONTEST|株式会社みすずコーポレーション

はつうまいなり ぬりえCONTEST|株式会社みすずコーポレーション
キャンペーン概要指定されたPDFに塗り絵をして写真に取りハッシュタグをつけてXまたはInstagramに投稿すると応募完了
インセンティブ#おいしそうde賞:25名様おいなりさん+味しみきざみあげ+オリジナルいなり寿司クッション+当社マスコットキャラクター「コン太」オリジナルまな板#アートde賞:25名様おいなりさん+味しみきざみあげ+当社マスコットキャラクター「コン太」オリジナルぬいぐるみ+当社マスコットキャラクター「コン太」オリジナルまな板
使用SNSX、Instagram

キャンペーンのポイント

【恵方巻きの次はいなり寿司!】

2025年2月11日の「初午いなりの日」を記念したキャンペーン。

「初午の日」は、711年(和銅4年)2月の最初の午の日に、京都の伏見稲荷大社に稲荷大神が降臨したとされることに由来していて、日本の伝統的な行事の一つとなり、2月最初の午の日に祝われるものです。

この日は、稲荷神社の祭りの日であり、商売繁盛・五穀豊穣を願う行事として「初午祭」が行われるようになり、全国各地の稲荷神社でお祭りが行われています。

稲荷神社の「稲荷(いなり)」は「稲がなる(実る)」からきており、稲荷神社のお供え物として、いなり寿司や油揚げが使われるようになったといわれています。

そこで、初午いなりの日にいなり寿司を食べる習慣を作ろうというのが、みすずコーポレーションの思惑です。

【グッズが当たるSNSコンテスト!】

キャンペーンはぬりえコンテストで、同社のキャラクター「コン太」のぬりえPDFをダウンロードし、色を塗って写真を取り、指定のハッシュタグを付けてSNSに投稿することで応募完了となるもの。

いなり寿司を食べるシーンを作りつつ、「コン太」というキャラクターを売り込みながら、子どもと一緒にぬりえを楽しもうという流れを作っています。

いなり寿司を子どもと一緒に作ったり、子どもと一緒に遊んだりすることで、家族での年間イベントとして恵方巻のように、いなり寿司を食べる日を定着させたいというマーケティング戦略です。

はつうまいなり ぬりえCONTEST|株式会社みすずコーポレーション
はつうまいなり ぬりえCONTEST|株式会社みすずコーポレーション

【動画で解説!】はつうまいなり ぬりえCONTEST|株式会社みすずコーポレーション

新潟県vs長野県 お国自慢 インスタグラム投稿キャンペーン

新潟県vs長野県 お国自慢 インスタグラム投稿キャンペーン
キャンペーン概要新潟県・長野県のInstagramを両方フォローし、各部門に応じた写真を投稿してもらう対決型観光系キャンペーン
インセンティブ優秀作品には各県の特産品をプレゼント最優秀作品には両県の特産品をプレゼント投票者には抽選で20名様に「Amazonギフトカード500円(Eメールタイプ)」をプレゼント
使用SNSInstagram

キャンペーンのポイント

【対決型観光キャンペーン!】

東京都内のアンテナショップが隣同士の新潟県と長野県が、「銀座・新潟情報館 THE NIIGATA」のオープンと、「銀座NAGANO」のリニューアルオープンを記念して、インパクトのあるメインビジュアルとともにお国自慢インスタグラム投稿キャンペーンを実施しました。

観光プロモーションにありがちな推し写真を投稿する内容ですが、投票を行うことにより、存在しなかったはずの遺恨を作り上げ、シングルマッチにして戦わせるという、プロレス構造を取り入れています。

新潟県・長野県のアンテナショップのInstagram公式アカウントを両方フォローして、指定のハッシュタグをつけて投稿すると応募完了。「自然絶景」「観光スポット」「グルメ」「お酒」部門が用意されていて、四大シングルマッチで争うようです。

さらに各部門の優秀作品で決戦投票を実施し、最優秀作品を決定します。リーグ戦を勝ち進むコンテスト形式にしており、写真やコメントのクオリティも大事にしています。

【地元愛や競争心を刺激する!】

対決方式を採用することで、地元に対する誇りや愛着が高まり、自分の県を応援したくなります。同時に、相手に勝ちたいという高ぶりにより、県外の人に自県の魅力をアピールする流れも作れています。

そもそも絶景やグルメ投稿はエンゲージメントが取れるものですが、「新潟の日本酒 vs 長野のワイン」「新潟の海鮮 vs 長野の山の幸」といった比較がされることで、観光情報の流通が活発になるというメリットがあります。

実際にはどちらかが勝つことが目的ではなく、 両県の観光・グルメの魅力を最大限に引き出し、多くの人に知ってもらうこと。そこに「対決」という要素を使うことで ユーザーの地元愛や競争心を刺激し、投稿数を増やせています。

新潟県vs長野県 お国自慢 インスタグラム投稿キャンペーン
新潟県vs長野県 お国自慢 インスタグラム投稿キャンペーン

【動画で解説!】新潟県vs長野県 お国自慢 インスタグラム投稿キャンペーン

3月9日は裏グミの日|GUMMIT

3月9日は裏グミの日|GUMMIT
キャンペーン概要グミの多様な魅力を紹介するコンテンツや「仮面ライダーガヴ」とのコラボX写真投稿引用リポストキャンペーンを開催
インセンティブ抽選で該当人数にGUMMITメーカーの「グミ39個」をプレゼント
使用SNSX

キャンペーンのポイント

【面白コンテンツで盛り上げる!】

日本グミ協会と国内のグミ関連企業からなる「GUMMIT」が、9月3日の「グミの日」に毎年おもしろいプロモーションを行っていて、ライブ配信やXキャンペーン、診断コンテンツなど、様々なコンテンツをぶつけてトレンド入りをしています。

今回、裏にあたる3月9日を「裏グミの日」と制定し、グミの多様な魅力を紹介するタイミングを増やしています。

「裏」というからにはダークなネタに走るのかと思いきや、「グミの日」に企画会議であがっていたけど泣く泣く断念したであろうコンテンツが目白押しです。

【裏の日でプロモーション機会を創出!】

年間数百種類のグミを試食した、日本グミ協会のあいうえお会長が独自の視点でグミを分類した「おもしろグミマップ」や、グミの食感に関連する擬音を27種類集め、好きな擬音からグミを探す企画のように「音楽」「国語」「理科」「放課後」といったテーマで、グミの魅力を学べるコンテンツを毎週公開しています。

キャンペーンでは「お菓子の力で変身する仮面ライダー」というテーマを持つ「仮面ライダーガヴ」とのコラボで、Xでの写真投稿・引用リポストキャンペーンでUGCを増やしてます。

3月9日を裏としてプロモーション機会を作るこの方法、「〇〇の日」全てにおこなうことができ、プロモーションの機会を増やすには最適ではないでしょうか。

3月9日は裏グミの日|GUMMIT
3月9日は裏グミの日|GUMMIT

【動画で解説!】3月9日は裏グミの日|GUMMIT

#手作りチョコに憧れて SNSプレゼントキャンペーン|共立食品株式会社と株式会社エブリー

#手作りチョコに憧れて SNSプレゼントキャンペーン|共立食品株式会社と株式会社エブリー
キャンペーン概要対象の手作りキットの商品パッケージと作ったお菓子を一緒に撮影してInstagramやXに投稿するものやTikTokで対象の投稿に絵文字でコメントすると応募完了となるキャンペーン
インセンティブLovetoxicギフトセット 10名コンパクトホットプレート/ペールアクア&マルチプルプレート 10名Amazonギフトカード(3,000円分) 30名
使用SNSInstagram、X、TikTok

キャンペーンのポイント

【複数SNSを活用!】

DELISH KITCHENのプラットフォームを利用した、手作りキットを提供している共立食品のデジタルプロモーション。同社のバレンタインキットを利用して作ったお菓子と商品パッケージを一緒に撮影して「#キットでお菓子づくり」「#手作りチョコに憧れて」をつけて、InstagramもしくはXに投稿するという王道写真投稿キャンペーンです。

Instagramの応募では写真映えしそうなインセンティブ、Xの応募ではアマゾンギフトカードがインセンティブと分かれていて、キャンペーンマーケティング的に納得できます。

DELISH KITCHENのTikTokアカウントを利用した、TikTokをフォローしてコメントすると応募完了となるキャンペーンも実施されています。

DELISH KITCHENはショート動画が始まる前の2015年あたりから、短時間で完結するレシピを紹介し、YoutubeやFacebookからバズを生む機会を作っていました。現在のショート動画全盛期にTikTokとは相性抜群で、TikTokに流入させたいということでしょう。フォロワーも58万と、かなりの数字を持っています。

【各SNSのユーザー属性や特性を捉えている!】

TikTokのキャンペーン投稿にある「バレンタインにスイーツやお菓子を手作りしたことある?ない?」の問いに、あるなしを絵文字でコメントすると応募完了。絵文字にすることでコメントハードルを下げています。さらに、「作った」または「作ってみたい」スイーツやお菓子を一緒にコメントすると当選確率アップになる仕組みにすることで、より多くのコメントが集まるようにしています。

TikTokのアルゴリズムは、おすすめに影響することからコメント数が大切になっています。また、コメントが増えることで、他のユーザーも「何が話題なのか?」と気になり、動画を見る人が増え、コメント欄でのやり取りがプチコミュニティ化することもあります。

このキャンペーンでは、各SNSでの参加方法やインセンティブで、プラットフォームごとのユーザー属性や特性をきちんと捉えられています。

#手作りチョコに憧れて SNSプレゼントキャンペーン|共立食品株式会社と株式会社エブリー
#手作りチョコに憧れて SNSプレゼントキャンペーン|共立食品株式会社と株式会社エブリー

【動画で解説!】#手作りチョコに憧れて SNSプレゼントキャンペーン|共立食品株式会社と株式会社エブリー