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特徴的な写真投稿キャンペーン【最新事例まとめ】

商品訴求や観光促進などにつながる写真投稿キャンペーンの事例をご紹介。InstagramのストーリーズやXなどSNSの拡散施策を絡めたプロモーションや、ARなどを用いた特徴的なプロモーションを成功要因と共に解説していきます。

おにぎりアクション2025|TABLE FOR TWO international

おにぎりアクション2025|TABLE FOR TWO international

キャンペーン概要おにぎりにまつわる写真を「#OnigiriAction」をつけて投稿すると、協賛企業の寄付によりアフリカ・アジアの子どもたちへ1投稿につき給食5食が届けられる
インセンティブなし
使用SNSX、 Instagram、facebook

キャンペーンのポイント

【おにぎり写真で世界を変える!】

「おにぎりアクション」は世界食料デーの時期に毎年行われるTABLE FOR TWOの参加型ソーシャルキャンペーン。

2015年にスタートし、2017年には社会課題×参加型という設計が評価され外務大臣政務官賞を受賞、10年間で累計1,017万食超の学校給食を届ける規模に成長しています。

この10年間仕組みは変わらず、やることはシンプルで、おにぎりにまつわる写真を撮って「#OnigiriAction」を付けてXやInstagramに投稿、もしくは特設サイトにアップロードするだけです。

1投稿ごとに協賛企業の寄付で、給食5食分がアフリカ・アジアの子どもたちに届く仕組みなので、財布を出さずにいいことに参加できるのが魅力です。

特設サイトからの投稿は地図に記録されるので「どこで参加したか」を残せる楽しさもあります。

【社会貢献とUGCを両立!】

企業・自治体・学校の巻き込みも活発で、社内イベントや学園祭、お店のキャンペーンとも相性がよく、「みんなでやると達成感が増す」タイプの企画となっています。

おにぎりという日本の日常をハブに、世界の非日常を少し良くする体験が、軽やかに続けられるのがよいところです。

さらに、投稿を重ねるほど自分のタイムラインや地図に足跡がたまり、小さな行動の積み重ねが見える化されるのもモチベーションになり、気負わず、楽しく、美味しく、社会にプラスを届ける。そんな参加の入り口を、誰にでも開いてくれるキャンペーンです。

2025年は参加国数や単年実績を伸ばし、支援先を国内にも拡張。活動の面が広がっています。

おにぎりアクション2025|TABLE FOR TWO international
おにぎりアクション2025|TABLE FOR TWO international

【動画で解説!】おにぎりアクション2025|TABLE FOR TWO international

アタック抗菌EX 夏のキッズお洗濯チャレンジキャンペーン|花王株式会社

アタック抗菌EX 夏のキッズお洗濯チャレンジキャンペーン|花王株式会社
キャンペーン概要#アタックキッズチャレンジを付けて、お子さまの“お洗濯への意気込み” を投稿するとメダルとアタック抗菌EX1年分が当たる
インセンティブできたね特別メダル(オリジナルメダル)、アタック抗菌EX 1年分相当セット 応募者の中から300名様にプレゼント
当選者の中から10名様に出張撮影ギフト券を追加でプレゼント
使用SNSX、Instagram

キャンペーンのポイント

【ハッシュタグ投稿施策!】

回す→干す→畳むを小さな成功体験に分解し、親子のコミュニケーションを増やしながら家事の自立性を育てる、教育型プロモーションです。

キャンペーンサイトでは手順動画・声かけのコツ・安全注意を示して、親の「任せて大丈夫?」という心理ハードルを下げています。またスタンプラリー台紙とごほうびメダルで進捗を可視化しています。

キャンペーンはX、Instagramで公式アカウントをフォローし「#アタックキッズチャレンジ」をつけて意気込みを投稿するというもの。写真は任意にしてハードルを下げてます。

インセンティブも「アタック抗菌EX 1年分相当セット+できたね特別メダル」と親子で嬉しいものになっていて、さらに当選者から10名にプロのカメラマンが自宅や公園など希望の場所に来て撮影してくれる出張撮影ギフトのプレゼントもあり、夏休み終盤の親子の記録化ニーズをきれいに捉えています。

【親子で挑戦!】

「清潔・時短・分担」という商品価値と、学びと称賛の体験で、製品機能と家事教育のブリッジがきれいな施策です。親の「教えたい」と子の「やってみたい」を同時に満たし、家事参加のはじめての成功体験をアタックが提供することで、好意形成と使用の意向の双方に効いています。

子ども向けに「はかる・ポケットチェック・シワのばし」など行程を分解し、安全注意を明記し、クリアファイルを使ったTシャツたたみの裏ワザなど、非常に実践的なのが嬉しい内容です。

アタック抗菌EX 夏のキッズお洗濯チャレンジキャンペーン|花王株式会社
アタック抗菌EX 夏のキッズお洗濯チャレンジキャンペーン|花王株式会社

【動画で解説!】アタック抗菌EX 夏のキッズお洗濯チャレンジキャンペーン|花王株式会社

#マジでお願いだから男梅サワーの味をどうにか表現してほしいマジでキャンペーン|サッポロビール株式会社

#マジでお願いだから男梅サワーの味をどうにか表現してほしいマジでキャンペーン|サッポロビール株式会社
キャンペーン概要対象ポストを、あなたなりの男梅サワーの味をテキスト・画像・動画で表現して引用リポストし参加
インセンティブサッポロ 男梅サワー 350ml 6缶セット 抽選で100名様
使用SNSX

キャンペーンのポイント

【男梅サワーの大喜利プロモーション!】

しょっぱい?すっぱい?あまい?と、言葉にしづらい男梅サワーの味を、「レビューでも絵でも歌でもAIでも、なんでも良いから表現してくれ!」 といった、いわゆる大喜利コンテストで、それを男梅サワー独特の世界観で表現しています。

大喜利は「笑わせる」という表現にしてしまうとハードルが高くなってしまうのですが、本キャンペーンは「どんな表現にしたらいいか教えてほしい」というスタンスで、どんな形でも引用リポスト内ならOKにしてハードルを下げています。

インセンティブは「お~いお茶の新俳句」さながら、選ばれた味の表現が缶デザインに入り、限定缶として発売されます。

【テキストも画像もなんでもあり!】

大喜利投稿をピックアップしていくと、AIを活用した画像投稿があり、ちゃんと表現の幅を広げています。

インフルエンサー活用も行っていて、Youtubeでも連動して曲で表現してもらっています。

ハッシュタグをつけた投稿に対して広告が打てなくなってしまった昨今、「#PR」も使えなくなり、こちらの投稿も単純に「PR」をテキストベタ打ちになっています。目立たなくなったためか効果が薄れたような気もします。

消費者発の多彩な表現を集め、梅干し系サワーの複雑な味わいを言語化してもらい、今後のプロモーションに使えるキーワードを増やす作戦です。さらにビジュアルの資産化もできています。

#マジでお願いだから男梅サワーの味をどうにか表現してほしいマジでキャンペーン|サッポロビール株式会社
#マジでお願いだから男梅サワーの味をどうにか表現してほしいマジでキャンペーン|サッポロビール株式会社

【動画で解説!】#マジでお願いだから男梅サワーの味をどうにか表現してほしいマジでキャンペーン|サッポロビール株式会社

メルカリ にゃんバサダーPROJECT|にゃんプロ事務局

メルカリ にゃんバサダーPROJECT|にゃんプロ事務局
キャンペーン概要飼い猫ちゃんの写真または動画を撮影し、XまたはInstagramにハッシュタグ「#にゃんプロ」を付けて投稿するコンテスト
インセンティブメルカリのCMに出演
使用SNSX、Instagram

キャンペーンのポイント

【愛猫自慢でユーザーを繋ぐ!】

メルカリがサービス開始12周年を記念して仕掛けた「にゃんバサダーPROJECT(#にゃんプロ)」は、わが子自慢ならぬ愛猫自慢の喜びを通じて、日常のちょっとした幸せを全国に届ける、情緒的かつ共感型の参加キャンペーンです。

6月2日〜15日という短期募集ながら、投稿された写真や動画を公式が選び、ファイナリスト化→一般投票→CM出演という段階を踏むことで、飼い主さんの期待感と関与度をぐっと高めています。

なんで猫?という疑問が生じますが、XやInstagramでは、猫の写真・動画が いいね やリポストを誘発しやすくUGCとして非常に優秀で、さらに、猫は個体ごとに個性が強く、見た目・仕草・性格の差が明確なため「この子推し!」という応援されるストーリー性を持ちやすいことから、映像にしやすいのでしょう。

【クオリティ指標の提示でブランディング!】

最終的に選ばれた猫ちゃんには「WebCM出演」「高級マグロ缶1年分」「賞金20万円」という豪華特典が用意されています。

参加者にとっては、ただの投稿以上の夢の舞台となるコンテスト形式で、審査に関しては「モノクロ不可」「ピンボケ不可」など、クオリティ指標もしっかり提示されており、公式としての運営への信頼感やブランディング意識の高さも感じられます。

この施策を通じて、「売買の場所」から、「共感や感動が生まれるプラットフォーム」へと、進化を狙っていると思われます。

メルカリ にゃんバサダーPROJECT|にゃんプロ事務局
メルカリ にゃんバサダーPROJECT|にゃんプロ事務局

【動画で解説!】メルカリ にゃんバサダーPROJECT|にゃんプロ事務局

絶対!とっとりキャンペーン | 鳥取県

絶対!とっとりキャンペーン | 鳥取県
キャンペーン概要スマホアプリ「SpotTour」でGPSスタンプラリーや#絶対とっとり を付けSNS投稿するUGCキャンペーンも
インセンティブ鳥取県産品を抽選で合計400名様 等
使用SNSX、Instagram

キャンペーンのポイント

【UGC創出と回遊促進を両どり!】

鳥取県の周遊や、大阪・関西万博会場の鳥取パビリオンでの写真撮影、温泉旅館での宿泊などでスタンプが集まる、デジタルスタンプラリーです。

スタンプを集めて応募すると抽選で鳥取県産品が当たります。「絶対!とっとり」の語感がいいですね。スタンプラリーはSpotTourアプリのGPS連動で不正を防止しつつ、スタンプを集めるたびに応募できるため、旅程を組み立てるワクワク感を演出しています。

【ラリー×宿泊で観光消費の底上げ!】

旅の写真をアップするだけで鳥取県産品が当たる、SNS UGC施策「絶対!いいね とっとりSNSチャレンジ」も同時に実施。公式アカウントをフォローし、「#絶対とっとり 」をつけ、メンションを添えて X かInstagram へ投稿すれば応募完了です。

応募写真は 鳥取県内で撮った絶景・グルメ・体験ショット、または 大阪・関西万博「鳥取県ゾーン」で手に入るARフォトフレーム画像のどちらかでOK。

万博来場者がそのまま鳥取旅へバトンしやすい導線として、ARで遊んで、次はリアルな風景を撮りに行きたくなる仕掛けになっています。

アプリが必須というのはネガティブですが、ラリー×宿泊プロモーションで、2泊以上の誘発を狙い、観光消費額を底上げしています。

絶対!とっとりキャンペーン | 鳥取県
絶対!とっとりキャンペーン | 鳥取県

【動画で解説!】絶対!とっとりキャンペーン | 鳥取県