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「はがき」を活用したキャンペーン【最新事例まとめ】

子供から大人まで幅広い世代が参加しやすい「はがきキャンペーン」の特徴的な事例を紹介します。購買促進施策であるマストバイ型のプレゼントキャンペーンやイラスト応募コンテストなども解説していきます。

佐賀市 あたりまえハッピー|佐賀市広報課

佐賀市 あたりまえハッピー|佐賀市広報課

キャンペーン概要佐賀市の日常にある「あたりまえ」な幸せをWebやポストで投稿。採用されると観光資源として紹介され、豪華佐賀牛などが当たる
インセンティブ古湯・熊の川温泉で使える宿泊券3万円分(2名)、佐賀牛(3名)、佐賀海苔詰め合わせ(3名)、いちごさん(5名)、さがみかんジュース(6名)
使用SNSなし

キャンペーンのポイント

【逆転発想のプロモーション!】

佐賀市が仕掛ける「あたりまえハッピー」、通称「あたハピ」は、「何もない」を最強の武器に変える地方創生プロモーションです 。

 地方自治体のプロモーションというと「映える絶景」や「世界遺産」など分かりやすい観光資源を写真に取ってInstagramに投稿するような内容となりがちですが、佐賀市では「市民が普段あたりまえにやっていることこそが、外の人にとってはハッピー(観光資源)なんじゃないか?」という仮説のもと、日常をコンテンツ化しています。

市民から「自転車でどこまでも行ける平野」や「スーパーの魚が異常に美味い」のようなネタを募集するUGCキャンペーンの仕組みですが、SNSやWEBフォームだけじゃなく、駅や空港に物理的な「あたりまえ観光ポスト」を設置して、市民から発信するUGCにつなげています。

【「なにもない」を最強の武器に!】

インセンティブは「佐賀のいいもの」を配ることで、参加モチベーションを維持しつつ、商品のPRも兼ねています。

さらに、集まったネタを東京の下北沢で展示したり、「どうでしょう会議」と称して外部エディターにレビューさせたりと、集めた後のアウトプットが素晴らしく、単なる「あるあるネタ募集」で終わらせず、ちゃんと「観光プロモーション」に着地させています。

佐賀市の課題として「観光客を呼びたいけど目玉がない」「市民が地元の魅力に気づいていない」という二重苦があったということなので、それを「あたりまえ」を肯定することで一気に解決しようとしてます。

「日常」を観光資源へと昇華させ、市民の誇りをみせることにより、近隣の人や、観光客の興味を引くことができる、地方PRのいい解答です。

佐賀市 あたりまえハッピー|佐賀市広報課
佐賀市 あたりまえハッピー|佐賀市広報課

【動画で解説!】佐賀市 あたりまえハッピー|佐賀市広報課

プリッツコーデセットプレゼントキャンペーン|江崎グリコ株式会社

プリッツコーデセットプレゼントキャンペーン|江崎グリコ株式会社
キャンペーン概要パッケージ裏面を目元や口元にかざし、写真を撮ってシェアして楽しめる。内側にはアナログインスタントウィンも。
インセンティブプリッツコーデセット(プリッツTシャツ&プリッツクリップ) 400名様
使用SNSなし

キャンペーンのポイント

【裏面デザインがセリフ付きマスクに!】

パッケージの裏面デザインを、目や口に当ててプリッツマスク写真を撮れるというもの。

印刷されている「信じられない…!」「ここが正念場!!」 など15種のセリフで、照れくさくてうまく伝えられない気持ちを顔ごと掲げて代弁してくれる、というストーリーになっています。

「マスク=会話がしづらい」というコロナ禍を思い出させる内容ですが、未だにマスクを外せない学生がいるという課題において、口を隠すはずのマスクで話をするきっかけにするという逆転の発想なのでしょうか。

また「マスクをかざして写真を撮って遊ぼう」とコミュニケーションをとっているのですが、顔写真ということもあり、応募で使用するようなキャンペーンはなく「#プリッツマスク」でシェアしてね、で留めています。

【当たり付きパッケージ!】

同時実施のプレゼントキャンペーンは、インセンティブがちょっとかわいい「プリッツコーデ」で、プリッツが入るTシャツなどが当たります。

参加方法はアナログで、パッケージ内側に「当たりマーク」があったら郵便ハガキに貼って応募というものです。

若者向けキャンペーンだとは思うのですが、今時の若者がハガキ代を払ってまで応募するのはかなりのハードルではないでしょうか。コストの関係なのか、インパクトのあるビジュアルとマストバイで陳列をとりにいく最善策なのか、難しいところです。

インスタントウィンになっているのはその場で開いて楽しめるため、店頭での体験が上がるとは思うのですが、ハズレの箱で食べるプリッツはいつもより塩辛いでしょう。

ハガキと若者は相性が悪そうなので、スマホで完結するレシートマストバイキャンペーンでのインスタントウィンにしたほうが参加しやすさは上がりそうです。

プリッツコーデセットプレゼントキャンペーン|江崎グリコ株式会社
プリッツコーデセットプレゼントキャンペーン|江崎グリコ株式会社

【動画で解説!】プリッツコーデセットプレゼントキャンペーン|江崎グリコ株式会社

115文字の、ご縁の言葉|島根県観光連盟

115文字の、ご縁の言葉|島根県観光連盟
キャンペーン概要WEBフォームやInstagramに#ご縁の言葉 をつけて投稿すると一冊の本にまとめられ奉納してくれる
インセンティブなし
使用SNSInstagram

キャンペーンのポイント

【出雲大社のご縁UGC!】

島根県の縁結び最強パワースポット出雲大社を中心に、出雲路エリア(島根県松江市・出雲市・安来市)を「ご縁の聖地」としてブランディングをしている島根県観光連盟が行う、出雲大社へ「ご縁の言葉」を届けるというデジタルプロモーション。

出雲大社裏手の小さな森の中にある鏡の池で、和紙に硬貨を乗せて池に浮かべ、それが沈むまでの距離と時間で様々な縁を占う「縁占い」が恋愛成就最強と言われているそうです。

そんな出雲大社より、「ご縁の言葉」を115文字以内で募集。11月5日は「いいご縁」の語呂合わせから「縁結びの日」に制定されていて、そこから115文字という制限をしているのでしょう。

投稿されたご縁の言葉は一冊の本にまとめられ奉納される、縁起の良いプロモーションです。

【適切なプラットフォームを選ぶには】

応募方法が3パターンある中、郵送とFAXが一番大きく書かれていることから、ターゲットの年齢層が高めなことが伺えます。

このほかには、WEBフォームとInstagramでの投稿での応募が可能です。ここで写真や動画が必要なInstagramを選んだ理由は、Instagramのフォロワーを伸ばしたいということなのでしょうか。

応募に必要なのは文字だけなので、Xのほうが親和性は高そうです。Xアカウントも所持しているので、Instagramだけに絞ったのはユーザーハードルが上がるだけに不思議です。

日頃への感謝系UGCキャンペーンなので、Xでのストーリーをもう少しひねったら盛り上がりが作れそうなだけに残念に思います。

適切なプラットフォームは数字やターゲットだけではなく、企業側の戦略にも関わるため一概には言えないですが、多様な方がいる中で、できるだけオープンにしておいたほうが良さそうです。コミュニケーションの取り方も変わってくるので、その知識を入れておくとキャンペーンのストーリーが立てやすいと思います。

115文字の、ご縁の言葉|島根県観光連盟
115文字の、ご縁の言葉|島根県観光連盟

【動画で解説!】115文字の、ご縁の言葉|島根県観光連盟

SUNSTAR×pekoプラスのオーラルケアでいつまでもおいしくキャンペーン|サンスター株式会社

SUNSTAR×pekoプラスのオーラルケアでいつまでもおいしくキャンペーン|サンスター株式会社
キャンペーン概要購入した商品によって選べるコースが違うLINEレシートマストバイキャンペーン
インセンティブペコちゃんオリジナルグッズまたは選べるPayが抽選で400名に当たる
使用SNSLINE

キャンペーンのポイント

【ペコちゃんと一緒にお口の健康を考える!】

2025年で75周年というベテラン、不二家のマスコットキャラクター「ペコちゃん」をメインに据えた、サンスターのコラボキャンペーン。「不二家のケーキ食べたら歯磨きしましょう」といったストーリーよりも、ペコちゃんの知名度を使ってストーリーを作っています。

ベテランキャラクターの起用で、老若男女をターゲットにしています。家族全員にお口の健康の見直しを図ってほしい、ひいてはペコちゃんと一緒に楽しみながらご自身のオーラルケアについて考えるきっかけにしてほしい。ということなのでしょう。

また、ペコちゃんオリジナル商品パッケージの販売もあり、数量限定でマグネットやステッカーがついてきます。

【ハガキからの脱却は難しい】

キャンペーンはLINEレシート型式で、購入した商品によって選べるコースが違うというのが特徴です。うがいで使いそうな商品ではマグカップ、歯ブラシではキャニスターと、商品の特徴にインセンティブを落とし込んでいます。

対象商品がサンスターオーラルケア製品全部となっていて、50種類くらいあるため、どの商品がどのコースなのか把握するのが難しそうです。

LINEとハガキでの応募が可能ですが、LINEでの応募者のみデジタル壁紙をもらえて「脱ハガキ応募」の様子が見られます。しかし、薬局での店頭認知にもなるハガキをぶら下げておく文化は、簡単には無くならないでしょう。

インセンティブを現金に寄せるとあまり良い印象ではなくなるし、ペコちゃんに寄せすぎるとペコちゃんファン以外に刺さらなくなるので、どちらも採用というのが良さそうです。

SUNSTAR×pekoプラスのオーラルケアでいつまでもおいしくキャンペーン|サンスター株式会社
SUNSTAR×pekoプラスのオーラルケアでいつまでもおいしくキャンペーン|サンスター株式会社

【動画で解説!】SUNSTAR×pekoプラスのオーラルケアでいつまでもおいしくキャンペーン|サンスター株式会社

やめとま川柳キャンペーン|カルビー

やめとま川柳キャンペーン|カルビー
キャンペーン概要やめられない止まらないことを川柳にしてハガキやフォームから投稿
インセンティブ現金コース(20万円 1名・1万円 5名)キッズコース(カルビーお菓子詰合せ 60名)
使用SNSなし

キャンペーンのポイント

【17文字で応募!】

かっぱえびせん60周年を記念かつ、8月10日はかっぱえびせんの日ということで、かっぱえびせんのおなじみキャッチコピー「やめられない、とまらない」を軸にした「やめとま川柳」が行われています。

2021年に皆さんの「やめられない、とまらない」話を募る、note投稿コンテスト『ベストやめとま話2021』は好評だったのですが、長文を書くというのはユーザーにとって難しいという課題があったのでしょうか。2024年の今回は17文字という短い文章でハードルを下げています。

今回のテーマも、もちろん「あなたのやめられない止まらない」こと。それを五七五にして、サイトのフォームかハガキで送るというもの。大賞には20万円の現金が当たり、さらにイラスト化してくれます。審査員は浮世川柳家おつうさんという方で、動画イラストでもおばあさんがでてくることから、高めの年齢層がメインターゲットなのかもしれません。

【ターゲットに合わせた様々な投稿方法!】

子供には小学生以下限定でキッズコースが用意されており、かっぱえびせんの現在のターゲット像が浮かび上がってきます。

子供がターゲットになると親と一緒に応募することが多いので、一緒にできるようにハガキの応募がある方が良いのでしょう。親がスマホで応募してしまうと子供的にも楽しくなさそうなので、ハガキに子供が川柳を書いて、親が送るというほうが自然です。

やめとま川柳キャンペーン|カルビー
やめとま川柳キャンペーン|カルビー

【動画で解説!】やめとま川柳キャンペーン|カルビー