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「エンターテイメント(エンタメ)」業界の特徴的なキャンペーン【最新事例まとめ】 51ページめ

映画やゲーム、ドラマ、舞台などエンターテイメント(エンタメ)業界に関連する特徴的なキャンペーン事例をご紹介。効的な手法やアイデアなど成功要因もあわせて解説いたします。

√Letter 聖地巡礼VR | 「ルートレター」の魅力のひとつ、ミステリーの舞台となっている島根の美しい風景。 ゲームに登場する場所は実際には どんなところなのか? VR映像で現実の島根を疑似体験できるスペシャル企画です。

キャンペーン概要と特徴

角川ゲームスによるスマホゲーム「√Letter ルートレター スマートフォン EDITION」のプロモーションサイト。Google VR Viewを用いてVRでゲームの「聖地巡礼」ができる他、期間限定でゲームを値下げする。
作品の舞台となった場所に実際に足を運ぶ聖地巡礼を、サイト上でVRを用いて行えるようにしよう、というキャンペーン。360度カメラで撮影された映像があり、スマホ用のVRゴーグルを使用すればVRとして楽しむことができる。VRの没入感は聖地巡礼などの「その場にいる感」を味わうという意味では良いが、聖地巡礼は行ったこと自体に価値があることも多いため、これで聖地巡礼欲を十分に満たせるわけではないとは思うが、最新の技術を取り入れており面白い試みだと思った。

制作的大変そうなところ

スマートフォンでの特徴

SPファースト

寝たきり銀幕デビュープロジェクト〜高齢者は、往年のスターだ〜


http://ginmaku.mizuki-okayama.jp/

キャンペーン概要と特徴

社会福祉法人のみずき会のプロモーションサイト。寝たきりの入居者の人を、寝たきりのママ映画のポスターのような写真を撮るという企画。
寝たきりの高齢者の方が多い日本において、「寝たきり」という言葉のイメージの向上を目指したサイト。ストーリー込で作られており凝った内容となっている。写真の上に文字を載せるという編集ができるものの、あえて文言パネルを用意して写真を撮ることで、独特な味のある写真となっている。撮影過程の楽しそうな写真なども公開しており、変わったアプローチではあるもののイヤミの無いすごくきれいなプロモーションだと思った。またヘッダーの映像部は、SPサイトでは画像のスライドショーに変えるなど、ユーザーの環境への配慮も感じさせる構成になっている。

制作的大変そうなところ

スマートフォンでの特徴

ユーザーエージェントによる振り分け

忘れらんねえよ – UNIVERSAL MUSIC JAPAN


http://sp.universal-music.co.jp//wasureranneyo/

キャンペーン概要と特徴

バンド「忘れらんねえよ」の新譜のプロモーションサイト。ジャイロセンサーを用いて文字通り「前向き」にならないとページが読めないサイトになっている。
アルバムのテーマの「前向き」を読む際にも体現する必要があるという言葉遊びが効いたサイト。スマフォのセンサーを効果的に利用しているサイトはとてもおもしろく、インパクトに残りやすい印象で、下手にプレゼントキャンペーンやSNSシェアを目指したキャンペーンより効果があるのでは、と思うがどうなんだろう…。サイトデザインは落ち着いた配色をモダンなシンプルさで扱っており、とても見やすい。

制作的大変そうなところ

スマートフォンでの特徴

ユーザーエージェントによる振り分け

よろしくお願いしまぁぁぁすっ!!ボタン|サマーウォーズTV連動特設サイト

キャンペーン概要と特徴

金曜ロードショーで放映される夏の恒例映画になりつつある「サマーウォーズ」のキャンペーン。テレビ放送で主人公がエンターキーを叩いた瞬間にユーザーもエンターキーを押すと、巨大エンターキーがプレゼントされるというもの。
インターネット上でテレビ実況を利用した珍しいキャンペーン。SNS上ではテレビの話題は共通の話題として好まれる傾向にあり、特に金曜ロードショーはとても人気で、作品によってはお祭りのように多くの人が実況する。金曜ロードショーで恒例映画となっている「天空の城ラピュタ」は、「バルス」というセリフが放送される際に同時にインターネット上でも「バルス」とポストするという遊びがインターネットに根付いており、同様のことを本アニメでも根付かせたいという思いが伺える。インターネットの住民の傾向として「自分らの遊びへの公式の介入を嫌う」というパターンも見られるため少々怖いものの、このような遊びはとても市民権を得ているため大丈夫そう。本サイトはスマホ専用のサイトだが、WebGL用のライブラリThreeを使っており、作中の3DCGのシーンを豊かに表現している。

制作的大変そうなところ

スマートフォンでの特徴

ユーザーエージェントによる振り分け

進撃の巨人 サンドアートが再び江の島に出現! │ 講談社


http://shingeki.net/sandart/

キャンペーン概要と特徴

人気漫画シリーズ「進撃の巨人」の新刊のプロモーション。江ノ島の砂浜に巨人のサンドアートが出現するというもの。
現実の場所との連動キャンペーン。サンドアートの写真を撮ってSNSにアップするとQUOカードも当たる。各々が自分の作品などをアップするタイプの写真投稿キャンペーンはどうしてもアイディアが必要で参加ハードルが若干高いが、それに対してこういったキャンペーンは場所に行くだけで参加できるため、“近い人”は参加しやすい。流行り方にもよるが普段現実世界に現れないものを出すというのは非日常なお祭り感覚になりやすいため、キャンペーンによっては非常に有用だなと思った。

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スマートフォンでの特徴

ユーザーエージェントによる振り分け