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特徴的な「企画」を取り入れたキャンペーン施策【最新事例まとめ】 32ページめ

X(Twitter)やInstagram、LINEなどのSNSを活用した拡散力の高い企画や、チャレンジ企画・コラボ企画など特徴的なWEBプロモーション施策をご紹介。キャンペーンが成功した要因となるアイデアや手法なども合わせて解説していきます。

なりきりアスリートメーカー | au

なりきりアスリートメーカー | au
キャンペーン概要自分の好きなオリンピック競技を選び写真をアップロードすると、その競技をやっている姿がAIで生成される
インセンティブなし
使用SNSなし

キャンペーンのポイント

【日本代表の気分に!】

パリ2024オリンピック日本代表選手団「TEAM JAPAN」を応援する取り組みとして、KDDIがAIで自身の写真をアスリート風に加工するコンテンツを提供しました。コンテンツの内容は、パリ2024オリンピックで行われる全32種目から競技を選び、自分の写真を撮影するとAIがなりきりアスリート画像を生成するというもの。

また、東京と大阪で開催された「TEAM JAPAN」を一緒に応援する参加型イベントでは、「TEAM JAPAN」の裏側に関するイベント限定クイズや、「あなたもTEAM JAPANの一員に!?なりきりアスリートメーカー」を体験できる催しもありました。

【AI画像キャンペーンは提案しやすくなっている!】

生成された画像のダウンロード画面では、SNSシェアやURLコピーも可能です。またXでのハッシュタグ投稿一覧を見ることもできます。コンテンツ内容的にはFacebookやLINEでの投稿が多いように思われます。

Stable DifffusionやDALL-Eを活用したAI画像生成キャンペーンがたくさん出てくることにより、かなり洗練されているイメージです。価格もこなれて、変な画像を生成することも減ってきたので提案しやすくなっています。

なりきりアスリートメーカー | au
なりきりアスリートメーカー | au

【動画で解説!】なりきりアスリートメーカー | au

弱虫ペダルLIMIT BREAK×奄美の船旅 キャンペーン|奄美群島航空・航路運賃軽減協議会/鹿児島県旅客協会

弱虫ペダルLIMIT BREAK×奄美の船旅 キャンペーン|奄美群島航空・航路運賃軽減協議会/鹿児島県旅客協会
キャンペーン概要フェリー船内や島内でのデジタルスタンプを集める観光プロモーション
インセンティブ小野田坂道賞 折り畳み式自転車・コラボアイテム全種セット・声優山下大輝さん直筆サイン色紙 1名
A賞 一等客室ペア往復乗船券・奄美育ちの黒毛和牛詰合せセット 8名
使用SNSなし

キャンペーンのポイント

【コラボ観光プロモーション!】

週刊少年チャンピオンで2008年から連載中で、2024年8月現在90巻まで発売している自転車漫画「弱虫ペダル」と、鹿児島県南部にある奄美諸島のコラボ観光プロモーション。

奄美大島では「奄美大島チャレンジサイクリング」という240キロにわたるロードバイクレースをコロナ前は毎年開催していました。2020〜2022年とコロナで見送りをした後、音沙汰がなくなってしまったのですが、いまでも奄美大島には自転車ロードがあり、そこを巡る人たちがたくさんいるようです。

当プロモーションでは、ロードバイクとフェリーを組み合わせた人にも環境にも優しい旅を提案しています。

【自転車で巡るデジタルスタンプラリー!】

様々なキャンペーンを行っているなか、スタンプラリーはフェリー内と島でのデジタルスタンプを集めるというもの。つまりフェリーで行かない限り参加ができません。参加ハードルは高めですが、島内でのスタンプ集めはロードバイクの目的地としても良く、山の上でも行こうという気になります。

その他、LINEを活用したフェリー船内でのクイズキャンペーンや、弱虫ペダル好き向けのARフォトフレーム、主人公による船内放送、ターミナルにある弱虫ペダル特設コーナーなど、ファン向けコンテンツも抑えてます。

ロードバイクで島を走るというのは憧れますが、東京からではロードバイクを担ぎ、飛行機とフェリーに乗ると考えると億劫になりがち。IPで背中を後押しするのは大切です。

弱虫ペダルLIMIT BREAK×奄美の船旅 キャンペーン|奄美群島航空・航路運賃軽減協議会/鹿児島県旅客協会
弱虫ペダルLIMIT BREAK×奄美の船旅 キャンペーン|奄美群島航空・航路運賃軽減協議会/鹿児島県旅客協会

【動画で解説!】弱虫ペダルLIMIT BREAK×奄美の船旅 キャンペーン|奄美群島航空・航路運賃軽減協議会/鹿児島県旅客協会

しまねサプリプロジェクト2024|島根出身のあの人にしまねを贈ろう!

しまねサプリプロジェクト2024|島根出身のあの人にしまねを贈ろう!
キャンペーン概要LINEにて島根県外に行ってしまった友達にしまねサプリとメッセージを送ると県外の友達へしまねサプリBOXが送られる
インセンティブしまねサプリBOX 6種 計200名分アンケート回答でデジタルギフト1000円分
使用SNSLINE

キャンペーンのポイント

【Uターンを推進!】

しまねが足りてない友達にしまねを贈ろうという「しまねサプリプロジェクト」は、島根県外に住んでいる、島根県民の友達に島根特産品を送ることで島根を思い出してもらい、あわよくば島根に帰ってきて欲しい。ということを伝えるというプロジェクトです。

県外に行ってしまった友人で、悩んでいたり辛いことがあったときに発動するとお互いWin-Winなツールになりそうです。久しぶりの郷土特産品は嬉しいでしょう。また、島根にUターンするというのはあくまで「いつか」という仮の話なので、気軽に参加できます。

【ターゲットが限定的!】

ターゲットは島根県に生まれ育ち、今も島根県にいる人。ストーリーも分かりやすく、かなりフォーカスされているデジタルプロモーションです。

LINEの友達に追加をして、県外の方に合意を取り、応募フォームより応募申し込みをした後、友人にもURLを送って登録してもらう流れ。友達紹介キャンペーンと同じスキームになります。

プレゼントは先着200名様に送られます。これが多いのか少ないのかわかりませんが、序盤なら確実に友人に島根特産品を送ることが可能です。

しまねサプリプロジェクト2024|島根出身のあの人にしまねを贈ろう!
しまねサプリプロジェクト2024|島根出身のあの人にしまねを贈ろう!

【動画で解説!】しまねサプリプロジェクト2024|島根出身のあの人にしまねを贈ろう!

カルビー創立75周年 フォトコンテスト|カルビー

カルビー創立75周年 フォトコンテスト|カルビー
キャンペーン概要公式Instagramをフォローし、#カルビーとのおいしい一瞬をつけて写真投稿をしてもらう。各賞は、カルビーグループ国内17拠点ごとに従業員投票を実施し選出。
インセンティブ合計17名の方に、各賞として「カルビーグループ商品詰め合わせ」1セットをお届け。詰め合わせは各拠点の製造商品、ご当地商品を予定。
使用SNSInstagram

キャンペーンのポイント

【創立75年を記念したフォトキャンペーン!】

1949年に広島県で創立したカルビーが、75周年を迎えたことを記念して、Instagramでお客さまの「カルビー商品が食べたくなるひととき」の写真を投稿してもらうフォトコンテストを行っています。

75周年プロジェクトの中の1コンテンツではなく、フォトコンテストのみ開催のようです。大々的な打ち出しではないですが、社員一丸な企画で、各工場・原料調達拠点の従業員投票で各賞を選出したり、入賞インセンティブは各拠点でつくる商品になっています。

それぞれどの商品がどの工場で作られているかもわかり、あまり知られていないカルビーの一面を知ることができます。

各商品では何度もフォトコンテストをやっているのですが、カルビーグループ全体で行うフォトコンテストは今回が初めてだそうです。

【企業の魅力を伝えたい!】

キャンペーンスキームはシンプルで、「#カルビーとのおいしい一瞬」をつけてInstagramに投稿するというもの。カルビー側の思いは伝わってくるものの、ユーザーから見えるインセンティブに魅力を捉えづらく、投稿テーマもふわっとしているので参加モチベーションには至ってないかもしれません。

カルビーグループ内のたくさんの会社との調整や撮影などで大変な分、ユーザーに届きづらくなってしまっている印象です。

75年やってきた会社の魅力を伝えたいという想いが非常に伝わります。周年企画としてユーザーとコミュニケーションを取るのはとてもいいことです。

カルビー創立75周年 フォトコンテスト|カルビー
カルビー創立75周年 フォトコンテスト|カルビー

【動画で解説!】カルビー創立75周年 フォトコンテスト|カルビー

SUMMIT CUP(サミットカップ)2024|サミット株式会社

SUMMIT CUP(サミットカップ)2024|サミット株式会社
キャンペーン概要メーカー32社による自社商品を使ったレシピをトーナメント形式でX投票を行う
インセンティブ優勝した企業の優勝凱旋セール
使用SNSX

キャンペーンのポイント

【人気メーカー32社の本気のメニュー対決!】

人気メーカーがトーナメント戦でメニュー対決を行う「サミットカップ 2024」が今年も開催されています。2023年は16社がエントリーしていたのですが、2024年は倍の32社がエントリーしています。メインビジュアルも各メーカーの社長が登場し、自ら撮影スタジオに行って撮影しているであろう様子が伺えます。

これほど色んな会社を巻き込んだプロモーションはあまり見たことがありません。

対決方式も自社商品を使ったメニューで、一回戦は「社長が自宅で食べている自社商品を使ったメニュー」と、各社の代表取締役が顔出しで参戦しているのも熱いところ。

また、サミット社長の服部さんはレフェリー的立ち位置ですが、後ろ姿のみでレフェリー感を演出しています。

【店頭+X投票キャンペーン!】

キャンペーンスキームは投票キャンペーンで、店頭もしくはXで投票を行うことができます。これを見たら店頭でのプロモーションが気になってお店に行ってしまいそうです。

また、インセンティブは優勝した企業の優勝凱旋セールとなっていて、応援している会社に投票したくなります。

Xに投票すると、Xでの速報を見ることができ、勝敗によって社長の写真が変わります。つまり、少なくともスーツバージョンのKV用、一覧用、そして投票時のコスプレ、勝ち負けの写真が必要で、32社の社長を集めて撮影していると思うと並々ならぬ気合を感じます。

32社もあると投票も長丁場で3ヶ月ほどのキャンペーンですが、おそらく勝ち上がっていくごとにお題が変わり、社長の写真も変わるのではないかと思います。一回戦が9月9日で終わり、二回戦が10月頭からなのでその間に撮影があるのではないでしょうか。

SUMMIT CUP(サミットカップ)2024|サミット株式会社
SUMMIT CUP(サミットカップ)2024|サミット株式会社

【動画で解説!】SUMMIT CUP(サミットカップ)2024|サミット株式会社