n2p blog
キャンペーンやSNSの
"ためになる"情報を
執筆しています。
X(Twitter)認証バッジの種別/取得方法/できることを徹底解説!
更新日:2024.01.19 (公開日:2023/09/28)
イーロン・マスク氏が2022年にX(旧Twitter※以降Xと表記します)を買収してから、仕様面に様々な変更が起こっています。2023年にはチェックマーク(認証バッジ)の定義が更新されました。
そのため、「X認証アカウントってどれくらい種類があるの?」「X認証アカウントを取得する方法が知りたい」と考えている人も多いでしょう。
そこで本記事では、X認証アカウントの種別やできることを解説します。インスタントウィンキャンペーンへの影響や認証バッジの取得方法・価格についても紹介するため、ぜひ参考にしてください。
X認証アカウントの種類とは?
従来のX認証アカウントは、ユーザー名に青色のチェックマーク(認証バッジ)が付いたマーク(バッジ)だけでした。バッジは基本的に無償で付与されており、X側に認められれば獲得が可能でした。
バッジの付与条件は明確に公表されておりませんでしたが、X側にアクティブかつ信頼できるアカウントと認証された場合に得られました。
しかし、2023年の規約変更によって、X認証アカウントは以下の3つに分かれました。
認証マーク名 | 概要 |
ブルーバッジ(有料) | Blue加入者かつ一定基準を満たしたユーザーへ付与されるバッジ |
ゴールドバッジ(有料) | Verified Organizationによる認証を受けたアカウントに付与されるバッジ |
グレーバッジ(有料) | 政府関係・多国間機構と認証されたユーザーへ付与されるバッジ |
バッジごとによって意味合いが異なり、それぞれの付与条件を満たすことで獲得が可能です。これまではコストをかけることなくバッジを獲得できていましたが、2023年9月時点では認証マークを無償で得ることはできません。
バッジの取得方法と値段
Xのバッジ別の取得方法と値段は、以下の通りです。
種別 | 取得方法 | 値段 |
ブルーバッジ | ・X Premiumに加入している ・審査要件、基準を満たしているか ※以下、審査要件※ ・表示名とプロフィール写真が設定されていること ・過去30日間、アカウントがアクティブであること ・アカウント新規作成から90日以上経過しているかつ登録している電話番号が認証済みであること ・プロフィール画像、表示名、またはユーザー名(@〜)を直近で変更していないこと ・誤解を招く情報や虚偽情報の流布、プラットフォーム操作やスパム行為を行なっていないこと | 月額:980円※iOSは1,380円※広告出稿のみの場合は最低100〜1,000ドル |
ゴールドバッジ | ・企業公式アカウント・非営利法人 であること ・組織のメールアドレスの提出 ・ウェブサイトドメインの提出 | 月額:135,000円※子アカウントは1アカウントに付き8,000円 |
グレーバッジ | ・審査要件、基準を満たしているか ・政府機関もしくは多国間組織か | 月額:135,000円 |
Xの認証バッジを取得するには、一定の費用が必要です。費用だけではなく取得条件を満たしていることも条件になるため注意しましょう。
また、広告の出稿額でも取得できる認証バッジの種類は異なります。これまでは、広告出稿のみでも一定額を満たしていれば、ゴールドバッジを取得可能でした。
しかし、2023年9月からは広告出稿のみだとブルーバッジへ切り替る仕様に変更されています。。確実にゴールドバッジを取得したい場合は、月額費用を支払って加入しましょう。
種別によって出来ることできないこと
Xの種別は以下4つに分類されます。
- 通常ユーザー
- X Premium(2023年8月25日に名称変更)
- Verified Organization(ゴールドバッジ)
- グレーバッジ
ここでは、それぞれで出来ることとできないことを解説します。
通常ユーザー
出来ること | ・Xの基本機能の利用(ポスト、リポスト、いいねなど) ・アカウントの設定(アカウント画像・自己紹介分) |
できないこと | ・広告の出稿 ・アカウントの収益化 ・その他:X PremiumもしくはVerified Organizationで追加された機能(下記参照) |
Xの通常ユーザーは、一般アカウントの位置付けになります。これまでのサービスで大きく違う点として、広告出稿ができないことが挙げられます。これまでは一般ユーザーでも広告出稿ができていたため、通常ユーザーでの大きな違いと言えるでしょう。
Xの基本機能は利用でき、ポストやリポスト・アカウントの設定は以前と同様に利用が可能です。もちろん、いいねやDM機能も変わらず存在するため、X認証アカウントの有無に関わらず個人での運用に問題が発生するケースが少ないでしょう。
ただし、アカウントの収益化やX Premiumで追加された機能は通常ユーザーでは利用できません。特に新機能はX Premium以上のアカウントで先行利用できるケースが多いため、Xを十分に活用したい場合は注意が必要です。
X Premium(ブルーバッジ)
出来ること | ・アカウントの信頼性向上 ・ポストの編集、取り消し(投稿後60分以内であれば5回までツイート編集が可能) ・ブックマークやスペースタブの活用 ・リーダー機能 ・アイコンの編集機能 ・長文ポスト(140文字以上)、動画のアップロード ・表示広告の減少 ・アカウントによる収益化 |
できないこと | ・名前の連続変更 ・バッジの表示の有無 |
X Premiumへ加入すれば、Xの機能をより活用できます。一般アカウントでは一度投稿したポストの情報を編集したり、取り消したりはできませんでした。一方、X Premiumに加入すれば、ポストの編集はもちろん、リーダー機能や長文の投稿が可能です。
また、X Premiumへ加入し、ブルーバッジを取得して一定条件を満たせば、アカウントの収益化が実現できます。アカウントのインプレッション数やフォロワー数などを加味して広告額が決定され、運用するだけで収益を得られます。
しかし、X Premiumでは名前の連続変更はできません。ブルーバッジ取得によるアカウントの信頼性向上を目的としているため、アカウント名を変更する際は細心の注意が必要です。
Verified Organization(ゴールドバッジ)
出来ること | ・X Premium機能の利用 ・プロフィール画像の形の変更 ・エンゲージメントが2倍に優遇される ・関連アカウントの紐付け ・管理ポータル権限の付与 ・ダイレクトメッセージ送信数の増加 ・プレミアムサポート機能の利用 ・アカウントの収益化 |
できないこと | ・個人でのゴールドバッジの取得 |
Verified Organization(ゴールドバッジ)は、X側が事業者として認証したアカウントです。
X Premiumで追加された機能も利用できるだけではなく、新たに上記サービスも提供されます。Verified Organizationの特徴として「関連アカウントとの紐付け」と「管理ポータル権限の付与」が挙げられます。(以下参照)
それぞれX Premiumには存在しない機能で、企業がXアカウントを運用する上で便利な機能です。
ただし、Verified Organizationは法人組織を対象としており、一般ユーザーがゴールドバッジを取得することはできません。Verified Organizationに加入すれば、X上で公開されている全ての機能を活用可能です。
グレーバッジ
出来ること | ・政府関係者としての発信 ・ポストの編集、取り消し ・ブックマークやスペースタブの活用 ・リーダー機能 ・アイコンの編集機能 ・長文ポスト(140文字以上)、動画のアップロード ・表示広告の減少 ・アカウントによる収益化 |
できないこと | ・名前の連続変更 ・バッジの表示の有無 |
グレーバッジは、X側が政府機関や多国間機構と認証されたアカウントです。
国家をはじめとした政府関係者や多国間機構としてXの運用を行う際、他アカウントと識別するためにグレーバッジが付与されます。基本的にできることはX Premiumと違いはありません。
グレーバッジはなりすまし防止や信頼性を高めるために付与されるため、アカウントの収益化もできません。
インスタントウィンキャンペーンへの影響
Xのインスタントウィンキャンペーンとは、その場で当選結果がわかるキャンペーンのことです。
2023年7月から、インスタントウィンキャンペーンを実施する際はX PremiumもしくはVerified Organizationの加入が必須となりました。認証アカウントとしてインスタントウィンキャンペーンを実施することで、URLのスパム除外申請が不要となり、スムーズに施策の実施が可能です。
また、2023年6月30日以前に配信を決定したインスタントウィンキャンペーンに関しては、認証済みアカウントではなくとも送信されます。
まとめ
以上、X認証アカウントの種別やできることを解説しました。
Xのアカウント種別は大きく4種類に分かれており、それぞれ意味合いとできることが異なります。認証バッジの取得を検討している場合は、アカウントの運用方法によって選択が必要です。
また、Xの仕様は高頻度へ変更されます。基本機能や名称の変更だけではなく、費用やバッジの取得条件も変更されるケースが多いです。Xの運用を行う際は常に最新情報のチェックをしながら進めると良いでしょう。
前述の通り、認証アカウントを獲得していると、投稿がタイムラインに表示されやすくなります。
その他にも、投稿をタイムラインに表示させやすくなるアルゴリズムについてこちらのお役立ち資料で解説しています。ぜひご覧ください。
あなたにおすすめ
-
面白いX(Twitter)キャンペーンを行いたい方はこちら
【企画提案にそのまま使える!】X(旧Twitter)キャンペーンカタログ
このホワイトペーパーでは現在Xで行われているキャンペーンの型を35種紹介しています。また、フロー図には作成の手間がかからないテンプレートをつけていますので、簡単にフロー図を作成し、企画提案にそのまま使用することが可能です!
-
広告よりも費用対効果高くプロモーションをしたい方はこちら
【X(Twitter)APIの最新仕様に対応!】X(Twitter)キャンペーン企画の作り方ガイド
本資料では、SNSキャンペーンの効果・特徴を説明した上で、特にコンバージョンを獲得しやすい「X(Twitter)キャンペーン」について、実際の事例を交えつつご説明します。