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【X(Twitter)のUGC運用とは?】SNS運用をする上でイマ押さえておきたい手法を徹底解説!

【TwitterのUGC運用とは?】SNS運用をする上でイマ押さえておきたい手法を徹底解説!

皆さんはSNS運用で話題になっている「UGC」という手法を聞いたことはありますか?

「名前は聞いたことがあるけど詳しくは知らない」、「そもそも名前を知らない」といった様々な方がいるかと思います。

しかし実はこのUGC、近年SNS等で成果を出しており、今後マーケティング施策を検討する中で大きな役割を果たしていく可能性があります。

中でも、生活者が最も頻繁に使用するSNSの一つであるX(Twitter)上でUGC生成することは、ユーザーの購買行動に直結すると言えます。

そこで本記事では、UGCとは「何か」ということから流行するようになったその背景について、またメリットや成功事例について、X(Twitter)での事例を中心に紹介していきます。

関連記事|X(Twitter)・InstagramキャンペーンでUGC活用が重要な理由と成功事例5選

UGCとは

UGC(User Generated Contents)とは、一般ユーザーによって制作・生成されたコンテンツのことを言います。

インターネット上のブログや、掲示板へのクチコミ投稿、個人のSNS投稿もこれにあたります。

X(Twitter)では個人の投稿はもちろんのこと、引用RTやRT、リプライ等も全て「UGC」の定義の中に含まれます。

また、UGCの対義語には「PGC」という言葉があります。

PGCとは「Professional Generated Content」の略で、「一般ユーザーではない、プロによって作られたコンテンツ」を意味します。

この二つは密接な関係にあるので覚えてください。

SNSでのUGCがマーケティングで注目されるようになった背景

広告への嫌悪感

YoutubeやWebサイトに出てくるに出てくる広告を煩わしいと思った経験が、誰でも一度はあるのではないでしょうか?

そのような状況の中、生活者が発信したコンテンツであるUGCはリアリティがあり信頼されやすいため、価値を見出してる人も多いです。

UGCは商品を提供する企業と利害関係のない一般の消費者の「リアルな評価」を反映したコンテンツとなるため、効果があると言えるでしょう。

SNSの普及

UGCが注目される背景として、X(Twitter)やInstagramといったSNSの普及が挙げられます。

SNSには、ユーザーの使っている商品やサービスの感想が日常的に投稿されており、リアルな意見が寄せられています。

企業はこのような特徴を利用し、消費者ニーズを調査したり評判を把握したりすることができるため、うまく活用することで商品開発や企画発案に繋げることができます。

購買プロセスの変化

UGCそのものの価値向上によって、購買プロセスにも変化が起きていることも理由の一つに挙げられます。

例えば、商品を買う時にSNSで検索をして商品選びの参考にするなど、購買前の意思決定にUGCが作用するというプロセスが主流となりつつあります。

実際、「63%の生活者が、購入前に商品のUGCをSNSで探している」といった調査結果も出ており、商品購入やサービス利用のきっかけをつくる存在として注目が集まっています。

出典:出典:Olapic『Facebook & Instagram Advertising With UGC : A Practitioner’s Guide』

また、パンデミックによってECを利用することが増え、実際に商品を使っている人のリアルなクチコミを求める流れはより顕著になっています。そこから、情報をSNSで把握してから商品を購入するというケースがより増加しています。

関連記事|SNS集客のコツ・運用方法とは?【成功事例解説】

マーケティングにSNS(X(Twitter))使ったUGCを取り入れるメリット

信頼感の醸成による購買意欲の後押し

UGCにはユーザーが実際に投稿をするため、使用イメージを伝えやすく親近感を醸成できます

また、UGCは企業が直接商品のメリットを宣伝するよりも客観性のある情報として説得力があるため、商品やサービスのマーケティングに大きな効果を発揮します。

他にも、企業が気付かないような商品の活用方法などの投稿で、想定していなかったユーザー層にまで購買範囲を広げてくれる可能性もあります。

特にX(Twitter)は高い拡散性を特徴とするため、自社の発信のみ行っている時よりも多くの方に自社の商品やサービスを知ってもらう機会を生み出すことができます

商品開発や施策改善へ

要望や不満といったユーザーの本音をチェック出来るといった点もメリットとして挙げることができます。

UGCは消費者のリアルな声であるからこそ、「何に価値を感じているのか、なぜこの商品を利用しているのか」といった消費者心理や行動を理解することに繋げることができます

Twitterではリプライを通じてユーザーが意見を発信したり、ユーザー同士で商品について話し合うという姿がよく見受けられます。

商品の購入数や売上だけでは、不満や要望といった具体的な課題の発見は難しいため、積極的にUGCを利用することが望ましいでしょう。

低コストとクリエイティブ量・質の担保

近年ではマーケティング施策の多様化によって、コンテンツの量や種類の担保が重要な課題となっていますが、UGCの活用によってそれらの課題を解決することができます。

ユーザーが、生活者目線のクリエイティブを大量に調達してくれるので、広告物として活用することができ、クリエイティブ制作にかかる時間やコストを大きく抑えることができます。

そうすることでPDCAを高速化できたり、公式アカウントの投稿頻度を増やすことにつながるという良い循環を作り出すことができます。

関連記事|【3大SNSを制すものは全てを制す】SNS運用担当者必見!それぞれの効果的な使い方

UGCをX(Twitter)・SNSマーケティングで上手に運用するには

目的に合ったUGCの生成・収集

UGCはもちろん数を集めることは重要なのですが、最適なUGCの種類はどのような課題を解決したいのかによって大きく異なります

「認知向上」を図りたいのか、それともその先にある「理解の促進」を図りたいのか、それとも継続して購入してもらえる「ファン化」を図りたいのか。

自社にある課題が何なのかを理解した後にSNS上でUGCを活用することによって、最大限マーケティングに活かすことができると言えるでしょう。

X(Twitter)上でのUGCの活用

活用方法の最もポピュラーな方法として、X(Twitter)等の自社アカウントで一般ユーザーの投稿をクリエイティブ素材として使う方法が挙げられます。

使用許可は必要ですが、ユーザーのリアルな声を多数反映することができます。

UGCはユーザー自身が投稿するため、企業自身の投稿よりも親近感を持ってもらいやすく、ユーザーがより自社の商品やサービスに興味を持ってくれるようになります。

また、自社サイトへの掲載も効果的です。これにも、より自社サイトを身近に感じてもらい、商品に興味を持ってもらうという効果があります。

別のサイトに行き、口コミなどを見る手間も省けるため、購入してもらえる可能性が高まるというわけです。ユーザーのコメントや写真はコストがかかるわけではないため、低いコストでコンテンツを充実させることができます。

X(Twitter)上でUGCを増やすには?

顧客とのコミュニケーション

X(Twitter)上でUGCが生成されるためには、ユーザーが話題にしたくなる・喜んでもらえるような自社商品・サービスを提供する必要があります。

しかし、商品・サービスを提供するだけで、生活者が投稿をするとは限りません。

そこで必要なのが顧客とコミュニケーションを図り、企業がユーザーとの接点の中で、UGC投稿を呼びかけていくということです。

普段から公式SNSアカウントを運用しユーザーと交流を図り、UGCを生成する際に呼びかけていくという動きが効果的であると考えられます。

ハッシュタグを活用

投稿を呼びかけるだけでなく、投稿するハッシュタグを企業側が指定するなどすることで、投稿までのハードルを下げることも効果的です。

また、ハッシュタグを使うことによって、より拡散しやすくなるなどの二次的な効果も期待できます。

他にも、トレンドに入ればさらに注目を浴びるといった、話題になればなるほど大きな影響力を発揮することのできる機能であると言えます。積極的に活用していきましょう。

UGCを活用したX(Twitter)成功事例3選

#みんなの元気がつながる日

オロナミンCドリンクのキャンペーンです。

X(Twitter)に音や画をハッシュタグ投稿するとその素材でスペシャルムービーを制作するというものです。

リプライではなく、ハードルが高いと言われている投稿キャンペーン成立させている点が注目ポイントですね。

X(Twitter)の音声配信サービススペースを活用し、音声をうまく使ってファンコミュニケーションを行っています

普段の投稿を見てもファンに向き合っている姿勢が見受けられ、普段の行いからプレゼントがないにも関わらずUGCを集めることに成功しているキャンペーンです。

#カフェオレどき

2つ目のUGC活用事例は、AGFが実施したBlendyのキャンペーンです。

応募するユーザーは公式X(Twitter)アカウントをフォローし、「#私は朝カフェオレ」か「#私はこんなカフェオレどき」ボタンを選択します。

すると、ハッシュタグが内包されたツイート記入画面が展開されるので、応募者はカフェオレを飲むタイミングに関するエピソードを追記してツイートします。

このキャンペーンは、誰でも簡単に思いつくテーマ(あるあるエピソード)で応募できる点が、たくさんの応募者を集めた要因でもあります

AGFの商品に限定せずに、カフェオレというより多くの方を巻き込めるテーマにしてある点もポイントです。自社商品に関連するテーマと応募の手軽さの両方を満たしていると言えます。

#きなこもち再発売 プレゼントキャンペーン

最後はチロルチョコ株式会社のキャンペーンです。

このキャンペーンは公式X(Twitter)アカウントをフォローし、該当ツイートをリツイートすることで参加可能なのですが、「#きなこもち再発売」「 #おかえりきなこもち」をつけて、コメント or 投稿をすることでさらに当選確率がアップするというキャンペーンとなっています。

リツイートキャンペーンにハッシュタグ投稿を組み合わせるという非常にシンプルな構造ですが、ツイートの拡散とユーザー起点のUGC生成を同時に行うことに成功しています

まとめ

今回の記事では、X(Twitter)を中心にUGCについて解説させていただきました。

UGCは、リアルな声を反映しやすいという点で信憑性も高い上にSNSとの親和性も高く、今後マーケティングに欠かせない手法になってくることが予想されます。

うまく利用することができれば、製品やサービスへの好感度が上がり、ファンを増やすことにつながるのではないでしょうか?

ぜひ本記事を参考にUGCを自社のマーケティング活動に取り入れてください。

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この記事を書いた人

村上 烈

株式会社NONAME Produce代表取締役。2006年8月、早稲田大学在学中に同社を設立。デジタルキャンペーン黎明期から18年以上にわたり、第一線でデジタルディレクターとして活躍。 キャンペーンコミュニケーション設計・戦略を武器とし、SNSの各種プラットフォーム(X〈旧Twitter〉、Instagram、TikTokなど)と連動したキャンペーンの企画・制作を手掛ける。 2020年からはYouTubeにて、SNSキャンペーンの手法や最新トレンドを解説する動画を1000本以上投稿。APIを活用したウェブ技術とクリエイティブデザインを組み合わせた手法を強みとし、その独自の知識と経験を基に、現在では「WEBキャンペーンシステム Aha!」「Xキャンペーン支援ツール BirdCall」「Instagramキャンペーンシステム ImStar」などの自社サービスの設計・統括を行う。

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