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【デジタルプロモーションのノウハウ】3つの事例と活用のコツ

デジタルプロモーションをバズらせたい、拡散させたいがいまいち方法、ノウハウわからないあなたへ。

デジタルプロモーションには様々な種類が存在します。例えばリツイートや人気投票、ハッシュタグキャンペーンなど様々な形が存在しますが、実際にどのように活用すればいいのかわからない人がほとんどだと思います。

そこで本記事では実際にデジタルプロモーションを用いている事例を紹介したいと思います。

事例①オージー・ビーフ「#厚切りステーキ体験」モニターキャンペーン

こちらのキャンペーンはMLA豪州食肉家畜生産者事業団が提供したモニターキャンペーンです。

抽選で300人の人に商品を送り、厚切りステーキの画像をSNSから #厚切りステーキ #オージービーフをつけて、感想とともに投稿するというものなのですが、普通なら自社商品を購入してもらってから感想を画像とともにハッシュタグを添えて投稿したりするものです。

しかし、本キャンペーンは先にインセンティブを与えている点で非常にユニークです。また、モニターを行なった画像はX(Twitter)、instagram、facebookの三つのsnsでハッシュタグ付き投稿されるので拡散力としても非常に強いです。

ハッシュタグ付きで画像投稿投稿させるキャンペーンはそのハッシュタグを検索した際に自社の商品がカタログのようになって出るのでおしゃれな雰囲気のinstagramなどと相性がいいです。

事例②「雪見だいふく“謎解き”キャンペーン」

このキャンペーンは株式会社ロッテが「雪見だいふく」のバニラアイスを8年ぶりにリニューアルしたことを記念して、X(Twitter)にて実施した謎解きキャンペーンです。

応募期間中に、 本公式アカウントより配信される本キャンペーン対象ツイート「雪見だいふく謎解き~コクのひみつがわかるかな?~」というクイズに対する解答を当社指定の3つの選択肢から選び、ツイート投稿するというもの。

X(Twitter)といえばフォロー&リツイートキャンペーンが主流である。そこを動画を添えたクイズ形式のものにすることによって面白いものにし、非常に多くのいいねとリツートを獲得しています。

事例③【パズル&ドラゴンズ】「パズドラ国内5500万DL達成記念!X(Twitter)『いいね!』キャンペーン!」

こちらにキャンペーンはパズルRPG『パズル&ドラゴンズ』では、2020年8月3日(月)に国内累計5,500万ダウンロードを達成したことを記念したものです。

パズル&ドラゴンズ公式X(Twitter)アカウントがつぶやいた対象のツイートについた「ハートマーク(いいね)」の合計数に応じて、ユーザーの皆様に「魔法石」をプレゼントするキャンペーンです。

このキャンペーンはものすごい反響を呼び、この記事執筆時点(9月7日)時点で40万近くものいいねを獲得しています。

ただのリツイート・いいねキャンペーンではなく、参加型といっても過言ではない、いいねをされるごとに報酬が増えるといったキャンペーンでした。

キャンペーンの内容にはリツイートは含まれていませんが、いいねをしたユーザーは魔法石が欲しいので、リツイートも多くされるという非常にうまいデジタルプロモーションであるといえます。

活用のコツ①SNSをうまく活用する

デジタルプロモーションで主に用いられるSNSといえばあげられるのが、X(Twitter)、Instagramである。

それぞれのSNSには特徴が存在し、それらを簡潔にまとめると下記のようになる。

X(Twitter) → リツイート、引用リツイート、いいねといった機能がフォローワーのタイムラインに表示されるため、情報に拡散、認知度上昇に万能。

またハッシュタグ機能も存在し、検索という観点から見ても優秀。

デジタルプロモーションはこのX(Twitter)を用いたものが非常に多く、その利用方法は「フォロー&リツイート」キャンペーンや、クイズ形式、アンケートによるものなど非常に多くの利用方法がある。

Instagram→基本的には画像投稿のみではあるが、最近ものすごい人気があるSNS。ハッシュタグを複数つける文化があり、ハッシュタグを検索するとその写真をカタログのように見ることが可能。

最近のデジタルプロモーションではこの特性を生かし、商品のモニターのようなものをユーザーに画像投稿とハッシュタグでしてもらい、その後抽選で商品をプレゼントといったようなやり方が多い。

活用のコツ② 面白いキャンペーンとは何かを考える

デジタルプロモーションをバズらせる上で一番大切なものはこの面白さである。確かにフォロー&リツイートは手軽である分誰でも参加しやすく、拡散しやすいように見えるが、インセンティブがよほどよくない限りこの手のキャンペーンは大きな反響を呼ぶことがあまりない。

インセンティブの豪華さにかかわらず思わずシェア・拡散してしまうような投稿が反響を呼び、バズるように思える。

成功事例として1つ目にご紹介するのが、株式会社明治が開催した「きのこの山・たけのこの里国民総選挙2019」です。

もともとSNS上で論争となっていた話題を公式キャンペーン化した人気投票企画の第二弾です。前回敗れた「きのこの山派」からのリベンジとして人気投票の実施の有無をX(Twitter)での投票で決定したものです。

キャンペーンLPで投票結果をリアルタイムで確認でき、キャンペーン用のX(Twitter)アカウントでは劣勢な方が「緊急告知」など即時性の高い投稿を行うことで、盛り上がりを高めることに成功しました。

そして、この投票形式ですが、ハッシュタグ投稿形式で指定のハッシュタグをつけて、応援コメントを投稿することで応募するというものでした。

他にも、購入した商品を撮影してX(Twitter)・Instagramに写真つき投稿をする等、様々な形でのキャンペーンを行い「きのこの山」「たけのこの里」への投票を行うといったものがありました。

これらの方法はフォローリツートキャンペーンよりも手間がかかるにもかかわらず、非常に多くの反響を呼びました。

ユーザーが参加できたり、楽しめるようなキャンペーンはバズりやすい一つの要因と言えます。

活用のコツ③ターゲットの精度を上げるユーザー

最後にデジタルプロモーションをする際にそのキャンペーンがユーザーニーズに合っているかということを確認しなくてはなりません。

  

そのキャンペーンが明らかに大人に向けて作ったものなのに、子供に向けたような打ち出しをしてしまっては効果が半減してしまいます。

大規模な拡散やバズらせるのが難しい場合は、届いて欲しいユーザーをヘビーユーザー、ライトユーザー、潜在ユーザーのうちどれなのかをしっかりと認識した上で打ち出すのがいいでしょう。

まとめ

今やスマートフォンの普及率はかなりなまでに上昇し、ほとんどの人が毎日デジタルプロモーションに触れていると言えます。

デジタルプロモーションといっても様々な種類が存在し、どれを選ぶのもあなた次第ということになります。

しかし、どの方法でプロモーションをするにしても大切なことはそのプロモーションが思わず共有したくなる様なシェアしたくなるものか、どうかということです。

上記の活用のコツを使えば、どのデジタルプロモーションでもバズるチャンスは存在するのでぜひ上記の記事を参考にしてみてください。

この記事を書いた人

村上 烈

株式会社NONAME Produce代表取締役。2006年8月、早稲田大学在学中に同社を設立。デジタルキャンペーン黎明期から18年以上にわたり、第一線でデジタルディレクターとして活躍。 キャンペーンコミュニケーション設計・戦略を武器とし、SNSの各種プラットフォーム(X〈旧Twitter〉、Instagram、TikTokなど)と連動したキャンペーンの企画・制作を手掛ける。 2020年からはYouTubeにて、SNSキャンペーンの手法や最新トレンドを解説する動画を1000本以上投稿。APIを活用したウェブ技術とクリエイティブデザインを組み合わせた手法を強みとし、その独自の知識と経験を基に、現在では「WEBキャンペーンシステム Aha!」「Xキャンペーン支援ツール BirdCall」「Instagramキャンペーンシステム ImStar」などの自社サービスの設計・統括を行う。

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