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【事例12選】販促キャンペーンを企画するためのアイデアと3つのコツ

【事例12選】販促キャンペーンを企画するためのアイデアと3つのコツ

今や私生活だけでなく、マーケティングをする上でも重要な役割を持つようになったSNS。

しかし、具体的にどのように重要な役割を果たしているのかを知らないという方は意外に多いのではないでしょうか?

そしてその役割の一つとして挙げられるものが、販売促進です。

そのため、現在SNS上では販促キャンペーンが増えており、多様化が進んでいます。

主要SNSだけでもTwitter、Instagram、LINE、Tiktokといった選択肢が存在し、多様化が進む中でキャンペーン企画等に困っている方も多いのではないでしょうか?

そこで、この記事はそんな担当者さまに向けて、

「過去の販促キャンペーンの成功事例」
「成功する販促キャンペーンを企画するコツ」
「キャンペーンを企画するためのアイデアヒント」

以上の3点についてご紹介します。

販促キャンペーン・アイデアの成功事例13選

【Twitterキャンペーン】

1 #ウチでととの湯キャンペーン|イオンウォーター×POPEYE

https://pocarisweat.jp/hydration/totonoyu/

こちらはイオンウォーター×POPEYEのTwitterを使用したハッシュタグキャンペーン

キャンペーンのコピーである「#ウチでととの湯」がついたカンバセーションボタンから「自分なりのお風呂の入り方」をツイートすることで、応募者の中から100人に賞品がプレゼントされます。おもしろい投稿をするとPOPEYE Webに掲載されるチャンスがあるというのも参加したくなるポイントです。

キャンペーンの種類についても後で解説しますが、Twitterのキャンペーンについて興味のある方はこちらの記事もご覧ください。

キャンペーンサイトでは、つい目を惹かれるような可愛いクリエイティブと共にお風呂に入る前にイオンウォーターを飲むことの利点を説明。また、POPEYE Webでは「ととの湯」についてもっと知るためのタイアップ記事が公開されています。さらに、「ととの湯」のお供のミュージックプレイリストをSpotifyで公開することで、満足度の高いキャンペーンサイトになっています

2 「#5秒でわかる聖剣伝説」キャンペーン|株式会社スクウェア・エニックス

https://www.jp.square-enix.com/seiken_eom/5seconds/

こちらはスマートフォン向けアクションRPG 『聖剣伝説 ECHOES of MANA』の特設サイトとTwitterを使用したハッシュタグキャンペーン

キャンペーンサイトでは、聖剣伝説について紹介する文言をフォームに打ち込むと、その文章が反映された画像がジェネレーターによって自動で生成されます。

ハッシュタグをつけてその画像をツイートすると、総ツイート数によってパーセンテージが上がり、100%に達した時点で山手線のラッピングカーの運行が決定します。また、紹介画像の優秀者には賞品がプレゼントされるという、なんとも盛りだくさんなキャンペーンです。

画像ジェネレーターを使用することで、誰でも簡単にオリジナル画像が作れることがこのキャンペーンの魅力です。また、ハッシュタグを付けてゲームの紹介をするというツイート内容はまだプレイしたことのないユーザーにも興味を持ってもらいやすいものとなっています。

関連記事|動画ジェネレーターでメッセージを伝えたいキャンペーンをリッチに

3 #家族みんなに元気ハツラツ キャンペーン|大塚製薬

https://www.otsuka.co.jp/orc/kazokucp2022/

こちらはオロナミンCのTwitterを使ったフォロー&リツイートキャンペーン

参加者の中から抽選でオロナミンCの無料クーポンが当たるというものです。母の日や父の日の付近に開催されていて、フォロー&リツイートに加えて、引用リツイートで家族への想いや画像を投稿すると当選確率がアップするという新しい試みです。

Twitterのキャンペーンとしてはオーソドックスなフォロー&リツイートキャンペーンですが、ハッシュタグをつけて引用リツイートをすることが当選確率アップにつながれば、思わず参加したくなる魅力的なキャンペーンになるでしょう。オロナミンCの「元気ハツラツ!」という代表的なコピーと家族への想いというテーマは親和性もあり、幅広い層が楽しめるものになっています。

4 #神戸牛大作戦|焼肉ライク

こちらは焼肉ライクのTwitterを使用したリツイートキャンペーン

構造はとてもシンプルで、総リツイート数に応じて新商品の値段が変化するというもの。リツイートが条件ということで、新商品の周知をすることができる上に親しみを持ってもらいやすいようなキャンペーンになっています。実際にリツイートをした人に店舗で食べてみたいと思わせることができ、販促にも役立っています。

【Webサイトキャンペーン】

1 スライスチーズは60年♪ ご愛顧ありがとうキャンペーン|雪印メグミルク

https://www.meg-snow.com/sliced-cheese/60th/
特設サイトではキャンペーンソングが聴ける。

こちらは雪印メグミルク スライスチーズのキャンペーンサイトLINEを使用した60周年キャンペーン。

特設サイトでは60周年を記念して、お馴染みのCMソングをオペラやヘヴィメタなど、6つの異なる曲調でリニューアルして公開。キャンペーンソングは耳で聴いて楽しく、サイトの優れたクリエイティブは目で見て楽しく、スライスチーズは味で楽しむ、五感で楽しめるキャンペーンです。

また、対象商品を購入したレシートを撮影し、公式ラインに送ると抽選で「スライスチーズ」詰め合わせセットかデジタルギフトが当たるマストバイキャンペーンも同時に実施することで購買も促進されます。

関連記事|またこのパターンか、を打開する面白い企業キャンペーン

2 おおきなパイの実を収穫しよう!キャンペーン|株式会社ロッテ

https://lotte-land.jp/painomi/cp/okinapainomi_cp/

こちらは公式Webサイトを用いたパイの実のクイズキャンペーン

LOTTE landというロッテのWebサイトにパイの実のページができることを記念したキャンペーンで、クイズに答えて応募フォームから応募すると大きなパイの実が当たるというものです。応募する際に公式Webサイトの会員登録が必須条件であるため、ロッテのファンを増やすとともに顧客の囲い込みにもなります。

このように、Webサイトで完結するキャンペーンを行うことでSNSを使用していない層にもアプローチできるため、取り扱う商品の特性によって使い分けると良いでしょう。

3 LEE辛旨王キャンペーン|江崎グリコ株式会社

https://cp.glico.com/lee-2021cp/

こちらはレトルトカレーLEEのマストバイキャンペーン

辛さ8倍〜30倍のレトルトカレーを購入し、その数値の合計である辛旨王倍数を1番ためた方にガウンをプレゼント、または1000倍貯めるごとに特別限定商品をプレゼントするというものです。対象商品の裏にはシリアルナンバーが記載されていて、キャンペーンサイトから応募することができます。また、辛旨王倍数の合計が上位である「辛旨王」候補のランキングがキャンペーンサイトから見れるようになっているなど、非常に面白いキャンペーンです。

マストバイキャンペーンを実施し、1000倍に到達すれば全員に特別限定商品をプレゼントという数値を設定することで効果の大きい販売促進になっています。

また、「辛旨王」というネーミングや、キャンペーンサイトのクリエイティブが特徴的で印象に残りやすいキャンペーンとなっています。

4 ツブ&ピースでいこう!ストレスあるある診断|アサヒグループ食品株式会社

https://www.calpis-shop.jp/c/checker_msccare//

こちらはサプリ「ココカラケア」のキャンペーンサイトとTwitterを連動させた診断キャンペーン

キャンペーンサイトではキャラクターのコジコジとコラボしたゆるいテイストのストレス診断を受けることができるようになっています。質問に10問答えるとストレススルー度が診断され、結果をツイッターにハッシュタグをつけてシェアすると100人にサプリとアマゾンギフトカードが当たるという複合的なキャンペーンです。

診断の選択肢を「大丈夫/ぐぬぬ…」にしたり、質問をユーザーが日々感じる小さなストレスやモヤモヤに関するものにしたり、コジコジとコラボすることで全体的にゆるい雰囲気になっていて、メンタルケアサプリの手を出しにくい印象を解消することができています。

【LINEキャンペーン】

1 LINEで診断!あなたはどっち派?カロリーメイト×SOYJOY新生活応援キャンペーン

https://www.otsuka.co.jp/cmt/lp/newlife/

こちらはカロリーメイト×SOYJOYのLINEを使った診断キャンペーン

大塚製薬の公式LINEを友達登録し、トーク画面で質問に答えると一人一人の生活にあった商品がおすすめされます。最後の質問でカロリーメイトかSOYJOYを選んで応募するとどちらかの商品が当たります。結果がその場でわかるという点でもLINEのリアルタイム感と親和性があり、GOODですね。

いくつかの質問に答えるだけでユーザーごとに異なる種類の商品がおすすめされるこちらのキャンペーンは、抽選に外れたとしても商品への接点ができるという点で優れたキャンペーンです。

関連記事|【最新】LINEを活用したキャンペーン事例5選!

2 LINEスタンプラリー|shu uemura

https://www.shuuemura.jp/line-stamprally/

こちらはLINEスタンプラリーの機能を利用したshu uemuraのSNSキャンペーン。

公式LINEアカウントにお友達登録をすると、トーク画面からスタンプラリーに参加することができます。公式サイトでブランドを深く知るためのページを読んだり、オンラインショップで自分に合うアイテムを試したり、実際に店舗へ行ってアイテムの体験を受けたり、複数のアクションの中から自分で選択し、スタンプを集めるとギフトが手に入るというキャンペーンです。

アプリが不要なLINEスタンプラリーをうまく利用し、顧客のブランド理解を深め、店舗に誘導することに成功していますね。

【Instagramキャンペーン】

1 SNSでレンタサイクル無料!キャンペーン|津軽鉄道

https://tsutetsu.com/archives/2344

こちらは津軽鉄道がおこなったInstagramのフォトキャンペーン。

津軽鉄道沿線地域の写真をInstagramに投稿した方はレンタサイクルが無料になるというものです。レンタサイクルに乗りながら津軽鉄道沿線を楽しむ様子の写真を投稿してもらうことで、多くのユーザーの目に触れさせることができます。また、津軽鉄道の新しい楽しみ方としてサイクリングを提案することで、サイクリストの呼び込みにもつながります。

関連記事|【2021年下半期総まとめ】2022年の参考に!注目したいInatagramキャンペーン特集

【TikTokキャンペーン】

1 #メルカリコラボ キャンペーン

https://activity.tiktok.com/magic/page/ejs/5d1d67a80f5c2f0231192d97?appType=aweme

こちらはTikTokとメルカリのコラボキャンペーン

メルカリに出品してみたい作品やものをテーマにした動画を投稿し、ハッシュタグをつけて投稿をするとメルカリポイントが当たるというものです。TikTokに投稿することで自分の作品も拡散されるというメリットがあるためユーザーが参加しやすくなっています。また、ハンドメイド動画はもともとTikTokユーザーに人気のジャンルなのでメルカリとの親和性が高く、ウィンウィンなキャンペーンになっています。

関連リンク|キャンペーン企画事例一覧 

関連リンク|店舗誘因のキャンペーン事例一覧

販促キャンペーンを企画するコツとアイデアヒント

12個の事例を見てきましたが、どれも個性があって面白いキャンペーンになっていました。では、実際に販促キャンペーンを企画するときのコツとアイデアを紹介します。

SNSを用いたキャンペーンを行う

SNSが普及した現代では、店頭でのオフライン企画だけではなく、SNSやWebを使用した複合的なキャンペーンを行うことが成功のコツです。ユーザーのほとんどはスマホを所有しているため、より多くの人により深く商材を知ってもらうことができる機会をつくることが可能なのです。場所や時間を問わないSNSのキャンペーンは従来の店頭キャンペーンに比べ、できることが多く、新しいキャンペーンが日々企画されています。例えば、店頭に誘導するためにSNSで単発のキャンペーンを行い、インセンティブを与えることで継続的な利用にもつなげることができます。

顧客の体験を創造する

キャンペーンを実施するにあたって、大切なことはユーザーの「体験」をどうデザインするかです。商材のことをただ知ってもらうだけで良いなら、商品説明を用意するだけで完結するはずですが、キャンペーンはそうではありません。キャンペーンを通してユーザーの心が動いたり、商材に対する印象が変わる、そういった体験をつくっていくことが販売促進につながるのです。ユーザーがキャンペーンに参加し、商材をより深く知り、実際に手に取る、そういったストーリーを設定し、組み立てていきましょう。

キャンペーンを恒例化し、リピーターを増やす

集めた顧客を逃さないためにも、定期的なキャンペーンを行うことが大切です。キャンペーンを恒例化することで、定着率を高めましょう。ただ、商材やブランド自体に愛着を持ってもらうためにはキャンペーン以外の日々の発信を行うこともお忘れなく。普段の発信+キャンペーンで商材のファンをつくっていくことがポイントです。

まとめ

いかがでしたか?今回はさまざまなSNSを使用した個性豊かな事例を引用し、そういったキャンペーンを企画するコツを紹介しました。

企画の際に本記事を参考にし、実際の事例を学ぶことで、ぜひ自社の販促キャンペーン企画にお役立てください。