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店頭誘引&店頭で使えるデジタルコンテンツ活用事例7選!成功に導くポイントも解説

今回は「実店舗とデジタルコンテンツの連動」をテーマに、「店頭からデジタルコンテンツへの誘導」と「デジタルコンテンツから店頭に誘引」の2パターンについて、成功のポイントを事例とともに解説していきます! 企画の参考にぜひお役立てください。

店頭からデジタルコンテンツへ誘導するには?

まずは、チラシやポスター、ポップ、デジタルサイネージといった、店頭の広告からデジタルコンテンツに誘導するキャンペーンについて解説します。

一般的に、小型の店舗や家電量販店内のブランドなどが行う小規模なキャンペーンの場合は、制作費用が抑えられ、消費者側の手間も少ない”ブラウザを経由”する形がおすすめです。量販店など店舗独自のアプリがすでにある場合は、それを活用する場合もあります。

主な誘導方法(導線)

ユーザーを店頭からデジタルコンテンツに誘導するには、以下のような方法があります。

・ポスターやチラシなどにQRコードを掲示し、読み取ってもらう

・店頭にキーワードを掲示して、ユーザーに検索してもらう

・店頭にある内容を、SNSで投稿してもらう

QRコードでアクセスしてもらう方法はユーザーにとっても作業が簡単で手軽なため、多くのキャンペーンで使われています。

メリットとデメリット

店頭の広告からデジタルコンテンツへ誘導するキャンペーンのメリットは、ユーザーが入手したデジタルコンテンツをそのまま持ち帰ってもらえる点。また、その場で商品の魅力を疑似体験してもらうことで、購入につなげることもできます。

スマホがあればユーザーだけで完結する点もメリットです。例えば、QRコードが印刷されたチラシを渡せば、ユーザーは好きな場所や時間にアクセスできるので、キャンペーン参加の可能性が高まります。

デメリットは、ユーザーが何かアクションを起こしてくれないとコンテンツを提供できないこと。また、ユーザーがアクションしたくなるようなストーリー(導線)を作ることが難しい点もネックになります。

▼ドラッグストアで大調査!店舗で紹介していたデジタルキャンペーン徹底解説もチェック!

デジタルコンテンツで店頭に誘引するには?

デジタルコンテンツから店頭に誘引する目的で行われるキャンペーンは、LINEやX(旧Twitter)など、SNSを活用したものが盛んに行われています。

店頭に誘引する動機付けとしては、クーポンや特典などのインセンティブを用意するのが定番。また、熱心なファンを抱えるキャラクター(IP)や芸能人とのコラボレーションも有効です。

主な誘引方法(導線)

デジタルコンテンツから店舗への誘引方法についてはさまざまなパターンが考えられますが、代表的な例を紹介します。

・SNSと連携したサイネージを店頭に掲示する

・クーポンなどの店頭で使えるインセンティブを用意する

・ゲームなど、店頭で遊べるコンテンツを用意する(主にブラウザ経由で体験)

・店頭に、ユーザーが持ち帰りたくなる情報を用意する

近年は、ARを活用したコンテンツを店頭に用意して、ユーザーに足を運んでもらうという事例が多く見られますが、逆も可能です。例えばARを使えば、自分のスマホで「口紅の色が似合うかバーチャルで試す」といったことが可能。自宅で商品の魅力を体験させ、店頭に誘引することもできるわけです。

メリットとデメリット

デジタルコンテンツから店頭への誘引を目的としたキャンペーンは、やはり実際に店頭にユーザーが足を運んでくれる(商品を購入してくれる)のが大きなメリット。また、来店数や購入数などを計測することで、キャンペーンの効果を明確化できる点も重要なポイントです。

一方、実際にユーザーに足を運んでもらうためには、強い動機付けが必要です。そのため、インセンティブが必要になったり、アプリの開発が必要になったりと、予算や工数が大きくなりやすく、キャンペーン成功のハードルは高くなります。

デジタルコンテンツの活用事例7選!

ここからは、実際のキャンペーン事例を紹介します。ぜひ、成功へのヒントを見つけてください!

【事例1】ユニクロ×ハローキティ50周年コラボ(店頭→デジタル)

ユニクロと、生誕50周年を迎えた「ハローキティ」がコラボ。70年代をイメージしたレトロでポップなデザインのUTやリラコのコレクションを発売するのにあわせたキャンペーンです。

店頭のポップに掲示されたQRコードを読み込むと、TikToK用の限定ARフィルターがもらえます。

【事例2】レイジブルー×名作漫画『カイジ』コラボ(店頭→デジタル)

アダストリアが展開するアパレルブランド・レイジブルーと、人気漫画シリーズ『カイジのコラボキャンペーンです。コラボアイテムの購入者に、作中で登場する通貨「ペリカ」型の1,000円引きクーポンがプレゼントされます。

店頭→デジタルコンテンツ施策として、オリジナルARフィルター(InstagramARを使用)を用意。店頭ポスター(または特定号のヤングマガジンの裏表紙)にスマホをかざすと、ARフィルターが楽しめます。

【事例3】リアルマルチーAEGiS合同指定任務(店頭→デジタル)

https://n2p.co.jp/works/alicegearaegis-real-multimission/

コロプラのスマホ用ゲーム『アリス・ギア・アイギス』が実施したキャンペーンです。全国のアニメイトに116種のポスターを掲示。そこに印刷されたQRコードを読み込んでTwitter(当時)でシェアすることで任務達成を目指します。

任務は2種類あり、1つはシェアすると特設サイト内の敵を攻撃でき、一定ダメージを与えると討伐できる「6体の大型ヴァイスの討伐」。もう1つは「掲載されたすべてのポスターからのシェア完了」です。

任務を達成するとゲーム内アイテムがもらえるため、参加者が協力したくなる仕組みになっています。

こちらは弊社が設計および制作を行った事例です。

【事例4】TVアニメ『黄昏アウトフォーカス』限定ポスター(店頭→デジタル)

男子校の映画部を舞台にしたTVアニメ『黄昏アウトフォーカス』の放送決定を記念したキャンペーンです。全国のアニメイトに限定ポスターが掲示され、そこにあるQRコードを読み込むと、3種類の待ち受け画像を無料でダウンロードできます。

【事例5】薬屋のひとりごと×大塚製薬 猫猫のAR宝探しキャンペーン(デジタル→店頭)

▼事例解説動画はこちら!

ドラッグストアのウエルシアで実施された、のちにアニメ化もされた人気ライトノベル『薬屋のひとりごと』と大塚製薬のコラボキャンペーン。店内にぶら下がったスイングポップがARのマーカーになっていて、それを読み込むと、主人公の猫猫とともに謎解きが楽しめます。

 店頭を回遊して謎を解くとオリジナル壁紙がもらえるAR宝探しをメインに、大塚製薬の対象商品を含む買い物でオリジナルグッズが当たるレシートマストバイキャンペーンで購入促進につなげており、店頭誘引キャンペーンの好例といえます。

【事例6】ミツカン「とろっ豆」歴代パッケージ総選挙キャンペーン(デジタル→店頭)

▼事例解説動画はこちら!

ミツカンの「とろっ豆」歴代パッケージ全233種の総選挙を実施し、投票数1位の人気パッケージを反映した「とろっ豆」グッズが抽選で100名に当たるとともに、そのパッケージを採用した商品が限定発売されるというキャンペーンです。

遊べるパッケージを提案し、それをユーザーに選んでもらって選考するというファンコミュニケーションをメインにしているのがほかにはない特徴です。

【事例7】SEEDガンプラミッション(デジタル→店頭)

▼事例解説動画はこちら!

「XやInstagramへのガンプラ写真の投稿」「ガンダムベース(専門店)で実施されるガンプラコンペティションへの参加」「ビルダーズノート(公式コミュニティ)への投稿」という3種類のミッションを達成すると宇宙要塞にダメージを与えられ、条件を達成すると抽選でプレゼント(ガンプラ)がもらえるという、購買促進タイプのキャンペーンです。

達成条件は「発射阻止」(5,000ダメージ)と「破壊」(15,000ダメージ)の2段階。みんなでがんばるほどプレゼントが豪華になる仕組みを用意することで、ファンのモチベーションを高めています。

【番外編】みんなで育てるチャレンジツリー|エボルタNEOチャレンジツリー プロジェクト Panasonic(イベント→デジタル)

▼事例解説動画はこちら!

番外編として、リアルイベントとデジタルコンテンツが連動したキャンペーンをご紹介。

Panasonicの乾電池・エボルタNEOがすべての挑戦者を応援したいというテーマで実施されたキャンペーンです。特設サイトからその1年チャレンジしたことを投稿すると、デジタル上のチャレンジツリーが成長していくというコンテンツになっています。

さらに、リアルイベントとして渋谷のRAYARD MIYASHITA PARKに約6mの巨大なエボルタNEOチャレンジツリーが登場。エボルタNEOの長もち性能を実証するべく、イルミネーションの1カ月間連続点灯に挑戦しました。

会場では、参加者が「今年チャレンジしたこと」を声でツリーに届けると、エボルタNEOくんからのメッセージが届く企画も行われました。

まとめ:ユーザーとのコミュニケーションが生まれる形が理想!

店頭とデジタルコンテンツの連動をテーマに、実施のポイントやメリット・デメリット、具体的な事例などを紹介してきました。

「店頭からデジタル」「デジタルから店頭」、いずれの場合も、コンテンツにふれたユーザーがアクションを起こしてくれる必要があり、しっかりとした動機付けが必要になります。今回紹介した事例の多くが、ゲーム性を持たせるなどでしっかりとした導線を設けています。

また、キャンペーンを実施するにあたっては、最終的にはユーザーと密なコミュニケーションがとれる関係性を構築することが重要です。例えば、XやInstagramなどでの告知をきっかけに店頭へ足を運んでもらい、そこでの体験から思わずLINEの友達登録をしたくなるようなキャンペーンが理想です。

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以上、キャンペーンの企画検討の参考になれば幸いです。本ブログでは、ほかにもキャンペーン立案に役立つ情報や資料を多数紹介していますので、ぜひチェックしてみてください。