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【事例あり】X(旧Twitter)企業アカウント運用のコツ【コンセプト設計マニュアル】

X(Twitter)で企業アカウントを運用しているものの、いまいちユーザーに反応してもらえない…。そんなお悩みをお持ちの広報担当者などもいるのではないでしょうか。

リーチやフォロワー数を伸ばすためには、ユーザーにとって有益な発信や、明確なコンセプト設計を立てていくことが欠かせません。

本記事では、X運用でありがちな間違いや、アカウント設計における3ステップ、さらに実際の成功事例を交えながら、効果的な運用方法を解説していきます。

インプレッションを伸ばす方法についてはこちらもチェック!

X(Twitter)企業アカウント運用でやりがちな間違いって?

一方通行な情報発信をしているイメージ

企業アカウントだからといって、自社製品の宣伝やお知らせだけを行っていませんか?

宣伝投稿のみでは、企業からユーザーへの一方的になってしまうだけでなく、投稿への共感を生まず、反応が薄くなってしまいます。共感がないということは、せっかく作った投稿も印象に残らないといった残念な結果に繋がります。

同じ宣伝でも、キャンペーン投稿の場合はいいねやリポストなどのエンゲージメントの獲得が可能ですが、何度も同じ手を使ってしまうと懸賞ユーザーのフォロワーばかりが増えるどころか、情報を届けたい層に届きにくくなってしまうことにもつながります。

業界を盛り上げる姿勢でコミュニティを形成する

大切なのは、コンセプトを明確にして、それに合わせたコミュニティを形成すること。

ユーザーは特定の商品やサービスへの興味関心が低いため、Xでは「商品を売りにいこうとする」のではなく、「商品が含まれる業界を盛り上げる」姿勢で運用していくことが大切です。

Xを使っている際に、「あれ?こんなアカウントフォローしていたっけ」と我に返ってフォローを外した経験をお持ちの方もいるのではないでしょうか。そうならないように、ターゲットを絞って、内容に統一性を持たせましょう。

それでは、ここからアカウント設計における3つの軸をご紹介いたします。

アカウント設計① ポジションの狙いを定める

Xの企業アカウント運用では、扱っている商品やサービスが、その先でどんなメリットを提供できているのか、大枠で捉えていくことが大切です。

そして、商品とマッチする「獲得したいユーザー層」を確認します。まずはアカウントの目指していく方向性を明確にしましょう。

例として、緑茶を販売する企業アカウントの宣伝を考えてみましょう。

緑茶が好きな人はたくさんいるかもしれませんが、特定の緑茶商品を継続購入している方はどれほどいるのでしょうか。特定商品ファンに向けた情報発信に限定してしまうと、実際のユーザー数もかなり限定的な層になってしまうことは簡単に想像できます。

「緑茶好き」をターゲットにすれば先ほどよりもユーザー数が増えますし、「喉を爽やかに潤す飲み物を必要とする層」のように捉えると、さらに増えるかもしれません。

投稿コンセプトと合わせて、どのポジションで進めていくのかを明確にすることで、投稿の方向性も作りやすくなります

アカウント設計② 投稿コンセプトを決める

企業アカウントを作ったからには、継続的に投稿をしていく必要があります。ネタ切れを起こさないように、恒常的に投稿できそうな内容を選びましょう。

 

言葉選びやネタなどは、企業や商品の独自色を出していけるとなお良いですね。

これらを意識しつつ、投稿を見た時に「あのアカウントだ!」と判別してもらいやすくなるような投稿コンセプトを作成しましょう。コンセプト(=全体を貫く考え方、指針)があることで、投稿に統一感が出たり、ユーザーとの情報交流のフックを作りやすくなります。


ユーザーと一緒になってターゲット層(①で決めたもの)を盛り上げていくこと、そしてその中心に自社の商品があるファンコミュニティを形成するイメージで運用していくことが大切です。

ファンコミュニティ形成に関する記事はこちら!

アカウント設計③ 投稿軸を複数個決める

通常投稿における軸は、例えば下記のように設定していきます(実際の事例を元にしています)。

  • 特定ワード情報の普及とネガティブイメージの払拭
  • 製品がある生活を想像させる内容
  • メーカーのことを知ってもらう投稿
  • モーメント(「〇〇の日」や行事等)に合わせた投稿
  • ニュース、お知らせ
  • キャンペーン(月1回)

このように投稿軸を明確に定め、各投稿軸ごとの頻度や塩梅を分析しながら日々改善していくことが大切です。新規獲得も日々考える必要があるため、キャンペーンの企画&開催、頻度なども、ほかの投稿と合わせて分析していく必要があります。

通常の投稿とキャンペーンの投稿を一緒に検討できる外部ツールなどの使用もおすすめです。

弊社NONAME Produce(以下、n2p)のX(Twitter)マーケティング総合支援サービス「BirdCall」では、ユーザーの興味関心やユーザーの定着率など、細かい分析をすることができ、今まで漠然と行われてきたキャンペーンや投稿に根拠がある作戦を練ることができます。

他社から学ぶ!参考事例2つを解説

せっかく作った企業アカウント運用を成功させるため、アカウント設計で欠かせない以上3点をぜひ参考にしてみてくださいね。

ここから先はさらに深掘りして、n2pが収集した実際の事例を、アカウント設計①〜③のコツに当てはめて解説していきます。

GU(ジーユー)公式アカウント

①狙っていそうなポジション

GUで購入したことのある人、ファッショントレンドに敏感な人

投稿画像の写真が比較的に落ち着いているので、特に年齢層は定めていなさそうでした。一緒に作り上げていくことで、より店舗に足を運んでもらったり、通販したくなったりするような工夫があったため、最新情報に興味がありそうな人に向けた情報発信を意識していそうです。

②投稿コンセプト(推定)

「トレンドを一緒に作る」

GUの最新情報を発信するなかで、アンケートや投稿系が多く取り入れられていました。その意見をどう取り入れたかといった内容もあり、ファッションやGUにおけるトレンドをフォロワーと一緒に作り上げていく、というコンセプトで貫かれていそうです。

③投稿軸(推定)

GUさんのアカウントでは、「題化を狙った投稿」「お知らせ投稿」「コミュニケーションを狙った投稿」「トレンド・コーディネートに関する投稿」「キャンペーン投稿」主に5つの投稿をバランスよく配信しているようでした。ポストと合わせて詳しく解説していきます。

◆話題化を狙った投稿

一見関連のなさそうにも見える意外性の高い画像など、思わず目が止まるような内容の投稿が紛れ込こませていました。

お知らせ投稿(新作紹介・コラボ紹介・セール紹介・新店舗紹介)

シンプルにフォロワーが知りたい情報をわかりやすい形で投稿していました。

コミュニケーションを狙った投稿

アンケート機能やコメントを募り、意見を募集していたため。また、その意見を店舗にて実現することで実際に足を運びたくなるような工夫がされていました。

トレンド・コーディネートに関する投稿

パーソナルカラー診断や、即売予報などトレンドやコーディネートに関する情報も定期的に発信されていました。

◆キャンペーン投稿

アプリダウンロードの促進や、コラボ商品の認知拡大など、フォロワー増加以外の目的もありそうな投稿が多くありました。

ガスト【公式】

①狙っていそうなポジション

主婦層、懸賞が好きな人

基本は全年齢対象な気がしますが、子供に食べさせたくなるような施策や共感などもあり、中央は主婦層をターゲットに置いていそうでした。また、懸賞ユーザーが実際に店舗に足を運びたくなるような施策が多くあるのが特徴的でした。

②投稿コンセプト(推定)

「ガストに立ち寄りたくなる」

店舗を想起させるものや、クーポンなど「今」いかなくては!と思わせる投稿が多くあったため、この辺りがコンセプトになっていそうでした。

③投稿軸(推定)

ガストさんのアカウントでは、「コミュニケーションを狙った投稿」「店内の様子がわかる投稿」「お知らせ投稿」「キャンペーン投稿」「キャンペーン投稿」「お悩み解決軸」の6つが軸をバランスよく、そしてテンポよく投稿されていました。ポストと合わせて詳しく解説していきます。

コミュニケーションを狙った投稿

アンケート投稿やクイズなどコメントを促進する投稿が定期的に発信されていました。

店内の様子がわかる投稿

実際の写真や動画で、よりリアルに伝えてる投稿が定期的に発信されていました。

お知らせ投稿(クーポン告知・季節のメニュー紹介)

季節のメニューに関しては、「どれが一番気になる?」といったコメント促進もありました。フォロワーが知りたいである情報を埋もれずに伝える工夫がされていました。

キャンペーン投稿

定期的にフォロー&UGC促進のキャンペーンが開催されていました。コラボメニューなどの認知拡大施策としてもあった。

お悩み解決軸

食に関する悩みから、最近暑すぎる!みたいな日頃の悩みをガストなら解決できる!!といった文脈でメニューバリエーションが豊富な強みを生かす投稿がされていました。

このほかにも、ユーザー投稿の引用リポストなども定期的に行っていました。

アカウント運用時に気をつけたいこと

さまざまな企業アカウントで、参考になる事例は見つかりましたか?

ここまでご紹介した事例にプラスして、気をつけていただきたいポイントが3つあります。

1. 日々変動するXのアルゴリズム

最近は、X側でアルゴリズム(Xのタイムライン上に表示される仕組み)を無告知で変更しているケースが多いです。過去に効果があったものでも突然、効果が出にくくなることがあります。同じ施策を打ち続けている場合は、気をつけてチェックしましょう。

2. 最新情報を収集しつつ、効果検証することが大事

そのため、できる範囲で情報をキャッチアップすることが大切です。告知なく変化してしまう際には、制作会社やエンジニアの元にいち早く情報が届くことが多いので、担当部署や担当者に尋ねてみるのもありかもしれません。その上で、試行錯誤を繰り返しましょう。

3. 一歩先回るなら専門家に頼るべし

とはいえ、やはり他社を追随しない一番手で挑みたい!という方は、SNSやデジタルマーケティング等の専門家に尋ねてみることが一番です。

迷ったら、運用のご相談から代行までお任せください!

まずは、今回ご紹介した①〜③のポイントをもとに、伸び悩んでいるXの企業アカウントを有効活用してみてください。目に見えた変化が現れるはずです。

また、それでも解決しないX運用のお悩みなどは、Xアルゴリズムに対する知見を培ってきた弊社にお任せください。

弊社のBirdCallでは、中長期的なコミュニケーションによるファン作りを目的に、ヒアリングから企画・活性化、効果・実施、運用・分析までをワンストップで行います。これまでは生かしきれていなかった顧客分析を進め、キャンペーン実施によって求める成果を得られるよう、一緒に戦略を立てましょう。

X運用代行について詳しくはこちら:https://n2p.co.jp/birdcall/operation/

ご相談はこちら:https://timerex.net/s/n2p/43322c2e/