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【完全版】画像生成/合成キャンペーンを制作したい時に読むブログ

画像生成キャンペーンの企画作成や技術面でお困りではありませんか?

こちらの記事では、画像生成/合成キャンペーンを実施するにあたり必要な準備から、重視すべき点、最適な拡散方法までお伝えします。

  • 画像生成キャンペーン概要
    • 実際の事例ご紹介
  • 目的設定について
    • 画像生成キャンペーンのメリット・デメリット
  • コンテンツ内容・キャンペーン参加フロー
    • ユーザーに参加してもらいやすくするには?
  • 合成方法について
    • 画像合成の仕組み/仕様は?
  • シェアの仕組みについて
    • SNSごとの最適なシェア仕様は?
  • 開始にあたっての準備
    • 必要な素材や気をつけるべき点

上記の項目を知ることで、商品の特性を伝えたり、認知拡大のために最適な画像生成キャンペーンを開催しましょう!

画像生成キャンペーン概要

WebサイトやSNS上にアップされた素材から、ユーザー独自のコンテンツを自動生成するキャンペーンです。SNSへの投稿をキャンペーン参加のトリガーとすることで拡散も見込めます。

参考事例

あんさんぶるスターズ!!みんなで絵はがきキャンペーン

2023年以降は、生成AIを活用した画像合成/生成キャンペーンも増加傾向にあります。

毎ドラ部AIイラストメーカー

詳しい解説記事はこちら

BirdCallカスタムストリーで実施_24.07

体調あるあるフィギュア展

詳しい解説記事はこちら

目的設定について

画像生成キャンペーン実施にあたってのメリット/デメリットは以下です。

メリット

  • ユーザー独自のコンテンツが生成できるため愛着が湧きやすい
  • コンテンツに触れる時間が長いため記憶に残りやすい
  • ファンコミュニティ内で盛り上がりやすい

デメリット

  • キャンペーン自体の認知が獲得しにくい
  • 生成された画像をシェアしてもらう必要がありハードルが高い

そのため、画像合成/生成キャンペーンは、商品やサービスに長時間触れることで愛着を持って盛り上がってほしい場合に向いています。

想定されている目的と合致していたでしょうか?

していない場合には、改めて目的に立ち返って考えてみるとよいでしょう。

  • 深い商品理解を促進したい→クイズキャンペーンの方が適任ではないか?
  • ユーザーの潜在ニーズを把握したい→投票キャンペーンの方が適任ではないか?
  • 認知拡大→フォローリポストキャンペーンが適任ではないか?

などが考えられます。

目的と手法の組み合わせで迷われている際には、ぜひ一度弊社にご相談くださいませ。

コンテンツ内容・キャンペーン参加フロー

以下の内容をリストアップすることで、よりコンテンツ内容が具体的になるはずです。

  • ユーザーに商品/サービスのどんな特徴を伝えたいのか
  • ユーザーにどんな感想を持ってもらいたいのか
  • どのSNSで話題にして欲しいのか
  • キャンペーン自体の認知獲得はどのように行うのか

ユーザーにどんな感想を持ってもらいたいのか については、「面白い!」であればゲーム性のある企画「驚いた!」であればAIやARなどの新規技術を活用した企画、「エモい」であれば音楽を使用した動画生成企画、など筋道が立てやすくなります。

また、最後の項目「キャンペーン自体の認知獲得はどのように行うのか」が見落とされがちなので注意したいポイントです。企画を実施しているだけでは、中々参加者は増えていきません。基本的には、生成したコンテンツをSNS(X・Instagram・TikTok等)に投稿してもらうことで参加証明とし、同時にキャンペーンの拡散を意図しますが、

他にも

  • 同時にフォロー&リポストキャンペーンを行う
  • ユーザーコミュニティ内で話題にされやすいハッシュタグを作成する
  • リポストで参加者の投稿を紹介する

など、SNS上で流行の渦を作るための付随施策を考える必要があります。

投稿先のSNS選定については後述します。

合成方法について

合成/生成方法には、主にブラウザ完結型と、サーバー連動型という2つの型があります。それぞれの特徴を見ていきましょう。

ブラウザ完結型

  • java scriptを使用
  • サーバーに情報を蓄積するものでなければスムーズに実施できる
  • サーバー負荷が少ないので、容量圧迫によるサーバーダウンなどを回避しやすい
  • ブラウザベースのため、合成時のリアルタイム反映など挙動がスムーズ
  • 個人情報やクーポン情報などの大量の情報を貯める必要がある場合には向いていない

例えば、下記の事例はブラウザ完結型で実施されています。

サーバー連動型

  • PHPなどのバックエンド技術を使用
  • 大量の情報を格納可能
    • ユーザー名/IDなど管理画面を設けられる
    • 合成した画像そのものを貯めておける
  • こちらの型を使ったキャンペーンは多い

例えば、下記の事例はブラウザ完結型で実施されています。

楽天モバイル

どちらの型を使う場合でも、演出などユーザーから見える部分の表示は変わりません。そのため、「ユーザー情報や、ユーザーが生成したデータを格納しておきたいか否か」を判断基準にされると良いでしょう。

SNSの選定について

企画内容や使用するシステムが決めると同時に、どのSNSに生成したコンテンツを投稿してもらうか?を考える必要があります。以下の、それぞれのSNSの特徴とコンテンツの特徴を合わせて考えてみましょう。

X(Twitter)の特徴

  • 高い拡散性がある
  • 年齢層が広い
  • テキストでの表現に向いている
  • トレンドワードに乗れば、認知の高まりが期待できる

拡散性・話題性を担保したい場合には最適です。

Instagramの特徴

  • おしゃれな世界観でのCP演出ができる
  • ストーリーズを使った企画が可能
  • 画像や動画での表現に向いている
  •  ECに繋げられる

コンテンツの美しさ・世界観を伝えたい場合には最適です。

LINEの特徴

  • 利用者数は日本の人口の70%以上
  • 限られた人数でのコミュニケーションのため拡散性はない
  • 公式アカウントと友達になればステップ配信が可能

友人・知人など近しい間柄で盛り上がりを生みたい場合には最適です。

Discordの特徴

  • 特定のコミュニティが形成されている
  • サーバーに参加していれば自由にコミュニケーション可能

特定のゲームなど、コミュニティが確立されている場で盛り上がりを生みたい場合には最適です。

SNSへのシェア方法について

媒体によって、サイト上で生成したコンテンツをどのようにSNSに投稿してもらうかも変わってきます。

X(旧Twitter)の場合

「ツイートする」ボタンを設置してユーザーが画像を添付する方法

サイト内の「ツイートする」ボタンを押すと、Xのポストの下書きが立ち上がります。ですが、自動で画像を添付させることができないので、注意が必要です。

ログイン認証して自動/指定ツイートする方法

キャンペーン参加時に、Xのログインが必要になる形です。

ユーザー情報の取得・投稿内容・投稿件数のシステム・1日参加上限の制御ができるなど、ただ投稿させるだけではなく、付随するメリットも大きいです。

WebshareAPIを使用する方法

こちらは、OSやブラウザを直接的に制御する方法です。画像添付を自動でできるなどのメリットはある一方で、PCでは拡散できないので、デメリットも大きくなります。

Instagramの場合

Instagram自体にシェア機能がないため、別ページを作成し

  • 投稿用テキストを表示してコピーしてもらう
  • 画像などの生成したコンテンツはダウンロードしてもらう

ことで手動投稿を促すことができます。

ストーリーズに投稿してもらいたい場合には、長方形の画像を作成しダウンロードしてもらうのが良いでしょう。

https://hadagami.demido.jp/index.php

LINEの場合

URLを送るという形での投稿は可能ですが、画像は手動でダウンロード&添付してもらう必要があります。

その他

DiscordやThreadsでの拡散を促すことも可能ですが、基本的には

  • URLのコピー
  • 投稿用テキストの表示
  • 画像ダウンロード&添付

と、手動で投稿してもらう必要があります。

開始にあたっての準備

必要な素材について

以下の素材を揃え、実際のデザインやシステムに当てはめていきます。

  • サービスロゴやIP等の素材
  • 合成/生成に使用するイラスト等の素材
  • 生成のアルゴリズム
  • サイト内で使用する説明文等のテキスト
  • ユーザーに投稿してもらうハッシュタグ

制作・運営のフロー

ヒアリング→仕様・企画ご提案→キャンペーンコンテンツ決定→デザイン制作→サイト実装→キャンペーン公開となります。

企画段階から、テストアップまで、シンプルなものであれば約2ヶ月ほどの制作期間で開催可能です。また、参加したユーザーの投稿をハッシュタグを起点に収集することもできます。

商品やサービスに長時間触れることで愛着を持って盛り上がってほしい場合に最適な画像生成/合成キャンペーン。

まずは、目的と手法を合致させることが、プロモーション成功のために何より大切です。お困りの場合には、企画段階の課題感から我々NONAME Produceにお聞かせください。