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【2025年版】AR・画像合成・AI画像生成の導入費用相場|予算別の機能とキャンペーン実装イメージを徹底解説!

デジタルプロモーションにおいて、ユーザーの参加意欲を高め、ブランドの世界観を印象的に伝える手法として「AR」「画像合成」「AI画像生成」を活用したキャンペーンが急速に注目されています。

スマートフォンの普及により、SNS上でビジュアルによるコミュニケーションを取ることが当たり前になった今、ただ情報を発信するだけではユーザーの心は動きません。

ユーザーが「自分だけの画像」を作る体験に夢中になることでコンテンツの滞在時間が伸び、ブランドとの接触時間が増えます。これにより、SNSでの投稿(UGC)が促進されるだけでなく、商品やサービスを自分ごと化し、深いブランドへの愛着を醸成することが可能です。

一方で、担当者様からは以下のようなお悩みをよく耳にします。

  •  「どれくらいの費用感なのか?」 
  • 「予算内でどんな機能を実装できるのか?」 
  • 「目的に合う施策はどれなのか?」

そこで本記事では、「松・竹・梅」の価格帯別に実装可能な機能を整理し、特徴やメリット、目的との相性などをわかりやすく解説します。

※本記事内で紹介している事例は、各価格帯で実現可能な『機能』や『体験』の実装イメージとして掲載しています。実際の制作費用やプロジェクト総額を示すものではありません。企画内容、クリエイティブ・コンテンツ制作の有無、開発規模、サーバー負荷などにより変動する点をご留意ください。

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目次


梅(約50万~100万円)|スモールスタート向けの低価格帯

|ARフォトフレームキャンペーン

カメラで映した現実世界に、あらかじめ用意されたフォトフレームやロゴ、スタンプを重ねて撮影できる機能が実装できます。

用意できる素材数は限定されますが、そのぶん設計が分かりやすく、低コストでかつ短期間で手軽に画像合成体験を提供したい場合に適しています。

● この価格帯で実装できる機能

  • フォトフレーム合成
  • ブランドロゴ・キャラクタースタンプ合成

※サイズや位置は固定となります。

● 同等の機能実装イメージ(参考事例):#一期一会部フォトキャンペーン

この価格帯では、以下の事例のように「固定のフレームに合わせて撮影する」といったシンプルな機能の実装が可能です。

参考事例:#一期一会部フォトキャンペーン

● メリット

  • UGCの創出:ユーザーの手間が少なく、投稿件数を伸ばしやすい。
  • 低コスト・短納期:テンプレート的な活用により、導入費を抑えやすい。
  • 統一感の醸成:素材が固定されているため、ブランドの世界観や投稿のトーン&マナーを統一しやすい。

● 注意点

  • バリエーションの限界:素材数に限りがあるため、投稿される画像の画が似通いやすく、独自の工夫が生まれにくい。
  • 別途費用:景品費用やSNS広告費は別途発生。

●関連資料・記事


竹(100万~300万円)|標準的な価格帯

この価格帯では、「ARの機能拡張」または「画像合成」の2つのアプローチが可能になります。自由度が上がり、ユーザーそれぞれの個性を出しやすくなります。

|ARフォトフレームキャンペーン(+α)

「梅」の価格帯にあるAR機能に加え、複数種類のフレーム・ロゴ・スタンプの選択や、ユーザー自身によるテキスト入力が可能になる、カスタマイズ性の高い機能を加えることができます。 

豊富なデザイン素材とテキストを組み合わせることで、統一感を出しつつも「自分だけの1枚」を作成できるため、満足度が向上します。

●この価格帯で実装できる機能

  • フォトフレーム合成(複数種類から選択)
  • ロゴ・キャラクタースタンプ合成(複数種類から選択)
  • テキスト合成(ユーザーが任意の文字を入力)

● 同等の機能実装イメージ(参考事例):ニベア『肌磨きチャレンジ』

この価格帯では、以下の事例のように、複数素材の選択やテキスト入力などの機能が実装可能です。

参考事例:ニベア『肌磨きチャレンジ』

● メリット

  • 投稿バリエーションの増加:素材選択やテキスト入力により、ユーザーごとに異なる画像が生成される。
  • 参加意欲の向上:「自分の言葉」を入れられるため、ただの拡散ではなく熱量の高い投稿が期待できる。

● 注意点

  • 開発工数の増加:テキスト入力や複数素材の管理システムの分、梅プランより費用・期間が必要。
  • 別途費用:景品費用やSNS広告費は別途発生。

●関連資料・記事

|画像合成キャンペーン(写真アップロード型)

AR(カメラ起動)とは異なり、スマホ・デジカメ・一眼レフなど、過去に撮った写真やこだわりの写真をアップロードして合成する機能を実装することができます。

フォトフレームやロゴ、テキストと、ユーザーがアップロードした写真を組み合わせて合成することができ、撮影媒体に制限がないため、高画質な風景写真やこだわりの一枚を使ったフォトコンテスト企画に向いています。

● この価格帯で実装できる機能

  • 写真アップロード機能(端末内フォルダから選択)
  • フォトフレーム合成
  • ロゴ・キャラクタースタンプ合成
  • テキスト合成

● 同等の機能実装イメージ(参考事例):あなたのお気に入りの京都キャンペーン

この価格帯では、以下の事例のように、撮影済みの写真をアップロードして素材と合成する機能を実装可能です。

参考事例:あなたのお気に入りの京都キャンペーン

● メリット

  • クオリティの高いUGC:撮影機材や場所・時間の制限がないため、質の高い写真投稿が集まりやすい。
  • 参加ハードルの低さ:ARキャンペーンと異なり、撮影した後に参加できるためユーザー行動に制限がかかりにくい。

● 注意点

  • 即時性の弱さ:ARのような「その場での盛り上がり」よりは、じっくり参加する形式に向く
  • 別途費用:景品費用やSNS広告費は別途発生。

● 関連資料・記事

  • ※準備中

松:300万円~|大規模・高品質な施策

技術的な自由度を極限まで高めた「高度な画像合成」や、トレンドの技術を活用した「AI画像生成」などの機能を実装できる価格帯です。圧倒的な体験価値を提供し、大きな話題化を狙います。

|画像合成キャンペーン(+α)

ユーザーがアップロードした写真に対して、豊富なフレーム・ロゴ・スタンプと、テキストのデザインを細かく編集しながら合成する機能を実装することができます。

ユーザーがアップロードした写真に対して、豊富なフレーム・ロゴ・スタンプと、テキストのデザインを細かく編集しながら合成する機能を実装することができます。

スマホ・デジカメ・一眼レフなど撮影媒体を問わず利用できることに加え、スタンプの拡大縮小・回転・配置変更、テキストのフォント・色・縁取り編集など、本格的な画像編集ツール並みの機能を提供できます。

「竹」の価格帯にある画像合成機能よりも表現の幅が広く、ブランドの世界観を反映した上で「作品をつくる」という没入感を提供できるため、ブランドのファン化に最も効果的です。

● この価格帯で実装できる機能

  • 高度な素材編集機能(サイズ・位置・角度・フォント、色、装飾の自由調整)
  • 複数レイヤーの合成(背景、被写体、スタンプ等の重なり)

● 同等の機能実装イメージ(参考事例):みんなで絵はがき|あんさんぶるスターズ!!

この価格帯では以下の事例のように、自由度を持たせた画像編集機能を実装することが可能です。

参考事例:みんなで絵はがき|あんさんぶるスターズ!!

● メリット

  • 圧倒的な自由度と熱量:ユーザーが時間をかけて「作品」を作るため、ブランドへの愛着が深まる。
  • シェアしたくなるクオリティ:こだわって作った画像はSNSでのシェア率が高く、コミュニティ内での話題化が見込める。
  • 質の高いUGC:撮影媒体を問わないため、非常に高品質な投稿が集まる。

● 注意点

  • 開発・検証コスト:開発費と検証期間が必要。
  • 別途費用:景品費用やSNS広告費は別途発生。

● 関連資料・記事

  • ※準備中

|AI画像生成キャンペーン

AI技術を用いて、画像を自動生成する機能を実装することができる価格帯です。

例えば、ユーザーの写真を元に、AIが特定の画風や世界観に変換・生成することができます。 「写真を1枚アップロードするだけ」という簡単な操作で、プロのイラストレーターが描いたような画像や、現実にはありえないシチュエーションの画像を生成できます。 

デザイン経験がなくても一定以上のクオリティで画像が生成されるためハードルが低く、「AIで画像をつくる」という体験自体が話題になりやすい、トレンド性の高い機能です。

● この価格帯で実装できる機能

  • i2i(Image to Image)生成:ユーザーの写真をベースに、指定のタッチでAI画像を生成。
  • プロンプト制御:ユーザーの選択肢(性別、職業、背景など)に合わせて生成内容を変化させる。
  • オリジナルキャラ・ロゴの融合:生成画像にブランド要素を自然に組み込む。

● 同等の機能実装イメージ(参考事例):なりきりアスリートメーカー | au

この価格帯では以下の事例のように、AIを活用した画像生成機能の実装が可能です。

参考事例:なりきりアスリートメーカー | au

● メリット

  • 強い話題性と拡散力:「AI×自分」の面白さがフックとなり、SNSでの拡散力が非常に高い。
  • 誰でもハイクオリティ:デザインセンスや写真の腕に関係なく、誰でも一定以上の品質の画像が作れる。
  • 世界観の統一:AIの画風を固定することで、ブランドイメージを崩さずに大量の画像を生成できる。

● 注意点

  • 生成ルールの設計:不適切な画像が生成されないような制御(ガードレール)設計が重要。
  • ランニングコスト:生成枚数に応じたGPUサーバー費用(従量課金など)が発生する場合がある。
  • 別途費用:景品費用やSNS広告費は別途発生。

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まとめ|目的に合わせて最適な機能を選ぼう

ARや画像合成キャンペーンは、予算をかければ良いというものではありません。「ユーザーにどんな体験をさせたいか」「何を成果(KPI)とするか」によって最適な機能は異なります。

  • 【梅】:まずは低予算でSNS投稿数を増やしたい、スモールスタートで実施したい場合。
  • 【竹】:ある程度の自由度を持たせ多機能を実装させ、ユーザーの個性や想いを投稿に乗せたい場合。
  • 【松】:ブランドの世界観に深く没入させ、ファンの熱量を最大化したい、またはAIなどの最新技術を導入して話題を作りたい場合。

予算と目的のバランスを見極め、最適な機能を選定することが成功への鍵となります。


どのような機能が最適かお悩みですか?

「自社の商材ならどのレベルが最適かわからない」 「具体的な他社の成功事例をもっと知りたい」 「予算内でどこまでリッチな機能を実装できるか相談したい」

とお考えのご担当者様は、ぜひお気軽にご相談ください。 これまでの豊富な実績をもとに、貴社のキャンペーン規模・目的・ブランドイメージに応じた最適な企画をご提案します。

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