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【コロナに負けない観光業界の見本!】面白いホテルのSNSキャンペーン2021事例まとめ

コロナに負けない観光業界の見本!】面白いホテルのSNSキャンペーン2021事例まとめ

この記事では、2021年度におけるホテル×SNSキャンペーンの事例をご紹介。コロナ禍において苦境を強いられているホテルがどのようなキャンペーンを行っているのか調査しました。

 

この記事を読めばコロナ禍のホテル業界がどのようなSNSを使ってキャンペーンを行い、なぜそのSNSが使われているのか、キャンペーンの実際の狙いがわかります。

ホテルキャンペーンでよく使われるSNSとは?

今回5つのホテル×SNSキャンペーン事例を取り上げ、その中でどのようなSNSを用いられていたかグラフに示すと以下のようになります。

グラフ画像

実際はホテルに関するキャンペーンはもっとあり、そのほとんどがInstagramもしくはTwitterです。その理由はホテルの写真は雰囲気を伝えるのに1番役立ち、写真を扱うプラットフォームで最も適しているのがInstagramだからです。

そしてTwitterが多い理由は拡散効果があるからです。Instagramはホテルのブランドイメージを表すのに適していますが、「ハッシュタグ+いいね」などのシンプルなキャンペーンしか行うことができず、キャンペーンの認知拡大には向いていません。そこでTwitterを使って多くの人にキャンペーンを知ってもらうためのプロモーションを行うのがほとんです。

Facebookを使ったキャンペーンは日本でほとんど見かけることがなく、理由として国内でFacebookを使っている人がビジネスパーソンぐらいしかいないので、Facebookをプラットフォームにしても効果がないからです。実際、今回Facebookが使われているキャンペーンは外国人をターゲットにしています。

キャンペーンの内容が良いことは大前提ですが、今はどの企業もSNSを介したキャンペーンを行なっていますので、どのようなプラットフォームを使ってキャンペーンを行うかはとても重要です。

関連記事|SNSマーケティングと4大SNSを理解して企業PRを成功させよう!

ホテルのSNSキャンペーン事例

1.コラボ記念 東急REIホテルに宿泊しようキャンペーン!

コラボ記念 東急REIホテルに宿泊しようキャンペーン!画像

コラボ記念 東急REIホテルに宿泊しようキャンペーン!

明治R-1と東急REIホテルとのコラボキャンペーン。応募の流れはTwitterで@yogurt_r1をフォローし対象投稿リツイート、抽選で300組に1泊2日の宿泊券が当たるというもの。

キャンペーンフロー自体はTwitterの中で1番シンプルなフォロー&RTで、認知拡大を図っています。キャンペーン中はR-1仕様のルームがあり、アメニティグッズもR-1とのコラボのため泊まった人が写真で撮ったりする可能性が高く、それがSNSで拡散されるのを期待しているのでしょう。 

このキャンペーンのポイントは4つで、

・年末に向けて体調管理に気をつけよう→R-1の商品訴求

・ホテルとのコラボ→コロナがひと段落した現状

・12月1日がキャンペーン開始日→R-1の日

・Twitterフォロー&RTキャンペーン→認知拡大

R-1も商品訴求ができ、ホテルも認知拡大をしてコロナによる需要低下の打開策となるキャンペーン事例でした。

2.#TravelMakesUsThankful キャンペーン

#TravelMakesUsThankful』キャンペーン画像

#TravelMakesUsThankful』キャンペーン

ホテルチェーン、マリオットインターナショナルによる動画投稿キャンペーン。Instagramのフィルターを使ってパートナーとダンス動画を撮り、#TravelMakesUsThankful および #MarriottBonvoyのハッシュタグを含めInstagramもしくはFacebookで投稿。

Instagramのフィルターはこのようになっていて、南国のビーチでダンスを踊るイメージを連想させるフィルターです。

ハッシュタグが英語ということもあり、投稿を見ていると東南アジアからの投稿が多いですが投稿数はそれほど多くありません。このキャンペーンは認知拡大よりもブランドイメージを高める狙いがあり、その理由の一つはInstagramをプラットフォームにしているからです。InstagramはTwitterのRTのように拡散する機能はないですが、写真や動画をメインに扱うためブランドイメージを訴求しやすいです

逆に、マリオットのようなホテルがTwitterでフォロー&RTキャンペーンをやっていたらブランドイメージが損なわれます。このように、ラグジュアリーで高級感を訴求する際にInstagramを扱うように、それぞれのキャンペーンでどのような SNSを使うのかが重要なのがわかる事例でした

3.#旧軽井沢KIKYO Instagramキャンペーン

#旧軽井沢KIKYO Instagramキャンペーン画像

#旧軽井沢KIKYO Instagramキャンペーン

こちらはInstagramを使ったシンプルなキャンペーンです。Instagramでできる最も簡単なキャンペーンが「フォロー&いいね」です。これはユーザーにとって気軽に参加しやすく、キャンペーンを運用する側も管理の手間がかからないのでメリットがたくさんあります。

先ほども述べたように、ホテルのブランドイメージを高めるときInstagramは適したプラットフォームですので、Twitterで複雑なキャンペーンを行うよりも効果的です。

認知拡大が目的なのか、それともブランドイメージの向上なのか。キャンペーンを行うときの目的を明確にさせプラットフォームを選ぶことの重要性がわかる事例です。

4.#神戸艶男プロジェクト

#神戸艶男プロジェクトキャンペーン画像

#神戸艶男プロジェクト

このキャンペーンは6月から始まった毎月一回行われるフォロー&RTキャンペーンです。以下のグラフにて今回のキャンペーンで実際にどのくらい反響があったのかまとめました。

キャンペーンデータグラフ画像

最大 863-11月

最小 265-12月

平均 488

このことから、ホテル宿泊券をインセンティブにすると平均して616ものRTを獲得することができています。一方、クルーズやタクシー観光など短時間で終わってしまうものに関してはRT数が伸び悩んでいます。

このキャンペーンの面白いところはキャンペーンを長期間で行なっている点です。基本的にキャンペーンは1~2週間で終わるタームが多く、長くても1ヶ月程度です。ですが、このキャンペーンは6月から半年以上行われています。

短期間で集中してキャンペーンを行うと効果が得られやすいですがその分効果が薄まるのも早いです。今回の事例のようにすぐ効果を得ることを目的とせず、時間をかけて認知拡大していく方針もあるのだと教えてくれる事例です。

5.#大阪のアートなところをつぶやこう!Twitterキャンペーン

#大阪のアートなところをつぶやこう!Twitterキャンペーン画像

#大阪のアートなところをつぶやこう!Twitterキャンペーン

最後に紹介するのはキャンペーンを行う際に気をつけて欲しいことを教えてくれる事例です。キャンペーンフローはフォロー&引用リツイートで応募というTwitterでよく見かけるキャンペーンの一つです。

ですが、「#大阪のアートなところ というハッシュタグとアートだと思う部分をコメントして引用リツイート」なので、ユーザー側で行う手間が多いのはキャンペーンをするときにあまり良くないです。なぜならユーザーは簡単に離脱するのでキャンペーンを運用する側が気を遣ってあげる必要があります。実際に投稿を見てみてもハッシュタグを忘れて投稿している人が多いです。

また今回のキャンペーンが大阪芸術大学とのコラボなので、アートなところをつぶやくという流れもわかりますが、アートなら画像投稿の方が文字よりわかりやすいのでコメントよりも写真を添付させるようなキャンペーンの方が良いです。

どのSNSを使うかや認知拡大を目的とするのかを考えることも大事ですが、キャンペーンの参加方法やどのように応募させるのかも重要なことがわかる事例でした。

まとめ

ホテル画像

結論はシンプルに3つだけです。

・どのSNSをプラットフォームとするか

・認知拡大なのかブランドイメージ向上なのか

・キャンペーンの仕組みは最適なのか

このポイントを覚えておくだけでも今後のキャンペーン企画に役立ちます。もっと詳しく知りたい方は下記よりお問い合わせください。

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