あなたはもう決めましたか?

Apple Music、LINE MUSIC、AWAなど、定額制の音楽ストリーミングサービスが火花を散らせるなか、ついに”黒船”ともいうべきGoogle Play Musicが日本に上陸してきました。

「曲数が多い」「自分の曲をたくさん保存できる」「音質がいい」など、上陸前から噂がされていたGoogle Play Musicですが、はたしてその実力は!?

 

そこで今回は、音楽ストリーミングサービスの巨人であるApple Musicを相手に、1ユーザー目線から比較をしてみました。

 

どちらもすごいところ

曲数が圧倒的に多い

なんといってもGoogle Play Musicの曲数は、邦楽/洋楽あわせておよそ3500万曲以上。想像できないほどの音楽がつめこまれています。

一方Apple Musicは現在3000万曲ほどと公表しており、こちらも増え続けている模様。共にとんでもない数です。

 

優れた音質

有名なストリーミングサービスは、だいたい”MP3”もしくは”AAC”という形に圧縮された音楽データを扱っているのですが、違いはあまり気にしなくてOK!

注目すべきは、その圧縮率です。

 

Apple Music    :AACの”256kbps”

Google Play Music  :MP3の”320kbps”

(上記は共にWi-Fi環境下での最高値です。3GやLTEなど、状況によっては自動で圧縮率がかわるようです)

 

上記を見る限り、Apple Musicの256kbpsよりもGoogle Play Musicの320kbpsのほうがよりCDの音源に近い、ということになります!

 

ただし、共に圧縮音源としては優れているので、それほど気にすることでもない!?

 

じゃあどうやって選んだら選んだらいいの?

比較1:プレーヤーの音質

圧縮方法などのスペックよりも実際に気になった”違い”は、Apple MusicとGoogle Play Musicそれぞれの”プレーヤー”による音質の違いです。あまり取り上げられない部分ですが、実はプレーヤー(ソフト)によって音質はだいぶ変わってきます。

※下記はあくまで一印象です。

 

Apple Music 特徴は、もりあがった中低音と、しまった中音、そしてキラキラした高音。 各楽器ごとののメリハリが強く、迫力があります。ただし、若干音がビビットなカラーに着色されているため、クセがあるのも事実です。

  

Google Play Music:Apple Musicよりもフラットで素直な印象。

各楽器のメリハリは控えめで調和しているので、柔らかく聞きやすい音質です。また、着色がすくなく解像度が高いので、小さくて細かな音にも存在感があります。ただし、あっさりしているのでApple   Musicのような迫力には欠けているように感じるかもしれません。

 

この点、普段よく聞くジャンルによって好みのプレーヤーが分かれるかもしれません!

ハード・アクティブな表現が好きな方にはApple Musicが、ソフト・ナチュラルな表現が好きな方にはGoogle Play Musicが合うでしょう。

 

この点、筆者はGoogle Play Musicが好みでした!

 

比較2:レコメンド機能

定額制ストリーミングサービスで重要になるのが、レコメンド機能です。

アクセスできる曲がここまで増えてくると、逆にどんな曲を聴いたらいいかわからなくなったり、的確なオススメが欲しくなったりしてくるものです。

そこでApple・Googleともに、独自の方法でレコメンドを与えてくれます。

 

Apple Music : 「For You」タブをクリックしてみましょう。するとメンバー登録時に選択する複数のお気に入りアーティストや、再生曲の傾向、ハートマーク(お気に入り)の情報などから、あなたがグッとくるであろう音楽をプレイリスト形式でレコメンドしてくれるのですが、この機能が秀逸!!

「はじめての○○」「バラード・オブ・○○」などはもちろん、あなたが好きなアーティストに影響を与えた曲集や、そのアーティストがゲストとして参加した曲集、同時代の音楽カルチャーから生まれた曲集など、きっとあなたが喜ぶようなプレイリストを作ってくれるでしょう。…いったいどういう仕組みなんだろう。

Google Play Music : こちらも同じく登録時に選択したアーティストや再生履歴から、「ラジオ」という形でオススメの曲をプレイリスト形式でレコメンドしてくれます。特徴的なのは、あなたのYoutube視聴履歴から、プレイリストを作成してくれるという、なんともGoogleらしい機能がついていること。ただ、まだ使いはじめたばかりで情報が少ないということが影響してか、Apple Musicの「For You」ほどには、大きな発見を与えてくれるラジオがみつからないのが現状です。

 

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曲チョイスが斬新なAppleのレコメンド      Googleでは”ラジオ”からレコメンドが聴ける

 

比較3:プレイリスト機能(ラジオ・ステーション)

定額制のストリーミングサービスでは、音楽を聞くシーンに合わせたプレイリストを紹介してくれます。さきほどのレコメンドは個人の音楽趣向を深める用途として使い、こちらのプレイリストは、パーティやくつろぎなど、その場のムードに合わせて使ったり、積極的に曲を探しにいく用途として有効でしょう。

Apple Music: ”Radio”タブから、ジャンル別や年代別のプレイリストを聴くことができます。中でも”Beats 1”というラジオでは、24時間生放送で世界の有名DJやアーティストがおすすめの曲やリミックスなどを発信しています。

Google Play Music:「ステーション」タブからジャンルや場面、ムードなどを選んで豊富なプレイリストを選ぶことができます。

 

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Apple MusicのRadio内にある”Beats 1″       Google Play Musicのプレイリストも豊富

 

比較4:アプリかブラウザか

おなじストリーミングのサービスとはいえ、この2つのサービスでは使い勝手が少々ことなります。Apple Musicの場合、あくまでiTune(ミュージック)の一機能として、”For You”や”NEW”といったタブからストリーミング配信を利用します。iTunesの利用者であれば、非常に使い勝手がよく、手持ちのライブラリとの管理も楽ちんです。また、アーティスト毎の人気曲・アルバム・シングルが非常に丁寧にまとまっていて、まるで自分のライブラリを検索しているかのように、膨大な音源にアクセスできます。

 

一方のGoogle Play Musicですが、PCで操作する場合にはChromeやFirefoxといったブラウザ上で動作するので、音楽アプリに慣れて居る場合には、少々慣れが必要かもしれません。

また、アーティスト選択画面ではアルバムとシングルなどが混在していたため、もう少し整理してほしいところです。

また操作画面のデザインは非常にシンプルで見やすいですが、Apple Musicと比べると、どこか無機質にも感じられます。今後の改善に期待。       

印象的だったのは、アーティスト情報にWikipediaを導入しているのでするので、アーティスト情報のチェックがスムーズだったこと。このあたりはGoogle Play Musicならではでしょう。

 

また、Google Play Musicは最大5万曲(!)まで自分の手持ちの曲データをアップロードできます。見つけられなかった曲や、すぐにアクセスしたい曲などを、気軽にライブラリに加えることができます。

       

それで、どっちなのか。

デザインやユーザビリティの面では、現状だとApple Musicが優位に立つでしょう。iPodやiTunesでリードしてきた実力やアイディアは非常に完成度が高く、なにより、新たな音楽との出会いや楽しみを与えてくれます。他のサービスのお手本ともいえるのかもしれません。また、音質も、ストリーミングサービスとしては十分でしょう。

 

他方、Google Play Musicは圧倒的な曲数、すぐれた解像度、プレーヤーの素直な音質など、非常にレベルの高い基本性能を備えており、音楽好きにはもってこいのストリーミングサービスです。

 

残念ながら数日使っただけでは、どちらが優れているのか決められませんでした!

 

Apple Musicは約90日間、Google Play Music は30 日間無料で利用することができます

どちらも基本の利用料は月額980円ですがGoogle Play Musicは2015年10月18日までに登録すると、その後もずっと月額780円が適用されるという、うれしいキャンペーン中です。

 

みなさんも無料試用期間中にお試しあれ!