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【事例あり】トークンマーケティングとは?ファンと共に価値を創出するマーケティング手法を解説!
更新日:2024.10.03 (公開日:2024/09/30)
Web3時代の到来とともに注目を集める「トークンマーケティング」。トークンを活用し、ファンとの関係性を深める画期的な手法です。従来のファンマーケティングとは何が違うのか?企業とファンが一体となり創出する新しい価値とは?本記事では、トークンマーケティングの基礎から具体的な事例まで、わかりやすく解説します。
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目次
そもそも、トークンマーケティングとは?
企業やプロジェクトが、トークンプラットフォームを活用して独自のトークン(NFTなど)を発行し、それを「ファン通貨」として販売したり、プレゼントしたりする手法を指します。トークンは需要の変化により、価値が変動する特徴を持っています。
トークン所持者がコミュニティの一員となることで、プロジェクトの成長に直接的に関与することができます。例えばトークン保有者限定のイベントへの参加や、プロジェクトの意思決定への投票など、様々な特典が用意されるケースもあります。
ファンを生み出すトークンプラットフォーム
上記のように、キャンペーンの報酬などとしてトークンを受け取ったファンは、そのトークンを保有することでチームやプロジェクトのコミュニティ活動に参加する権利を得ることができます。このように、コミュニティ形成を可能とする場を「トークンプラットフォーム」と呼びます。
また、トークンが運用されることで、継続的に経済活動やトークンを利用したコミュニティ活動が行われ、トークンを基盤とした経済圏「トークンエコノミー」が誕生します。
トークンマーケティングのメリット
価値を創出できる
プロジェクトやチームの活動が活発化し、注目度が高まることで、トークンの需要が高まり、その価値が上がります。ファンの「応援したい、好き」な気持ちを基軸とした好循環を生み出せることが、トークンマーケティングの大きな魅力です。
また、トークン発行型のクラウドファンディングサービスを活用し、プロジェクトの資金調達を行うこともできます。
ファン形成がしやすい
従来のファンエコノミーは、初期から応援したファンにメリットがないことが課題とされてきました。この点で、トークンマーケティングでは、ファンが初期から応援することで、トークンの価値が生じ、メリットを得られるようになります。
ファンは、トークンを保有することで、プロジェクトの一員になることができます。このようなトークンをプレゼントしてファンを育てる方法は、ファンが自らアクションを起こすことで価値を高められるため、お金配りキャンペーンに比べ、一過性になりにくい仕組みとなっています。
トークンマーケティングの活用事例4選
CryptoNinja Games
CryptoNinja Games(以下、CNG)は、従来のゲーム開発の概念を覆し、ゲームの制作過程をユーザーと共有する取り組みを進めています。CNGが独自に開発したNFT初のキャラクターブランド「クリプトニンジャ」は、クリエイターによる自由な商用利用が認められており、様々なゲーム開発に活用されています。
CNGはトークンプラットフォーム「FiNNANCiE」を活用してトークンを発行し、ゲーム開発に関わる全ての人々が一体となり、より深くゲームの世界に没入できるコミュニティを形成しています。
トークン保有者は、ゲーム開発の初期段階からアイデア出しや投票企画に参加できる開発プロセスへの関与や、未発売のゲームをいち早く試すテストプレイ、さらには限定イベントやコミュニティ専用チャンネルへのアクセスといった特典が用意されています。
アビスパ福岡
J1リーグのサッカーチーム「アビスパ福岡」は、2021年8月にトークンプラットフォーム「FiNNANCiE」から独自の「アビスパトークン」を発行開始。ファンからマーケティング施策や選手育成プロジェクトのビジネスモデルアイデアを募集し、積極的に意見を取り入れる取り組みを行っています。
他のJリーグチームの成功事例を参考に、ファンが自ら考えた施策に対してチームがフィードバックを行うという試みは、ファンとの距離を縮め、一体感を生み出すことに繋がっています。また、応援に留まっていたファンがチーム運営に直接関与できることで、ファンエンゲージメントの向上を生み出しています。
SUPER SAPIENSS
SUPER SAPIENSSは、《原作づくりから映像化に至る全プロセスの一気通貫》に挑むべく、全プロセスをファンと共に創り上げるプロジェクトです。リワード用トークンのデザインをファンから募集したり、トークンを用いた投票を行ったりするなど、ファン参加型の取り組みが特徴です。
他にも、制作状況の共有、支援者参加型ミッションイベント、プロジェクト限定アイテムの考案、トークン保有量に応じた限定リワードなどを通じて、ただ支援してもらうだけでなく、そこにコミュニティを作成し、継続的な支援をしてもらうための工夫がなされている点が特徴です。
新潟県 燕市・三条市
新潟県燕市・三条市では、専門学校の学生が制作したキャラクターを代替不可なNFT化し、地域活性化に繋げる取り組みが行われています。
NFTを保有することで、燕三条地域で使えるイベント参加権や飲食店クーポンなどが得られるほか、仮想コミュニティ(discoad)「燕三条DAO」のコミュニティでトークン保有者同士で交流することができます。
NFTを通じて、地域の文化や歴史を世界に向けて発信することができ、地域の店舗やイベントとの連携により、地域経済の活性化に貢献し、地域への愛着を高めることに繋がります。
まとめ
トークンマーケティングはファンはトークンを通じてプロジェクトに直接関与し、プロジェクトの成長とともにその価値を共有することができる新しいマーケティング手法です。これにより、ファンとの繋がりがより深くなり、コミュニティ全体が共に成長するエコシステムが構築されます。企業やプロジェクトとファンが一体となって新たな価値を生み出す点が、トークンマーケティングの大きな魅力です。
しかし、従来のファンマーケティングも依然として強力な手法であり、特に長期的なファンベースの構築ができます。SNSやキャンペーンを通じてファンと直接コミュニケーションを図り、プロジェクトやブランドに対する強い支持を得ることが可能です。ファンマーケティングは、応援したいというファンの熱意を育て、それを企業の成長に繋げることができます。
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