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【最新X(Twitter)プロモーション】おもしろい海外SNSキャンペーン事例5選

【最新Twitterプロモーション】おもしろい海外SNSキャンペーン事例5選

SNSを使ったプロモーションの中でもX(Twitter)上のキャンペーンは日本でもよく見かけますね!海外でもX(Twitter)を使ったプロモーションは多く日本とは一味違うものが多いので、日本でのプロモーションキャンペーンの参考になると思います。今回は海外の最新のX(Twitter)プロモーション事例を5個みていきましょう!

事例①Red Bull × Sony Interactive Entertainment Playstationのゲームプレイ中画面シェアでゲーム機プレゼントキャンペーン

期間:2021/2/1~5/2

SNS:X(Twitter)上でタグ付け投稿

https://www.redbull.com/us-en/projects/capture-point#/

RedBullとPlaystationのコラボで選ばれた人にPlaystation 5と周辺機器、賞金がプレゼントされるキャンペーン。応募するにはPlaystation4か5でGod of War, Ghost of Tsushima, The Last of Us Part II, Demon’s Souls, Horizon Zero Dawn のいずれかのゲームをプレイ。プレイ中に写真キャプチャ機能を使って写真をとり、X(Twitter)に#RedBullCapturePoint と #Contestをタグ付け投稿して応募完了です。最大18枚まで応募可能です。

このキャンペーンと関連して WalmartでRed Bullを買ってレシートをアップロードするか7-ElevenでRed Bullを買って7-ElevenのアプリをスキャンするともれなくPlaystationの限定版のアバターがプレゼントされます。また、Red Bullをより多く買うと上記のプレゼントキャンペーンで選ばれる確率が高くなるそうです。

https://www.redbull.com/us-en/projects/capture-point#/

6つのカテゴリーごとにゲームのデベロッパーなどの専門家が一番良い写真を選び、選ばれた人にはPlaystation5の本体や周辺機器、Red Bullのトロフィーなどが送られます。6人の中で上位3人が選ばれ、3人にはさらに賞金がプレゼントされるそうです。

このキャンペーンは最近海外で増えている、ゲームを使ったプロモーションですね。元から5つのゲームをプレイしている人はただプレイ画面X(Twitter)に投稿するだけなのでとても簡単で参加しやすく、プレゼントも豪華で多くの人が参加したはずです!X(Twitter)のタグ付け投稿が18枚までと制限されていますが、専門家が写真を一枚一枚評価するので制限があるのは仕方がないですし、18枚なので比較的たくさん拡散できたでしょう!

事例②Mondelez International みんなで宇宙人にOreoをプレゼントするキャンペーン

期間:2021/6/3~       

SNS:X(Twitter)上でアンケート

Mondelez Internationalは食品・飲料会社でOreoが看板商品。アメリカ政府のUFOに関する報告書の公表に合わせて宇宙人にOreoをあげるキャンペーンを実施しました。キャンペーンに合わせて”The Offering”の限定パッケージを発表し、数量限定で無料プレゼントを行いました。

さらにキャンペーンを盛り上げるためにX(Twitter)では

  • オリジナル、Double Stuf(クリーム2倍)、ゴールデン、薄いバージョンのうちどの種類のOreoが好きか
  • オーツ、牛乳、アーモンドミルクのうちどのミルクにOreoをつけるのが好きなのか
  • リビング、ダイニング、ベッドルームのどこでOreoを食べるのが好きか

のアンケートを取り、その結果を元に宇宙人にあげるOreoセットを用意。YoutubeとX(Twitter)にはOreoの形を模したミステリーサークルの真ん中に、投票で選ばれたダブルクリームのOreo、牛乳、寝室の家具それぞれを配置する動画がアップロードされています。

政府が公式にUFOに言及するという国民が注目しているニュースにうまく便乗しているプロモーションですね!また、X(Twitter)上でアンケートを取ることで消費者の好みも把握し、今後のプロモーションにも活かせそうです。

関連記事|【絶対知っておくべき!?】X(Twitter)人気企業アカウントの秘訣と9の厳選事例

事例③Kraft Heinz マヨネーズ嫌いな人のための苦手克服キットプレゼントキャンペーン

期間:2021/3/25~2021/4/8

SNS:X(Twitter), Instagram上でタグ付け投稿

食品会社のKraft Heinzはあえてマヨネーズが極度に嫌いで恐怖すら感じることを意味する、“mayophobia”で苦しんでいる人に向けてのキャンペーンを開催。X(Twitter)もしくはInstagramで#mayophobia と #sweepstakesと公式アカウントの@realkraftmayoをタグ付けした人に抽選で”mayophobia”を克服出来るキットがプレゼントされます。

https://news.kraftheinzcompany.com/press-releases-details/2021/Hate-Mayo-Kraft-Mayo-Will-Help-You-Conquer-Your-Fear-With-New-Overcoming-Mayophobia-Kit/default.aspx

キットのには少量のマヨネーズから慣れてもらえるよう、小さい一回分ほどの量のものから約3.8Lの量のものを用意。また、マヨネーズの見た目が嫌いな人のためにアイマスク、匂いが嫌いな人が鼻を塞げるように洗濯バサミ、容器のマヨネーズという表示を変えるためのペンもキットに含まれています。

Youtubeではサプリメントや健康食品をおすすめするCMのパロディーとしてこの“mayophobia”を克服出来るキットを紹介。キットを使ってどのようにマヨネーズ嫌いを克服を克服していくのかが詳細に説明されています。

普通はその商品が好きな人のためのキャンペーンを行いますが、このキャンペーンはあえてマヨネーズが嫌いな人に向けてのキャンペーンということでとてもユニークだと思います。話題性があり、またハッシュタグを使った投稿が応募条件なのでたくさん拡散され、ブランドの認知度が上がったのではないでしょうか!

事例④PepsiCo ライバルに対抗してPespiの方がハンバーガーと相性いいよ、Burgers go #BetterWithPepsiキャンペーン

期間:2021/5/26~

SNS:X(Twitter), Instagram, Facebook上でタグ付け投稿

https://www.marketingdive.com/news/pepsi-says-its-better-with-burgers-in-shot-across-cokes-bow/600793/

5/28のハンバーガーの日に合わせて、どの大手のハンバーガーチェーンもPepsiではなくCoca Colaを提供していることを自虐したキャンペーン。X(Twitter), Instagram, Facebook上でPepsiとハンバーガーを食べている写真・動画とともに#BetterWithPepsiと#NationalBurgerDayをタグ付けして投稿するとPepsiの代金を返してくれるそうです。

また、McDonald’s、Burger King、Wendy’sのメニューにPepsiがなくてもハンバーガーの包装紙の中にPepsiのロゴは入っている、という投稿をし、とても話題になりました。

ライバルを念頭においてプロモーションを企画することは一般的ですが、このように直接的でなくとも誰がみてもライバルに対抗しているようなキャンペーンはめずらしいですよね!

事例⑤PepsiCo リサイクル方法をシェアして賞金ゲットするキャンペーン

期間:2021/6/8-6/16

SNS:X(Twitter)で公式アカウントのフォローとタグ付け投稿

https://mobile.twitter.com/pepsico/status/1403390838533677056

もう一つPepsiCo主催のキャンペーンですが、今回は消費者にリサイクルを促すキャンペーンです。Pepsi, Lipton Tea, KeVita, Naked Juice, Bubly Water, Izze, Driftwell and EvolveのX(Twitter)をフォローし、該当するツイートにどのようにリサイクルしているか映している写真とともに#HowYouBinSweepstakes をつけて返信してキャンペーンに応募完了します。

抽選で8人が選ばれ、$2500、約27万円がプレゼントされるそうです。応募方法は家でどのような入れ物にリサイクルするものを入れているかの写真を取ればいいだけなのに対し、賞金は比較的高額の約27万円なので、実際にこれを機会にリサイクル入れを作ってキャンペーンに参加した人もいるのではないでしょうか。

関連記事|【2021年キャンペーンの参考に!】思わず拡散したくなる!? 2020年の面白いX(Twitter)キャンペーン

このキャンペーンは商品購入の必要がないため、簡単に参加出来るようになっています。またリサイクルを促し、環境問題に取り組んでいるブランドということを多くの人に印象付けることができたのでしょう!

まとめ

今回は海外のX(Twitter)上のキャンペーンを紹介しました!

少しでも今後のプロモーション企画の際の参考になれば嬉しいです!


この記事を書いた人

村上 烈

株式会社NONAME Produce代表取締役。2006年8月、早稲田大学在学中に同社を設立。デジタルキャンペーン黎明期から18年以上にわたり、第一線でデジタルディレクターとして活躍。 キャンペーンコミュニケーション設計・戦略を武器とし、SNSの各種プラットフォーム(X〈旧Twitter〉、Instagram、TikTokなど)と連動したキャンペーンの企画・制作を手掛ける。 2020年からはYouTubeにて、SNSキャンペーンの手法や最新トレンドを解説する動画を1000本以上投稿。APIを活用したウェブ技術とクリエイティブデザインを組み合わせた手法を強みとし、その独自の知識と経験を基に、現在では「WEBキャンペーンシステム Aha!」「Xキャンペーン支援ツール BirdCall」「Instagramキャンペーンシステム ImStar」などの自社サービスの設計・統括を行う。