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【新定番】普通のX(Twitter)インスタントウィンはもう古い!さらに先を行く工夫事例10選
更新日:2024.01.12 (公開日:2021/07/20)
今やX(Twitter)を使ったインスタントウィンキャンペーンは大変ヒットしており、多くの企業アカウントが取り入れています。なぜインスタントウィンを活用するのでしょうか。メリットや費用、具体的な事例を挙げながら解説していきます。一般的なフォローアンドリツイートキャンペーンや他のキャンペーン形式と比べても、圧倒的なレスポンスの速さがインスタントウィンの魅力であり武器です。 その武器を最大限に生かすようなインスタントウィンの新定番手法の事例も挙げておりますので最後まで読んでみてください。
インスタントウィンとは
X(Twitter)のインスタントウィンキャンペーンとは当選結果がすぐに分かるキャンペーン形式のことです。 基本的にはフォローしてリツイートするという「非常に簡単な作業で参加」でき、その場でリプライが帰ってきて「結果がすぐに分かる」というのがインスタントウィンの特徴になります。フォローアンドリツイートだけでなくいいねやハッシュタグ投稿を条件にすることも可能です。
インスタントウィンのメリット
インスタントウィンのメリットとして以下のものが挙げられます。
- 認知拡大
- フォロワーの獲得
- 商品の訴求ができる
- 応募数アップ
- 参加意欲が湧きやすい
認知拡大
リツイートをキャンペーンの参加条件にすることで拡散が期待できます。リツイートをするだけというシンプルな参加条件はキャンペーン参加へのハードルを低くし大量に拡散されやすくなります。
フォロワーの獲得
アカウントのフォローが条件のためキャンペーン期間中に一気にフォロワーを増やすことができます。アカウントの知名度をあげることやフォロワーの獲得をKPIに設定する場合、X(Twitter)でのインスタントウィンは目的に合ったキャンペーン手法だと言えます。 X(Twitter)アカウントを作成したばかりの時期にインスタントウィンを取り入れると、一気にフォロワーを獲得することができるため今後の活動の追い風となるでしょう。
商品の訴求ができる
当選結果を報告する際に動画を最後まで見ないと結果が分からないなどといった仕掛けを作ることで、自社商品の宣伝をすることもできます。
応募数アップ
応募手順のシンプルさや当選結果がすぐに分かるという点から気軽に応募する人が多くなり応募数の増加が期待できます。また、毎日応募可能という設定にすることも可能です。
参加意欲が湧きやすい
応募数アップでも説明した通り、簡単な応募方法で参加できるかつ当選結果がすぐに確認できるため通常のキャンペーンと比べると参加率が高いです。 プレゼントキャンペーン等では、メールアドレスをWEBサイトに登録する必要があることも多いです。しかし、インスタントウィンキャンペーンは 賞品をもらうところまで X(Twitter)で完結し、すぐ結果が届くため多くの人が気軽に参加してくれます。
インスタントウィンを活用したX(Twitter)キャンペーン事例
カンバセーショナルカードを使ったハッシュタグ投稿によるインスタントウィンはよく見かける事例です。
まずはカンバセーショナルカードという X(Twitter) の機能を説明します 。X(Twitter) には様々なカードというものが投稿に付けられていますが、カンバセーショナルカードは最大4つの選択ボタンを付けることができます。ユーザーはその4つの中から選択した1つのボタンのハッシュタグで投稿することができるという機能です 。キャンペーンツイートのカンバセーショナルカードに選択肢がついており、そこから1つを選んでハッシュタグ投稿をするとオートリプライが帰ってくる仕組みです。
通常のインスタントウィンとの違いはフォローしてリツイートすることをきっかけにオートリプライを返すのではなく、ハッシュタグ投稿をきっかけにしてオートリプライを返し抽選結果が分かるという点です 。
カンバセーショナルカードの4択を使うことで色々な形のキャンペーンを行うことができます。例えば投稿にクイズ問題を出し、四つの選択肢の中から正解を選んだ人にのみリプライをすることもできます。ゲーム性を持たせることも出来ます。カンバセーショナルカードを使うことでキャンペーンの楽しみ方の幅が広がります。
X(Twitter)インスタントウィンの新定番
これからはインスタントウィンユーザージェネレイテッドコンテンツ が主流になっていくと考えられます。 インスタントウィンユーザージェネレイテッドコンテンツとは、 ユーザーにコンテンツを作って投稿させそれにインスタントウィンを組み合わせるという形のことです。
インスタントウィン新定番の具体的な事例を見ていきましょう。今回は10個の事例をご用意しました。
①音声コンテンツをインセンティブにしたインスタントウィンキャンペーン
瞬間声優キャンペーン
【キャンペーン概要】
X(Twitter)アカウントをフォロー&カンバセーショナルカード からハッシュタグを選んで投稿すると、リプライで声優のオリジナルボイス(18種)がランダムで届く仕組みです。また後日抽選で商品が当たります。
【ポイント】
インセンティブとして音声コンテンツを使用し、それが ランダムで18種類も用意されているため 参加意欲が刺激されます。さらに、 後日抽選にすることで当選をコントロール できるようになっています。
②カンバセーショナルカードを使ったクイズ形式キャンペーン
OPPOゴールデンクイズ 約10万参加
【キャンペーン概要】
4つの選択肢からクイズに答えて正解 すると抽選でギフトカードが当たります。クイズに不正解の場合はハズレ動画が送られ、当たりの場合のみ抽選され当落リプライが帰ってくるという仕組みです。
【ポイント】
正解した人しか抽選されないため、ユーザーにきちんと考えて投稿することを促しています。また、フォローアンドリツイートという単純作業でなく考えて投稿するというクイズ形式のため、懸賞botが参加できない仕組みになっています。回答後の動画リプライで答えと当落が分かるため、自然な流れで商品訴求を行える点もメリットではないでしょうか。
③カンバセーショナルカードを使ったゲーム形式キャンペーン
しのまりジャンケン 約10万参加
【キャンペーン概要】
グー/チョキ/パーの3つから1つを選んで投稿すると、自動で動画付きのリプライが返ってきます。ジャンケンに勝利するとDMMポイントがもらえます。
【ポイント】
じゃんけんという簡単かつ馴染みのあるゲームを取り入れることで参加ハードルが下がります。 ゲームを絡めることによって楽しく参加できますし、勝てたら当たるというシンプルさも良いです。ただインスタントウィンをやるより、ゲーム性を取り入れることでユーザーの記憶に残りやすいというメリットもあります。
④カンバセーショナルカードを使った投票キャンペーン
女神おろし 事前登録キャンペーン 約5万参加
【キャンペーン概要】
推しキャラに投票すると、 キャンペーン終了後に投票1位の女神が全員にゲーム内でプレゼントされます 。 ユーザーが自動入力文言で投稿する際、その中にあるハッシュタグ&メンションがトリガーになって応募が収集される仕組みです。
抽選完了したらリプライで当選結果が届くようになっています。
【ポイント】
投票する際に1位が誰になるかワクワクできます。
上手く使えばX(Twitter)場で話題になりやすいですし、 商品訴求もしやすい です。
⑤カンバセーショナルカードを使った大喜利形式キャンペーン
三菱UFJ銀行#令和の挑戦 約5万参加
【キャンペーン概要】
自身の令和の挑戦を自由記述して投稿するとオートリプライが帰ってくるというキャンペーンです。オートリプライで当たり外れがあるインスタントウィンではなく、投稿すると大谷選手の名言をランダムで返してくれるようになっています。
【ポイント】
カンバセ―ショナルカードを使っているのですが、自由記述であるということと、リプライが当たり外れではなくランダムで画像を返しているところが他とは違う点です。各ユーザーに自分の気持ちを書いてもらうことができ、UGCを狙ったキャンペーンになっています。
大喜利としてハッシュタグを付けて何かを投稿してもらう場合、多少参加のハードルが上がってしまいます。そのハードルを下げるために3つ選択肢を用意し、そちらはただ投稿するだけで参加ができる形をとっています。ただ1つだけ自由記述のものを付け、大喜利として自分が考えた答えを入れることができるカードを設けることで、楽しみ方の幅を広げつつ参加のハードルを調整しています。
上手く使えばX(Twitter)場で話題になりやすく、口コミなどが集めやすいところもメリットとして挙げられます。
⑥時間差を利用したインスタントウィンキャンペーン
ジョジョの奇妙な冒険 WEB年賀状キャンペーン 約10万参加
【キャンペーン概要】
年内にアカウントをフォロー&リツイートで1月1日に年賀状がリプライで届く仕組みになっています。「その場で当たる」「その場でリプライが帰ってくる」という一般的なものではなく、ある時間日付になったらリプライが届くという特徴があります。一斉自動リプライはあるものの、時限式になっておりこのキャンペーンでは1月1日10時に時間が設定されています。
【ポイント】
フォローとハッシュタグを収集しデータベースに入れておき、指定の時間になったらそのリスト使って一気にリプライを返すというシステムです。この方法を生配信が始まったらリプライを送る、ゲームの配信日になったらリプライを送るといった通知として使うことも可能です。
即時抽選ではないのですが、時間差でリプライが届くため年賀状やイベントのリマインドなどに使用可能です。多段のキャンペーンを組み合わせる場合に使いやすいのではないでしょうか。
⑦リプライでランダムに動画を返すインスタントウィンキャンペーン
Da-ice新曲リリースキャンペーン 約5万参加
【キャンペーン概要】
新曲の発売日にキャンペーン投稿をリツイートすると新曲 PV の未公開映像や、各メンバーにに焦点を当てた動画16種類をランダムで返すというキャンペーンです。プレゼントの準備や発送といった事務局的なムーブが必要ないかつ、フォロワーやファンコミュニケーションが増えるという点からオートリプライ使っています。
【ポイント】
インセンティブは動画のみになっています。
Da-iceのファンの方はPV を見てリツイートしたいと思っている方も多くいます。今まで普通に行っていたリツイートという動作にみんなが見れないような動画がリプライで届くという価値が付いたことは大きいはずです。
⑧マストバイとインスタントウィンの同時開催
吉野家 ポケ盛キャンペーン 約15万参加
【キャンペーン概要】
X(Twitter) の DM でポケ盛を食べたレシートを送るとDM 内で画像認知し、 OCR をかけて応募可能かどうかを判定する。応募可能であれば自動で DM を返して応募完了とする仕組みです。レシートキャンペーンと並行してフォローアンドリツイートのインスタントウィンキャンペーンを行っています。
【ポイント】
キャンペーン認知をインスタントウィンで高めて、認知が上がりにくいマストバイキャンペーンの認知をあげています。 別のキャンペーンとの組み合わせというのも念頭に入れて企画を提案していくと拡散性を持ったインスタントウィンの可能性は広がるのではないでしょうか。
⑨外部LPと連携したインスタントウィン
バブ香りアソート選手権 約15万参加
【キャンペーン概要】
キャンペーンアカウントをフォロー後、LPの多数のバブの中から自分の好きなバブを選択します。選択後にX(Twitter)投稿画面に自動入力され、それを投稿するとリプライでそのバブの豆知識が帰ってくるという仕組みです。
【ポイント】
外部のLPと連動させることでX(Twitter)だけではできなかったことも可能になります。 カンバセーショナルカード の場合4種類からしか選べませんが、外部サイトを利用することで多種の投票キャンペーンを開催できるようになります。
⑩ハッシュタグ+指定カードインスタントウィン
絵文字でサラダを作ろうキャンペーン 約15万参加
【キャンペーン概要】
キャンペーンアカウントをフォロー後カンバセーショナルボタンを押します。自動入力された文章の【】部分に好きな絵文字を入力して投稿すると、リプライでその絵文字が対応したサラダが帰ってくるという仕組みです。
【ポイント】
ハッシュタグ+ワードを使うことでより複雑なリプライが可能になっています。3種の絵文字によって帰ってくるリプライが変化するという仕組みを利用すれば、診断などもできるようになります。
まとめ
これからはユーザージェネレイテッドコンテンツが一般的になっていくと考えられています。ユーザーがコンテンツを考えてくれることによってそのコンテンツがブランド資産になっていくでしょう。その手助けをしてくれるのがインスタントウィンではないでしょうか。今後の発展が期待できるインスタントウィンについての知識を得ることはもちろん、どんどん取り入れていくべき X(Twitter) キャンペーン手法でしょう。
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