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【週刊】キャンペーンサイト/WEBプロモーション事例と考察2023/6/19-6/23

キャンペーンサイト制作を得意とする我々が、他社のキャンペーンを見て企画と制作でどこがタメになるか、最近のトレンドはなにかを収集・分析していきます。WEB担当者がどのようなキャンペーンを行うか調べたいときに活用していただければ幸いです。2023年6月3週は5個!

Coke STUDIO 最前列への招待状 | コカ・コーラ(Coca-Cola)公式ブランドサイト

Coke STUDIO 最前列への招待状 | コカ・コーラ(Coca-Cola)公式ブランドサイト
キャンペーン概要5つの謎を解き期間限定公開イベント配信カメラのロックを解除する
インセンティブCoke STUDIO スペシャルイベント
使用 SNSWEB/Twitter

キャンペーンのポイント

【アーティストに会えるイベントへの参加をかけた謎解きキャンペーン】

コカ・コーラが提供する音楽体験プラットフォーム「Coke STUDIO」がしかける、アーティストに誰よりも近づけるスペシャルイベントに参加できるゲームで、イベントに参加できるたった一つの条件は「謎を解いて最前列に近づくこと」というWEB謎解きキャンペーンですね。みんなが謎解きをクリアしていくとイベント会場のカメラのロックが解除されていくというストーリーになっています。正解ゲージもあり、100%で次のカメラをロック解除とあり、100%が何人クリアなのか明確ではないので、謎解きをしようがしまいが日にちが経ってくればゲージが溜まっていく仕様でしょう。

【参加者とアーティストを巻き込みイベント当日まで盛り上げる】

謎解きは五問あり、それぞれのアーティストを活用した謎では各メンバーのSNSを活用して回遊させたりしています。また、Coke STUDIOのCM内に回答を入れることによりマストで視聴させたりとか、シンプルな謎解きや実際ロゴを見つけないとわからない実際の行動を促すものがあったりして、色んなところに回遊させることにより楽しんでもらいつつ、みんなで協力という気持ちを加えてイベント当日を盛り上げています。イベントを主軸に謎解きをみんなで行うってのはレッドブルもやっていましたね。みんなをいかに盛り上げてアーティストも巻き込んでイベント当日を迎えられるかというストーリーが大事になってきます。

関連記事:クイズ/謎解きキャンペーンの事例一覧

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Coke STUDIO 最前列への招待状 | コカ・コーラ(Coca-Cola)公式ブランドサイト

【動画で解説!】Coke STUDIO 最前列への招待状 | コカ・コーラ(Coca-Cola)公式ブランドサイト

星を見つけて願いごとキャンペーン | カルピス

星を見つけて願いごとキャンペーン | カルピス
キャンペーン概要色々なミッションをクリアしてポイントを貯めることができ、それを消化することで応募できるキャンペーンやデジタル短冊を作れるコンテンツも
インセンティブカルピス®七夕特別2本セット/カルピス®うきわ&BIGカルピス®バルーンセット/カルピス®おでかけ保冷バッグ
使用 SNSWEB/Twitter/LINE

キャンペーンのポイント

【ファン行動をポイント化することでユーザーアクションを増やす】

夏のやりたいことを叶える夢のカルピスグッズが当たるということで、キャンペーン1の星を見つけて願い事キャンペーンではいくつものミッションをクリアすることでポイントをもらえる、それをつかって各コースに応募できるというもの。マイレージ式だと一本買ってそのレシートで1ポイント追加とかが一般的ですが、それ以外にも店頭にあるPOPのQRコードを読み取ることでポイントが貰えたりTwitterへの写真投稿でポイントが貰えたりLINE連携で貰えたりします。どれも全てマイページに貯まる形になっていて、LINEやTwitterもマイページと連携させることでポイントゲットできるようになるそうです。

【結果画像投稿キャンペーンのポイント】

また、もう一つのキャンペーンではデジタル短冊を作成できて、更に仙台の国宝大崎八幡宮に奉納してくれます。短冊はTwitterをフォローし、名前と願いを入れると画像生成されます。投稿ボタンを押すとURL付きで短冊が投稿されます。結果画像投稿キャンペーンではURLを投稿させてOGPで画像を見せるカタチが非常に多いです。ただTwitterのアルゴリズムで考えると画像や動画が埋め込まれたツイートはスコアが2倍になるということと、外部リンクはあまり良くないという話があるので、画像を投稿させたほうが望ましいです。ただ画像を投稿させるにはログイン認証を挟む必要があり、開発工数とユーザーフローの煩雑化で離脱可能性が上がるというデメリットもあります。

関連記事:画像生成キャンペーンの事例一覧

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星を見つけて願いごとキャンペーン | カルピス

【動画で解説!】星を見つけて願いごとキャンペーン | カルピス

「サンテFX with you.」特設サイト|見ようとする世界が、君が行ける明日だ。

「サンテFX with you.」特設サイト|見ようとする世界が、君が行ける明日だ。
キャンペーン概要目の前の世界に向き合う若者のインタビューコンテンツやTwitterフォローリツイートキャンペーンなど
インセンティブオリジナルコラボアイテム3種
使用 SNSTwitter

キャンペーンのポイント

【ブランディングの変化に合わせたクリエイティブ】

キターでお馴染みのサンテFXは2021年からサカナクションの山口一郎さんをブランドアーティストに起用し、「熱く自分を鼓舞する感覚」から「内に秘めた野心を静かに高める」という価値観に変化してきた今の若者たちの姿を応援する存在になるべく、一新したブランドコンテンツを展開しています。今回のも昔のイメージからは程遠いクリエイティブになっていてイメージムービーのフリースタイルアクロバットトリッキングを背景にコンテンツが浮かび上がってくるなど、めっちゃブランディングを変えていき、「持っていてかっこいいもの」としていこうとしているのが伝わります。クリエイティブの力を感じさせますね。制作はmountという制作会社が行っています。

【若者と同世代のアーティストを活用しブレなく世界観を演出】

店頭購入でベタ付けの目薬入れポーチやTwitterフォローアンドリツイートキャンペーンも行っていて、新進気鋭のアーティストを活用することでその世代のプロップスを上げています。同世代で前を向く人たちのインタビューなんかもあり、ブレなくこの世界観に浸れます。その後キャンペーン参加のためTwitterに移動すると一気にいつもの世界に戻る感覚も味わえます。

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「サンテFX with you.」特設サイト|見ようとする世界が、君が行ける明日だ。

【動画で解説!】「サンテFX with you.」特設サイト|見ようとする世界が、君が行ける明日だ。

サブウェイ渋谷ジャック

サブウェイ渋谷ジャック
キャンペーン概要鬼ごっこ風Twitterハッシュタグ投稿インスタントウィン
インセンティブ渋谷の大型モニターに出演できるかも
使用 SNSTwitter

キャンペーンのポイント

【鬼ごっこTwitterリプライキャンペーンとは!?】

6月2-3日にかけて行われたオートリプライ鬼ごっこ風with写真投稿キャンペーンとなっています。#サブウェイ渋谷ジャック とつけてサンドウィッチとともに写真を投稿すると中の人からエントリーカードがリプライで飛んでくるというもの。ルール詳細はリプライでぶら下がっていて30時間という制限時間がある中で投稿したものを中の人が見つけに行ってリプライでエントリーカードが送られてくる。鬼ごっこ風と書いたのは、鬼ごっこTwitterリプライキャンペーンというのがあり、デジタルプロモーションラボでもサブウェイさんの鬼ごっこを取り上げてます。ハッシュタグ投稿した後、何時間以内に見つけにいけます。見つけたらリプライを返します。リプライを返せなかった人が鬼から逃げ切ったということで当選権利を獲得するというもの。中の人が探しているんだよ感を出した時限式オートリプライで、中の人などはいません。こちらも中の人が見つけに行くという表現し、投稿後すぐではなく1時間後くらいにリプライを返すようにしています。人間味を出しているわけですね。若干面倒なのは写真投稿後ユーザーはアカウントIDを変えることができるので、そうしてしまうとリプライが届かず、サブウェイのタイムラインにリプライの残骸が見えてしまうわけです。なのでリプライ返す直前にもIDを拾いに行っているでしょう。そしてエントリーカードは全員に飛んで、当選風になっていますが抽選権利を獲得しただけ。あたりっぽい感じを出すのもまた一つの方法かなと思います。

【オートリプライを応用することで様々なキャンペーンが可能に】

Twitterのオートリプライ応用編は奥が深いですよね。その場で当たるなんてのがどこでもやっているから、人間味を出しつつも自動でできてしまいます。次はAI化、もしくは人海戦術に寄る人力リプライもあるかもしれません。

関連記事:Twitterインスタントウィン/オートリプライ事例と特徴

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サブウェイ渋谷ジャック
サブウェイ渋谷ジャック

【動画で解説!】サブウェイ渋谷ジャック

磁気式図書カードを、探して!使って!応募しよう!

磁気式図書カードを、探して!使って!応募しよう!
キャンペーン概要磁気式図書カードを使ってお買い物をされた方の中から抽選で、合計2,000名様に「図書カードネットギフト」が当たる
インセンティブ図書カードネットギフト 2000円分
使用 SNSWEB

キャンペーンのポイント

【家に眠っている磁気式図書カードを使ってもらうためのキャンペーン】

磁気式図書カード懐かしい!ということで調べてみたら1990年12月から2016年5月まで発行されていたらしく、懐かしいといえど結構最近まで見かけることは合ったんだと思うところです。磁気式図書カードが眠っているおうちって結構あるんじゃないかなと思うのですが、それを思い出してもらって使ってもらおう、そうすることで本屋にも行って本を買うという行為をするだろう、という日本図書普及株式会社の思惑がありそうです。磁気式図書カードっていつかどこかで使えなくなるはずで、それに対応したレジが減っていくはずなので、消化していかなきゃならないってこともあるんでしょう。

【思い出す、買う、知る、という完璧な導線】

磁気式図書カードを使って買ったレシートをフォームで送るんですが、磁気式を使ったかわかるのか、と思ったら磁気式図書カード専用のレシートが出るんですね。そちらをおくると応募完了となり、図書カードNEXTというスマホで取り扱えるネットギフトをもらうことができます。家に眠っている図書カードを思い出す、本を買う機会を作る、図書カードNEXTという新たなサービスを知る機会を作るという、現実に即した良いデジタルプロモーションです。おじさんほいほい的な内容をちゃんと来店課題や新たなサービス訴求に落とし込んでいます。わたくしも今度実家に帰ったら探してみたいと思います。

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磁気式図書カードを、探して!使って!応募しよう!

【動画で解説!】磁気式図書カードを、探して!使って!応募しよう!