【事例で解説】SNSで始める企業のブランディングガイド

消費者はサービスや商品を選ぶ時「イメージ」を重視する傾向があります。可能であれば良いイメージを浸透させたいのは言わずもがなですよね。そんな時、意図的に消費者が抱く印象を構築していくブランディングには、より近い距離でアプローチ可能なSNSが効果的なんです。

ここではSNSを活用したブランディングについてお話していきます。SNSのサービスによって特徴も異なるため、自社の内容と照らし合わせて最適なブランディング方法を見つけてみてください。

ブランディングとは

ブランディングが何かと聞かれた時、正しく説明できる方は意外と少ないのではないでしょうか?ここではブランディングについて一度詳しく説明していきます。

みなさんがブランドという言葉を聞いた時に何を思い浮かべますか?多くの人は「シャネル」や「ルイヴィトン」といった高級品をイメージすると思います。しかしブランドは、その企業やサービスに対する固有の印象を表すため、値段に関わらずブランドになり得るのです。

そしてブランドの価値向上や認知、普及などの一連の活動をブランディングと言います。

ブランディングの目的

ブランディングでユーザーに固有のイメージを植え付けるためには様々なアプローチをする必要があります。一定の費用や時間がかかる中でブランディングをする目的はなんでしょう。

大きな目的の一つは「市場価値を高める」ことです。見知らぬ土地でカフェに立ち寄る場面を想像してみてください。見たこともないコーヒーショップより馴染みのある「ドトールコーヒー」や「スターバックス」の方が安心感があり気軽に立ち寄れると思います。

このように「認識されている」ということはビジネスにおいて大きなアドバンテージになるのです。

二つ目の目的として「円滑な経営を可能にする」ことが挙げられます。企業のブランドイメージ向上に成功した場合、資金調達や採用面でのポジティブな効果を得られます。投資家や求職者は、事業内容はもちろんその企業のビジョンを重要視します。

「なぜ」運営しているのかをブランディングでアピールできれば、組織の拡大に必要な資源を得ることができるでしょう。

SNSブランディングのメリット・デメリット


メリット  コストを抑えられる

ブランディングにSNSを用いるメリットとしては「少額の予算で展開できる」という点があります。従来の方法でブランドイメージを確立・認知させるためには大掛かりなキャンペーンや旗艦店の展開など多大なリソースを割く必要がありました。

しかしSNSが私たちの暮らしに根付いた今日では、小規模なアプローチでも工夫次第でブランディングに大きな効果を与えることができます。これにより今まで自らブランドイメージを構築・浸透させることが難しかった中小企業でも、手軽に行えるようになりました。

メリット 直接的なアプローチが可能

従来のマスメディアを利用するブランディングでは代理店が間に入るため、発信のスピードが遅くなる、理想のブランドイメージとギャップが生じるなどの問題が生じてきました。

しかし、SNSでは自ら運用して情報発信するため小回りの効いたブランディングが可能となります。これにより今、発信したい情報を即座に発信できるようになりました。

デメリット持続的かつ効果的なアプローチが必要

自らの手で運用することで上記のメリットが得られた反面、持続的な展開が必要となってきます。ただSNSのアカウントを作っただけでブランディングにはなりません。地道にコンテンツを提供することが必須条件なのです。

また、正しい情報発信をしなくては、効果が見られず失敗に終わってしまうこともあります。効果的なアプローチのためには「自社の分析」が大切です。何をブランディングしたいのか、誰に向けて発信したいのか、自社の強みは何かなどを分析した上で効果的なアプローチ方を導きましょう。

サービスごとのブランディングの特徴

SNSによるブランディングではどのプラットフォームを活用するかによって方向が大きく異なります。ここでは日本で知名度があり、SNSブランディングと親和性の高い「Facebook」「Twitter」「Instagram」の3つのサービスに関して述べていきます。

それぞれユーザーやサービス機能に特徴があるので、違いを理解した上で自社のブランディングに適しているサービスを選択しましょう。

実名登録がより良いイメージを与えるFacebook

Facebookは国内に置いて月間2800万人の利用者を誇る人気SNSです。他のサービスは10代、20代が中心であるのに対して、Facebookは年齢層の高いユーザーが多いため企業ブランディングと親和性の高いサービスです。

また、Facebookの大きな特徴の一つである実名登録のアカウントもブランディングを助けてくれます。人は見知らぬ他人から勧められるものより身近な家族や友人がおすすめしてくれるものに関心を寄せます。Facebookでは「いいね」や「シェア」で情報を拡散できるため、知り合いを通して企業イメージが広まっていくのです。

【Soup Stock Tokyo】ペルソナの徹底で大人の女性の代名詞に。

https://www.facebook.com/soupstocktokyo/

ブランディングを進める際には明確なターゲットを定め一貫した内容でプロモーションしましょう。ここでは「soup stock tokyo」のアカウントを例にお話していきます。

soup stock tokyoでは架空の顧客像(ペルソナ)を都心で働く女性に設定しています。そしてFacebookでは季節の半歩先を行くテーマの提供や、洗練されたフォトデザインで大人の女性を惹きつける内容となっています。

このようにターゲティングに合わせたアプローチを徹底することで、コンセプトでもある「働く女性の居場所」にマッチする印象を与えることに成功しています。

情報伝達の速さと自由な雰囲気がウリのTwitter

続いてリアルタイムで情報が拡散するTwitterについてご紹介します。Twitterは他のSNSと比べて肩肘張らない自由な情報発信が特色です。

そのため、 ユーザーと近い距離で接することができます。ブランディングのゴールは消費者が自社に対して他とは違う固有の印象を抱いてくれることなので、距離の近いTwitterは積極的に活用していきたいものです。

【タニタ】ユーザーとのふれあいで企業イメージアップ

ここでご紹介する企業は健康器具メーカーのタニタです。タニタは体重計や計測器を扱っており、一見お堅い企業の印象があります。しかしTwitterを通してユーザーとの距離を縮め、親近感のある企業イメージを醸成しました。

タニタの投稿にはトレンドと自社製品に関する情報を絡めたり、ユーザーの声を元に新製品を提案したりと、ユーザーに刺さる内容に自社のアピールを取り込んでいる様子が伺えます。

このようなツイートによって親近感や知名度の向上だけでなく企業内容の認知にも貢献している成功例の一つです。

また、これらの取り組みが功をなし、日経リサーチアワード「企業ブランド大賞」も受賞しており、注目が集まっています。

画像や動画でイメージが膨らみやすいInstagram

画像や動画といったビジュアルコンテンツに特化しているInstagram。視覚に訴求するため印象付けやすい、ブランディングに不可欠な世界観の醸成に適していることから最もブランディングに適しているSNSと言っても過言ではありません。

Instagramを利用したブランディングにおいては世界観の統一が重要になってきます。ターゲットに刺さるコンテンツをブレずに発信することで「〇〇と言えばあの企業・店」と思われるような印象を与えることを目指しましょう。

しかし投稿内容(オンライン)と実店舗や商材(オフライン)にギャップがあると、適切なブランディングには結びつかないため注意が必要です。

【ソフトバンク】 オリジナルのハッシュタグと映える画像で得た独自性。

こちらは大手通信会社ソフトバンクのアカウント。テレビCMのように最新機種の紹介やキャンペーン告知をしているのかと思いがちですが、Instagramは美しい景色で統一されています。これは「#ここでもつながるソフトバンク」という独自のハッシュタグを用いて、全国どこでも利用できる通信環境をアピールしているのです。

このようにオリジナルのハッシュタグを作り普及を目指すのも、企業固有のカラーが出るのでおすすめですよ。

【esnail】親和性のあるサービスによって効果的にブランディング

https://www.instagram.com/p/B4FrY8OlEdb/?utm_source=ig_web_copy_link

こちらはネイルサロン「esnail」のアカウントです。海外からのお客様の約90%がこちらのアカウントを見て訪れることから、ブランディングが結果を残している例と言えます。

画像によって煌びやかなネイルの印象が鮮明に伝わるこちらのアカウントはInstagramが若者や女性から指示を集めていることを理解し、最適なプラットフォームで運用していることで結果を残しています。 思いつきでSNS運用を始めるのではなく、自社と相性の良いサービスを見極めることが大切です。

まとめ

今回はSNSを利用したブランディングをサービスごとにご紹介していきました。Facebook、Twitter、Instagramそれぞれに機能や相性に違いがあることが分かったと思います。しかしブランディングに大切なことはサービスに関わらず共通しています。

・自社や商材について正しく理解する。

・ターゲットと鮮明にする。

・訴求の方向性を統一する。

ブランディングを成功させるには、まずこれらを心がけましょう。そして展開するサービスの機能によってうまくアレンジしていけば、良い結果が得られると思います。

ブランディングが成功したら安定的な売り上げの確保やさらなる飛躍に繋げることができます。ぜひ、チャレンジしてみてください。

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2019-12-09T15:37:52+09:00