n2p blog

キャンペーンやSNSの
"ためになる"情報を
執筆しています。

【2022年版】SNSで企業ブランディングを成功させる3つのポイント

  • ブランディングってそもそもなんだろう
  • ブランディングを成功させるポイントは?
  • どのSNSを使えばいいの?

こんな悩みを解決できる記事を作りました。

N2PではSNSプロモーション強化やSNSアカウントを運用を15年行なっております。

この記事で解説する「ブランディングを成功させる3つのポイントと事例どのSNSを使うべきか」を理解すれば、消費者の目に留まる企業ブランディングをすることができます。

今回は「そもそもブランディングとは?」→「ブランディングを成功させるポイント」→「どのSNSを使うべきかとその事例」の順番で解説していきます!

ブランディングとは

ブランディング画像

ブランドの価値向上や認知普及などの一連の活動をブランディングと言います。

みなさんがブランドという言葉を聞いた時に何を思い浮かべますか?多くの人は「シャネル」や「ルイヴィトン」といった高級品をイメージすると思います。しかしブランドは、その企業やサービスに対する固有の印象を表すため、値段に関わらずブランドになり得るのです。

ブランディングの目的

ブランディング画像

市場価値を高める

ブランディングの目的の一つは「市場価値を高める」ことです。なぜならビジネスにおいて「認識されている」ということは大きなアドバンテージになるのです。

見知らぬ土地でカフェに立ち寄る場面を想像してみてください。見たこともないコーヒーショップより馴染みのある「ドトールコーヒー」や「スターバックス」の方が安心感があり、気軽に立ち寄れると思います。

なので「市場価値を高める」ことにより他の店舗より顧客をたくさん集めることができるのです。

円滑な経営を可能にする

二つ目の目的は「円滑な経営を可能にする」ことです。その理由は企業のブランドイメージ向上に成功した場合、資金調達採用面でのポジティブな効果を得られるからです。

ポジティブな効果とは、採用をこちらから募集しなくても求職者側から応募がくる資金調達がスムーズにいく、などの効果です。

そして人材やお金の確保ができていれば、より積極的に事業を拡大し利益アップにつなげることができます。

なのでブランディングを行う→ブランドイメージ向上円滑な経営という流れにおいて、まず最初のブランディングとても大事なのです。

関連記事|企業のSNS PRを成功させるため、この1記事でSNS×マーケティングをまず理解!

SNSブランディングのメリット・デメリット

SNSブランディングのメリット・デメリット

メリット1.コストを抑えられる

ブランディングにSNSを用いるメリットとしては「少額の予算で展開できる」という点があります。従来の方法でブランドイメージを確立・認知させるためには大掛かりなキャンペーンや旗艦店の展開など多大なリソースを割く必要がありました。

しかしSNSが私たちの暮らしに根付いた今日では、小規模なアプローチでも工夫次第でブランディングに大きな効果を与えることができます。これにより今まで自らブランドイメージを構築・浸透させることが難しかった中小企業でも、手軽に行えるようになりました。

メリット2.直接的なアプローチが可能

従来のマスメディアを利用するブランディングでは代理店が間に入るため、発信のスピードが遅くなる、理想のブランドイメージとギャップが生じるなどの問題が生じてきました。

しかし、SNSでは自ら運用して情報発信するため小回りの効いたブランディングが可能となります。これによりいま発信したい情報を即座に発信できるようになりました。

デメリット1.持続的かつ効果的なアプローチが必要

自らの手で運用することで上記のメリットが得られた反面、持続的な展開が必要となってきます。ただSNSのアカウントを作っただけでブランディングにはなりません。地道にコンテンツを提供することが必須条件なのです。

また、正しい情報発信をしないと効果が見られず失敗に終わってしまうこともあります。効果的なアプローチのためには「自社の分析」が大切です。何をブランディングしたいのか、誰に向けて発信したいのか、自社の強みは何かなどを分析した上で効果的なアプローチ方を導きましょう。

関連記事|【企業のSNS運用】メリット・デメリット丸わかりガイド

SNSブランディングを成功させる3つのポイント

SNSブランディングを成功させる3つのポイント

発信内容の一貫性

SNSブランディングを成功させるために大事なポイントの一つ目は「発信内容の一貫性」です。

ご自身がフォローしているいくつかの企業アカウントを振り返ってみてください。どの企業も違いはあれど、発信内容の根本は同じ内容になっていませんか?

例えば、バナナ大学【公式】日本バナナ輸入組合というX(Twitter)アカウントでは、アカウント名から分かる通りバナナに関するツイートをひたすらしています。

バナナというニッチなジャンルではありますが、このアカウントをフォローしている人はバナナに関する情報を知りたくてフォローしているというニーズが明確なので、それに見合った情報を届ければいいのです。

逆にこのアカウントでブルーベリーやメロンのツイートをし始めたら、フルーツが好きな人はフォローしてくれるかもしれませんが、いろんなニーズを求めているフォロワーが増えてしまうためターゲット選定が難しくなります。

単純にフォロワーが多ければいいというわけではなく、フォロワーの質にもこだわるという面で「発信内容の一貫性」はとても重要です。

ブランドイメージを統一

2番目に大切なポイントとして「ブランドイメージを統一」させることが重要です。

例えば、ルイヴィトンのInstagramでは高級そうなイメージが想像できるアカウントになっています。このアカウントで急に「アンケート募集」や「どっちのカラーが好きですか?」みたいなユーザーとコミュニケーションを楽しむ運用をするとブランドイメージが崩れてしまいます。

https://www.instagram.com/p/CZy1hm0O45s/?utm_source=ig_web_copy_link

ブランドイメージを統一するのに向いているSNSはInstagramで、その理由は写真がメインのSNSだからです。イメージというのは画像であり、それを表現するのにInstagramは適しているわけです。

関連記事|【2020年版】押さえておきたいInstagramプロモーション10選

他社との差別化

最後に大事なポイントは「他社との差別化」です。

これは上記2つの成功のポイントと矛盾してしまいますが、業種がおなじだとどの投稿もジャンルは一緒になってしまいます。名の知れた企業であれば投稿内容を統一すればよいだけですが、新規参入する場合はまず認知拡大する必要があります。

認知拡大徐々に自社の色を出すという流れで他社との差別化を図り、企業のブランディングを高めていきましょう。

サービスごとのブランディングの特徴

SNSによるブランディングではどのプラットフォームを活用するかによって方向が大きく異なります。ここでは日本で知名度があり、SNSブランディングと親和性の高い「Facebook」「X(Twitter)」「Instagram」の3つのサービスに関して述べていきます。

それぞれユーザーやサービス機能に特徴があるので、違いを理解した上で自社のブランディングに適しているサービスを選択しましょう。

実名登録がより良いイメージを与えるFacebook

実名登録がより良いイメージを与えるFacebook

Facebookは国内において月間2800万人の利用者を誇る人気SNSです。他のサービスは10代、20代が中心であるのに対して、Facebookは年齢層の高いユーザーが多いため企業ブランディングと親和性の高いサービスです。

また、Facebookの大きな特徴の一つである実名登録のアカウントもブランディングを助けてくれます。人は見知らぬ他人から勧められるものより身近な家族や友人がおすすめしてくれるものに関心を寄せます。Facebookでは「いいね」や「シェア」で情報を拡散できるため、知り合いを通して企業イメージが広まっていくのです。

情報伝達の速さと自由な雰囲気がウリのX(Twitter)

続いてリアルタイムで情報が拡散するX(Twitter)についてご紹介します。X(Twitter)は他のSNSと比べて気を張ることがない自由な情報発信が特色です。

そのため、 ユーザーと近い距離で接することができます。ブランディングのゴールは消費者が自社に対して他とは違う固有の印象を抱いてくれることなので、距離の近いX(Twitter)は積極的に活用していく必要があります。

関連記事|【2022年はどーなる?】2021年下半期の面白いX(Twitter)キャンペーン事例10選

画像や動画でイメージが膨らみやすいInstagram

画像や動画といったビジュアルコンテンツに特化しているInstagram。視覚に訴求するため印象付けやすい、ブランディングに不可欠な世界観の醸成に適していることから最もブランディングに適しているSNSといっても過言ではありません。

Instagramを利用したブランディングにおいては世界観の統一が重要になってきます。ターゲットに刺さるコンテンツをブレずに発信することで「〇〇と言えばあの企業・店」と思われるような印象を与えることを目指しましょう。

しかし投稿内容(オンライン)と実店舗や商材(オフライン)にギャップがあると、適切なブランディングには結びつかないため注意が必要です。

SNSブランディング成功事例3選

【Soup Stock Tokyo】ペルソナの徹底で大人の女性の代名詞に。【Facebook】

ブランディングを進める際には明確なターゲットを定め一貫した内容でプロモーションしましょう。ここでは「soup stock tokyo」のアカウントを例にお話していきます。

soup stock tokyoでは架空の顧客像(ペルソナ)を都心で働く女性に設定しています。そしてFacebookでは季節の半歩先を行くテーマの提供や、洗練されたフォトデザインで大人の女性を惹きつける内容となっています。

このようにターゲティングに合わせたアプローチを徹底することで、コンセプトでもある「働く女性の居場所」にマッチする印象を与えることに成功しています。

【タニタ】ユーザーとのふれあいで企業イメージアップ【X(Twitter)】

ここでご紹介する企業は健康器具メーカーのタニタです。タニタは体重計や計測器を扱っており、一見お堅い企業の印象があります。しかしX(Twitter)を通してユーザーとの距離を縮め、親近感のある企業イメージを醸成しました。

タニタの投稿にはトレンドと自社製品に関する情報を絡めたり、ユーザーの声を元に新製品を提案したりと、ユーザーに刺さる内容に自社のアピールを取り込んでいる様子が伺えます。

このようなツイートによって親近感や知名度の向上だけでなく企業内容の認知にも貢献している成功例の一つです。

また、これらの取り組みが功をなし、日経リサーチアワード「企業ブランド大賞」も受賞しており、注目が集まっています。

【ソフトバンク】 オリジナルのハッシュタグと映える画像で得た独自性 【Instagram】

https://www.instagram.com/p/CE6CWf4FO8N/?utm_source=ig_web_copy_link

こちらは大手通信会社ソフトバンクのアカウント。テレビCMのように最新機種の紹介やキャンペーン告知をしているのかと思いがちですが、Instagramは美しい景色で統一されています。これは「#ここでもつながるソフトバンク」という独自のハッシュタグを用いて、全国どこでも利用できる通信環境をアピールしているのです。

このようにオリジナルのハッシュタグを作り普及を目指すのも、企業固有のカラーが出るのでおすすめです。

まとめ

今回はSNSを利用したブランディングをサービスごとにご紹介していきました。Facebook、X(Twitter)、Instagramそれぞれに機能や相性に違いがあることが分かったと思います。しかしブランディングに大切なことはサービスに関わらず共通しています。

  • 自社や商材について正しく理解する。
  • ターゲットと鮮明にする。
  • 訴求の方向性を統一する

ブランディングを成功させるには、まずこれらを心がけましょう。そして展開するサービスの機能によってうまくアレンジしていけば、良い結果が得られると思います。

ブランディングが成功したら安定的な売り上げの確保やさらなる飛躍に繋げることができます。ぜひ、チャレンジしてみてください。

N2Pの実績

N2Pの実績

キャンペーンの企画、システム開発、サイトのクリエイティブ制作からサーバー設計まで一貫して行うことができます。また、SNSの企画、運用、広告などSNSに関する全てのお仕事もお引き受けできます。詳しくはこちらのリンク、もしくは下記ボタンよりお気軽にお問い合わせください。

この記事を書いた人

村上 烈

株式会社NONAME Produce代表取締役。2006年8月、早稲田大学在学中に同社を設立。デジタルキャンペーン黎明期から18年以上にわたり、第一線でデジタルディレクターとして活躍。 キャンペーンコミュニケーション設計・戦略を武器とし、SNSの各種プラットフォーム(X〈旧Twitter〉、Instagram、TikTokなど)と連動したキャンペーンの企画・制作を手掛ける。 2020年からはYouTubeにて、SNSキャンペーンの手法や最新トレンドを解説する動画を1000本以上投稿。APIを活用したウェブ技術とクリエイティブデザインを組み合わせた手法を強みとし、その独自の知識と経験を基に、現在では「WEBキャンペーンシステム Aha!」「Xキャンペーン支援ツール BirdCall」「Instagramキャンペーンシステム ImStar」などの自社サービスの設計・統括を行う。

  • BirdCall(BC)