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LINEレシートキャンペーンとは?5つの事例とポイントを解説!

LINEは日本で最も月間ユーザー数が多いコミュニケーションSNS。

実はマーケティングにおいても、幅広いターゲット層、コミュニケーションツールだからできるファン育成など、様々な特徴を持っています。

LINEを活用したキャンペーンの中でも注目は、購買促進、コミュニケーション促進に効果的な「LINEレシートキャンペーン」。

今回は、LINEを使用したレシートキャンペーンについて徹底解説。成功に必要なポイントや成功事例についてもご紹介します!

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LINE(ライン)レシートキャンペーンとは

LINEレシートキャンペーンは、LINEを使って対象商品を購入したレシートを送信することで応募ができるキャンペーンです。

LINE公式アカウントでキャンペーンを手軽に実施でき、参加者側も普段使い慣れているツールで気軽に参加できます。また、レシートキャンペーンは応募にレシートが必要なため、店舗誘引施策として実施することもできます。

LINE(ライン)レシートキャンペーンの流れ

LINEレシートキャンペーンはユーザーが手軽に応募できる点が最大の特徴です。キャンペーン応募までの流れは次の3ステップで完結します。

  1. 対象商品の購入
  2. LINEで公式アカウントを友だち登録
  3. レシート画像をLINEで撮影して送信

その後、運営事務局側でレシート審査・抽選を行い、当選者にLINEで結果が連絡されます。

LINE(ライン)レシートキャンペーンを行うメリット

LINEレシートキャンペーンのメリットを一言で言えば、

「身近な媒体で手軽にキャンペーンが実施できること」

です。

では、メリットを5つに分けて解説していきます。

誰もが使うLINEを活用して効果的に訴求できる!

LINEは老若男女問わず、幅広いユーザーが日常的に使っているSNSです。最も身近なSNSでキャンペーンを実施すれば、もちろんキャンペーン参加の敷居が低くなります。

LINEは利用者層の幅が広いため、キャンペーンにおいてもターゲットの幅を広げた状態で実施することができます。

また、常日頃から使っているツールなだけあって参加ハードルが低いことも特徴です。友だちへの返信のついでに公式アカウントを開いてみた経験が皆さんにもあるのではないでしょうか?日常の中でキャンペーンを打ち出すことができるのがLINEというSNSの特徴です。

キャンペーン終了後も応募者と接点を持ち続けやすい!

LINEを活用してレシートキャンペーンを行うことにはまだメリットがあります。

それは、「ユーザーとのコミュニケーションが維持できること」です。

応募の際に公式アカウントを友だち追加してレシートを送信するのですが、公式アカウントをブロックしてしまうと当選連絡が来ないためキャンペーンを使い長くユーザーを確保することができます。それゆえ、キャンペーン応募後も、公式アカウントからユーザーとの継続的なコミュニケーションが実現できます。

応募方法

ユーザーの操作が手軽で、手間がかからないため、参加障壁が低いことも特徴です。

従来のレシートキャンペーンはがきにレシートを貼って送っていたため、応募のはがきを準備、レシートを貼付、郵送するなど手間がかかりました。

しかしLINEレシートキャンペーンは、はがきを郵送する必要がありません。ユーザーの操作は公式アカウントの友だち登録、LINEでのレシート写真の送信、個人情報の入力のみなので、ユーザーもスマホ一つで、手軽に応募することができます。

さらに、Profile+を活用すればキャンペーン応募時に必要な個人情報の入力も省くことができます。

Profile+:あらかじめLINEに登録しておいたプロフィール情報をユーザーの意志に基づき、外部サイトやLINE関連アプリで簡単に利用・入力でき、面倒なフォーム入力を省くことができるサポートツールです。

レシート自動検出で運営側の手間も少ない!

近年のレシートキャンペーンでは、「OCR機能」を用いて、応募されたレシートを審査する作業を自動化することができます。

OCR機能:Optical Character Recognition(光学的文字認識)の略で、手書きまたは活字のイメージデータを文字認識してテキストデータに変換する機能。

従来のレシートキャンペーンでは、応募条件に当てはまるレシートを審査する作業を手作業で行っていました。しかし、最近のレシートキャンペーンでは、OCR機能により、レシートを審査する作業を自動化することができます。

キャンペーン条件を自動検出し、検出内容から参加条件・キャンペーンを自動で審査できるため、従来のレシートキャンペーンと比較しても、大きなコスト削減となります。

デジタルギフトのプレゼントを受け取りやすい!

LINEレシートキャンペーンでは、デジタルギフトをユーザーに直接メッセージで送信することができます。

デジタルギフト:従来の紙のクーポンや商品券をオンライン上で受け取ることができるシステム。

キャンペーンの景品をデジタルギフトで受け取れることで宅配物の受け取りの手間や住所入力の手間などを省くことができます。

企業側から見ても、景品の配送コストが削減できるため、積極的に活用していくべきでしょう。

LINEレシートキャンペーンの事例5選

LINEレシートキャンペーンとはどのようなキャンペーンなのか、想像はつきましたか?

イマイチ想像がつかない!という方も多いのではないでしょうか。解像度を上げるために5つの事例を見ていきましょう!

明治北海道十勝カマンブルー プレゼントキャンペーン | 明治北海道十勝カマンブルー | 株式会社明治-MeijiCo.,Ltd.

キャンペーン概要商品を購入のレシートをLINEで送信すると1ポイント貯まり、4ポイント貯まると応募完了。
景品・当選者数限定生産十勝カマンブルー6個セット 先着500名
キャンペーンのポイント「限定感」を強調した、先着当選の採用

まずは十勝カマンベールの事例です。こちらは商品購入でポイントをためて応募する「マイレージ型」のキャンペーンです。限定生産のカマンブルーのセットが先着500名にプレゼントされるという内容でした。

この事例のポイントはキャンペーンでは珍しい「先着で当選者を決める」というところにあります。

先着型のキャンペーンは、先着人数に達したところで締め切りとなるため、場合によっては実施期間がとても短くなることが特徴です。

「キャンペーン限定」という景品のプレミア感が増すことがメリットですが、短い実施期間の中で、どうキャンペーンを周知していくかが課題です。

実際この事例でも、「応募が間に合わなかった」「レシートの問い合わせをしている間に終わった」のような、ネガティブな意見が目立ちました。

大掃除は「ほったらかし」で汚れトルネード!!|株式会社リベルタ

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000090.000052173.html

キャンペーン概要友だち追加後、公式サイトからレシートをアップロードして応募完了。
景品・当選者数時短家電、リベルタ商品など 抽選300名
キャンペーンのポイントほったらかし掃除アイテムと「時短」を融合させたストーリー

続いてはリベルタのLINEレシートキャンペーンです。リベルタの「ほったらかし掃除アイテム」を対象商品にキャンペーンが展開されました。こちらの事例のように、公式サイトからレシートをアップロードすることで、購入者の情報などをフォームを経由して収集することも可能です。

ポイントは、ターゲットにささるストーリーの作り方です。

日々の家事を少しでも楽にしたいと悩むユーザーに向けて「手軽におうちをスッキリきれいに」というストーリーが展開されました。リベルタの商品でお掃除を簡単に、景品が当たれば日々の家事が自動化できますよというメッセージには共感できるのではないでしょうか。

キャンペーンを実施するにあたって、ユーザーが共感できるようなストーリーを作ることは成功のために必要なポイントです。このストーリーについて、以下の資料で丁寧に解説しています!

スコッティ ファイン 使うとイイことキャンペーン|日本製紙クレシア株式会社

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000065.000073407.html

キャンペーン概要友だち追加後、公式サイトからレシートをアップロードしてポイントを貯める。2ポイントで応募可能に。
景品・当選者数QUOカードPay1000円分 抽選100名
キャンペーンのポイント応募後すぐに結果がわかるインスタントウィンの採用

箱ティッシュで有名なスコッティのキッチンブランド、スコッティファインで開催された事例です。こちらはポイントマイレージ型で、景品としてQUOカードPayが当たるキャンペーンです。

このキャンペーンの特徴は、インスタントウィン。

インスタントウィンとは、応募後すぐに抽選が行われ、ユーザーがその場で結果を確認することができる仕組みです。このインスタントウィンを採用することによって、「すぐに結果がわかる」というメリットをユーザーに提供できるため、参加ハードルの低下が期待できます。

インスタントウィンについては、以下の記事から詳細をチェックしてみてください!

アニメ「ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風」×AUGER|貝印株式会社

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000588.000025105.html

キャンペーン概要ジョジョとのコラボ商品を購入したレシートを公式LINEにアップロードして応募完了。即時抽選で結果がわかる。
景品・当選者数ジョジョ×AUGERの限定グッズ 合計抽選150名
キャンペーンのポイントオンライン購入でも、領収書で応募が可能

グルーミングツールブランド「AUGER」とアニメ「ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風」のコラボ事例です。コラボグッズを景品にするなど、ジョジョのファンを取り込む施策が展開されています。

コラボキャンペーンであることも特徴的ですが、この事例で押さえておくべきことは、オンラインストアから購入しても応募が可能であることです。

通常のLINEレシートキャンペーンでは、店頭購入時のレシートを利用して応募するため、オンライン購入では参加できないというデメリットがありました。しかし、この事例では、オンライン購入時に発行した領収書もアップロード可能にすることで、デメリットを解消しています。

オンラインでの購入が主流な商品でレシートキャンペーンを開催する場合は要チェックの事例です。

フードリエ10周年キャンペーン|株式会社フードリエ

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000011.000074183.html

キャンペーン概要対象商品を購入したレシートを公式LINEにアップロードして応募完了。即時抽選で結果がわかる。
景品・当選者数えらべるPay5000円分 抽選300名えらべるPay1000円分 抽選3000名
キャンペーンのポイントえらべるPayの見せ方「総額〇〇円相当」

ソーセージ、ハムなどを販売するフードリエの10周年記念キャンペーン。対象商品購入でえらべるPayが当たるLINEレシートキャンペーンです。

このキャンペーンで抑えるべきポイントは、景品の見せ方です。

「えらべるPay総額450万円相当がその場で当たる!」という文言。電子決済サービスのポイントを景品にする場合は、絶対に知っておくべき打ち出し方です。「〇〇円が何名に当たる」という条件をあえて総額で表現することで、規模の大きさを強調することができ、ユーザーの参加意欲を向上させることができるからです。

同じ景品でも見せ方次第で、魅力的に帰ることができるということがわかる事例でした。

LINEレシートキャンペーン成功のポイント

LINEレシートキャンペーンを成功させるには、以下の2つのポイントを抑えることが重要です。

どれも、キャンペーンを実施する上で、「落とし穴」になりがちな注目ポイントです!

それでは、一つずつ解説していきます。

LINEレシートキャンペーンには拡散性がない!

LINEレシートキャンペーンを実施する上で必ず知っておくべき最重要ポイントです。

一般的なSNSキャンペーンでは、キャンペーンの投稿が参加ユーザーによって拡散されていくことで、商品や企業の認知向上が期待できます。X(Twitter)のフォロー&リポストキャンペーンがその代表格です。

一方、LINEレシートキャンペーンはトーク画面内(またはLINEから遷移したサイト)で全てが完結してしまうため、キャンペーン情報が拡散されることはありません。

そのため、LINEレシートキャンペーンを友だちを増やすために実施するのであれば、同時進行で、「広告を打つ」「X(Twitter)で告知を目的にしたキャンペーンを実施する」などの認知施策を実施しましょう。

X(Twitter)で認知拡大を狙うなら!

LINE活用にはメリットもデメリットもある!

LINEを活用したキャンペーンは他のSNSキャンペーンと異なる点が多いため、企画を考える前にメリット、デメリットをしっかりと把握しておくことが必要です。

LINEキャンペーンの手法は「LIFF」「チャットbot」の2種類!

LINEレシートキャンペーンには、

  • 「チャットbot」を活用した方法
  • 「LIFFアプリ」を活用した方法

の2つの実施手法があります。1つずつ丁寧に解説していきます。

「チャットbot」を使った方法

チャットbotとは、あらかじめ設定したプログラムが、ユーザーに対して自動で会話を行う機能です。チャットbotを使用してやりとりをしながら、レシートキャンペーンの応募手続きができます。

トーク画面で完結することや、会話しながら応募できるユニークさがメリットです。LINEの中で行われているという安心感が得られることもユーザーにとってのメリットになります。

一方、トーク画面であるが故に情報入力が間延びしてしまい、ユーザーにとってストレスとなってしまったり、メッセージ一通ごとに送信料金がかかる、他社ツールと共存ができない可能性があるというデメリットもあります。

「LIFFアプリ」を使った方法

LIFFアプリとは、LINE上で動作するWEBサイト、いわば「LINE内LP」です。LIFFアプリとしてキャンペーンサイトを設置することで、サイト上で応募を完了させることができます。

サイトだからこその自由度の高さが最大のメリットです。クイズ要素を絡めたり、ポイントを貯めることで応募できる「マイレージ型」を導入したりと企画に応じてカスタムすることができます。

また、LIFFの場合LINE認証を行うことでページアクセスするだけでユーザー情報を取得できるため、個人情報の入力や2段階認証などの手間のかかる応募手続きが不要であることも大きなメリットです。

「チャットbot」「LIFFアプリ」どっちがおすすめ?

著者としては、「LIFFアプリ」を使った方法をおすすめします。

WEBサイトを活用した手法のため、WEB上で実施することができるキャンペーンは全て実施することができます。

「複雑なキャンペーンになりそうだけど、実現できるのかな」

そう悩んだ時、まずはLIFFアプリを使う方向で企画を進めましょう。

「チャットbot」「LIFFアプリ」をさらに詳しく比較した資料もぜひチェックしてみてください!

LINEキャンペーンについて詳しく知るなら

まとめ

多くの人が利用しているLINEでキャンペーンを行えば、参加者の増加や他のSNSではできない、幅広いユーザー層への同時アプローチが実現可能です。ユーザーの参加ハードルも低く、企業側のコストも従来のレシートキャンペーンよりも大幅に削減することができます。キャンペーン応募で増えた友だちに対して、新たにコミュニケーション施策を仕掛けていくことも可能です。

LINEレシートキャンペーン、魅力を理解していただけましたか?

ぜひ皆さんもLINEレシートキャンペーンを活用して、ユーザーの商品購入、ユーザーとのコミュニケーションを促進させていきましょう!

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インスタントウィン(即時抽選)やポイントが貯まるマイレージ式など、実施したいキャンペーンに合わせてカスタマイズが可能!

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この記事を書いた人

村上 烈

株式会社NONAME Produce代表取締役。2006年8月、早稲田大学在学中に同社を設立。デジタルキャンペーン黎明期から18年以上にわたり、第一線でデジタルディレクターとして活躍。 キャンペーンコミュニケーション設計・戦略を武器とし、SNSの各種プラットフォーム(X〈旧Twitter〉、Instagram、TikTokなど)と連動したキャンペーンの企画・制作を手掛ける。 2020年からはYouTubeにて、SNSキャンペーンの手法や最新トレンドを解説する動画を1000本以上投稿。APIを活用したウェブ技術とクリエイティブデザインを組み合わせた手法を強みとし、その独自の知識と経験を基に、現在では「WEBキャンペーンシステム Aha!」「Xキャンペーン支援ツール BirdCall」「Instagramキャンペーンシステム ImStar」などの自社サービスの設計・統括を行う。