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【2025年版】Instagram写真投稿キャンペーン事例11選|効果と成功ポイントを解説

Instagram 写真投稿キャンペーン

Instagramの写真投稿キャンペーンは、認知拡大UGC(ユーザー生成コンテンツ)の創出ブランドの世界観の形成に非常に効果的なマーケティング施策です。 しかし、実際に成果を出すためには、どのような企画が最適か悩む担当者も多いのではないでしょうか。

この記事では、【2025年版】としてInstagram写真投稿キャンペーンの最新成功事例11選を具体的に紹介します。さらに、キャンペーンがもたらす具体的な効果(メリット)から、企画の立て方、運用を成功させるための重要なポイント、ガイドラインの注意点まで網羅的に解説します。

目次

Instagram(インスタ)写真投稿キャンペーンとは?

Instagram(インスタ)写真投稿キャンペーンとは、企業やブランドのSNSマーケティング戦略の一つで、ユーザーに特定のテーマや商品に関する写真を投稿してもらうキャンペーンです。

フォトコンテストのように、参加者には抽選や特典などのインセンティブを用意し、投稿を促すことで、自然な形でブランドの魅力を広めることができます。

さらに、ユーザーの投稿(UGC)を活用することで、信頼性の高い口コミが生まれ、エンゲージメントやファンコミュニティの形成にもつながります。

ブランドとユーザーの双方向コミュニケーションを促進し、長期的な関係構築にも効果的な施策です。

フィード投稿を活用した写真投稿キャンペーン

Instagramで一般的な手法が、フィード投稿を活用した写真投稿キャンペーンです。

企業が指定するハッシュタグを付けて、応募条件を満たす写真を投稿してもらうことで、ユーザーの体験や意見を自然に収集できます。

投稿はハッシュタグ検索からも閲覧できるため、新規ユーザーへの認知拡大やUGC(ユーザー生成コンテンツ)の蓄積に効果的です。

ストーリーズ投稿を活用した写真投稿キャンペーン

ストーリーズを活用したキャンペーンは、リアルタイムな参加を促す施策として人気です。

主な実施方法は次の2つです。

  • ブランドアカウントのメンションを付けて、応募条件を満たす写真をストーリーに投稿してもらう
  • 指定されたブランドアカウントのフィード投稿を引用し、ブランドアカウントをメンションしてストーリーに投稿してもらう

24時間で消えるという特性を活かし、イベント性や限定感を演出できます。また参加者のフィード投稿に残らないため、参加のハードルが低いことも特徴です。

Instagram写真投稿キャンペーンのメリット

ブランドの価値観・世界観を視覚的に訴求する

Instagramは画像や動画を中心としたプラットフォームのため、写真投稿キャンペーンを通じてブランドの世界観を直感的に伝えられます。すなわちブランディング効果を狙いやすい点が特徴です。

 ユーザーが撮影・投稿する写真には「リアルな使用感」や「体験価値」が含まれ、ブランドの魅力を自然に表現することができます。

アカウント自身の発信力を高める

写真投稿キャンペーンを実施することで、企業やブランドの認知度を高め、フォロワー数やエンゲージメントの向上を促すことができます。

X(旧Twitter)のような即時的な拡散力はないものの、Instagramではハッシュタグ投稿やストーリーズでのシェアを通じて、継続的に発見される機会を増やせます。

また、既存フォロワーだけでなく、そのフォロワーのタイムラインにも自然に情報が広がるため、フォロワーの増加やブランディング効果の強化にもつながります。

さらにInstagramでは、1つの投稿で高いエンゲージメントを得ると、アカウント全体の投稿が「フィード投稿のおすすめ」や「発見タブ」に表示されやすくなる傾向があります。

キャンペーンで得た反応がアカウント全体の評価向上にも寄与し、ブランドに関心のない層へのリーチ拡大にも効果を発揮します。

UGC生成やコミュニケーションを促進できる

写真投稿キャンペーンでは、ユーザーの投稿(UGC)が自然に増え、顧客視点でブランドの魅力を発信できるのが大きな特徴です。

生成されたUGCは、広告やWebサイト、店頭などに二次利用することで、リアルな口コミとして信頼性の高い訴求が可能になります。

また、応募後にDM(ダイレクトメッセージ)で当選連絡やフォローアップを行うことで、ユーザーとの双方向コミュニケーションを強化できます。

チャットボットを活用すれば、当選者対応やデータ管理の自動化など、運用効率と体験価値の両立も実現できます。

【2025年最新】Instagram写真投稿キャンペーンの成功事例

ここからは企業における写真投稿キャンペーンを紹介していきます。

#(ハッシュタグ)投稿を活用した写真投稿キャンペーン

メルカリ にゃんバサダーPROJECT|にゃんプロ事務局

メルカリ にゃんバサダーPROJECT|にゃんプロ事務局

メルカリ12周年を記念して実施された「#にゃんプロ」キャンペーン。愛猫の写真や動画を投稿すると、CM出演のチャンスが得られる参加型コンテストです。短期間での募集ながら、投稿選出から一般投票までを設け、UGCの拡散とユーザーの熱量を高めていました。

#シェアブリーズ|株式会社ファイントゥデイ

#シェアブリーズ|株式会社ファイントゥデイ

「#シェアブリーズ」は、友人や仲間とシーブリーズを“シェア”する瞬間を投稿し、文化祭イベントに参加できる写真投稿キャンペーン。青春のワンシーンを切り取るUGCを通じて、ブランドの「爽やかで共にある存在」という世界観を体験的に伝えました。投稿を通じた共感の連鎖が、認知拡大とファン形成につながる好例です。

推しカラーハートバッグ投稿キャンペーン | リンツ&シュプルングリージャパン株式会社

推しカラーハートバッグ投稿キャンペーン | リンツ&シュプルングリージャパン株式会社

「#リンツ推しカラーハートバッグ」は、店舗限定バッグを“推し活”と組み合わせた投稿キャンペーン。自分の“推し”と一緒に写真を撮ることで、購買体験をSNS上の共感体験に変換できています。推しカラー投票企画と合わせてUGCを拡散し、店舗来店促進とブランド認知拡大を両立しています。

新潟県vs長野県 お国自慢 インスタグラム投稿キャンペーン

新潟県vs長野県 お国自慢 インスタグラム投稿キャンペーン

新潟県と長野県が実施した「お国自慢キャンペーン」は、両県の魅力を“対決構造”で発信した観光UGC施策。地元愛と競争心を刺激しながら、自然・グルメ・お酒など各部門で投稿を促進。対決形式によって参加者の発信力を引き出し、観光情報の拡散と地域の認知向上を同時に実現しています。

鹿児島4市推市活キャンペーン | 鹿児島県四地区観光連絡協議会

鹿児島4市推市活キャンペーン | 鹿児島県四地区観光連絡協議会

鹿児島4市が共同で実施した「推市活キャンペーン」は、地元住民が“推しの市”の魅力を伝える地域密着型の写真投稿企画。観光客ではなく住民に発信者の役割を与えることで、生活者視点のUGCを創出できています。観光・特産・文化を多面的に発信し、地域内外のコミュニティ形成とブランディングに貢献しています。

#ラブなポッキー|江崎グリコ株式会社

#ラブなポッキー|江崎グリコ株式会社

音楽とお菓子を融合した「#ラブなポッキー」キャンペーン。アーティストのプレイリストから感じたイメージを写真で表現し、投稿が公式ジャケットに採用される仕組みです。ユーザーの創造性を刺激しながら、ポッキーを“気持ちを伝える体験”へと昇華させ、UGCを通じてブランドの世界観を拡張しています。

#雪見のばしチャレンジ │ 株式会社ロッテ

#雪見のばしチャレンジ │ 株式会社ロッテ

「#雪見のばしチャレンジ」は、“どれだけ雪見だいふくを伸ばせるか”を競う投稿コンテスト。動画による参加を促し、X・Instagram・TikTokそれぞれでUGCを創出。優秀作品は公式広告に採用される仕組みで、参加意欲と拡散性を高めつつ、ブランドの遊び心ある世界観を体験的に伝えています。

アタック抗菌EX 夏のキッズお洗濯チャレンジキャンペーン|花王株式会社

アタック抗菌EX 夏のキッズお洗濯チャレンジキャンペーン|花王株式会社

「#アタックキッズチャレンジ」は、親子の“お洗濯デビュー”を応援する教育型UGCキャンペーン。お子さまの意気込み投稿を通じて、家事への参加体験をブランド体験に転換しています。商品価値「清潔・時短・分担」を親子の成功体験と重ねることで、家庭内コミュニケーションとブランド好感度の双方を高めています。

ストーリーズ投稿を活用した写真投稿キャンペーン

春のストーリーズシェアキャンペーン|ホテルニューアワジグループ

春のストーリーズシェアキャンペーン|ホテルニューアワジグループ

「春のストーリーズシェアキャンペーン」は、ホテルニューアワジ公式アカウントの投稿をストーリーズにシェアし、メンションするだけで参加できる拡散型キャンペーン。ユーザーの共感や旅への期待を通じて投稿を自然に広げ、ブランドの発信力と季節の魅力を同時に訴求しました。ストーリーズという軽い参加導線で、認知拡大とUGCの活性化を実現した好例です。

大阪中之島美術館 開館1周年記念イベント

大阪中之島美術館 開館1周年記念イベント

開館1周年を記念して実施されたInstagram投稿キャンペーンでは、来館者が館内外の写真をストーリーズでシェアし、公式アカウントをメンションして参加。アート体験をSNS上で共有させることで、来館後も続く“体験の拡張”を実現しました。DM連携による応募完結や投稿の二次利用など、UGCを資産化した文化施設ならではの取り組みです。

気になる作品を選んで参加!フォロー&ストーリーズシェアキャンペーン|Hulu公式

気になる作品を選んで参加!フォロー&ストーリーズシェアキャンペーン|Hulu公式

気になる作品を選んでストーリーズにシェアするだけで参加できる、手軽なフォロー&ストーリーズシェアキャンペーンです。

ユーザーはレビュー投稿などの手間なく参加でき、企業側はおすすめ作品を参加者のフォロワー層へ自然に拡散できるというメリットがあります。

応用した写真投稿キャンペーン

映画『ドールハウス』#日本全国ドールハウスCP|東宝株式会社

映画『ドールハウス』#日本全国ドールハウスCP|東宝株式会社

ホラー映画『ドールハウス』の登場人形“アヤちゃん”をARで出現させ、好きな場所で撮影・投稿できるキャンペーン。

「恐怖×かわいい」のギャップでユーザーの遊び心を刺激し、UGCによる話題化と認知拡大を実現しました。

Instagram写真投稿キャンペーンの実施方法

Instagramで写真投稿キャンペーンを成功させるには、目的の整理から企画・運用までを計画的に進めることが大切です。

ここでは、実施までの基本的な流れを3ステップで紹介します。

目的とKPIを明確にする

はじめに、キャンペーンの目的を明確に設定します。

「認知拡大」「フォロワー増加」「UGCの収集」「来店促進」など、目的によって設計は大きく変わります。

目的を定めたら、効果を測定できる指標(KPI)を設定しましょう。投稿数やハッシュタグの使用数、エンゲージメント率など、数値で追える項目を決めておくことが重要です。

企画内容と投稿条件を決める

目的に合わせて、キャンペーン形式や応募条件を設計します。

たとえば「ハッシュタグ投稿」「ストーリーズシェア」「インスタントウィン」など、目的に合った形式を選びましょう。

また、テーマ・投稿ルール・応募期間・景品内容などを具体的に定め、参加しやすい仕組みにすることが成功の鍵です。

実施・集計・効果検証を行う

キャンペーン開始後は、投稿内容の収集や応募確認などを丁寧に行いましょう。

ツールを活用すれば、投稿の自動収集やDM通知、抽選作業を効率化できます。

終了後は、投稿数やリーチ、エンゲージメントなどの数値をもとに効果を検証し、次回施策に活かします。

Instagram写真投稿キャンペーンの成功ポイント

Instagramで写真投稿キャンペーンを実施する際は、ユーザー層やキャンペーン設計の方向性をしっかり考慮することが重要です。

ここでは、成功のために意識したい4つのポイントを紹介します。

(※ユーザー層がXに比べて比較的若く、特に女性のユーザーが多いため、自分のブランドが刺さってほしい層を考える必要があります。)

ターゲット層似合った企画を設計する

Instagramは、X(旧Twitter)に比べて若年層が多く、特に20〜30代女性ユーザーの比率が高いのが特徴です。

自社のブランドや商品が“どの層に響くか”を明確にし、投稿テーマや景品内容をその層に合わせて設計することで、より多くの共感を得られます。

ユーザー層との親和性を意識したキャンペーンほど、自然な拡散とエンゲージメント向上が期待できます。

応募条件をシンプルにする

応募方法や条件は、できるだけシンプルに設定しましょう。

複雑な手順や細かい条件が多いと、参加のハードルが上がってしまいます。

「フォロー+ハッシュタグ投稿」など、1〜2ステップで完結する仕組みにすることで、参加率を高めることができます。

規約とガイドラインを明確にする

キャンペーンの透明性と信頼性を保つために、応募規約を明確に記載しておきましょう。

応募期間や対象者、景品内容、投稿利用に関する許諾などを事前に整理することで、トラブルを未然に防げます。

Instagramのプロモーションポリシーや景品表示法など、関連ガイドラインの確認も忘れずに行いましょう。

キャンペーンツールを活用する

投稿管理や応募集計を効率化するためには、専用のキャンペーンツールを活用するのがおすすめです。

指定ハッシュタグ付き投稿の自動収集やDM通知、自動抽選機能を使えば、運用の負担を大幅に減らせます。

ツール導入によって事務作業を自動化し、よりクリエイティブな企画設計や分析にリソースを割くことができます。

Instagram写真投稿キャンペーンの注意点

以下はInstagramのコミュニティガイドラインを抜粋したものです。

「いいね!」、フォロー、シェアを人為的に集めたり、同じコメントやコンテンツを繰り返し投稿したり、利用者の同意を得ずに商業目的で繰り返し連絡したりしないでください。スパムのない環境を維持しましょう。「いいね!」やフォロー、コメントを含むやり取りの見返りに、金銭や金券などのプレゼントを申し出たりしないでください。誤解を招く偽のユーザーレビューや評価の提供、勧誘、取引に関与したり、これらの行為を促進、奨励、助長、承認するようなコンテンツを投稿しないでください。

出典: Instagram コミュニティガイドラインURL:https://www.facebook.com/help/instagram/477434105621119/?helpref=uf_share

Instagramでは、写真投稿キャンペーンを正式に実施することが認められていますが、ガイドライン違反となる行為には注意が必要です。
特に、「フォロー」や「いいね」などのエンゲージメントの見返りに現金やギフトカードなど現金同等物を提供する行為はNGです。
また、スパム行為や誤解を招く投稿、虚偽のレビュー依頼なども禁止されています。
キャンペーンを行う際は、最新のコミュニティガイドラインや広告ポリシーを事前に確認し、安全に運用しましょう。

Instagram写真投稿キャンペーンのまとめ

Instagram写真投稿キャンペーンは、ユーザーとのコミュニケーションを活性化し、ブランド認知やファンづくりにつながる有効な施策です。

UGCの創出や発信力の強化など多くの効果が期待できますが、ガイドラインを守りながら計画的に実施することが大切です。

キャンペーンを効率的かつ安全に運用するには、投稿収集・抽選管理・分析まで自動化できるツールの活用がおすすめです。

n2pでは、InstagramをはじめとするSNSキャンペーンの企画・運用をサポートしています。ぜひお気軽にご相談ください。

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