心をつかんで売り上げUP! 参考になる飲料メーカーのプロモーション事例


みなさんの一番好きなジュースは何ですか?
お酒好きの方であれば、一番好きなお酒は何ですか?
「ひとつには絞れない…。」
そんな嬉しい悲鳴が聞こえてきそうなほど、
この世の中には美味しい飲み物がたくさんあります。
しかしその状況、
飲料メーカーからすれば競争相手が多いということですよね。
そうした厳しい戦いの中で、
飲料メーカーはどのようなプロモーションを行っているのでしょうか。
今回は飲料メーカーの行うプロモーション事例について
ご紹介していきたいと思います。

自分の顔が森に!?
環境について楽しく学べるプロモーション

https://myforest.suntory.co.jp/share/fdplyoics5fh/pc.html から引用)

まず最初にご紹介するのがSUNTORYさんが環境活動の一環として行った
「じぶんの森-MY FOREST-」というものです。 

『いのちを支える「水」、その水を育む「豊かな森」。
そして、その森はどのようにできているのか、
じぶんごと化して観察してみよう。』 

こうした文章と一緒にうつっているのが、人間の顔を擬森化(?)したもの。 

QRコードをスマートフォンで読み取り、自分の顔を撮影するだけで、擬森化を楽しむことができます。

「鳥の住む森」「水の循環」「ふかふかの土」

これらをクリックすることで、水がどのようにして
つくられているのかを学ぶことができます。

普段であれば水分補給としてしか飲まない水でも、自分が森になることでまさに「じぶんごと化」して水について考えるきっかけになるでしょう。

環境保護活動の一環としての取り組みでありながら、人々に商品を強く印象付けることのできるプロモーションであると言えます。


いつ届くかが分からない!?
淡麗グリーンラベルを注文できる「スローボタン」とは

https://tasko.jp/news/kirin_slow/ から引用)

キャンペーン開催期間:2017年5月4日~21日

お次に紹介するのがKIRINさんが制作した「スローボタン」。

こちらは発泡酒淡麗グリーンラベルを注文できる無線のボタンで、
このボタンを押すと淡麗グリーンラベルが自宅に届くというものになっています。

残念ながらこのキャンペーンはもう終わってしまっていますが、
内容としては、抽選で5名の方にこのスローボタンが当たり、

当たった5名の方は2017年6月1日から2ヵ月間このボタンで
淡麗グリーンラベル350㎖缶6本パックが無料で5回受け取れるというものです。

ではなぜこのボタンの名前が「スロー」ボタンなのか。
それがこのプロモーションの一番面白いところであると言えます。

このボタンから注文した淡麗グリーンラベル、実はいつ届くかがわからないのです。

「昔の郵便物を待つときのような、いつ届くかわからない、ゆったりとした時間を楽しんでいただきたいです」(開発担当者)

「ココロもカラダも心地よい」をコンセプトにしている淡麗グリーンラベルにぴったりのこのプロモーションはこの商品のブランディングに非常に適したプロモーションであると言えます。


多様性の大切さを訴えたプロモーションで
広告換算額なんと16万ユーロ

(https://adgang.jp/2019/03/172039.html から引用)

お次に紹介するのは大手ウォッカブランドABSOLUTがスロバキアで行ったプロモーションです。

そのプロモーションとは人種主義に真っ向から立ち向かう目的で行われたもの。

中央ヨーロッパに位置するスロバキアは欧州諸国の中でも排他的な風潮があり、外国人や有色人種に対する嫌悪感が強いと言われているそうです。

「お酒を通じて人と人との絆を深める」

これをモットーとしているABSOLUTの行ったプロモーションの内容、
それはスロバキアの人であれば誰もが知っている民謡をアレンジして
黒人女性アーティストであるNataliaさんに歌ってもらうというもの。

また、それだけでなく彼女をモデルとして起用したポスターを制作し、バス停などに掲示したそうです。

こうしたプロモーションをみた国内のインフルエンサーが次々と拡散し、その結果テレビやラジオなど様々なメディアで取り上げられ、広告換算額にして約16万ユーロもの効果があったそう。

これらのプロモーションによってウォッカの売り上げは前年比13%増を記録。「人種」「多様性」について考えさせるこの社会貢献的なプロモーションは、
売り上げにもブランドイメージの向上にもかなり効果的であったと言えます。


スマホを預けてビールが無料!?

https://adgang.jp/2013/06/29664.html から引用)

最後にご紹介するのが、オランダのビールブランドであるアムステルビールが行ったプロモーションです。

その内容は、バーの入口にあるスマートフォン専用のワードロープにスマホを預けると、ビール一本が無料になるチケットがもらえるというものです。

「リラックスできる場所であるはずのバーにおいてでさえも、スマホで仕事のメールを始終確認したり、SNSをチェックしたりなど、リラックスできていない人が多く見られる。

また、せっかく同時に同じ空間で同じ時間を共有している人がいるのにも拘らず、スマホのせいでコミュニケーションがとれなくなってしまっている。」

このシンプルなプロモーションには、こうした状況を変えていきたいという願いが込められています。

スマートフォンが普及した時代に、あえてスマートフォンを使わないことで得をするというシンプルでありながら斬新なこのプロモーションは、
数多くのメディアによって取り上げられ、バーの客足増加にも効果的だったそう。

上でもサントリーさんの行った「スローに生きる」ことを目的として行われたプロモーションを紹介しましたが、
こうした慌ただしい生活の中でスローに過ごしてもらおうとするプロモーションは、人々の「もっとゆっくり過ごしたい」という気持ちに寄り添う効果的なプロモーションであると言えます。

まとめ

森について、水についてじぶんごと化して考えさせるもの。
スローに生きることを推奨してくれるもの。
人種や多様性について考えさせるもの。

直接商品の魅力を伝えるのではないプロモーション方法が、この世の中にはたくさんあります。

その商品を知ってもらう/買ってもらうにはどういったプロモーションが適しているのか。

世の中のニーズをしっかり汲み取ってプロモーションを行うことの大切さに気づかされる素敵なプロモーション事例の紹介でした。




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