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隠されてるから気になっちゃう!ティザーサイトを5つの事例で解説
更新日:2024.11.07 (公開日:2020/07/22)
新しい商品を発表する。新しいサービスを立ち上げる。
それを多くの人に知らせ、情報をキャッチアップしてもらう方法に悩んではいませんか?
今回は、そんな時に役立つティザーサイトについて事例を交えて解説します。
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そもそも、ティザーサイトとは?
「ティザー」とは、「焦らす・いじめる人」という意味の英単語です。そこから、商品の写真を隠したり、情報を小出しにする手法を「ティザーサイト・ティザー広告」と呼ぶようになったんですね。
ゲームや映画などのエンタメ業界を中心に、車や化粧品など多くの業種でも活用されている方法です。
ティザーサイトに求められること
既に公開できる情報が多くあったとしても、正式なリリースの前に、情報を小出しにしていくことが大切です。隠されていることで、その先を覗き込みたくなったり、深堀りしたくなったりするのが人間というもの。
例えば、
・商品の画像を見せない
・サービス内容の概要のみを掲載する
・事前登録フォームを用意する
などの仕掛けが重要。
企業側としては、少しずつ情報を更新するため、エンドユーザーの反応によって細かな軌道修正ができるという利点もあります。
他にも、
・これから始まるサービスの人員募集をする
・これから公開される情報をいち早く届けるメルマガやSNSの登録を勧める
ことも有効です。
そうすることで、
・新しいものを一緒に作り上げてくれる人が訪れる
・メルマガやSNSでリリースのリマインドができる
という情報発信が見込めます。
ティザーサイトの構成要素
ティザーサイトの多くは以下の要素で成り立っています。
・商品やサービス名
→既にファンのいるブランドの中で新商品を発売する際には、その名前が隠されていても良いかもしれません。ですが、全く新しい商品やサービスを始める際には、その呼称は掲載していた方が良いでしょう。
後から思い返してもらうために、何かしらのキーワードになる名称が掲載されていた方が理想的です。
・その商品やサービスにかけた想い
→新しく登場するものに、どんな想いや熱量、役割を込めたのか。を共有することで、そこに共感した人々に集まってもらいやすくなります。また、リリース前に内容を想像してもらう材料にもなります。
・イメージを形作るサイトデザイン
→プロダクトの持っている特性は、斬新さなのか、親しみやすさなのか、あるいはシンプルさなのか。などをしっかりと見極め、サイトを構成する必要があります。
・情報を継続的に提供できるSNSやメルマガの情報
→かなりの熱量を持ったユーザーでない限り、何度もサイトに訪れてもらうことは難しいです。
そのため、更新があった場合に共有できるメールマガジンの登録を勧めるフォームを掲載する。
SNSをフォローしてもらう。などが必要になります。
・リアル店舗の情報
→店舗を持っている場合には、OPEN予定の場所のGoogleMapなどを掲載しておくと、ユーザーの意識に残りやすくなります。
これらの構成要素を、自社の商品やサービス、また打ち出し方によって取捨選択し、魅力が伝わりやすいサイトを作っていきましょう。
ティザーサイト事例5つ
ここから実際の事例を見ていきましょう。
事例1:TRIBE NINE
ゲームメーカー「TookyoGames」の新プロジェクト「TRIBE NINE」のティザーサイト。
ロゴを中心に配置し、メインコンテンツはコンセプトムービー。
サイト内でメンバーの募集を行っており、新しいプロジェクトを一緒に作って行こう!という気概を感じる。
サイト全体の背面に画像を敷くなど、作品の世界観を大いに散りばめたティザーサイトの例です。
事例2:relay
後継者を探している人と、後継者をリレーのように繋ぐマッチングサービスrelayのティザーサイト
現状の問題提起と、サービスにかける想いをしっかり掲載。熱量を感じるサイト構成。
どんな仕組みで行うのか?をイラストで解説。サービス内容の見える化をすることで、ユーザーの興味の深度が深くなる。
正式なリリースに先駆けて、メルマガ登録フォームを掲載。サイト訪問者と継続的に繋がっていく仕組み作りができている。新しいサービスという、今までこの世になかったものをどう受け入れてもらうか?がよく考えられて反映されているサイトの例です。
事例3:Ticketime
飲食店の食券をまとめて購入できるサービスTicketimeのティザーサイト。
サービスにかける想いや、飲食店にどんな利益があるのか、などを比較的長い文章で掲載。
サイトの訪問者が飲食店経営者だった場合には事前登録が可能。
経営者ではない場合も、応援したい飲食店を記入することができる。
情報収集のためのフォームが、背面の黄色とのコントラストで目立つショッキングピンクにしてあることで、素通りされにくい。
参加を促したり、制作者の想いを語ることで、サービスを「自分事化」してもらいやすいティザーサイトの例です。
事例4:BAUM
資生堂の新しい化粧品レーベルBAUMのティザーサイト。
シンプルなキャッチコピーのみ掲載されている。
Instagramを掲載することで、継続的な情報発信を可能にしている。
タイトル、商品画像3枚、キャッチコピー、Instagramの訴求、と情報をかなりミニマムにすることで、逆に商品のシンプルで混ざり気がないイメージを形作っているサイト例です。
事例5:VOGUE CHANGE
雑誌VOGUEの日本版、VOGUE JAPANによる新しいプロジェクトのティザーサイト。
ジェンダーや美の多様性などについて語る場になる。
編集長による、熱意のこもった言葉を掲載。
関連性の高い記事をいち早く公開することで、内容のイメージを持ってもらいやすくしている。
X(Twitter)とメルマガの登録を促すことで、継続的に情報を提供できる仕組みを作っている。
コンテンツを絞り、背面には今の時代を象徴するグラデーションカラーを引くことで、最先端の情報発信を行うサイトであることが分かる例です。
まとめ
ティザーサイトには、
・商品やサービス名
・その商品やサービスにかけた想い
・イメージを形作るサイトデザイン
・情報を継続的に提供できるSNSやメルマガの情報
・リアル店舗の情報
が構成要素として重要になります。
また、情報を少しずつ見せていく、事前に参加できるフォームを作るなどの仕掛けをすることで、興味を持ってもらうきっかけ作りができます。
どうすれば自らの事業を最も魅力的に感じてもらえる情報や見せ方ができるのか?を考え、掲載情報を取捨選択することが大切です。
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