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【2019年】X(Twitter)を賑わせたキャンペーン10選
更新日:2023.09.11 (公開日:2020/01/06)
ペプシ『本田とじゃんけんキャンペーン』
今年盛り上がったキャンペーンと聞いて、サッカーの本田圭佑選手が思い浮かぶ方も多いのではないでしょうか?ペプシが今年の4月に行った本田選手とじゃんけんができるキャンペーン。応募方法はペプシの公式アカウントをフォローして「#本田に○○(グー/チョキ/パー)で勝つ」と投稿するだけ。後から、リプライで本田選手が何を出したか分かる仕組みとなっています。
このキャンペーン、本田選手の驚異的な勝率が話題となりました。何度トライしても負けてしまう、本田選手から送られるメッセージが面白いなどの噂を聞いて、参加した方も多いのではないでしょうか?
この企画は約1週間で終了してしまいましたが、その後カードバトルやコイントスなど本田選手と対戦できるキャンペーンを継続的に実施しています。
パンテーン 『この髪どうしてダメですか』
続いてご紹介するのは、トイレタリーメーカーP&Gが行ったキャンペーンです。こちらはX(Twitter)から社会に問題提起したキャンペーンとして話題に。髪は黒色でなくてはいけない、くせ毛は縮毛矯正しなくてはいけないといった疑問に思う校則をハッシュタグと共に呟くというものです。
誰もが一度は感じたことのある疑問を声に出す場として、キャンペーン開始3日で2万件のリアクションを集めました。その後、東京都教育員会が黒染め指導の禁止を周知するなど、ただの宣伝に止まらず教育現場にもインパクトを与えました。
キングジム 『日本初?新元号クリアーホルダープレゼントキャンペーン』
2019年ならではのキャンペーンと言えばこちら。新元号「令和」の文字が刻まれたクリアファイルが当たるキャンペーンです。文房具を扱うキングジムならではの企画で、元号が発表された日から応募が開始されるスピード感も話題になりました。
祝福ムードに包まれる改元も滅多にないので、記念にゲットしたいアイテムですね。
明治 『きのこの山たけのこの里国民総選挙2019』
どっち派かで盛り上がるこちらのお菓子のキャンペーンも白熱しました。明治が販売しているチョコレート菓子「きのこの山」と「たけのこの里」どちらが人気かを決めるこちらのイベント。2者が争っている構図がすでに認知されているため、多くのユーザーに受け入れられたのではないでしょうか?
約4ヶ月にもわたる長期間のキャンペーンだったので、X(Twitter)のタイムライン上で何度も目にした人も多いはず。期間の長さにおいても2019を象徴するキャンペーンと言えますね。
森永チョコレート『ベイクを買わない理由100円買取キャンペーン』
奇抜なキャンペーンとして注目を集めたのは森永チョコレートのキャンペーンです。焼きチョコの「ベイク」が売れない理由をコメント付きRTで投稿すると、森永が100円で買い取ってくれるというものです。本来、ポジティブな宣伝をするのが通例ですが、売れない理由を聞く、そしてコメントを買い取るという手法が斬新で1日に約4万件もの投稿が集まりました。
異色のキャンペーンが話題を呼んだだけでなく、商品に対する大量のフィードバックから次なる一手も考えられるまさに一石二鳥のキャンペーンです。
いろはす『甘くない総選挙』
きのこの山、たけのこの里がメジャーな争いなら、こちらは新時代の争いになるのではないでしょうか?コカ・コーラ社が販売する天然水「い・ろ・は・す」の人気投票です。普通の天然水かレモン風味の天然水か、開催時期が夏だったこともあり人気は2分したようです。
応募には対象のハッシュタグをつけなくてはいけませんが、ツイート下部にある選択欄を選びツイートするだけで簡単に参加できます。
時間にして5秒もかからない手軽さが新時代のキャンペーンにふさわしいですね。
タピスタ:『選挙に行ったらタピスタ半額キャンペーン』
続いてご紹介するのは人気タピオカスタンドTapistaの「選挙へ行こう!キャンペーン」です。今年は7月に参議院選挙がありましたが、この選挙で投票したことを表す投票済証明書を持参すると全品半額になるという企画。
若者の投票率低下が叫ばれている中で、若い世代に流行しているタピオカが半額になるという、話題性十分なキャンペーンでした。こちらは参加する際にX(Twitter)での操作は必要ありません。しかし、主にX(Twitter)を活用してプロモーションしていたため今回ご紹介しました。
パンテーン『就活をもっと自由に』
先ほど、ご紹介したP&Gは校則だけでなく就職活動にも疑問を呈するプロモーションを行なっています。こちらは昨年に引き続き2回目の企画となっています。就活生の想いをハッシュタグで募集して社会に向けて発信しています。
今年は人材系ベンチャー企業の「ワンキャリア」とタッグを組み自由な髪型での就活を支援する企業を協賛として集めました。直接的な商品の宣伝にはならないため、費用対効果は考えられにくいですが、社会問題に対して果敢に踏み込む姿勢は大きな反響を呼んでいます。
リポビタンD 『日本ラグビー盛り上げキャンペーン』
来たる2020年は東京オリンピックが開催されますが、今年も大変盛り上がるスポーツイベントがありましたね。そうラグビーW杯です。ラグビー日本代表オフィシャルパートナーの大正製薬がX(Twitter)で行なったキャンペーンも大会と同じく賑わいを見せました。
ラグビーボールやレプリカジャージが当たるキャンペーンに多くの参加者が集まりました。全国が熱中したイベントと合わせて成功を収めたプロモーションでしたね。
zozo前澤社長 『100万円プレゼントキャンペーン』
最後にご紹介するのは、2019年最も話題を呼んだと言っても過言ではないこちらのキャンペーン。株式会社zozoの前澤社長(当時)がECサイト「ZOZOTOWN」の取扱高100億円を記念して実施した100名に100万円が当たるというものです。
このツイートは大変話題となり約437万リツイートという国内新記録を樹立しました。前澤社長の影響力拡大と話題作りには絶大な効果があったでしょう。当選した方の口座には実際に100万円が振り込まれていて、スケールの大きさが実感できるキャンペーンでしたね。
まとめ
今回は2019年い注目を集めたX(Twitter)プロモーションを10つご紹介しました。思い返すと話題になっていたものや実際に参加したものもあったのではないでしょか。
改めてこれらのキャンペーンを振り返ってみると、商品のストレートな宣伝だけでなく、社会問題とリンクした企画やユーザーが能動的に楽しめるものが多い印象ですね。今ではSNSプロモーションが当たり前になってきたので、このレッドオーシャンで注目を集めるにはユーザーを惹きつける工夫が必要です。