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【週刊】キャンペーンサイト/WEBプロモーション事例と考察2021/4/10-4/16

キャンペーンサイト制作を得意とする我々が、他社のキャンペーンを見て、企画と制作でどこがタメになるか、最近のトレンドはなにかを収集・分析していきます。WEB担当者がどのようなキャンペーンを行うか調べたいときに活用していただければ幸いです。 2021年4月第3週は5個!

ALL-FREE休肝部キャンペーン特設ページ|サントリー オールフリー

ALL-FREE休肝部キャンペーン特設ページ|サントリー オールフリー

キャンペーン概要

内容:

公式アカウントをフォローし、ハッシュタグ 「#オールフリー休肝部」「#休肝ご褒美キャンペーン」をつけて あなたの休肝ライフについてツイートします。インセンティブは抽選で現金5,000円が当たります。 また、投稿総数によって当選者数がアップ、さらには投稿回数によって当選確率がアップします 。

キャンペーン考察

発見ポイント:

休肝日は大事。だけど気が進まない。そんな今日は休肝日だとTwitterで宣言することで、みんなと共に乗り越えようというキャンペーンです。 基本的にはフォロー&ハッシュタグ投稿のUGCキャンペーンで、フリー記述の大喜利になっています。単なる大喜利だとユーザーも飽きているかもしれないということで、みんなの投稿総数によって当選者数がアップ、投稿回数によっても当選確率がアップします。これは、マンネリ化したハッシュタグ投稿にちょっとした工夫がされているということです
通常、ハッシュタグキャンペーンではTwitterの検索機能を使います。ですが、Twitterの検索は無料でできる代わりに、すべてのアカウントから拾うことができません。投稿回数などを調べる場合は、すべてのアカウントから正確に取得する必要があるので、投稿にメンションをつけているようです。 さらに、「WebARフォト」というブラウザでできるAR機能を使って、カメラを起動させ画像合成した写真を撮ることができます。

ハッシュタグ投稿キャンペーンで口コミ増加を狙う形として、WEBARフォトフレームは相性が良く幅広く活用できそうです。そのほかにも、「投稿回数」や「投稿総数」で競わせるような仕組みもマネできそうなので、ハッシュタグ投稿の促進につながるオススメの事例でした。

スマートフォンキャプチャ

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C.C.レモンゲーム Twitterキャンペーン|C.C.Lemon サントリー

キャンペーン概要

内容:

公式アカウントをフォローし、TwitterDM内でCCレモンゲームに参加して結果をツイートします。その後、キャンペーン投稿をリツイートすることで応募完了です。

キャンペーン考察

発見ポイント:

TwitterのDM内チャットボットでゲームが行われ、その結果をシェアすると応募ができるキャンペーンです。ゲーム自体は少し複雑にしたジャンケンのようになっています。手を使うゲームで、リズムに合わせてポーズを取ります。実際のポーズは、「溜めがクラッチ」、「攻撃がかめはめ波」、「防御がクロス」になっています。攻撃をするには「溜め」が必要であり、攻撃を出した際に相手が「溜め」であれば勝ちです。そのほかは引き分けとなるゲームになっています。90年代から「CCレモンゲーム」という名で全国的に行われてたゲームのようですが、なぜ「CCレモンゲーム」というのかは謎のようです。 そんな昔からあるゲームを公式で取り上げてゲームをしてみた、という経緯だと思います。
ジャンケン企画であれば、数年前に流行ったペプシの本田圭佑さんとのジャンケンなどがあります。カンバセーショナルカードと動画オートリプライを使用した形で、オープンキャンペーンとして動かすことができますしかし、一度のやり取りで終われないゲームということで、DM内で行い、結果をシェアさせるという形にしています

TwitterのDM活用は少しづつ浸透しており、プロモーションにも活用されつつあるので、「DMでどんなことができるのか」、色々な方法がある中での一例となるキャンペーンでした。

スマートフォンキャプチャ

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コクヨ式 大人の「かく力」テスト|コクヨステーショナリー

コクヨ式 大人の「かく力」テスト|コクヨステーショナリー

キャンペーン概要

内容:

電子化・ペーパーレスが叫ばれて数十年。なぜ紙の需要が依然としてあるのか、
働く人々は「手書き」に何を求めているのかを研究した、「コクヨ式 大人のかく力テスト」。このテストで「かく力」の総合レベル、タイプ診断、手書き能力値を測ります。

キャンペーン考察

発見ポイント:

文房具を扱うコクヨが、電子化、ペーパーレス化が進む昨今、2つの疑問を抱えています。それらは「手書きとは一体何なのか」、「手書きをしている人たちはなぜ手書きにこだわるのか」、という疑問です。この2つの疑問から、文房具の有用性を謳っているストーリーのプロモーションを行っています。 実際今でも社会人の方の多くは、企画や戦略において、手書きを駆使して資料作成をしているように感じます。
コクヨ式大人の「かく力」テストでは、書く力の総合レベルや診断を出してくれます。その診断キャンペーンとして、テスト結果によってレコメンド商品を出しています。さらに、この企画がオープンしたときには、診断結果をシェアするプレゼントキャンペーンが行われていたりしました。

デジタル化やリモートワークによって文房具も活用事例が少なくなっている中、手書きをすることで、考える力が身についたり、仕事が捗ります。そのため、仕事をもっと楽しむためには手書きがオススメ!というストーリーを作っています。そしてそのストーリーを診断の形にすることで、自分ごと化させることができるキャンペーンです。

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「フレーバー総選挙」 | サーティワンアイスクリーム

「フレーバー総選挙」 | サーティワンアイスクリーム

キャンペーン概要

内容:

お気に入りのフレーバーを探し、投票フォームから送信すると応募完了。毎日サーティワンアイスクリームが1個食べられるサーティワンサブスク12ヶ月分をプレゼント 。

キャンペーン考察

発見ポイント:

デザインが可愛いらしく、ロゴも素敵でビジュアルの完成度が非常に高く感じます。キャンペーンで紹介される100種のフレーバーが、サイト上で流れている雰囲気は、ゲーム感もありワクワクさせてくれるデザインになっています。 サーティワンは1974年、日本に上陸して麻布に店を構えました。そこから37年で100種以上のフレーバーがあった、ということになります。
通常サーティワンは、子供が食べるのでファミリーや子供向けのプロモーションになりがちです。しかし、過去のフレーバーを見直すことができる投票キャンペーンならば、その問題も解決できそうです。大人の世代が子供の頃に食べたフレーバーを見て、思い出話ができるのは楽しそうです。ただ、世代で繋がれる思い出話に花が咲く系のキャンペーンは、TwitterなどのSNSでの口コミが鍵となります。例えば、投票ならば「あるある話」で口コミが広がり、エンゲージメントが上がったりします。ですが、今回のキャンペーンではフォームにて投票、という形を取っており、拡散はさせていません。そのため、全フレーバーを毎日投稿するという運用での活用を行っています。

総当りリーグ戦のような、総選挙系キャンペーンは「なぜそれが好きなのか」という話をするチャンスを与えているものだと思います。アンケートを取って新商品の開発意見にするのか、もしくはSNSで好きな者同士語ってもらうこともできます。ユーザーを楽しませることもでき、企業側は意見も聞けてWINWINなキャンペーンです。

スマートフォンキャプチャ

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パピコ 食べ比べキャンペーン|グリコ

パピコ 食べ比べキャンペーン|グリコ

キャンペーン概要

内容:

2種類のパピコを購入して食べ比べ、どちらが好きかを投票しつつ感想をツイートします。その後、抽選で100名様にパピコもっと食べ比べセットをプレゼント。

キャンペーン考察

発見ポイント

「あなたはどっち?」ということで、どちらのほうが強いのか、という対立構造を作りだしています。対決させることで盛り上がりを演出する、プロレスのプロモーションと似た、投票対決スキームです。 購入して食べ比べしてみようと謳っているキャンペーンはあまり見たことがありません。「どっちが好き?」と問いかけてしまうと「いつも食べてるこっちがいい!もう一つの方は食べたことがないけど」と偏ってしまいがちだからです。ですが、食べ比べてみてくださいという提案の形であれば、偏りもなくなりそうです。加えて、食べ比べたあとに発見があるようなストーリーにすると、食べ比べてみたい度数が上がりそうです。
また、感想を書くUGCキャンペーンにもなっていて、対決を軸に投票させ、投票と同時に口コミも広げるスキームです。ただ単に感想をツイートしてほしいということでハッシュタグキャンペーンを行っても、マンネリで参加者が増えませんその課題に対して、プロレス的な不要な戦いを作り上げることで盛り上げています

口コミや商品に対する意見を企業側は欲しています。その中で、ハッシュタグ投稿キャンペーンに代表されるUGCキャンペーンは、ニーズが高いです。しかし、検証ユーザーだらけになってしまったり、そもそもユーザー参加が少なかったりします。なので、ちょい足しアレンジが必要なのですが、それを各社考えています。

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