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【企業アカウントのYouTubeは上手くいく!?】3つのメリットや運用方法を事例付きで解説!
更新日:2024.11.29 (公開日:2021/09/02)
・企業でYouTube運用って色々大変そう
・編集は外注?自作?
・そもそもメリットってある?
企業がYouTubeを運用する際にメリットだけではなく、運用の注意点を把握しておくことは非常に大切です。
注意点を理解していないと思わぬ形で炎上したり、企業のブランドイメージを損ねる可能性があります。
私たちN2Pでは自社のYouTubeアカウントを運用しており、平日に毎日投稿しております。
この記事では「YouTubeを企業アカウントとして運用する際のメリットや3つの注意点」などをまとめて解説します。
この記事を読めばYouTubeを運用する際に抑えておくべき大事なポイントが理解できます。
Youtube運用の3つのメリット
①広告費をかけなくても良い
YouTube運用における1番のメリットは、広告費をかけなくても良い点ではないでしょうか。
企業が商品をプロモーションする際に多くの費用をかけるのが広告です。
その費用をゼロに抑え、なおかつユーザー数も動画配信プラットフォームの中で1番多いため、人的リソースを割くに値する分野です。
しかし、懸念点として
・効果が出るまで時間がかかる
・低クオリティでは再生回数が伸びない
といった側面もありますので、注力するならきちんと戦略立てて進行する必要があります。
上記の懸念点対策として、早く効果を出すために広告費を出してプロモーションをすることもできます。
広告費を使ってYouTubeでの企業アカウントを育てる→認知拡大後は広告出稿を停止→自社のSNSを活用してプロモーションを促進
というように、最初は広告費をかけて徐々に減らしていくという戦略も選択肢の一つになります。
SNS広告に関する詳しい内容を解説した記事もありますのでそちらもぜひご覧ください
関連記事|SNS広告を出すのにかかる費用は?5大SNSを徹底比較!
②プラットフォームが巨大
YouTubeは大前提として、大元となるGoogleで集められているビッグデータを活用できる大きなプラットフォームです。
そのことを考慮した上で、今回は有料会員数に焦点を当ててその数字を比較していきます。
YouTube | ニコニコ動画 | AbemaTV | |
有料会員数 (2019) | 1800万人 | 157万人 | 44.8万人 |
ニコニコ動画やAbemaTVが国内向けのサービスであるため、一概には比較できませんが圧倒的な数字の差があることはお分かりいただけると思います。
加えて、YouTubeの規模の大きさが分かる3つの説明文をご紹介します。
・毎月20億人以上のログインユーザーがいる
・世界100カ国以上、80の言語にまたがる
・毎分500時間以上のコンテンツがアップロード
動画プラットフォームはとにかく視聴者数の奪い合いです。
その中でトップに立つYouTubeは今後も主要なSNSマーケティングの一つを担います。
参照サイト:YouTube公式
③今の世代に届きやすい
2019年3月の調査によると、日本の YouTube浸透率の90%以上が10代~20代だったそうです。
今の若者世代が今後の消費者層になっていく中で、若い層にリーチが届きやすいYouTubeは非常に強力なツールになります。
スマホ普及率の上昇、テレビ離れに伴うYouTube需要は今後も高まっていくと思われますので、注力に値する分野です。
参照サイト:Most popular YouTube channels in Japan as of August 2020, ranked by total views
運用方法の5ステップ
運用方法に関しては、私たちが投稿しているアカウントで解説していきます。
①事業に関連する動画を投稿
②YouTubeの概要欄に自社サイトのホームページリンク貼り付け
③動画投稿の統一感
統一感があれば、動画投稿一覧だけで何の企業なのか把握することができます。
④期間を空けずに投稿する
単純に露出回数を増やしてクオリティを落とすわけにはいきませんが、毎日クオリティを維持した投稿ができるのであれば投稿回数は増やした方が良いです。
理由としてはユーザーの親近感が得られることやデータをたくさん集められることです。
週に一本の動画で得られるデータと週に五本の動画から得られるデータでは分析の質も変わってきます。
そのため、投稿回数はなるべく増やしたほうが良いです。
⑤動画をジャンルごとにリスト作成
書かれている内容が一瞬で分かる本の目次のようなページが再生リストです。
このリストによってユーザーは迷わず見たい動画にたどり着くことができますし、新規ユーザーもどのような動画が見られるのかすぐに理解することができます。
3つの注意点
①企業イメージとのミスマッチ
高級ブランドが企画モノを投稿したりするのはその企業のブランドイメージと合いません。
逆に、親しみやすいイメージを持つ企業が無駄にかっこいい編集をしてしまい、親しみにくいイメージを作り上げてしまうことも考えられます。
投稿する際に大事なことは、自社のブランドイメージとマッチしているか、統一感のある投稿をしているか。といった配慮になります。
②炎上リスク
昨今のSNS運用では頻繁に炎上するケースを見かけます。
特にYouTubeでは
企業のテレビCMをYouTubeで配信→YouTubeで炎上→SNSで口コミが広まる→被害拡大
といったケースが見受けられます。
コメント欄からの炎上というのはよくあることですので
企業がYouTubeアカウントのコメント欄を閉じていることが多いのはそのような懸念点があるからだと考えられます。
コメント欄を通じてコミュニケーションを取ることのメリットとデメリットを考えて、選択していく必要があります。
炎上事例と詳しい予防策についてはこちらの記事をご覧ください
関連記事|【企業のネット炎上】企業のSNSの炎上事例と予防策、対処法
③自社制作の手間
YouTubeは気軽に始められるとはいえ、動画投稿までに大きく分けて5つのステップがあります。
- 題材決め
- 企画
- 編集
- サムネデザイン
- 投稿
一本一本オリジナルのコンテンツを投稿する場合は動画編集に1時間半、サムネデザインに2時間ほどかかります。
しかし、動画のテンプレ化や外注費がかからない点に加えて、自社製品の強みは自分たちが一番把握しているため編集意図がブレないという大きなメリットがあります。
実際の編集担当の声
私たちは実際にYouTubeの編集、サムネデザイン、投稿まで自社リソースで賄っていますので、自社でYouTubeを運用する際のリアルな声を挙げていきたいと思います。
編集
大変なこと:
- 素材集め
- 著作権問題
編集において時間がかかることやカットの見直し等が大変なのは当たり前のことですので、今回はそれ以外で大変なことをピックアップしてみました。
まず意外と盲点なのが素材集めです。素材とは動画内で使う音声や画像のことなのですが、それらを集める労力が意外とかかります。加えて、その音声や画像が著作権に引っかかったりしないか調べるのは非常に手間がかかります。
また、動画作成後に著作権問題で投稿済み動画が見れなくなったりすることもあります。
単純に動画編集作業も大変ですが、その他にも気をつけるべきポイントが多くあることを知ると、いつもと違った視点で動画を見ることができますね。
サムネデザイン
大変なこと
- YouTubeならではの仕様を意識
- スマホ画面での見え方
- サムネと動画内容の乖離
- ルーティン化のジレンマ
サムネ制作はたった一枚のサムネではありますが、ゼロから作成するとなると2時間ほどかかります。
実際に私たちがYouTubeを見る際に、一番最初に目に入るのがサムネイルです。
数多の動画がある中で、商品の入り口がハイクオリティでないと埋もれてしまうためこれだけの時間がかかっているといえます。
YouTubeを使った企業のWebプロモーション事例5選
事例1:コカコーラ(商品ごとのストーリー)
事例2:smbc日興証券(有名人とのコラボ企画)
事例3:ZARA(ブランドイメージ訴求)
事例4:ゼクシィ(how to)
事例5:HIS(動画と相性の良いコンテンツ)
まとめ
YouTubeに挙げられている動画の裏側では数多くの配慮がなされています。その上、個人のクリエイターが発信するのではなく、企業の顔として発信することになるためより一層の注意が求められます。
しかし、動画はそれだけで資産になり得ることに加えて、テキスト→動画、音声のプラットフォームに移行しつつある現在において、注力しても良い分野であると断言できます。