n2p blog

キャンペーンやSNSの
"ためになる"情報を
執筆しています。

X(Twitter)のスペースって実際どうなの?使い方からメリットまでをズバリ解説!

Twitterのスペースって実際どうなの?使い方からメリットまでをズバリ解説!

今年に入り「Clubhouse」など国内において音声SNSが次々と誕生しており注目を集めています。そんな中X(Twitter)からもspace(スペース)という機能が出ました。収益化に向けての動きも出てきており、使い方に変化が出て来ると考えられます。今回はスペースの使い方やメリット、クラブハウスとの違いなどを解説します!

関連リンク|X(Twitter)のキャンペーン事例一覧 

関連リンク|SNSシェアを活用したキャンペーン事例一覧

X(Twitter)のスペースとは?

https://twitter.com/Twitter/status/1370026897808179200

「Space(スペース)」とは、音声で交流できるX(Twitter)の機能のことです。1月に日本で話題になった音声SNS「Clubhouse」に類似した機能として注目を集めています。X(Twitter)上で音声を使ってリアルタイムで発信、交流ができる点が魅力ではないでしょうか。アーカイブは残らないためリアルタイムでの交流です。

iOS、Androidを使うユーザーは誰でもスペースに参加することが可能です。ブラウザ版のtwitter.comの場合はスペースを開始することはできませんが、リスナーとしてであれば参加することができます。

X(Twitter)のスペースの使い方

参加者構成

スペース参加者は、ホスト・スピーカー・リスナーの三種類に分けられます。

ホスト・・・実際にスペースを立ち上げる人


スピーカー・・・ホストに発言権を与えられ、スペース内で発言できる人。

(ホストと一緒に何かについて発言したり、ホストに質問したりする立場)


リスナー・・・発言はせずに聞いているのみの参加者
(スペースは一般公開されており、フォローしていないアカウントも含めてすべてのスペースにリスナーとして参加することができます。)
※ホストにブロックされているアカウントは参加できません。

スペースを立ち上げる方法

1.iOSを使っているホストはFleetで自分のプロフィール画像をタップし、右端までスクロールして [スペース] をタップで立ち上げることができます。さらに、ホームのタイムライン上でツイート作成  を長押しし、一番左にあるスペースのアイコン(小さな円からなるダイヤモンドの形をしたもの)をタップする方法もあります。

https://blog.twitter.com/ja_jp/topics/product/2021/spaces-is-here

2.スペースへのリンクをDMで送ったり、ツイートしたりすることでリスナーをスペースに直接招待することも可能です。


3. スペース内では最大11人(ホストを含む)が同時に話すことができます。リスナーの上限はありません。新しいスペースを作成すると、[スペースに名前を付ける] と [スペースを開始] が表示されます。


4. 事前にスペース開催を準備する場合、[スケジュールする] を選択します。スペースを公開する日付と時間を決めることができます。


5. ホストは、リスナーの中からスピーカーを選ぶことができます。人型アイコンをタップしてスピーカーを追加する。もしくはスペース内のプロフィール写真をタップしてスピーカーを指定することによってスピーカー要請をリスナーに送ることができます。リスナーは、 [リクエスト] アイコンをタップすることで発言許可を申請できます。


5. ホストは他のユーザーが参加できるように、スペースへのリンクをツイートすることができます。ツイートで共有するにはアイコンをタップします。

スペースに参加する方法

タイムラインの上部に、Space(スペース)とFleet(フリート)が表示されます。


1.タイムラインの上部にある参加したいスペースをタップすることで参加できます。スペースは紫のバブルのものです。


2. リスナーが会話に参加したい場合は、スペースを立ち上げた「ホスト」に [リクエスト] を送信します。


3. スピーカーからリスナーに戻るときは、[…]をタップして[リスニングに切り替え]を選択します。


4. リスナーは絵文字で反応を送ったり、スペースをツイート、DMしたりすることもできます。


5. スペースから離れるときは、右上の[退去]をタップします。 退出さえしなければX(Twitter)のアプリを離れても発言したり聞き続けることができます。

ポイント

スペースを作成できるのは公開アカウントのみです。非公開アカウント(鍵垢)ではスペースを開始することはできません。ただし非公開アカウントでも既存のスペースに参加することは可能です。

「サブスク スーパーフォロー」と「チケット制/有料スペース」公開開始。

https://twitter.com/TwitterMedia/status/1407398409581993985

スーパーフォロー」という有料フォロー機能や、「スペース」に有料チケット機能を追加する「Ticketed Spaces」のテスト提供を開始しました。X(Twitter)の収益化はもちろん、フォロワーを引き付ける新しい方法になるでしょう。さらに、スペースの使われ方にも変化があるのではないでしょうか。

スーパーフォロー

スーパーフォローはクリエイターに収益源をもたらす機能として期待されています。スーパーフォローすると、通常のフォロワーは見ることができない限定投稿を閲覧することが可能になります。スーパーフォロー機能でコンテンツを配信するためには「18歳以上」「1万人以上のフォロワーを有する」「過去30日間に25回以上ツイートした」といった条件を満たす必要があるとのことです。

Ticketed Spaces

スペースに有料のチケット制を導入する機能で、チケットの価格はスペースの主催者が1~999ドル(約110円~11万円)の範囲で自由に決定できます。

チケット制スペースではチケットを購入することでスペースに参加して会話に加われるようになります。ロイヤルティの高いユーザーたちとのワークショップ、 会話、交流会が開催できるようになり、より深い繋がりの構築が期待できます。

関連記事|【広報担当者必見】2019年クリエイティブな発想の面白い広告7選

X(Twitter)スペースのメリット

全国どこの人とでも自由に会話ができる

これまでのX(Twitter)ではテキストベースの交流が行われてきましたが、スペースでは音声でのコミュニケーション、すなわち会話ができるようになりました。よって、今まで以上にスムーズなやりとりや意見交換などが可能です。また、物理的な距離に関係なくユーザー同士で接点を持つことができます。

普段は140字にまとめての発信ですが、会話を通して互いにコミュニケーションを取ることで信頼を上げていくこともできるのではないかと思います。

時間に関係なく開催されているため気軽に参加できる

時間を指定してスペースを開催することもできますが、多くのスペースは突如として始められます。ホスト側もリスナー側も時間に縛られず、ある種気楽に始めたり聞いたりすることができます。


顔が見えないので気軽

スペースでは顔を出さずに参加します。そのため、自分がどうみられているか身なりを気にする必要もないですし、ベットで横になりながら参加することもできます。しかし、顔が見えないという安心感から不適切な発言や相手を傷つけるような発言をしてしまわないよう注意しましょう。


色々な情報を得ることができる(勉強になる)

ホストがリスナーからの質問を受け付けたり、2人以上の会話形式で開催されていることが多いです。そのため、疑問に思ったことを質問することでより深い情報をリアルタイムで得ることができます。さらに、社会の問題や政治についての考えを発信しているスペースもありとても勉強になります。

フォロー外の方と交流し、フォローしてもらえる

自分がフォローしていない方が開催したスペースに参加することも可能なため、思わぬ出会いがあるかもしれません。また、自分が参加したスペースに同じように参加していた方からフォローが来たり、反対に自分がフォローすることも可能です。

ホストとして誰かと対談した場合、対談相手のフォロワーが自のアカウントをフォローしてくれることもあります。

ツイートを共有できる

スペース画面でツイートの共有ができるため情報を伝えやすくなったり、共有したツイートがリツイートされやすくなったりします。

person holding black iphone 4

クラブハウスとの違い

  • 会話中に絵文字を通じてリアクションを送ることが出来る
  • 使用中にスペースの名前を変更できる
  • ツイートを利用することで、写真や文章の共有がスムーズにできる
  • ホストはスピーカーをミュートにすることができ、スペースから退室させることも可能。一斉に全スピーカーをミュートにする機能もある。
  • キャプション(字幕)を表示することができる

ツイートとスペースの両機能を駆使することで視覚と聴覚からの情報を入れることができ、より詳細な情報を伝達することができます。リスナーはスタンプを通して反応を送ることができるため、たとえ発言しなくても参加していることを実感しやすいのではないでしょうか。また、不適切な発言をしたスピーカーに対してはミュートや退出などの処置を施すことができます。

さらに、キャプション(字幕)を表示することができるため参加者層の広がりが期待でき、参加者はキャプション表示の有無を選択できるため必要に応じた対策ができそうです。

まとめ

clubhouseの台頭によって火がついた音声SNSですが、まだまだ使いきれていない方が多いように感じます。このような新しいサービスはビジネスチャンスが生まれやすいです。 収益化の仕組みも始まったため試していく価値は十分あると思います。これからどのように進化していくのか未知数なところもありますが、X(Twitter)のスペースを活用してフォロワーを増やしビジネスに結びつけていきましょう!

あなたにおすすめ

この記事を書いた人

村上 烈

株式会社NONAME Produce代表取締役。2006年8月、早稲田大学在学中に同社を設立。デジタルキャンペーン黎明期から18年以上にわたり、第一線でデジタルディレクターとして活躍。 キャンペーンコミュニケーション設計・戦略を武器とし、SNSの各種プラットフォーム(X〈旧Twitter〉、Instagram、TikTokなど)と連動したキャンペーンの企画・制作を手掛ける。 2020年からはYouTubeにて、SNSキャンペーンの手法や最新トレンドを解説する動画を1000本以上投稿。APIを活用したウェブ技術とクリエイティブデザインを組み合わせた手法を強みとし、その独自の知識と経験を基に、現在では「WEBキャンペーンシステム Aha!」「Xキャンペーン支援ツール BirdCall」「Instagramキャンペーンシステム ImStar」などの自社サービスの設計・統括を行う。