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【2024年版】X(Twitter)ハッシュタグキャンペーンの成功事例13選!&やり方を徹底解説!

近年、多くの企業が取り入れているSNSマーケティングの一環として注目を集めているのがハッシュタグキャンペーン。キャンペーンアカウントをフォローして、指定ハッシュタグをつけ、投稿することで参加可能なキャンペーンです。

ハッシュタグキャンペーンは広告費用を抑えながら、広範なユーザーにリーチし、認知度上昇やUGC(ユーザー生成コンテンツ)の獲得を図ることができるため、導入を進める企業が増加しています。本記事では、ハッシュタグキャンペーンのメリットや手順効果的な運用方法を成功事例を交えながら網羅的に解説します。

目次

ハッシュタグキャンペーンとは?

ハッシュタグキャンペーンとは、キャンペーンアカウントをフォローして、指定ハッシュタグをつけ、投稿することで参加可能なキャンペーンです。

ハッシュタグを指定することで投稿を一箇所に集約することができるので、収集・分析が容易に行え、ユーザー同士もお互いの口コミを確認することができます。また、ユーザー投稿によってUGC(ユーザー生成コンテンツ)の形成や、ユーザーの好み、どのような点に興味関心を持っているか知ることができます。

ハッシュタグキャンペーンのメリット

手軽に実施・参加ができる

従来実施されていたはがきを使ったキャンペーンなどと違い、迅速にスタートできるため、企画から実行までの準備期間が短くできます。

ユーザーはハッシュタグを付け、投稿するだけで参加ができるため、ハードルが低いです。スマートフォンを使い、移動中やちょっとした空き時間にでも投稿ができるため、日常生活の中で気軽にキャンペーンに参加できるのも魅力です。

UGC(ユーザー生成コンテンツ)が集まる

ハッシュタグキャンペーンは、ユーザー自身が投稿を行うので、自然な口コミを獲得できます。ユーザーの嗜好や興味関心を把握することができ、アンケート的な役割を担うことができます。

既存ユーザーの意外な活用方法から、新たなコンテンツ開発の糸口を見つけることにもつながります。

拡散性、認知拡大が望める

ハッシュタグを利用することでブランドや商品の名前がより多くの人々に見られる機会が増え、特定の関心を持つユーザーに直接アプローチできるため、認知度が向上します。

一度広まり始めたハッシュタグは加速度的に拡散し、SNS上での共有が簡単になるため、キャンペーンの効果が最大化されます。

しかし、2023年以降はおすすめのタイムラインにに表示させるためにアカウントの影響力が必要となってきています。

ハッシュタグキャンペーンの手順

目標、目的を設定する

ハッシュタグキャンペーンを成功させるためには、まず明確な目標、目的の設定が不可欠です。これらを設定することで、どのようなキャンペーンを行うのか判断しやすくなり、効果測定も容易になります。目的の例として、以下のものがあげられます。

  • 自社ブランドの認知拡大
  •  エンゲージメントの向上
  • UGCの獲得

キャンペーンの企画

目標、目的の設定ができたら、具体的なコンテンツの内容を作りましょう。アイデアがまとまったら、以下の点を詳しく設定しましょう。

  • 参加条件
  • インセンティブ(景品)
  • 実施期間
  • 予算
  • 抽選方法

ハッシュタグキャンペーンはリポストキャンペーンに比べて、心理的ハードルが高く、ユーザーに「参加したい」「投稿したい」と思わせる工夫が必要です。ユーザーによって、有益な情報や共感できる内容を意識し、ハッシュタグを見に行きたいと思わせる仕組みづくりを心がけましょう。

キャンペーンの実施、運用

キャンペーンの企画内容をもとに、実施、運用しましょう。

より多くのユーザーにキャンペーンを知って、参加してもらうために、オウンドメディアやプレスリリースを活用しましょう。

また、ユーザーの興味関心を引くような「キャンペーン名」「ビジュアル」「キャプション」を考えることが重要です。

効果検証を実施する

ハッシュタグキャンペーンの効果を最大化するためには、キャンペーン終了後の効果検証を行うことが大切です。キャンペーンの各種データを以下の指標を中心にデータを集めます。

  • 投稿数
  • リーチ数
  • エンゲージメント率
  • フォロワー数の増加

収集したデータをもとに、設定した目標をどの程度達成したか、成功点、改善点を分析することで、今後のキャンペーンに役立てることができます。

なお、キャンペーンの目的・目標に応じて、収集・分析するべき指標は変わってきます。自身のキャンペーンに沿ったデータを使い、効果検証を行うことが重要になります。

ハッシュタグキャンペーンのポイント

おすすめのタイムラインに載る工夫をする

2023年以降、おすすめのタイムラインに表示させるためにはアカウントの影響力が必要になっています。ハッシュタグキャンペーンでUGCを生み出せても、おすすめのタイムラインに出てこず、インプレッションが上がらないければ効果は薄くなってしまいます。

アルゴリズムを理解したうえで最適なキャンペーンを企画することを心がけましょう。

あわせて読みたい

コミュニケーションを重視したキャンペーンの事例はこちら

参考:Twitter’s Recommendation Algorithm (X-blog)

効果的なハッシュタグにする

シンプルなハッシュタグ

ハッシュタグが長すぎると入力する手間がかかることで、ユーザーが途中離脱してしまうことがあります。また、入力ミスによって、正しくハッシュタグを入力できず、参加できない場合もあるでしょう。シンプルで分かりやすくハッシュタグにすることで、ユーザーの参加ハードルを下げることができます。

ハッシュタグの併用

普段から使用しているハッシュタグがあるなら、併用すると相乗効果を期待できます。ただ、ハッシュタグの数をむやみに増やすことが良い訳ではありません。ハッシュタグを増やしすぎると、逆にユーザーの参加ハードルを高くしてしまいます。ハッシュタグの数は最大でも3つまでに留めるようにしましょう。

ユーザーが参加したくなる仕組みを作る

興味深いコンテンツや、参加がしやすくなる工夫をすることで、キャンペーンに参加してくれるユーザーを増やすことができます。例として以下の手法が挙げられます。

  • 共感性が高いコンテンツを作る
  • ユーザーにとって有益なコンテンツを作る
  • インセンティブを与える
  • カンバセーションボタンを作る

カンバセーションボタンと同様にキャンペーンサイトなどでリンクをクリックしたらXのポスト作成画面に飛ばされ、テンプレート文が入力された状態になっており、投稿ボタンを押すだけで参加できるなど、簡単に参加できる仕組みを作ることでユーザーの参加ハードルを下げるなどといった方法もあります。

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ハッシュタグキャンペーンの注意点

ハッシュタグを被らせない

ハッシュタグが被ることで、多数の投稿が混在し、ユーザーが欲しい情報を手に入れにくくなります。結果として、ユーザーの信頼性を失うことにつながってしまいます。

また、運用する側も効果検証が正しく実施できなかったりと、様々なデメリットを被ることになります。ハッシュタグを被らせないように細心の注意を払うことが重要です。

内容を明確にする

キャンペーン投稿、UGC(ユーザー生成コンテンツ)を見た際に、どのようなキャンペーンを行っているかを分かるようにしましょう。ユーザーがタイムラインをスクロールする中で、短時間で内容を理解し、興味を持ってもらう必要があります。

また、ただハッシュタグの投稿、フォロー、リポストをするキャンペーンでなく、先に述べたようにユーザーに興味を持ってもらえるようなコンテンツ作りを心がけましょう。

X公式が公開しているキャンペーンの実施についてのガイドラインから特に重要な点を紹介します。

主催者側の@ユーザー名をつけてもらう

集まったUGC(ユーザー生成コンテンツ)を元に当選者を決定するには、すべての応募者を確認する必要があります。応募投稿に@ユーザー名が含まれている場合は、[通知] タイムラインで全ての応募ツイートを確認できるため、簡単に処理ができます。単純に検索しただけでは、一部の投稿が表示されないことや検索精度向上のため、応募ツイートが検索結果から除外される場合があります。

すべての投稿を適切に管理するために、@ユーザー名をつけて投稿してもらいましょう。

キャンペーンの実施についてのガイドラインは、全て重要な項目になるので、キャンペーンを行う際は必ず理解したうえで取り組むようにしましょう。

ハッシュタグキャンペーンの成功事例13選

 1.カビキラー|#検索できない家事ストレスをボヤこうキャンペーン

カビキラー、dinos、デコホーム、ニトリのコラボ企画。検索しても出てこない、ちょっとした家事のもやもやを投稿させるUGCキャンペーンです。

日々の家事のモヤモヤという共感性が高い題材を扱っており、企業からリプライが飛んでくるので、コミュニケーションが活発になり、おすすめのタイムラインに表示されやすくなります。X(Twitter)の仕組みを理解したキャンペーンです。

 2.森永キャラメル|#森永キャラメル111周年キャンペーン

森永キャラメル111周年を記念した、森永キャラメル×トンボ鉛筆のコラボキャンペーンです。

トンボ鉛筆のFUN ART パートナー4名が描いたミルクキャラメルのアートの感想と指定ハッシュタグを投稿することで参加できるキャンペーンです。

感想を投稿することでユーザー同士のコミュニケーションが望めます。

 3.JA夕張市|#夕張メロン初競り価格予想2024

JA夕張市が毎年行う夕張メロンの初競り最高落札価格を予想するキャンペーンです。

ユーザーに対し、夕張メロンの出荷時期、市場価値の高さを認識させることを目的にしているように思えます。

 4.WD_BLACK|#自作PCコンテスト2024

ゲーム用SSDのブランドである「WD_BLACK」による写真を投稿するキャンペーンです。

自作PCユーザーという特定のターゲット層に向けたキャンペーンなので、コミュニティでの話題性、関わりを深め、ブランドに対するイメージを向上させる狙いがありそうです。

 5.チキンラーメン×味ぽん|#チキぽん味ぽん

チキンラーメン×味ぽんのコラボキャンペーンです。

二つの商品を合わせた食べ方に対するユーザーの口コミ獲得、コラボ限定デザインの味ぽんが貰えるということで、ユーザーの参加意欲を高められているでしょう。

 6.氷結|#氷結mottainai浜なしCM視聴キャンペーン

氷結の新商品のCMを視聴して、ボタンを押すと投稿されるキャンペーンです。

規格外になってしまった果物を使用したチューハイということで、CMを視聴することで、商品認知、イメージの向上を狙ったキャンペーンです。

 7.PLUSカルピス|#タイムラインをPLUSで埋めよう

「➕」の絵文字をつけ、引用投稿することで、応募が完了するキャンペーンです。

「➕」の数だけ当選確率がUPする仕組みになっており、タイムラインが「➕」で埋まり、視覚的にも話題性を作り出すことができます。

 8.湖池屋|#日本の神業

湖池屋の新商品リリース企画です。フォロー・引用リポスト、クイズ回答、パッケージ投票の3段構成になっており、各企画で商品の種類が変わるようになっています。

この企画では、拡散、魅力を知ってもらう、新規デザインの選定を行うことができ、新規ユーザ獲得だけでなく、既存ユーザに対しても製品の魅力度を向上させるといった、いろいろ詰め込んだX、Webキャンペーンとなっています。

 9.勝利の女神:NIKKE|#ゼロから始めるNIKKEコラボ

ガンガールRPGゲームのNIKKEとアニメRe:ゼロとのコラボキャンペーンです。フォロー・感想の投稿によってプレゼントがもらえます。

感想を投稿することで、ファン同士の共有、拡散に繋がります。また、コラボ企画ということで、NIKKEとRe:ゼロのファンがお互いに良さを普及しあい、新規層の顧客獲得に繋がります。

10.本麒麟|#新しくなった本麒麟を味覚評価

キリンビールが、本麒麟のリニューアルを記念した感想投稿キャンペーンです。

フォロー・写真と感想投稿をすると抽選で本麒麟が当たります。

感想の共有や、商品の良さを第三者から広めてもらうことで、感想の信憑性を増やせます。本麒麟を買って写真投稿した上に、抽選でさらに本麒麟がもらえてしまうという、ファンには溜まらない、本麒麟で生活を埋めつくすようなキャンペーンになっています。

11.セブン・イレブン|#セブンとヨーカドーと環境チャレンジ

セブンとイトーヨーカドーによる環境取組の普及キャンペーンです。

フォロー・引用ポストすることで、抽選でnanacoギフトが当たります。

フードロスを謳い、環境への取組の普及と同時に自社商品も広めるといったキャンペーンになっています。

12.楽天証券|#投資で叶えたい願い事

楽天証券の七夕に関するキャンペーンです。

フォロー・引用リポスト・メッセージ投稿でギフト券などが当たります。

投資で叶えたいことを、七夕の短冊になぞらえて投稿してもらうことで、投資のイメージ向上や、既存ユーザの共感につながり、投資を盛り上げようとするキャンペーンになっています。

13.マクドナルド|#リカちゃんとハッピー推し活

マクドナルドとリカちゃんのキャンペーンです。

フォロー・推しのリカちゃんをリプライすると、抽選でオリジナルマックカードが当たります。

誰推しであるかの会話の種となり、魅力の向上につながります。また、マクドナルドのおもちゃとして登場するため、マクドナルドへの購買促進にもつながります。

まとめ

ハッシュタグキャンペーンは、手軽に実施・参加ができ、自然な口コミを得てユーザーの興味や嗜好を把握することができます。アカウントの影響力を活用して、おすすめのタイムラインに表示されるようユーザーとのコミュニケーションをしましょう。

ユーザーの興味関心を引くようなキャンペーンを企画することで、商品の認知拡大、ブランディングなど様々な恩恵を受けることができます。

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