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お母さんありがとう!2020年母の日キャンペーン総まとめ!デジタルプロモーションラボ

こんにちは!N2Pの村上烈です!


今回は母の日に行われたデジタルプロモーションを中心に紹介していきます。コロナ禍において、帰省を控えた人がたくさんいて、直接会って感謝を述べることができない中、デジタルで感謝をどう伝えていけばいいのか、というところを考えていきたいと思います。


*本記事はYoutubeにて配信中のお母さんありがとう!2020年母の日キャンペーン総まとめ!デジタルプロモーションラボ20200525の内容の書き起こし記事となります。


1.今年の5月は「母の月」に 花業界がキャンペーン


最初はデジタルではないのですが、2020年母の日の状況がわかりやすい事例です。日本花き振興協議会が「今年の5月は『母の月』」と題してこの1カ月を丸ごと母に感謝を伝える期間と位置付け、花を贈る時期を分散させようという試み。


1日しかなかった母の日が1月に。31倍ですよ。花業界自体、歓送迎会や入学式・卒業式の中止などで売れてないんですよ。お祝いムードではないですもんね。母の日もカーネーションを贈るというので、SNSを活用したインターネットによる注文により、例年と同じくらい売れているそうですよ。


今年の5月は「母の月」に 花業界がキャンペーン

https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/202005/0013329684.shtml

2.花キューピット「#今年は僕が届けます」キャンペーン ~毎日のヒントを頼りに、X(Twitter)で予想をつぶやこう!~


2019年母の日期間に俳優・新田真剣佑(あらた まっけんゆう)さんが、当選者のお母さんへ直接お花をお届けし大好評だった「花キューピット 母の日特別お届けキャンペーン」の第二弾を2020年も実施。今回も著名人が、抽選で1名のお母さんへ母の日のお花をお届けします。


2月10日に今年は誰がお届けしてくれるのかを予想。その後、3月5日に有名人が発表となり鈴木伸之さんが届けることになってるこのキャンペーン。その期間中は花キューピット公式アカウントから毎日ヒントが発信されて、それを元にハッシュタグとともに答えを投稿するという、ハッシュタグ投稿キャンペーンです。気になる人は公式アカウントを毎日見てくれるでしょうしエンゲージメント上げつつ投稿シェアで認知も増えて一石二鳥な形になっています。

結局、誰が届けたの?という話はもちろん延期。3.5発表だとこの状況は読めないですね。


■花キューピット「#今年は僕が届けます」キャンペーン ~毎日のヒントを頼りに、X(Twitter)で予想をつぶやこう!~

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000016.000017925.html

3.ロッテガーナチョコレート| X(Twitter) フォロー&ツイートキャンペーン「#母の日はママといっしょに」キャンペーン!


ハッシュタグをつけて、ママとの思い出エピソードや、今年の母の日に母子で話したいこと、ママとおうちでいっしょにしたいことなどを投稿するキャンペーンということで、いわゆる大喜利キャンペーンと言われるものですね。


今年は自分もそうですが、親にも会いにいけないなあと思っていまして、結構そういったかたが多そうなので、母と一緒に!という打ち出しは違和感を感じました。が、ターゲットが子供だから良いのでしょうか…?


ロッテガーナチョコレート| X(Twitter) フォロー&ツイートキャンペーン #母の日はママといっしょに キャンペーン開始!

https://www.lotte.co.jp/products/brand/ghana/mothersday2020/

4.ミルクボーイ、TikTokの母の日キャンペーンのアンバサダーに「オカンに感謝の気持ちを伝えましょう!」


昨年の『M-1グランプリ』を“オカン”ネタで制した2人の新作漫才を、TikTok Japanとミルクボーイのアカウントで限定配信するというものです。


この母の日、色んな所がキャンペーンを行うわけですね。母の日戦争というか、どこがミルクボーイを取るのかとは思っていましたが、Tiltokでした。M1以降お笑いコンビミルクボーイはいろんなバラエティに出ては、おかんが好きな〇〇を忘れてしまった、というパッケージで漫才をやっているので、母の日にはもってこいだなとは思っていましたが。Tiktokがつもりましたか…。


ミルクボーイ、TikTokの母の日キャンペーンのアンバサダーに「オカンに感謝の気持ちを伝えましょう!」

https://news.yahoo.co.jp/articles/2283dd1022bab05f0e5691e2f6712a14c2162f3c

5.花王の洗濯用洗剤『ニュービーズ』|会えなくてもお母さんにお花と感謝の言葉を贈れるデジタルグリーティングカードコンテンツを期間限定で提供


世界的に活躍するフラワーアーティスト、ニコライ・バーグマンとコラボということでキャンペーンサイトも美しく仕上がっています。メッセージを入れると画像合成をしてくれてメッセージが出るという画像合成キャンペーンで、LINEで送ったりSNSシェアしたりできる内容なのですが、送られてきた側はURLを開くとハコが置いてあり、スワイプするとハコが空いて音楽付きでカラフルに彩られたメッセージがみれるというリッチなコンテンツとなってます。


メッセージカード自体は古くからある手法ですが、そこに洗濯洗剤の花の香りという賞品訴求を残しつつ、クリエイティブレベルを高めることによって送る方も送られる方もおっと素敵と思わせる、ありふれた手法で終わらせていないのが素敵です。これで、ニュービーズが当たるくじとか付いていたら現場の母さんたちももっと喜んだのではないでしょうか。


花王の洗濯用洗剤『ニュービーズ』|会えなくてもお母さんにお花と感謝の言葉を贈れるデジタルグリーティングカードコンテンツを期間限定で提供

https://www.kao.co.jp/newbeads/special/mothersday_lp/

まとめ

今回は母の日特集ということで、ターゲットが母であるため企画は考えやすそうに思えますが、年齢幅がある+母の日でなくても母軸キャンペーンはたくさんあるので一個突破するには『母の月』くらい言っていかないとインパクトは取れないですね。


全体としては見えづらい母の努力の見える化を大きめの打ち出しとして母の共感をGETして、そこにデジタルをどう絡めていくか、という形が反響を呼んでいそうです。母は褒めてほしい、子供は恥ずかしい、をどう詰めるかが大事だと感じました。


それでは、今回はこのへんで!また会いましょう!


【関連】

◆Youtubeでの動画解説も合わせてご覧ください

チャンネル登録はこちら↓

https://www.youtube.com/channel/UCESTxPTU_nefsKC8FzjtNPg


◆Podcastで音声のみの配信もしております

この記事を書いた人

村上 烈

株式会社NONAME Produce代表取締役。2006年8月、早稲田大学在学中に同社を設立。デジタルキャンペーン黎明期から18年以上にわたり、第一線でデジタルディレクターとして活躍。 キャンペーンコミュニケーション設計・戦略を武器とし、SNSの各種プラットフォーム(X〈旧Twitter〉、Instagram、TikTokなど)と連動したキャンペーンの企画・制作を手掛ける。 2020年からはYouTubeにて、SNSキャンペーンの手法や最新トレンドを解説する動画を1000本以上投稿。APIを活用したウェブ技術とクリエイティブデザインを組み合わせた手法を強みとし、その独自の知識と経験を基に、現在では「WEBキャンペーンシステム Aha!」「Xキャンペーン支援ツール BirdCall」「Instagramキャンペーンシステム ImStar」などの自社サービスの設計・統括を行う。

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