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【週刊】キャンペーンサイト/WEBプロモーション事例と考察2022/10/27-11/02

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キャンペーンサイト制作を得意とする我々が、他社のキャンペーンを見て企画と制作でどこがタメになるか、最近のトレンドはなにかを収集・分析していきます。WEB担当者がどのようなキャンペーンを行うか調べたいときに活用していただければ幸いです。 2022年11月1週は5個!

ウキウキアサヒ島 | アサヒグループ食品ファン

ウキウキアサヒ島 | アサヒグループ食品ファン
キャンペーン概要アサヒグループ食品の解説を島での生活として見せている。またミンティアのパッケージ画像合成が行えて印刷することが可能
インセンティブなし
使用 SNSWEB

キャンペーンのポイント

【既存サイトのコンテンツを再利用】

天空に浮かぶ島「ウキウキアサヒ島」という見せ方で既存サイトのコンテンツへ回遊させようというプロモーションサイト。それぞれWEB工場見学などカテゴリーを付けてあげていて、そこから既存コンテンツへ飛ばす内容で、サイト内にある優良コンテンツへの回遊が課題ということで作られたと思われます。潜入ではそれぞれの商品ごとに社員インタビューなども載っていて、アサヒグループ食品のファン化を促しているのがわかります。夜になるとサイト側も夜になる仕掛けもあったり。

もちろん独自のコンテンツも用意していて、ミンティアラベルメーカーという、ミンティアに貼れるラベルをオリジナルで作ることができる。背景写真の差し替えやテキスト入れはもちろんのことアバターを入れることも可能。ウキウキアサヒ島で見かけたアバターと同様のキャラデザインなので、統一感がありますね。コンビニで印刷してミンティアに貼れるわけです。お硬いサイトでは見てくれないコンテンツもこういった立て付けにしてあると回遊しやすくなるのでしょうか。

ウキウキアサヒ島 | アサヒグループ食品ファン

スマートフォンキャプチャ

ウキウキアサヒ島 | アサヒグループ食品ファン

【動画で解説!】ウキウキアサヒ島 | アサヒグループ食品ファン

本との新しい出会い、はじまる。 BOOK MEETS NEXT

本との新しい出会い、はじまる。 BOOK MEETS NEXT
キャンペーン概要ハッシュタグホントの出会いを付けてSNSに投稿するハッシュタグキャンペーンの他、本屋をめぐるスタンプラリーも
インセンティブ図書カード/箱根本箱 ペア宿泊券/BOOK HOTEL神保町ツインルーム宿泊券 etc..
使用SNSTwitter or Instagram

キャンペーンのポイント

「2022年はイベントがやりたい年」

本との出会いというストーリーベースに全国の書店へいかに送客するかという課題に対して色々やっているデジタルプロモーション。デジタルとはいうけれど、やはりイベントが一番目玉ですね。千代田区神田淡路町の複合施設「ワテラス」でトークイベントや、全国の書店でもサイン会や映画とのコラボイベントなど本屋という本屋がイベントを行っていて、情報を集約しています。オープニングイベントをオンライン配信してたり各書店でも店舗で行っているイベントをリアルタイム配信したりとデジタルをうまく混ぜつつ、2022年はイベントやっていきたいぜ!って感じでしょうね

オンラインではハッシュタグ本との出会いをSNSに投稿するUGCキャンペーンで、自分が好きな本を語るという、推しを語らせるというのはUGCの基本的方法なのでシンプルに本好きな方、マンガ好きな方が参加してそんなの好きだったんだとか新しい発見がありそうです。

また本屋をめぐるスタンプラリーも行っていて、店舗にあるポスターにQRコードがついてあり、そちらを取るとスタンプが貯まり抽選。違う書店にもいってもらいたいというよりはなんども書店に通ってもらいたいわけで、地方の人とかが参加できなくなるのを避けるため、スタンプラリーというよりはマイレージに近い内容で通わせる形になってます。

本との新しい出会い、はじまる。 BOOK MEETS NEXT

スマートフォンキャプチャ

本との新しい出会い、はじまる。 BOOK MEETS NEXT

【動画で解説!】本との新しい出会い、はじまる。 BOOK MEETS NEXT

Jackery-10th-Anniversary – Jackery Japan

Jackery-10th-Anniversary – Jackery Japan
キャンペーン概要ジャクリ10周年を記念した製品登録マストバイキャンペーンとTwitter,Instagramそれぞれでキャンペーンを行う
インセンティブrecampで使える宿泊クーポン3枚/上質なカタログギフト/10周年記念限定BOXとレンコンチップス×ほりにしコラボグッズ
使用SNSTwitter or Instagram

キャンペーンのポイント

「マストバイキャンペーンとSNSキャンペーンの立ち位置」

ジャクリというアメリカ産のポータブル電源が10周年ということで、ソーラーパネルを推していて、クリーンなエネルギーでアウトドアを楽しもうというストーリーを作っています。最大のもので2000W出せる製品などもあって、電子レンジとか炊飯器も余裕で使用可能。

10周年感謝キャンペーンはというと、商品を買ってくれてた or これから商品を買う人向けに製品登録を行った方に抽選するマストバイキャンペーンと各SNSでキャンペーンを行ってます。Twitterがフォロリツのインスタントウィンで思い出エピソードで当選確率2倍のギミック付き。ジャクリ商品をすでに持っている人限定になってしまうので認知拡大させるなら、ポータブル電源があったらやってみたいこと、みたいにまだ持っていない人でも参加できるようになっていると、ハッシュタグ投稿も増えてエンゲージメントも上がると思います。

Instagramはフォローいいね、でエピソード投稿すると当選確率二倍。インスタグラムですと、写真を投稿させるのにエモさがあったほうが良さそうなのでこちらはエピソード投稿でもいいと思います。

買った人に感謝をしたいというのは心理としてわかるのですが、プラットフォームの性質を考えて効果の最大化を目指したいですよね。新規登録が購買なのでここをコンバージョンとしてInstaではユーザーの感謝、Twitterではキャンペーン認知の最大化と分けると効果が出やすいのではないかなと思います。

Jackery-10th-Anniversary – Jackery Japan

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Jackery-10th-Anniversary – Jackery Japan

【動画で解説!】Jackery-10th-Anniversary – Jackery Japan

推し味、出会える。| エスビー食品株式会社

推し味、出会える。| エスビー食品株式会社
キャンペーン概要対象ツイートをRTして応募完了。またハッシュタグを付けて引用RTすると当選確率二倍
インセンティブAmazonギフト券/推し味チューブ50本
使用SNSTwitter

キャンペーンのポイント

「推しを語らせるはUGCの基本」

EXITとエスビーのチューブということで、大学生以上の一人暮らしを始めたくらいの人達をターゲットにしているんでしょうか。どんな家庭にも冷蔵庫に入っている商品だからこそ、好きな種類を伝えていくスタイル、つまり推しを語るのはUGCを生み出しやすいストーリーだと思います。

キャンペーンとしてはシンプルなフォローアンドリツイートキャンペーンで、さらに引用リツイートで#みんなの推し味チューバースタイルをつけて投稿すると当選確率二倍と認知拡大 with UGCスタイルです。まずは一番参加しやすいフォロリツを持ってきて、できればUGCもよろしくとハードルをかなり下げた形になっています。

キャンペーンで認知拡大してこのLPに来た際にやはり60種類あるってのはインパクトが有り、何があるのか気になるはず。メニューから見ることができて、こちらに利用方法と言う名のレシピなども記載されています

UGCでどんな商品がみんな興味あるのかという人気商品はどんなものなのかというマーケティングができるのも良い部分です。個人的には余ったチューブの活用法とかあればハッシュタグを見てしまうなと思いますが、60種類もあると当てはまるのを探すのも難しいですよね。

推し味、出会える。| エスビー食品株式会社

スマートフォンキャプチャ

推し味、出会える。| エスビー食品株式会社

【動画で解説!】推し味、出会える。| エスビー食品株式会社

アートグラス・コンペティション2022|ボンベイ・サファイア

アートグラス・コンペティション2022|ボンベイ・サファイア
キャンペーン概要様々なジャンルのクリエイターからボンベイ・サファイア専用グラスのデザインを広く募集し、そのTOP5へどの作品が一位を取りそうか予想し投票する
インセンティブグランプリを獲得したオリジナルアートグラスと
ボンベイ・サファイア ミニボトル
使用SNSLINE or メール

キャンペーンのポイント

「投票の仕組み」

2022年秋に千原 徹也氏、Jo Motoyo氏、 NIKO24氏の特別審査員により5作品に絞られて投票キャンペーンが行われるといった流れ。投票するボタンを押すとメアドかLINEで応募可能で、登録すると応募フォームが飛んできてアンケートに答えると投票になる模様。

TOP5には残らなかった応募作品も見ることができて、非常に刺激的です。作品の統一感がちゃんとあるのは募集ルールがすごいしっかりしているんですよね。青いボトルをイメージした作品はもちろん、NGも特殊塗料だめ、とかグラデーションは印刷時に厳しいとか細すぎる線NGもグラスに印刷する関係でしょう、そしてブランドカラーの細かい指定により作品群に統一感が出て、サイトのクオリティを上げています。

インセンティブがあるとはいえクリエイターに無料で作品を作ってもらうわけで、それに対するリスペクトがルールやサイト自体のデザインで見せてますよね。ちゃんと名誉があると報酬になり、作品へのモチベーションになるわけです。

アートグラス・コンペティション2022|ボンベイ・サファイア

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アートグラス・コンペティション2022|ボンベイ・サファイア

【動画で解説!】アートグラス・コンペティション2022|ボンベイ・サファイア

N2Pの実績

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キャンペーンの企画、システム開発、サイトのクリエイティブ制作からサーバー設計まで一貫して行うことができます。また、SNSの企画、運用、広告などSNSに関する全てのお仕事もお引き受けできます。詳しくはこちらのリンク、もしくは下記ボタンよりお気軽にお問い合わせください。

この記事を書いた人

村上 烈

株式会社NONAME Produce代表取締役。2006年8月、早稲田大学在学中に同社を設立。デジタルキャンペーン黎明期から18年以上にわたり、第一線でデジタルディレクターとして活躍。 キャンペーンコミュニケーション設計・戦略を武器とし、SNSの各種プラットフォーム(X〈旧Twitter〉、Instagram、TikTokなど)と連動したキャンペーンの企画・制作を手掛ける。 2020年からはYouTubeにて、SNSキャンペーンの手法や最新トレンドを解説する動画を1000本以上投稿。APIを活用したウェブ技術とクリエイティブデザインを組み合わせた手法を強みとし、その独自の知識と経験を基に、現在では「WEBキャンペーンシステム Aha!」「Xキャンペーン支援ツール BirdCall」「Instagramキャンペーンシステム ImStar」などの自社サービスの設計・統括を行う。

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