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執筆しています。

【週刊】キャンペーンサイト/WEBプロモーション事例と考察2021/2/27-3/5

キャンペーンサイト制作を得意とする我々が、他社のキャンペーンを見て、
企画と制作でどこかタメになるか、最近のトレンドはなにかを収集・分析していきます。
WEB担当者がどのようなキャンペーンを行うか調べたいときに活用していただければ幸いです。
2021年3月第1週は5個!

ブルボンビスケット総選挙2021

ブルボンビスケット総選挙2021

キャンペーン概要

内容:

公式ツイッターアカウントをフォロー、対象投稿をリツイートした後、投票LPより「#王道のサクサク派」・「#ご褒美のしっとり派」の中から商品を選んでツイートするとブルボンビスケット商品詰め合わせが当たる

キャンペーン考察

発見ポイント:

サクサク派閥としっとり派閥という対決構造をまず作り上げている。派閥争いというのはついきになってしまうもので、口コミでも話のきっかけにもなったりするので、不要な争いではあるが、対決構造にしてしまうことによりインパクトを与えることができるのではないだろうか。総選挙、いわゆる投票キャンペーンであるが、最終的に派閥争いというのはなく、商品カテゴリーとしてサクサク派としっとり派に分けているだけなので、どちらの派閥だろうがお好きな商品に投票することができる。リアルタイムで投票数がカウントされていて、どの商品が世間的に人気があるのかわかるようになっている。
仕組みとしてはフォロー&リツイート&投票と、少々複雑だがBOT対策だろうか。より投票数字にリアル性をもたせるためにも若干複雑化しているのではないかと思われる。

   

スマートフォンキャプチャ

個別記事|ブルボンビスケット総選挙2021

【ブルボンビスケット総選挙2021】を考察する動画

キリ 自分にやさしく Campaign|ベル ジャポン

キリ 自分にやさしく Campaign|ベル ジャポン

キャンペーン概要

内容:

5つの質問に答えると「やさしいことば」が受け取れる。受け取ったやさしい言葉をTwitterにてシェアすると自分に優しい体験ギフトデジタルチケットなどをプレゼント

キャンペーン考察

発見ポイント:

2021年もちょっとしんどい世の中で辟易している人たちがたくさんいる昨今、「おいしいものを食べよう!」という消費に向かうより、自分に優しくすることでストレス解消に向かえるのではないか、自分ごと化しやすいのではないか、というストーリーにしているわけである。
なので優しい言葉というところをフォロー&ツイートキャンペーンにしており、何が自分にとって優しくてどうしたら自分に優しくできるかという内容を設問にして診断+結果シェアキャンペーンになっている。
診断コンテンツとしては KIRI presents 本日の優しい言葉っていうQ1からQ5まで答えていくと結果が出る。Q4までは生活改善的な設問でQ5だけ「夜、どうしても小腹がすいた!冷蔵庫から取り出すのは?」などのkiriを思いさせる設問だが入っている。どんな優しい言葉が出てくるかなというロード画面をはさみ、診断結果が出てくる形。URLをシェアさせるものになっており、それぞれのURLに対して診断結果のOGP画像が表示されるようになっている。

  

スマートフォンでの特徴

レスポンシブ対応

  

【キリ 自分にやさしく Campaign|ベル ジャポン】を考察する動画

春の健康防衛作戦!LINEキャンペーン|サントリー 健康茶

春の健康防衛作戦!LINEキャンペーン|サントリー 健康茶

キャンペーン概要

内容:

ペットボトルに付いているQRコードを読み取り、LINEにフィルインするとその場でLINEポイントが必ずもらえて、数本買うとWチャンスとして抽選当選者にLINEポイントプレゼント

  

キャンペーン考察

常に特茶シリーズでやっている、ペットボトルの上部分にシールが付いていてそれを剥がすとシリアルとQRコードがついているマストバイキャンペーン。
LINEポイントが総付でもらえて全てのハズレなしでLINEポイントもらえるが、プラスして今どーんと当たるインパクトの強い1,000,000円分のポイントが当たる。
ハズレ無しってことと100万円2つの分インセンティブがあり、企画にインパクトを出している。
応募方法の中にStep1QRコード読み込む、STEP2でフィルインされたメッセージをトーク上に送信、とあるがフィルインってワードが一般的になっているということなのだろう。URLに最初からシリアルを入れており、そのURLが入ったQRを読むと自動でLINEに入力されている機能だと思うが、広告業界用語だと思っていた。
何度もやっているスキームなので、ユーザーを飽きさせないように今回打ち出しとして買った本数ごとにもらえるポイントが変わってくるようなキャンペーンになっている。
さらに不健康怪獣と言うのを作っており、例えばファーストステージはさぼってるサボテンの絵が描かれている運動している人を見ると邪魔をする不健康怪獣は初級、セカンドステージはヨフカーシ、サードステージはタベスギー、ファイナルステージだけはまだ表示されておらず、魔王みたいなシルエットが書かれている。そのモンスターたちがLINE上でシリアルをフィルインすると、そのモンスターと対戦する動画が送ってきて、動画内でモンスターを倒すとLINEポイント5ポイント落とす、とRPG風になっている。
今までだったら普通に送ってポイント入って消化して応募だけだったのが、モンスターと戦うことができる=健康防衛作成というストーリーになっており、リモートワークが多い今だからこそ健康に気をつけないければというユーザーの不安を打破してくれるものになっている。

  

スマートフォンでの特徴

レスポンシブ対応

【春の健康防衛作戦!LINEキャンペーン|サントリー 健康茶】を考察する動画

  

『2050年カレー』をプレゼント! – ヤマモリ株式会社

『2050年カレー』をプレゼント! – ヤマモリ株式会社

キャンペーン概要

内容:

Twitterにて公式アカウントをフォローし、2050年、肉と代替肉どちらの消費が多いかを予想してカンバセーショナルカードからハッシュタグ投稿すると応募完了。抽選で2050年カレーが当たるほか、29年後に予想をアテた人にもプレゼント。

キャンペーン考察

発見ポイント:

食料危機やSDGsを考えて作られた大豆ミート仕様のカレー、2050年カレーの新シリーズ発売を記念してのキャンペーン。真面目な商品思想なのだが、商品名もインパクトがあり、とにかくインパクトがあるキャンペーンタイトルで正解は29年後肉だけに。となっており29年後を予想するクイズを出しているわけである。当然正解は29年経ったときにしかわからないが、予想があたった一名さまに2050年のヤマモリ製品1万円分プレゼントしており、インセンティブもかなりインパクトが有る。まれに見る知的でインパクトが有るインパク知なキャンペーンになっている。クイズの仕組みはTwtterでカンバセーショナルカードを活用したハッシュタグ選択投稿となっていてクイズ自体には参加ハードル低いし、正解は29年後というのがタイムラインに流れてきたらそのインパクトでつい押してしまうだろうから、かんたんな仕組みながら非常にうまくバズまでたどり着ける内容に仕上がっている。

  

スマートフォンでの特徴

レスポンシブ対応

【『2050年カレー』をプレゼント! – ヤマモリ株式会社】を考察する動画

 

  

飛沫感染防止アクリルパーテーションのレビューSNS写真投稿キャンペーン

飛沫感染防止アクリルパーテーションのレビューSNS写真投稿キャンペーン

キャンペーン概要

内容:

飛沫感染防止アクリルパーテーションを購入、東京企画装飾の公式Twitter、Instagram、Facebookのいずれかをフォローしハッシュタグ「#東京企画装飾」「#飛沫感染対策」「#アクリルパーテーション」を3つをすべてつけて、ご感想と実際に使用した写真を投稿するとアマゾンギフト券3000円分プレゼント

  

キャンペーン考察

発見ポイント:

仕組みとしてはハッシュタグ付けて SNS に投稿してもらう形だが、珍しい部分は B to B のキャンペーンになっている。
対象が法人のオフィシャルアカウントから投稿してくださいということが書いてあり、商品自体アクリルパーテーションなんで飲食店結婚式場、あとは商談するスペースがいるものなどで使われるものであるが、その商品を買って写真を撮ってハッシュタグ付けて投稿してもらうと3000円の Amazon ギフト券がもらえる。Twitterキャンペーンとしては普通であるが法人アカウントのみの参加ってなると、まず現場で買う人とTwitter担当者が近くないといけないし、アマゾンギフト券も誰がもらっていいかわからない、ちょっと的外れになっている。もし法人アカウントのみで絞る場合もう少し良くなる方法があるとしたら口コミを促したいという目的だと思うので、買ってもらってなどケチなこと言わず、アクリルパーテーションがタダであげるからその代わりに活用方法を撮って送ってくださいだったらまだあるだろう。

スマートフォンでの特徴

レスポンシブ対応

【飛沫感染防止アクリルパーテーションのレビューSNS写真投稿キャンペーン】を考察する動画

  

N2Pの実績

キャンペーンの企画、システム開発、サイトのクリエイティブ制作からサーバー設計まで一貫して行うことができます。また、SNSの企画、運用、広告などSNSに関する全てのお仕事もお引き受けできます。
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この記事を書いた人

村上 烈

株式会社NONAME Produce代表取締役。2006年8月、早稲田大学在学中に同社を設立。デジタルキャンペーン黎明期から18年以上にわたり、第一線でデジタルディレクターとして活躍。 キャンペーンコミュニケーション設計・戦略を武器とし、SNSの各種プラットフォーム(X〈旧Twitter〉、Instagram、TikTokなど)と連動したキャンペーンの企画・制作を手掛ける。 2020年からはYouTubeにて、SNSキャンペーンの手法や最新トレンドを解説する動画を1000本以上投稿。APIを活用したウェブ技術とクリエイティブデザインを組み合わせた手法を強みとし、その独自の知識と経験を基に、現在では「WEBキャンペーンシステム Aha!」「Xキャンペーン支援ツール BirdCall」「Instagramキャンペーンシステム ImStar」などの自社サービスの設計・統括を行う。

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