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【週刊】キャンペーンサイト/WEBプロモーション事例と考察2020/2/13-2/19
更新日:2024.11.29 (公開日:2021/02/19)
キャンペーンサイト制作を得意とする我々が、他社のキャンペーンを見て、
企画と制作でどこかタメになるか、最近のトレンドはなにかを収集・分析していきます。
WEB担当者がどのようなキャンペーンを行うか調べたいときに活用していただければ幸いです。
2021年2月第3週は6個!
天然水スパークリング「#贅沢しぼり」引用リツイートフェス
天然水スパークリング「#贅沢しぼり」引用リツイートフェス
キャンペーン概要
内容:
天然水スパークリング 贅沢しぼりグレープフルーツ」の新登場を記念し、「飲みたい気持ち」や「リフレッシュしたいこと」をツイッターでシェアしてしていただく引用リツイートキャンペーン。大声で伝える、絵文字だけで伝えるなど毎日お題が変化。
キャンペーン考察
発見ポイント:
仕組みとしてはフォロー&引用RTだが、Twitterで大声を出させる、業界用語のみで表現させるなど色々と新鮮。引用リツイートで毎日違うお題で投稿させる大喜利UGCでユーザーが考えたものがコンテンツとして世に出る形になるのだが、他の人から参加したユーザーを見たら、大声ツイートならばなんだかエクスクラメーションマークがとてもついている投稿となり、違う形でも大声を表現している人はいるだろうが、目を引く投稿になっていることは間違いない。その気になる投稿にぶら下がって引用RTされているわけでありアテンションはかなり強くできている。商品=大声ってわけではないからこそ、どんな商品でも使える手法となっている。
また#できる限り大声で伝えてくださいはトレンド入りして贅沢搾り関係なく他の企業もこのハッシュタグに乗っかっていて、ムーブメントが起きている。トレンド入りするとたいていは「わけわからん副業だ」なんだ言っているアカウントが無意味にハッシュタグ投稿するが、このキャンペーンでは企業アカウントがコロナで大変だってことを云うためにハッシュタグ活用しているのを多く見かけた。
スマートフォンでの特徴
レスポンシブ対応
【天然水スパークリング「#贅沢しぼり」引用リツイートフェス】を考察する動画
ホテルが卒業旅行を応援!#オータニ卒旅 Instagramキャンペーン
ホテルが卒業旅行を応援!#オータニ卒旅 Instagramキャンペーン
キャンペーン概要
内容:
あなたの卒業旅行の想い出の写真を、ご自身のInstagramに「#オータニ卒旅 」を付けて投稿
抽選で宿泊ご招待券をプレゼント
キャンペーン考察
発見ポイント:
今年卒業を迎える学生の皆さまの「“卒業旅行”を応援いたします!」ということで、今年卒業の学生がおそらくできないであろう卒業旅行と、旅行ができないということはホテルは埋まらないということでホテル側ができること、をやっているキャンペーン。ただ、卒業旅行ができないと言っているのに、卒業旅行を応援してしまっているし、思い出の写真を投稿させてしまう矛盾がある。ターゲットは大学生で、高校卒業の旅行思い出を語らせるということだろうか。
同時期に『思い出”写ルンです” 夢のホテルで卒業旅行 学生応援プラン』というのもやっており、実際は関東近郊の学生さん、近場のニューオータニで卒業旅行しちゃいなよ、そして思い出写真撮ってハッシュタグつけて乗っけちゃいなということが伺える。こちらは学生プランに申し込むと写ルンですがもらえるというもので、やり直しのきかない「写ルンです」で、二度と戻らない青春を写そうということで27枚という限られた枚数しか撮影ができず、現像してはじめてどんなものが撮れているかわかる「写ルンです」が若者の間で改めて注目を集めているというマーケティングデータのもと学生にリーチしているわけである。
スマートフォンでの特徴
レスポンシブ対応
【ホテルが卒業旅行を応援!#オータニ卒旅 Instagramキャンペーン】を考察する動画
キッコーマン空手大喜利投稿キャンペーン
キッコーマン空手大喜利投稿キャンペーン
キャンペーン概要
内容:
キッコーマン公式Twitterから順次投稿される3つのお題に答えて応募
入賞者には国産和牛などをプレゼント
キャンペーン考察
ハッシュタグ投稿を大喜利キャンペーンと言ったりするが、こちらは大喜利キャンペーンであると全面に出しているのは珍しい。大喜利と言うと笑点に代表されるお題に対し洒落が効いた回答を言うというイメージだが、当時は寄席の余興として笑点のようなとんちだけではなく、お客様のお題は広くて芸をしたり相撲したりもしていたわけである。何が言いたいのかと言うと大喜利と全面に出されるとハードルが高く見えるので、各キャンペーンで使いたがらない言葉なわけだ。
このビジュアルやタイトルを見ていってもなぜ空手なのかの説明はないし、そこもフリなので、Twitterにちゃんと「落ちがつくように投稿してね」という高笑いが聞こえてきそうである。投稿するを押すと、ハッシュタグしかでてこないのはちょっと残念。カンバセーショナルカードを利用している方はカードが出るのでお題がわかるようになっているので、WEBからの応募はほとんどないと言うことなのだろう。
スマートフォンでの特徴
レスポンシブ対応
【キッコーマン空手大喜利投稿キャンペーン】を考察する動画
バレンタインは児童労働のないチョコを
キャンペーン概要
内容:
児童労働のないチョコレートを「あたりまえ」にするために、
・児童労働撤廃につながるチョコレートを買ったりもらったりした時に写真を撮って
・期間中Youtubeで無料公開されている映画「バレンタイン一揆」を観たら感想と一緒に
ハッシュタグ「#バレンタインは児童労働のないチョコを」をつけてSNSでシェアすることで応募
キャンペーン考察
発見ポイント:
日本に輸入されてきているカカオの八割がガーナ産で、それには学校に行くこともできずに、カカオづくりをしている児童たちがいて、ガーナの児童労働が問題になっている、ということから始まっているSDGs的啓蒙の中でのキャンペーン。「児童労働反対!」などと言っても無駄で、学校に行かせる金もなければ、子供が仕事してお金を稼がないと家族が生きていけないという状態になってしまっているのが問題で、そこに対して支援をしている、森永製菓の「ダース」や有楽製菓の「ブラックサンダー」も、ガーナへの支援になるチョコレートらしく、そういった商品を買ったり、児童労働とフェアトレードチョコレートについてのドキュメンタリー映画を見てもらったりする運動の中でSNSを活用しているということである。こういう社会問題系こそSNSで拡散するべきでありちゃんとした事実に基づいてみんなが知識を得る必要があるが、どうしても#バレンタインは児童労働のないチョコを、などストレートなものをつけてしまうと思想が強く見えてしまいがちでハードルが高くなってしまう。さらに画像投稿、かつ映像を見た感想を入れなければならないとなるとどうしても参加しづらくなってしまう。
スマートフォンでの特徴
レスポンシブ対応
【バレンタインは児童労働のないチョコを】を考察する動画
食いっプリ!グランプリ!|讃岐釜揚げうどん 丸亀製麺
食いっプリ!グランプリ!|讃岐釜揚げうどん 丸亀製麺
キャンペーン概要
内容:
①おいしそうにうどんを食べるあなたの “最高の食いっぷり”をお好きな表現で動画にて撮影し、投稿テキスト内でハッシュタグ「#食いっプリグランプリ」を付け、TikTok、Instagram、Twitterに投稿
キャンペーン考察
発見ポイント:
動画投稿キャンペーンでTikTokも入れているのが珍しい。TikTokはハッシュタグ收集などができないため審査をする際にハッシュタグ検索かけて目視で見ていく必要があるが、CM審査もあるだろうから全部見るだろうってことでOKとしているのだろう。動画投稿は踊ってみるなどが多く、ハードルが高めだが、すする動画なので音が良いってのがあるから参加しやすく、Youtuberや芸人さんなどは食いつきそうだし、子供も食べれるから子供自慢動画アップもできると老若男女幅広くて、TikTokを入れた理由も頷ける。
インセンティブが面白く、投稿動画がCMに使われるという自己顕示欲を満たす系なのをTOPに据え置きつつも、サブ賞品として丸亀製麺1日社長になれる権利や食いっぷり肖像画などユニークなものがある。1日社長になれる権利はどこまでの権限をいただけるのだろうか。丸亀製麺の社長なんてめちゃくちゃ激務だろうからなりたくないが、見てみたいという気持ちはある。
あと一点気になったのは総額5,000円引きクーポンインセンティブがTwitterとTikTokで応募を頂いた方のみ対象になっており、InstagramのDMでクーポンを送ってはいけないような規約に変わったのだろうか?
スマートフォンでの特徴
レスポンシブ対応
【食いっプリ!グランプリ!|讃岐釜揚げうどん 丸亀製麺】を考察する動画
週末おうちスイーツそうだ、チーズケーキを作ろっ! | フィラデルフィアクリームチーズ
週末おうちスイーツそうだ、チーズケーキを作ろっ! | フィラデルフィアクリームチーズ
キャンペーン概要
内容:
指定のキャンペーンツイートのカンバセーショナルカードからハッシュタグを選び投稿すると応募完了
キャンペーン考察
発見ポイント:
動画を見てもらい、自分もチーズケーキを作ってみたいと思わせたら勝ちのキャンペーン。Twitterではカンバセーショナルカードのインスタントアンロックでも短い尺の動画を見せつつ、LPへ導線をはかり長尺の動画を見てもらいたいというのが伺える。ならばカンバセーショナルカードのほうも動画にしてしまっても良かったのではとは思うところ。
またレシピの幅を見せる際にLPでYESNO診断を画像のみで入れている。ここはボタンを押させてYESNOをしてもらうことによりコミュニケーション時間を取りたいところだが、レシピの豊富さを提案したいというのもわかる。もしくは予算がない。
インセンティブにアマゾンギフトコードを置くことで、とりあえずカンバキャンペーンは広く認知拡大させて、動画までたどり着かせたいという気持ちが伝わる。
スマートフォンでの特徴
レスポンシブ対応