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キャンペーンやSNSの
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執筆しています。

【週刊】キャンペーンサイト/WEBプロモーション事例と考察2020/11/7-11/13

キャンペーンサイト制作を得意とする我々が、他社のキャンペーンを見て、
企画と制作でどこかタメになるか、最近のトレンドはなにかを収集・分析していきます。
WEB担当者がどのようなキャンペーンを行うか調べたいときに活用していただければ幸いです。
2020年11月第2週は6個!

#deleteC大作戦

#deleteC大作戦

キャンペーン概要

内容:

SNS での投稿や拡散ががん治療研究への寄付に繋がる「deleteC POST」という取り組み。
賛同企業様のブランドの商品やロゴ等より、Cancer の頭文字である「C」の部
分を自由な表現で消し、投稿すると投稿数やエンゲージメントに応じた寄付金になる。

キャンペーン考察

発見ポイント:

【winwinwin】

deleteC自体は誰もが参加でき、 みんなでがんの治療研究を応援していける仕組みを考えるという団体で、その取組のなかでSNSを活用したプロモーションが#deleteC大作戦である。協賛企業を探して、その会社の商品、例えばデカビタCの写真を手で隠しペンで黒く塗ったり、C部分を消した投稿をすることで参加となり、投稿数やエンゲージメントに応じた寄付金を協賛企業から受け取りがん治療に関する寄附を行っていくというもの。協賛企業は企業ブランドイメージアップはもちろんのこと、Cが消されていたとしても自社の商品がSNSにアップされ、口コミも広がりやすく、ツイートする側も誰でもがん治療を応援できるということで参加しやすく、活動自体の意味も拡散され、一石三鳥「winwinwin」になっている。結果「#deleteC 大作戦」をつけた SNS 投稿数は 9,301 件、いいね・ RT・動画再生などのエンゲージメントは 100万回を上回り、寄付総額は 2,250,000 円となった。成功と言っていいのではないだろうか。

スマートフォンでの特徴

レスポンシブ対応

【#deleteC大作戦】を考察する動画

 

  

バーチャル渋谷 au 5G ハロウィーンフェス

バーチャル渋谷 au 5G ハロウィーンフェス

キャンペーン概要

内容:

渋谷区公認配信プラットフォーム「バーチャル渋谷」内で、10月26日(月)から10月31日(土)より約6日間にわたり、#StayVirtualを合言葉に新しい時代にそったバーチャルイベント「バーチャル渋谷 au 5G ハロウィーンフェス」を開催。

キャンペーン考察

発見ポイント:

【VRでトキ消費】

AUが5G時代に沢山行われるであろう、新しいエンターテイメントを無料で公開することにより、 5GならAUというブランディングを行っている。コロナのせいで現実の渋谷に集まることはできないが、5Gを使えばVRの渋谷にみんなで集合し楽しむことができるよというストーリーを伝えている。5Gを体験できるわけではないが、ストーリーに対してリアリティや没入感を与えるためにVRという技術を使って最新技術感を打ち出しているわけだ。 日替わりのイベントには、きゃりーぱみゅぱみゅ、Kento Mori、BiSH、Rin音、Nulbarichなどの音楽アーティスト・ダンサーの他、お笑い芸人や世界各国からの名だたるDJが参加したり、バーチャル渋谷交差点でNetflixが見れたりARダンスパフォーマンス、Vtuberによるトークイベント、と最新技術盛りだくさんで5Gにくるであろう世界観を演出している。たとえばただ渋谷の仮想空間作ったから「遊びにきてね」、というだけではなくリアルタイムでイベントを行い、そのトキだけの体験を創出しているトキ消費系デジタルプロモーション。

スマートフォンでの特徴

レスポンシブ対応

【バーチャル渋谷 au 5G ハロウィーンフェス】を考察する動画

岡山県撮りっぷ対決

岡山県撮りっぷ対決

キャンペーン概要

内容:

Twitterで撮りっぷ岡山の公式アカウントをフォローし、行きたくなった旅行プランをリツイートの上、フォロー&リツイートキャンペーンに応募。抽選で50名様に岡山自慢のお土産セット(4,000円相当)が当たる。

キャンペーン考察

発見ポイント:

【不要な争い】

岡山県岡山市出身のブルゾンちえみこと藤原しおりさんをメインビジュアルに添えた観光系フォローアンドリツイートキャンペーン。観光系では珍しく対決物となっていて北部と南部に分け、投稿しており、どちらをリツイートするかで派閥を争わせる形になっている。同じ県内なので「争わなくてもいいじゃないか」と思わさられるが、やはり争いごとというのは興味を引くもので、不要な争いをおこなわせることで北部と南部のそれぞれの良さを洗い出して北部はリラックス派、南部はアクティブ派とわけ覇権争いをさせているというもの。こういった不要な争いを作り上げ対決させるものを弊社ではプロレス系キャンペーンと言っており、煙を立てたあとに火を付けるようなプロモーションである。

スマートフォンでの特徴

レスポンシブ対応

【岡山県撮りっぷ対決】を考察する動画

ポッキー〇〇組!大募集Twitterキャンペーン 

ポッキー〇〇組!大募集Twitterキャンペーン 

キャンペーン概要

内容:

自分にピッタリの“○○組”を1つ選んで、ツイートすると公式アカウントから返信が届く。投稿にリプライした仲間も一緒にキャンペーンに参加できる。

キャンペーン考察

発見ポイント:

【コメントを活用】

毎年11月11日に行われているポッキー&プリッツの日の一環で、“〇〇組”を作って共通点でつながって笑い合おうという内容のプロモーション。LPにあるゲーマー組や帰宅部組などの中から一つ選んでTweetするボタンを押すとそれぞれにおうじた投稿文で投稿され、参加完了となるハッシュタグ投稿キャンペーンであるが、その投稿に対して“○○組”が「自分も同じ“○○組”だ!」と思ったら、 #ポッキー組 をつけて仲間のツイートにリプライすることでも参加できるというもの。コメント機能も活用できていてコミュニケーションの幅が広がる良い形である。一年に一回お祭りをやると決めてから長く立ち、毎度面白いキャンペーンをやっているが、やはり去年のハードルを超えなければならなくなり、サイズ感のあるキャンペーンになっている。ポッキープリッツだけで5キャンペーンほど並走しており、同じプリッツでもSpotifyが当たるパッケージ、LINEが当たるパッケージ、通常のパッケージのようにパッケージだけでも三種ありキャンペーンに参加するにもインスタントウィン感があって面白い。

スマートフォンでの特徴

レスポンシブ対応

【ポッキー〇〇組!大募集Twitterキャンペーン 】を考察する動画

2020年初鍋なに鍋る?キャンペーン

2020年初鍋なに鍋る?キャンペーン

キャンペーン概要

内容:

味の素パーク公式Twitterアカウントをフォローし、ハッシュタグがついた対象投稿をリツイートして“2020年初鍋なに鍋る?キャンペーン”に応募。鍋の具材がスッポリ!入るマルシェバックとなに鍋る?商品セットを30名様に、なに鍋る?商品セットを120名様にプレゼント。

キャンペーン考察

発見ポイント:

【オートリプライの使い方】

寒くなってきたということで鍋の季節である。公式Twitterにて指定ツイートをリツイートするとオートリプライで今年初に食べてほしい鍋レシピが10種類ランダムで送られてくるというもの。オートリプライはインスタントウィンが多いが、アーティストのPV公開プロモーションでリツイートするとPVのオフショット映像がランダムで届く、占いが届くなど、インスタントウィン以外でも工夫して使うことができる。このキャンペーンではさらにカンバセーショナルカードを活用したハッシュタグ投稿も行っており、こちらもリプライで1日1回レシピが送られてくるというプチインセンティブ後日抽選でマルシェバッグや鍋商品が当たるが、たんなるフォロリツキャンペーンよりはコミュニケーションが生まれやすくなりそうでうまいことオートリプライの仕組みを使っている。

スマートフォンでの特徴

レスポンシブ対応

【2020年初鍋なに鍋る?キャンペーン】を考察する動画

ぱっくん×パックマン Twitterキャンペーン

ぱっくん×パックマン Twitterキャンペーン

キャンペーン概要

内容:

応募はSVELTY公式Twitterアカウントをフォローし、キャンペーンツイートをリツイート。

キャンペーン考察

発見ポイント:

【商品訴求と逆に】

IPものバカでインパクトあるバカパク系キャンペーン。もともとは黒しょうが×5つの黒という商品があり、機能性表示食品が取れたのでパッケージから名前からベビーターンでクリエイティブ全然変えて武者修行から帰ってきたという感じなのだろうか。サプリで機能性表示食品が取れると書けることが増えるので、たとえば今回であれば「お腹の脂肪を減らせます」と堂々と書ける。一方同会社の黒しょうが×5つの黒はメラメラサポートダイエットや、「健康的にスリム!」など書いてあり、おそらくサポートダイエットはいいが、ダイエットサポート商品や健康的にスリムになれると「書いたらダメ」というのをすり抜けてたのだろう。キャンペーンとしてはパックマンをIPとして起用し、よくわからない外国人選手を起用したフォロリツキャンペーンで、商品名ぱっくんからパックマンで脂肪を食べてくれるストーリーを作っている。インセンティブがケーキというのがおもしろく、「ケーキ食べたってうちの商品食べておけば太らないよ!」という強いアピールになっているので商品特性が逆に伝えていくのが良い。

スマートフォンでの特徴

レスポンシブ対応

【ぱっくん×パックマン Twitterキャンペーン】を考察する動画

この記事を書いた人

村上 烈

株式会社NONAME Produce代表取締役。2006年8月、早稲田大学在学中に同社を設立。デジタルキャンペーン黎明期から18年以上にわたり、第一線でデジタルディレクターとして活躍。 キャンペーンコミュニケーション設計・戦略を武器とし、SNSの各種プラットフォーム(X〈旧Twitter〉、Instagram、TikTokなど)と連動したキャンペーンの企画・制作を手掛ける。 2020年からはYouTubeにて、SNSキャンペーンの手法や最新トレンドを解説する動画を1000本以上投稿。APIを活用したウェブ技術とクリエイティブデザインを組み合わせた手法を強みとし、その独自の知識と経験を基に、現在では「WEBキャンペーンシステム Aha!」「Xキャンペーン支援ツール BirdCall」「Instagramキャンペーンシステム ImStar」などの自社サービスの設計・統括を行う。

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