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A/BテストはFacebook広告を運用する上で重要?設置方法、覚えておきたい4つのコツを紹介!

A/BテストはFacebook広告を運用する上で重要?設置方法、覚えておきたい4つのコツを紹介!

「A/BテストってFacebook広告を運用する上で重要なの?」「A/Bテストの設置方法が知りたい」と疑問を持っている方に向けて記事を書いています。

A/Bテストって重要なの?設置の仕方がわからないし、A/Bテストをやるのが不安、費用をどれくらいかければいいのかわからない。

このような悩みを持つ方はいるのではないでしょうか。

 

結論、広告を運用する上でA/Bテストはとても重要です。A/Bテストをすることで、複数の広告を比べることができ、どの広告のパフォーマンスが良かったかを知ることができます。

本記事では、A/Bテストの設置方法だけでなく、結果の確認方法やA/Bテストでかかる費用、ABテストをする上で覚えておきたい4のコツなどを紹介し、最後に最適化とABテストどちらを優先すべきかについて説明したいと思います。

 

今回広告の作成の仕方は説明しないので、「広告作成の仕方を知りたい」「そもそもFacebook広告ってどんな特徴があるの?」と疑問に思っている方はこちらのブログ

【Facebook広告について詳しく知りたい!】広告費や初め方など、始める前に知りたい3つのポイントを解説!

A/Bテストとは?

その名の通り、AパターンとBパターンに広告を分けて配信し、どちらの広告のパフォーマンスが良いかを比較し、テストすることをいいます。

 

分け方として、テストしたい1つの変数(テキストや画像など)を変え、他の条件は揃えて広告を配信します。

そうすることで、広告のパフォーマンスが上がった時、どの変数がパフォーマンスを高めてくれたのかがすぐにわかります。

 

(画像だけを変えれば、どちらの画像のパフォーマンスが高いかがわかりますね)

 

AパターンBパターンと言いましたが、2つだけでなく4つや6つなどに広告を分けて比べることもできます。

(2つの画像を比較するより、4つの画像を比較した方が細かく分析できます)

ABテストの設定方法

通常、広告を配信すると同時にA/Bテストを行うと思いますが、「A/Bテストを忘れていて今日から行いたい!でも、もう広告を配信している。」という人もいると思います。

なので、2つのパターンに分けてA/Bテストの設置方法を説明していこうと思います!

まだ広告を配信していない人

広告を作成するので「作成」をクリックし「キャンペーンの目的」を選択。

 

A/Bテストの「利用を開始」をクリック。

 

そうしますと、「このキャンペーンA/BテストのバージョンAです」と表示されます。

 

広告の作成が終わり「公開」をクリックすると次のような画面になります。

「キャンペーン」が今、自分が作成したキャンペーンであることを確認し「変数」をクリック。

 

自分が比較したい変数を選び「次へ」をクリック。(今回は年齢・性別を選択しました)

 

バージョンBの設定を行い「次へ」をクリック。(バージョンAは21~40歳、バージョンBは41~60歳などに分けることができます)

 

「1日の合計予算」と「テスト期間」を決め、「テストを確認」をクリック。

 

確認ができましたら「テストを作成」をクリック。

 

これで、広告セットが2つ作成されました。(AバージョンとBバージョンの完成です)

もう広告を配信している人

もう広告を配信しているけど、A/Bテストをしたい人の設定になります。

 

「広告マネージャー」をクリックし広告の配信画面に移動。

「その他」をクリック。

 

A/Bテストをクリック。

 

自分が作成した「キャンペーン」を選択し、自分が比較したい「変数」を選択。

 

自分が作成した広告セットを選択。

(今回は「年齢・性別」を選択したので「広告セット」が出てきました。画像などの変数を選択すると「広告」がでてきます)

 

バージョンBの設定を行い「次へ」をクリック。(今回はバージョンAは24~45歳、バージョンBは46~65+歳に分けました)

 

「1日の合計予算」と「テスト期間」を決め、「テストを確認」をクリック。

確認ができましたら「テストを作成」をクリック。

 

以上がA/Bテストの設定の仕方になります!是非、A/Bテストを利用してどの広告が効果的なのかを検証していきましょう。

A/Bテストの予算について

どのくらいの予算を使ってA/Bテストをすればいいのか、わからない人は多いと思います。

 

自社で使える予算や商材によって予算は大きく違うので正確には言えないのですが月30万円ぐらいは欲しいです。

 

どの広告のパフォーマンスが良いのかは、A/Bテストをしてみないとわかりません。また、テストをする上で十分なデータが必要になるので予算を少なくしすぎることはオススメしません

 

適切な予算がわからない場合、Facebook側がおすすめの予算を提案してくれるのでそちらを参考にしてください。

 

費用の高さに驚かれると思いますが、最初はかなりの金額が必要なことを知っておきましょう。

結果の確認方法

A/Bテストの結果は広告マネージャーの「テスト」から行いましょう。

 

良い結果が得られたものには緑の印がつきます。(今回はクリック単価を見ています)

 

この場合、「バージョンC」が一番クリック単価が低く「バージョンB」が一番クリック単価が高いことがわかります。

 

これを踏まえて「バージョンA」「バージョンB」「バージョンD」の広告を停止し、「次は、バージョンCのテキストを変えてもう一度ABテストをしてみよう」などと考えることができます。

 

A/Bテストの結果から「なんでバージョンCが一番クリック単価が低かったのか」「どこを変えたらもっと良い結果になったのだろうか」などを考え、繰り返しA/Bテスを行うことが大切です。

A/Bテストをする上で覚えておきたい4のコツ

①テストする変数は1つにする

テストする変数は1つにしましょう。

 

例えば、AパターンBパターンの画像だけを変えたとします。

仮にBパターンが効果的だと分かった時、画像だけを変えているのであれば、画像のおかげでパフォーマンスが上がったことがわかります。

 

しかし、画像だけでなく、テキストなども変えていた場合、画像のおかげなのか、テキストのおかげなのかがわからなくなってしまいます。

 

なので、テストする変数は1つにしましょう!

テストする変数の順番はテキスト→画像→タイトル→ボタンと変化が目立つ場所から行うことをオススメします。

②ある程度のデータを確保する

予算を少なくしすぎたり、期間を短くしすぎたりすると十分なデータが集まらず、正しく効果を測定することができません。

Facebookでは7日間テストを実施することをオススメしています。

https://www.facebook.com/business/help/290009911394576

③似たような表現を使わない

似たような画像やテキストは使わないようにしましょう。

 

内容がほとんど変わらないのにA/Bテストをしても、費用の無駄になってしまうので、視点を変えてみたり、全く違う表現を使ってみたりなどして測定してみましょう!

④改善を行う

当たり前のことですが、テストをした後は、広告の改善を行いましょう。

 

PDCAを意識し「どこが良くて、どこがダメだったのか」「ここを変えたらCVが増えるのではないか」などを考えることが大切です。

 

このように何度も仮説を立て実行していくことで、費用対効果の高い広告がわかるようになります。

A/Bテストをただ実行するだけでは意味がないので、A/Bテストが終わってから何をすべきかしっかり理解しておきましょう!

A/Bテストと最適化

最適化とは?

最適化には「コンバージョン最適化」や「リンクのクリック最適化」などがあり、Facebookの機械学習によって「コンバージョンする可能性の高いユーザー」「リンクをクリックする可能性の高いユーザー」に広告が配信されることを言います。

 

コンバージョン獲得のために、最適化をコンバージョン最適化にする人は多いと思いますが、そのためには広告セットごとに、週にコンバージョンを50件以上獲得する必要があります。

マイクロコンバージョン

もし、週にコンバージョンを50件以上獲得することが難しいと感じたら、マイクロコンバージョンに切り替えましょう。

 

(マイクロコンバージョンとは最終コンバージョン(商品購入、資料請求)の一歩手前(カート追加など)をコンバージョンにすることを言います)

 

「商品購入」では週50コンバージョンが難しくても、カスタムコンバージョンを使って「カートに追加」をコンバージョン地点とすれば、週50コンバージョンが可能になるかもしれません。

 

週50コンバージョンが確保できれば、コンバージョン最適化がかかり、コンバージョンする可能性の高い人に広告を配信することができるので、機械学習の量を確保するためにもマイクロコンバージョンは検討してみましょう!

A/Bテストと最適化どちらが優先?

A/Bテストのために広告セットを分けて配信してるけど、広告セットを分けたのでコンバージョン最適化をする為に必要な週50コンバージョンに届かない。

A/Bテストと最適化どちらを優先したほうがいいのだろう?と疑問を持っている人は多いのではないでしょうか?

 

結論、A/Bテストを優先してください。

 

もちろん、マイクロコンバージョンに切り替えて、すべての広告セットで週50コンバージョンがとれて、A/Bテストをすることができればいいのですが、コンバージョン単価が高い商品やサービスだと、予算を上げて全ての広告セットで週50コンバージョンを獲得するのは難しいと感じる人もいると思います。

 

なので、まずはA/Bテストを行い(ある程度の予算で)、パフォーマンスが高い広告を見つけ、その後、その広告に予算を使いコンバージョン最適化を狙っていきましょう。

 

まずは、どの広告が一番ユーザーに届くのかをA/Bテストを使って検証することが重要です。

まとめ

広告を運用する上でA/Bテストはとても重要です。

 

最初は、テストをするだけで精一杯で、広告の改善をするのは難しいと思いますが、A/Bテスト行うことで費用対効果の高い広告を作成することが可能になるので少しずつ挑戦していきましょう!