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最新版!2019年に行われた海外おもしろプロモーション事例4選

X(Twitter)やInstagramなどのSNSを見ているとき、
パッと目にした広告やプロモーションに心惹かれた経験をした人はどのくらいいるのでしょう。

中にはいわゆる「バズ」を起こして、
自分のタイムライン上に何度も現れるような広告も割と最近あったような。
(一時期毎日のように寺〇心くんを見た気が…。笑)


日本だけでも、面白く話題性のあるプロモーションは数多くありますが、
今回ご紹介するのは海外のプロモーション事例!


「そんなやり方があったのか~!」
ついうなってしまうようなプロモーション事例を紹介していきます。

皮肉プロモーション by DIESEL

最初にご紹介するのがDIESELによる動画プロモーションです。
このプロモーション動画は、
FOOD,TRAVELER,UNDRESSの
3つのシリーズが公開されており、その3つに共通するのが
「インフルエンサー」がSNS上で華やかな暮らしを
演出するために日々苦労する様子を
皮肉たっぷりに描写しているというところです。


例えばこちら


https://adgang.jp/2019/03/172391.html から引用)

日本を代表するインフルエンサーであるAMIAYAの2人が、
テーブルにのった料理に手をつけず、
必死に写真におさめている姿が映し出されています。


その一方で、屋台でハンバーガーを食べる若い男女はどうでしょうか。


https://adgang.jp/2019/03/172391.html から引用)

動画上では、服が汚れることさえも楽しんでいるような
食事風景が映し出されています。

その他2つの動画でも、インフルエンサーであるがために
自身の行動が狭められているインフルエンサーと、
DIESELの服を身に纏った自らの欲望に忠実に生きる人々が
対比されて映し出されています。

こうした皮肉プロモーションとして、以前話題に上ったのが、
プロテニスプレーヤーの大坂なおみ選手が出演したNIKEのテレビCMです。

このCMは、テニスコートで練習を行う大坂なおみ選手に対して
数多くの質問が記者から投げかけられ、
それに対して大坂選手が「シー」とジェスチャーをし、
その後<世界を変える。自分を変えずに。><Just do it>という
キャッチコピーが映し出されるというものです。

連日の敬意を欠いたメディア取材への皮肉を込めたCMであり、
このCMの感想として、NIKEに対するブランドイメージが向上したという
意見をSNS上で見ることができました。

このように、
皮肉を交えつつ自身のブランドコンセプトをしっかりと主張する
こうしたプロモーションは、
人の心をグッとつかみ、ブランディングにもつながる
効果的なプロモーション方法のひとつとして参考にしたいものです。


君は当てられるか。バーガーキングからの挑戦状。

お次に紹介するのは、
バーガーキングがスウェーデンで行った、
ハンバーガーのパティが本物のお肉がどうかを当てさせる、
ゲーム感覚のキャンペーンについてです。



https://adgang.jp/2019/07/175976.html から引用)

このキャンペーンは、
植物由来の代替肉「フェイクミート」の製造に成功したバーガーキングが
フェイクミートと本物のお肉で作ったものとを
ランダムで発売する新メニュー「50/50」を発売したことによって
行われたもので、
その答えはバーガーのボックスをスキャンすると、
バーガーキングのアプリ上で見られるようになっています。


ゲーム感覚で挑戦することができ、さらにSNSで拡散したくなるような
遊び心のあるこのキャンペーン。

こうした遊び心のあるキャンペーンを行うことで、
数多くあるハンバーガーショップとの差別化を図った
効果的なプロモーションであったといえます。


その手があったか!
Uber EATSとコラボしたキッチン用品ブランドMomaxの施策

お次に紹介するのが、
オーストリアのキッチン用品ブランドであるMomaxが、
オンラインフードデリバリーサービスを行うUber EATSと
タッグを組み行った新しい取り組みついてです。


https://adgang.jp/2019/06/175155.html から引用)

その内容というのが、Uber EATSの注文の際に、
その料理を盛るお皿やその料理を食べる際に使う
キッチン用品の購入を一緒に提案するというもの。

例えば、ユーザーがピザを注文すると、
注文画面にピザカッターと平皿の購入ボタンが表示され、
フードメニューと一緒に決済を行うことができるといった
仕組みになっています。

Momaxによると、
このサービスを始めてから4週間で
用意していたキッチン用品は完売し、
同社オンラインサイトのトラフィックは14%もアップしたとのことで、
非常に効果的な取り組みであったことがわかります。

ユーザーのニーズとそのニーズが発生するタイミングを適切に捉えたことで
広告費をかけることなく売り上げを伸ばしたこの取り組み。

着眼点の大切さを改めて感じることのできるプロモーションでした。

いつ届くかがわからない!?
熟成チーズメーカーによるピザ無料デリバリーキャンペーン

最後にご紹介するのは、アメリカの食品会社であるSargento Foodsの
行ったプロモーションです。


https://adgang.jp/2019/08/176579.html から引用)

その内容は、シカゴ市内のレストランとコラボレーションし、
自社製品の熟成チーズを使ったピザを無料でデリバリーするというもの。

ピザを食べたい人は、専用のwebサイトから注文を行い、
そのピザが配達されるのを待ちます。

こう聞くと、一般的なピザのデリバリーサービスと変わらないように思いますが、なんとこのピザが出荷されるのは、ピザに乗せるチーズが実際に熟成してから。
それには最長で18ヵ月もの間待つ必要があるのです。


しかしこの「待ち時間」をただひたすらに待つだけの時間にしないのが
このキャンペーンの面白いところ。

注文者はwebサイト上で
このピザが配達されるまでの待ち時間を確認できるようになっており、
またチーズが熟成する様子をライブカメラで見られるようになっています。

これだけの時間をかけて熟成されているチーズであるということを、
ピザを待つという経験とともに実感することができ、
そうした経験によってSargento Foodsというブランドを消費者に
より強く意識させることができるプロモーションになっているといえます。

早さが重視されがちなこの社会で、「遅い」ことで
そのブランドに対する意識や購買意欲をあげる
変わっていながらも非常に魅力的なプロモーションだと感じられます。


まとめ

世の中には数多くの会社があり、製品があり、ブランドがあります。
こうした中で、自身の会社やその商品を他の会社や商品と差別化し、
購入してもらうのは至難の業と言わざるをえません。

そうした中でやはり重要になってくるのがプロモーション。
今後も国内・国外問わず、魅力的なプロモーションから
効果的なプロモーション方法を学んでいきたいものです。

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