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【btob メルマガの共通点は!?】テンプレを5社の事例付きで徹底解説!

これからメルマガを運用していこうと考えている方は、このような疑問を抱いておりませんか?

・メルマガってもう読まれない?
・メルマガを活用した事例が知りたい!
・他の企業ってメルマガどうやって使ってるの?

今回は実際に7社ほどのメルマガを登録して50通以上の企業メルマガを見た私が上記の疑問を解決する記事を作りました。

グラフや画像付きなので時間がないという方もぜひご覧ください。

btobメルマガのテンプレ

7社の企業メルマガを調査してみたところ、概ね以下のようなテンプレートになっていました。

・挨拶
・現状の課題
・解決策
・ダウンロードボタン

メルマガはブログとは戦略が違い、短い文章でシンプルに物事を伝えなければなりません。そういう意味では挨拶→現状の課題→解決策→ダウンロードボタンという流れは単純で伝わりやすいですね。

「関連記事|【企業SNS運用マニュアル徹底理解!】プラットフォームの決め方と運用ルールが大切!」

5社の事例

実際にメルマガが「どれくらい配信」され、「どのような内容」なのか5社に絞って比較してみました。

配信数

具体的な数字で出すと SATORIが7配信で一番少なく、Sansanが16配信と一番多かったです。

平均して月に10回ほど配信されていて、メルマガが月10件と聞いて多いと思うか少ないと思うかはユーザーによって意見が分かれそうですが、メルマガを配信する際は月10件を目安に計画を立ててはいかがでしょうか。

配信内容

全体的にみてメルマガはウェビナーの告知や資料ダウンロード案内に使われることが多い一方で、識学のようにビジネス講座を送り続けるパターンもあればferret Oneのように様々なジャンルでメルマガを活用している企業もありました。

1 SATORI

2.Chatwork

3.Sansan

4.識学

5.ferret One

※7月1~7月31日での調査です

「関連記事|クローズドなキャンペーンサイトの事例を紹介

5社の共通点

1 無料で資料プレゼントなどの特典付き

「無料」といった文言はユーザーの関心を惹きやすいためよくタイトルに使われることが多いです。また、「無料」という文言と一緒に「登録情報記入の必要なし」といったアテンションが記載されてことも多いです。

企業の資料ダウンロードの際に必要情報の記入を求められることがよくありますが、その作業が地味にめんどくさいためユーザーによってはその時点で離脱してしまう可能性があります。

そのため、「登録情報記入の必要なし」と記載することでダウンロードを気軽にしてもらえる導線を作っているようです。

ちなみに、メルマガに登録している時点である程度の情報は取得済みだと思うのでダウンロードの際に情報入力が求められないということもあり得そうです。

2 開いてすぐにCTAボタン設定/スマホでも開いた画面に必ずCTAボタンが収まっている

多くのメールはタイトルだけでスルーされるので、興味を惹くタイトルはもちろん重要ですが、そのメールがクリックされたあとの設計も非常に大切です。

そのメールを開いた瞬間にパッと見で興味を持たれた資料やウェブサイトリンクがあることで、ユーザーはとりあえずリンクを踏もうとかダウンロードしておくか、という状態になるわけです。

企業に勤めている方々は日頃からたくさんのメールをやりとりしているので、一つのメールに対してかけられる時間はほんの数秒です。

それゆえのメール設計がどの企業もなされていることがわかると、また違ったメールの見え方を掴めます。

※CTAとは具体的な行動換気を促すことです。そのボタンとはつまり、「続きの記事を読む」「資料をダウンロードする」というよく見かけるボタンのことです。

印象的なメルマガ活用の事例!

企業のメルマガは会社によって特徴が出ておりそれだけでも面白いのですが、今回は50通ほどの企業メルマガを見て特に印象的だったメルマガ活用事例をご紹介します。

それはメルマガに動画解説を添付したり、漫画で解説する資料を盛り込んでいる点です。

メルマガの使い方はメールの文章で詳細を伝えるのが一般的だったのですが、動画や漫画を添付するという発想はとても新鮮なため強く印象に残りました。

今はメルマガで伝えることに加えて、メルマガ自体が発信源になって他のサイトへ誘導する流れができています。

メルマガは文字だけを伝えるツールではなくなったことを実感する活用事例でした。

まとめメルマガはまだまだ読まれる!

メルマガはPC上での画面の見え方だけでなく、スマートフォン上での見え方にも工夫がされていたりとUXも強化されています。

むしろスマートフォンの普及に伴い、会社の移動中であったりちょっとした空き時間にメルマガと触れる機会が多くなっているはずです。

メルマガはもう終わりだと考える前に、メルマガを到達点から出発点に変えるという思考を持って活用していくことが大切です。

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この記事を書いた人

村上 烈

株式会社NONAME Produce代表取締役。2006年8月、早稲田大学在学中に同社を設立。デジタルキャンペーン黎明期から18年以上にわたり、第一線でデジタルディレクターとして活躍。 キャンペーンコミュニケーション設計・戦略を武器とし、SNSの各種プラットフォーム(X〈旧Twitter〉、Instagram、TikTokなど)と連動したキャンペーンの企画・制作を手掛ける。 2020年からはYouTubeにて、SNSキャンペーンの手法や最新トレンドを解説する動画を1000本以上投稿。APIを活用したウェブ技術とクリエイティブデザインを組み合わせた手法を強みとし、その独自の知識と経験を基に、現在では「WEBキャンペーンシステム Aha!」「Xキャンペーン支援ツール BirdCall」「Instagramキャンペーンシステム ImStar」などの自社サービスの設計・統括を行う。

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