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【O2O成功事例7選】オンラインからオフラインキャンペーンをまとめて解説!

【O2O成功事例7選】国内外のO2Oキャンペーンをまとめて解説!

・O2Oってそもそもなんだろう
・O2Oキャンペーンの成功事例が知りたい
・O2Oキャンペーンで成功するためには?

O2Oキャンペーンを実施する際に、オンラインとオフラインを上手く組み合わせることができないと、大した効果が出ないのはもちろん、最悪の場合ユーザーが離れていく可能性があります。

  

そこでこの記事では、実際に行われているO2Oキャンペーンの事例を用いて、どのようなキャンペーンがどのような理由で成功しているのか解説していきます。

この記事を読めばO2Oキャンペーンで成功するためのポイントが理解できます。

O2Oとは

O2Oとはオンラインtoオフライン(online to offline)の略でオーツーオーやオートゥーオーと呼ばれるマーケティング施策のことを言います。

具体的にはオンライン(ウェブサイトやアプリ)からオフライン(実店舗)に誘導する取り組みで、例えば「洋服を購入するアプリでクーポンなどを取得して、実店舗の会計で10%割引」みたいなキャンペーンもO2Oということができます。

今回はO2O事例の中でも、SNSと結びついたキャンペーン施策をご紹介します。

O2O国内事例5選

1.産地直送 FRESH→HOME キャンペーン【ニューバランス】

産地直送 FRESH→HOME キャンペーン画像
産地直送 FRESH→HOME キャンペーン【ニューバランス】

このキャンペーンは距離計測アプリのスクショを撮り、X(Twitter)でハッシュタグをつけて画像投稿することで応募ができるキャンペーンです。

走った距離に応じて応募できる賞品が変わり、キロ数も5~100キロコースまであるため、それぞれのランナーのレベルに合わせた作りになっています。

産地直送 FRESH→HOME キャンペーン画像

実店舗に訪れるようなキャンペーンではありませんが、オンライン(X(Twitter))とオフライン(ランニング)を上手に組み合わせた事例です。

まず、インセンティブが変動的なので一律10キロ限定などの場合よりも参加しやすいはずです。理由はユーザーによっては5キロしか走らない人もいれば、もっと走る人もいます。

インセンティブ目当てで普段よりもっと走る人もいるはずです。このように、インセンティブを変動的にすることによってユーザーの行動を上手く誘導できるので、変動的なインセンティブは使い勝手が良いです。

加えて、距離計測アプリのみでキャンペーン応募できるような仕組みがあれば、ユーザーにとっては参加が簡単ですが、それだと「拡散」がされずキャンペーン周知がされません。

X(Twitter)の拡散力があるからこその、X(Twitter)を経由したO2Oキャンペーンになっています。

2.NewDays20周年企画 「エキナゾ」|NewDays エキナカポータル

NewDays20周年企画 「エキナゾ」|NewDays エキナカポータルキャンペーン画像
NewDays20周年企画 「エキナゾ」|NewDays エキナカポータル

このキャンペーンはNewDays店内にあるリーフレットから謎をとき、LINEで回答すると応募できます。

今のご時世ということもありキャンペーンに参加するためのリーフレットはpdfでもダウンロードできるようですが、インセンティブは割引クーポンのため結果的には店舗へお金を落とす仕組みになっています。

この事例は店舗×LINEの組み合わせになっていて、LINEで個人情報も集めることができ、どういった年代や性別の方が参加しているか、などがわかります。

O2Oキャンペーンのデジタルとアナログを上手く組み合わせた巧みな事例でした。

関連記事|LINEでレシートキャンペーンをする理由を5分で解説!5つの事例つき

3.Red Bull × King Gnuが仕掛ける前代未聞のシークレットライブ

Red Bull × King Gnuが仕掛ける前代未聞のシークレットライブ画像
Red Bull × King Gnuが仕掛ける前代未聞のシークレットライブ

このキャンペーンの概要は、「シークレットライブ開催の決定に伴いライブ会場を探し当てることをテーマにした、日本全国を巻き込む参加型エンターテイメントを実施。見事場所を突き止めた人には、ライブ参加の権利がもらえます。」となっています。

このO2Oプロモーションはヒントがほとんどないため、SNSを通じての盛り上がりを期待しているのでしょうか。

ヒントは徐々に公開するとのことで、ユーザーのワクワク度を高めることができキャンペーンにより熱中してもらえます。

また、このキャンペーンページのシェア欄にはX(Twitter)、Facebook、LINE、redditがありました。

Red Bull × King Gnuが仕掛ける前代未聞のシークレットライブ画像

ちなみにredditというのは、主に英語圏で使われている2ちゃんねるのような掲示板です。

redditにもシェアできるようになっているということは、外国人にもターゲットが向いてるということです。

日本人を対象にしたキャンペーンが多いのは当たり前ですが、日本在住の外国人の方へも意識が向くと、キャンペーン参加数の母体が増えるかもしれません。

・ワクワク度を高める仕組み
・日本人以外のターゲット

上記のようなことを念頭に置いてキャンペーン企画に取り組むと、効果的なキャンペーンを行うことができます。

4.「ニーアレプリカントver.1.22発売記念」#エミール探し キャンペーン

「ニーアレプリカントver.1.22発売記念」#エミール探し キャンペーン画像

このキャンペーンの概要は、各所に隠れているエミールを探し出し、エミールと一緒に記載されている6つのキーワードをフォームに入力することで応募完了となります。

この謎解きキャンペーンでは6つのキーワードを探す必要があります。そのうち5つはこのゲームの開発元やクリエイターのX(Twitter)にヒントがあり、最後の一つが全国を走るトラックに記載されています。

キャンペーンサイトにはトラックの全国を走る走行スケジュールも載っていますが、本当にトラックを探しに行く人がいるのか。という問題があります。

しかし、このゲームが10年前のリメイクということで、コアなファンが集まっているが故のトラックにキーワード搭載ということなんでしょう。

O2Oキャンペーンを行う際に、ライトなファンなのか、コアなファンを対象とするのかによって様々な仕掛けができますね。

5.UFOキャッチャー必ず遊べる クレーンゲームアプリGOTON!キャンペーン | サントリー

UFOキャッチャー必ず遊べる クレーンゲームアプリGOTON!キャンペーン画像
UFOキャッチャー必ず遊べる クレーンゲームアプリGOTON!キャンペーン | サントリー

この事例は、サントリー 自動販売機限定 クレーンゲームアプリ「GOTON!」で使えるゲーム内ポイントがその場でもらえて、スマホでUFOキャッチャーが必ず遊べるキャンペーンです。

店頭でのバーコード読み取りや商品にQRコードがついた商品を購入などの事例は増えてきていますが、ただ読み取らせるだけではシンプルなマストバイになってしまいます。

そこでゲーミフィケーションを挟んだり、ユーザーが体験できるコンテンツを提供してあげることで、ただのマストバイキャンペーンではなく盛り上がるキャンペーンになります。

UFOキャッチャー必ず遊べる クレーンゲームアプリGOTON!キャンペーン画像

海外事例2選

6.Burger King

海外で行われていたO2Oキャンペーン事例。

Burger King公式インスタグラムをフォローし、そのアカウントから合計9回の投票を促すストーリーが公開され、全ての投票をした人を対象にDMでカスタマイズされたバーガーの無料クーポンがもらえるというもの。

Instagramの投票を利用したこのキャンペーンでは、メディア広告費なしで270,000以上のインプレッションがあり45,000もの閲覧数があったそうです。

結果的に34,675人の顧客を呼ぶことに成功したこのキャンペーンですが、

・SNSを活用して広告費削減
・SNS×実店舗で使えるクーポン配布

という、O2Oのテンプレートのような事例です。

ここから学べることは、O2Oキャンペーンを行うのであれば自社のSNSを育てる必要があるということです。

SNSはすぐには結果が出ませんのでコツコツ取り組みつつ、今回の事例のように投票でインプレッションを集めたり、インパクトのあるインセンティブを置いたりすることによってユーザーの関心を集めましょう。

バーガーキングO2Oキャンペーン画像

7.E MART

emartキャンペーン画像

こちらは韓国のE MARTで行われていたキャンペーン。

お昼の休憩時間になると客足が減少することから、お昼に出る太陽の日陰を利用したキャンペーンが行われました。

日陰からQRコードが映し出され、それを読み取るとランチクーポンがもらえるというもの。実際に読み取りいくというより、純粋にQRコードを読み取ってみたくなりますよね。

さらにお昼の日陰という限られた時間制約もまた、ユーザーが参加したくなる理由の一つです。

このキャンペーンのポイント

・話題性
・時間制約

関連記事|【最新海外プロモーション事例】参考にしたいおもしろい海外コラボキャンペーン5選

O2Oキャンペーンで成功するための3つの方法

コンサート画像

1.正しい見込み顧客にアプローチする

O2Oキャンペーンではオンラインからオフラインに移行して商品を購入するので、オンライン完結よりもユーザーの行動ハードルが高いです。そのため、そこまで購入する意欲のない顧客にアプローチをしても、実際に店舗に来ることはなく無駄打ちになってしまいます。

そのため、専用アプリでクーポンを配ったり、SNSでフォローしているユーザーに特典、といったようなO2Oキャンペーンであれば、どの年代が1番多くアプリをダウンロードしているのかやフォローしているのかを調査する必要があります。

そして適切なターゲットに広告を打つことや、買ってくれそうな層に響くキャンペーン施策をすることでO2Oキャンペーンを成功に導くことができます。

2.SNSを使ってオフラインに誘導する

今では誰もが何かしらのSNSを使っているため、それを活かさない手はありません。X(Twitter)であれば拡散効果が期待でき、Instagramではよりビジュアルに特化したアピールができます。

では、具体的に何をすれば良いのか。ここでは簡単に三つ例をあげます。

・SNSでキャンペーン開始までのカウントダウンを実施
・ハッシュタグで拡散を狙う
・投票系の投稿でユーザーに参加してもらう

といったように、SNSを使ってO2Oキャンペーンを盛り上げることができます。

3.オフライン顧客に実店舗へくるメリットを通知する

オフライン顧客はWebサイトやSNS、アプリを見て商品を購入する人たちなので、そこに実店舗割引クーポンのバナーを設置したり、実店舗限定!などどいった打ち出しで顧客の関心を高めます。

実店舗で何をやっているかを伝えることも大切ですが、1番大事なのは店舗に行ったときにどのようなメリットがあるかをシンプルに伝えることです。

そうすることで、オンラインでもオフラインでも顧客とのつながりができ、よりスムーズに自社商品を巡回してくれます。

まとめ

それでは今回の内容を簡単におさらいします。

  • O2Oとは
  • O2O国内事例5選
  • O2O海外事例2選
  • O2Oキャンペーンで成功する3つのポイント

やはり国内と海外では全然違うキャンペーンが行われていますね。またオンラインのキャンペーンは充実してきている一方、オフラインつまり実店舗を絡めたキャンペーンはまだまだ事例が多くありません。

ですがコロナの影響もあり非接触型のQRコードなどが発達してきているので、今後は店舗でQRコードやバーコードを読み取ることでクーポンがもらえたり、店舗での購入レシートを撮影して応募などのキャンペーンが出てくるかもしれません。

今回の事例をもとに今後のO2Oキャンペーンの参考にしてみてください。