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【週刊】キャンペーンサイト/WEBプロモーション事例と考察2022/08/25-08/31

キャンペーンサイト制作を得意とする我々が、他社のキャンペーンを見て企画と制作でどこがタメになるか、最近のトレンドはなにかを収集・分析していきます。WEB担当者がどのようなキャンペーンを行うか調べたいときに活用していただければ幸いです。 2022年8月4週は5個!

#今日から月見バーガー

キャンペーン概要マクドナルド公式Twitterアカウント(@McDonaldsJapan)をフォローし、同アカウントから投稿されたハッシュタグを付けてリプライすると、抽選で合計100名様に、1,000円分のマックカードが当たります。
インセンティブ¥1,000分のマックカード
使用 SNSTwitter

キャンペーンのポイント

【Twitterの最新アルゴリズムはキャンペーン投稿から学べる】

月見バーガー販売に際しTwitterまわりを活用したキャンペーンを各方位に行っていたのでご紹介。

まず一つ目がブランドいいねというTwitter広告枠を活用したもの。ユーザーがTwitterを開いたその日の最初、一番上に表示される「タイムラインテイクオーバー」という広告と一緒に提供されているもので、見てもらった際にリアクションを取りやすくするものですね。

いいねを押すと通常はハートが出ますが、月がでていいねになるという仕掛けは、いいねを押したくなります。最近のタイムライン表示アルゴリズムだといいねやコメントが多いものが表示されやすいので、リツイート以外のエンゲージメントを重視している事が多いです。

そのアルゴリズム変更に伴いハッシュタグ投稿ではなく、ハッシュタグリプライを行っています。ハッシュタグ投稿を促すものはトレンド入りを狙ったり口コミを増やすような動きになるのですが、リプライを行うことで自身の親投稿をタイムラインに出させるように仕向けてます。

また、それとは別にアイコンジャックも行っていて、月に満ち欠けに合わせてTwitterプロフィールが夜だけ変わるというものを行っています。ログイン認証させることによりユーザーのアイコンやヘッダー変更権限を一時的に預かることができるので、それを活用して夜の時間だけプロフィールを変更するという内容です。 またアプリを介してですがパッケージARもやっていて、月見バーガーに入れる気合というのを感じます。

Twitterマーケに予算を投じれるアカウントをウォッチしていると今やるべき施策が見えてきます。常にキャンペーンっぽい投稿をしているし、最近のタイムラインアルゴリズムに合わせた投稿なんだ、今のアルゴリズムではこのやり方が成功例というのを見せつけてくれるので、うまいことパクりましょう。

スマートフォンキャプチャ

【動画で解説!】#今日から月見バーガー

バイオハザード究極の選択 キャンペーン

キャンペーン概要Twitterで絶体絶命な状況を抜け出す選択肢を選ぶと抽選でAmazonギフト券1000円分(総額10万円分)がその場で当たる
インセンティブAmazonギフト券1000円分
使用 SNSTwitter

キャンペーンのポイント

【定番化したインスタントウィンを活かすために】

公式アカウントをフォローしてカンバセーションボタンの二択を押すとハッシュタグ投稿され、その場でオートリプライが返ってきて抽選させるTwitterインスタントウィンキャンペーン。

普段だと普通すぎて取り上げないのですが、今回のはバイオハザードの世界観と海外にもファンがいる配慮が見えたので、エントリー 毎日一回カンバセーションボタンの投稿を行っていて、バイオハザードでありがちな二択を迫っている内容。

24時間ごとにオートリプライする投稿が変わっていきます。同時に英語版も投稿されていて、アマギフ10ドルプレゼント。こちら日米合わせて10万円づつ毎日プレゼントされる内容になっていて、バイオハザードの世界的な人気が伺えます。

もはや普通になったTwitterインスタントウィンですが、カンバセーションボタンを絡めて世界観やストーリーを伝えることはまだまだできるので、ブランド理解が大事ですね。

スマートフォンキャプチャ

【動画で解説!】バイオハザード究極の選択 キャンペーン

つな超えキャンペーン|SAMURAI BLUE | JFA|公益財団法人日本サッカー協会

キャンペーン概要応援メッセージとハッシュタグ#サッカー日本代表 #つな超えで、投稿すると抽選で賞品が当たる
インセンティブプレミアムカタールツアー4泊6日or必勝!応援グッズ3点セット
使用SNSTwitter

キャンペーンのポイント

【3つのSNSの特徴を活かしたプロモーション】

応援をSNSに投稿させるのを促すデジタルプロモーションですが、応援方法が3つあるのが特徴です。

Twitterは単純にハッシュタグをつけて応援メッセージを投稿する。

Instagramではハッシュタグをつけて青色のものを身に着けた写真を投稿させてます。応援メッセージとサムライブルーの青を入れることで青=サッカー応援という喚起をしたいのでしょう。

そして最後Tiktokでは公式テーマソングに合わせて応援アクションを撮影して投稿となっています。Tiktokに限らずですが踊ってみた系はユーザーの投稿ハードルがかなり高いと思っていて、若い子ならまだしもサッカーファンの年齢が上の方などは恥ずかしいが勝つと思っています。

なので、応援アクションという言い方は良いですが、蓋を開けるとやはり応援歌に載せて踊ってみてというプレゼンになってしまっていて、これだと伸び悩みますよね。とはいえ各種SNSの特性を活かした投稿をさせるデジタルプロモーションです。

SNSと応援は非常に親和性が高く、それぞれのプラットフォームの役割を活かしてどのようなターゲットに挿していくかを考えた上で、応援を言葉以外で広げていくことができるわけで、写真や動画での応援はエンゲージメントが高いので積極的に投稿してくれる施策は作っておくべき。

スマートフォンキャプチャ

【動画で解説!】つな超えキャンペーン|SAMURAI BLUE | JFA|公益財団法人日本サッカー協会

“プッチン”してオバケの顔をつくろう!スマホをかざしてデコって投稿|グリコ

キャンペーン概要パッケージをスマホにかざすと撮影した写真をデコレーションできる。それをハッシュタグつけてTwitterに投稿するとおばけミュージアムに飾られる
インセンティブWebサイトに写真が投稿される
使用SNSTwitter

キャンペーンのポイント

【ARで過去のプロモーションを甦らせる】

プッチンプリンを使って顔を描き、写真を撮ってデコレーションできるTwitter写真投稿キャンペーンなんですが、デコレーションをARにしているところが変化ですね。

ブラウザ上で写真を撮ってそれにデコレーションというのは多く見てきましたが、AR上でもできる、ということと、わざわざARを選ぶのは話題性がある、もしくは制作コストが抑えられるということなんでしょうか。

生成した写真はTwitterに「#プッチンプリンでオバケをつくろう」をつけて投稿するわけなんですが、賞品があるわけではなく、良い感じの写真であればオバケのミュージアムに展示されます。プレゼントがほしいという動機ではなく、子供と遊びながらプリンを食べてもらおうというストーリーのようです。

昨今のWEBARではゲームができたりデコレーションできたりとできることが増えつつ、ブラウザ開発より工数が下がってきているのかもしれません。画像合成フォトフレームなど過去にやってきたプロモーションがARで蘇る考え方で、企画を作れるかもしれません。

スマートフォンキャプチャ

【動画で解説!】“プッチン”してオバケの顔をつくろう!スマホをかざしてデコって投稿|グリコ

Tenorshare iPhone 14 充電イベント開始

キャンペーン概要いくつかのミッションをクリアすると画面上のスマホが充電されていき、100%になると抽選が回るインスタントウィン
インセンティブiPhone14やamazonギフトカードが当たる
使用 SNSなし

キャンペーンのポイント

【変なキャンペーンに引っかからないで】

テナーシェアという日本ではない会社で、スマホやPCのデータ復旧ソフトやLINEデータ管理、はたまたiPhoneのパスコード解除やAndroidの画面ロック解除といった、絶対正式手続きしてなさそうなツール会社です。

その会社が行っているキャンペーンで、IPhone14と書かれていて、これのバッテリーを充電しようという企画なのでしょう。キャンペーンが始まっている8月24日の段階では商品は発表されておらず、この名前を使ったキャンペーンをやること自体駄目だと思うのですが、仕組みを解説していきます。

充電を続けると、それぞれのミッションが出てきて、各種SNSのフォローや投稿をすると%が上がっていき、それに応じて充電が100に近づいていくというもの。シェアしたりフォローしたということをどう取るのか気になるところですが、タップした時点でミッション完了となってしまうようでがっかり仕様でした。

インセンティブはiPhone 14、Amazon ギフトカード、20%OFFクーポン、Phone Mirror 1 か月の無料使用権、と豪華そうですが、ギフトカードもいくらか不明で、マルシーとか書かなきゃいけないことが一切書いてない以上、おそらくクーポンか、無料使用1ヶ月しか出てこないでしょう。利用規約の四番がなかなかでこのキャンペーンの最終的な解釈の権利をもつって書いてあり、この一言があればどうにでもなるってことなのでしょうか。

キャンペーンとしてめちゃ強引で、利用規約を読めばすぐに危ない匂いに気づくわけですが、こういうのに引っかからないようにしましょうね、という啓蒙でした。

スマートフォンキャプチャ

【動画で解説!】Tenorshare iPhone 14 充電イベント開始

N2Pの実績

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キャンペーンの企画、システム開発、サイトのクリエイティブ制作からサーバー設計まで一貫して行うことができます。また、SNSの企画、運用、広告などSNSに関する全てのお仕事もお引き受けできます。詳しくはこちらのリンク、もしくは下記ボタンよりお気軽にお問い合わせください。