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【週刊】キャンペーンサイト/WEBプロモーション事例と考察2022/08/02-08/08

キャンペーンサイト制作を得意とする我々が、他社のキャンペーンを見て企画と制作でどこがタメになるか、最近のトレンドはなにかを収集・分析していきます。WEB担当者がどのようなキャンペーンを行うか調べたいときに活用していただければ幸いです。 2022年8月1週は5個!

パットフッテ総選挙!全国ご当地グルメに投票しよう | ピエトロ

キャンペーン概要「PATFUTTE フライドオニオン&ナッツ」をかけるとおいしくなるような47都道府県のご当地グルメを3つ選んで投票する
インセンティブもっとふってPATFUTTEセット
使用 SNSなし

キャンペーンのポイント

【商品をいかに使ってもらうかのPR】

8.2はぱっとふっての日ということで、8月2日にスタートしたトッピング調味料を何にふりかけたらおいしいか投票するキャンペーン。アレンジレシピ投票はありがちですが、47都道府県のご当地グルメを選出するところからスタートしていて、500件ほど募集し選別している予選ありの総選挙となっています。

その中から3つ選んで投票すると応募完了。 投票は個人情報フォームに登録することで完了のようです。

ファンサイトや公式Instagramで集めるところがファンコミュニケーションになっています。認知拡大より使っていただくシーンを増やす方向ストーリーが構築されてますね。

スマートフォンキャプチャ

【動画で解説!】パットフッテ総選挙!全国ご当地グルメに投票しよう | ピエトロ

パックマンと真夏の自由研究Week

キャンペーン概要Twitterアカウントをフォローしリツイート&いいねしたのち出されたお題をリプライで送ると応募完了
インセンティブ抽選で50名様にオリジナルステッカー
使用 SNSTwitter

キャンペーンのポイント

【キャンペーンの目的は絞ろう】

2022年8月25日に発売するの3Dアクションゲーム『パックマンワールド リ・パック』が発売ということで、それに合わせてTwitter独自の世界観で行っているキャンペーン。

夏といえば自由研究ということで、ゲームとは直接関係なくパックマンというIPを活用した子供でもできるお題が出され、それを創作して写真を撮ってリプライ送って貰う形になっています。

そして参加方法はフォロー&いいね&リツイートをしてUGCも送ってもらうという、盛り沢山な内容でハードル高そうです。インセンティブもファン向けのオリジナルステッカーになっていて、お題を見てみると、パックマンを題材にしたお菓子を作ってリプライ投稿。

公式側でもお菓子作ってたりして、4つまとめて見せるよりは一つ一つを感想付きで取り上げればもっと話題になって良さそうです。

その他塗り絵があったりと悪くはないのですが、ユーザーのモチベーション形成ができていないこと、リプライというアルゴリズムが変化してリプライが多い投稿はタイムラインに出やすくなったとはいえ、UGCとして広がりが少ない形を取ってしまっている。

なのでリツイートやいいねをさせているのですが、こちらも作業が重くなっているという何重苦かによりちょっと広がってないのはもったいないですね。

新発売に対して認知拡大したいのか、自由研究の投稿をエンゲージメント高めてタイムラインに出したいのかUGC増加によるファンコミュニケーションなのか、全部うっすら取りに行って、一兎も得られないパターンですね。目的の明確化大事です。

スマートフォンキャプチャ

【動画で解説!】パックマンと真夏の自由研究Week

『シカロ』 – 作品スケジュール情報アプリ|推し作品に投票しよう!推し祭り2022

キャンペーン概要推し作品の情報を簡単に一括管理できるスケジュール管理アプリ「シカロ」に入れてほしい作品をTwitterで投票
インセンティブプレミアム推し活プレゼント
使用SNSTwitter

キャンペーンのポイント

【3つのキャンペーンをうまく組み合わせるべし】

推し作品にTwitterで投票することで、押し作品スケジュール管理アプリ「シカロ」に入るかも、という投票キャンペーン。TOPページでは投票されている作品のハッシュタグが流れていて、タップするとここからでも投票できるというのが素晴らしい。

このキャンペーンは去年も行われていましたが、2022年はたくさん投票されたハッシュタグを虹色に光らせて目立たせる機能が追加されてます。好きなものなら目立たせてみんなに知ってもらいたいと思うものなので「推し友達にシカロってのがあっていま投稿すると虹色に光らせることができるから投票して」というコミュニケーションが取られること請け合い。そこでシカロやキャンペーンを知るきっかけをうまく作ってますね。

インセンティブも面白く、星の名前をつけることができる命名権をプレゼントしていて、そこに推しキャラの名前をつけてみてはという提案になってます。投票自体も工夫がなされていて結構な数のタイトルが既に並んでいます。これは探しやすいというより、ここから投稿してもらうとハッシュタグにブレが少なくなるというのがメリットでしょう。

例えば半角スペースが入るのか、星が入るのかなど作品によってありますが、ハッシュタグ途中に半角スペースや記号が入ると途中で切れてしまうので、そういったイレギュラーをなくすためなのでしょう。さらにオタクあるあるっぽいイラストを挿入することができて、タイムラインにインパクトを残す画像合成の仕組みも入れています。

ターゲットがオタクとはっきりしてて、推し作品を改めて声高に提唱する機会があまりないという課題に対して、みんなで声高に提唱する機会を作るという属性が理解できているデジタルプロモーションでした。

スマートフォンキャプチャ

【動画で解説!】『シカロ』 – 作品スケジュール情報アプリ|推し作品に投票しよう!推し祭り2022

#きみもスイマー

キャンペーン概要スイマータイプ診断で“自分らしい”水着やプールの楽しみ方がわかるレコメンド診断
インセンティブ自分らしい水着のレコメンド
使用SNSなし

キャンペーンのポイント

【診断によって人間の欲求に応える】

診断系コンテンツということで、診断は1問づつやっていく形やYESNOのチェックシート型があったりしますが、性格診断やレコメンド診断という着地に持っていくことが多いです。16Personalities性格診断に代表される、16種ある性格診断を用いた診断にIPとかキャラクターを含ませる形が多くて「自分が何者か知りたい」という欲求と「他者に理解してもらい、存在を認めて欲しい」という欲求により、診断を行うモチベーションとSNSに投稿するモチベーションを保てる、というもの。

今回のスイマータイプ診断はレコメンド系で、診断に答えることでどういう性質のスイマーか当てて、それに合った商品をレコメンドしてくれる形になってます。

性格診断やレコメンド以外にも、Twitterの投稿を解析して診断してくれるような文章解析型診断があったり、質問をクイズにすることで検定などに派生することもできるので、診断コンテンツは診断して話題性ってだけじゃないことを覚えておくと良いです。

スマートフォンキャプチャ

【動画で解説!】#きみもスイマー

バーチャルマーケット2022Summer

キャンペーン概要メタバース上にある会場で、JR西日本グループ、銀行業界からみずほ銀行、保険業界から三井住友海上火災保険など、様々な業種の企業がプロモーションを行う。
インセンティブなし
使用 SNSなし

キャンペーンのポイント

【メタバースを活用したプロモーション】

幕張メッセ で行っているデジタル マーケティング EXPOのような企業の展示会をメタバース上で行っています。

デジタルプロモーションとしてはメタバースを活用していて、auなどが渋谷の街メタバースを作り出してハロウィンやライブやったりしてますが、あれは5Gを打ち出すためのかなり予算をかけたプロモーションなので、費用面でほかが真似できるものではないです。しかしみんなで参加すれば分散されるので、各社バーチャル空間でプロモーションを行うことができるわけです。

メタバースに親和性のある企業が出店しているというわけでもなく、例えば三井住友海上火災保険株式会社がブースを出していて、デザインの近未来感、そしてEXPOとかでもやってそうな現場でのゲームも用意しています。

銀行業界からはみずほ銀行が出店していて、頂上にあるアンケートにお答えいただくと、みずほ銀行オリジナルの「王冠」の3Dモデルを受け取ることができると。この王冠は、バーチャルマーケット内でアバターに着用させることができてその場を闊歩できるわけですね。

企業以外には静岡県焼津市がふるさと納税返礼品の紹介や、バーチャルマグロ解体ショーをやっていて、マグロが食えるわけではないのに、今だったらメタバースでやるので話題になりますよね。カタログを見せたり、サイトを見せるよりより体験に近いので、イベントに来てもらうほうが体験レベルは上がるけど、来てもらうというハードルは下がるから、コンテンツ側でバランス取れてくるといいですよね。

スマートフォンキャプチャ

【動画で解説!】バーチャルマーケット2022Summer

N2Pの実績

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