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【週刊】キャンペーンサイト/WEBプロモーション事例と考察2023/5/29-6/2
更新日:2024.11.07 (公開日:2023/06/09)
キャンペーンサイト制作を得意とする我々が、他社のキャンペーンを見て企画と制作でどこがタメになるか、最近のトレンドはなにかを収集・分析していきます。WEB担当者がどのようなキャンペーンを行うか調べたいときに活用していただければ幸いです。2023年5月5週は5個!
家で飲むもヨシ、お店で飲むもヨシ、Today is 酎‘s day、酎活。 | entertainment | サッポロビール
キャンペーン概要 | 焼酎に詳しくなれる酎活テストや最強安旨つまみ決定戦を行う |
インセンティブ | Amazonギフト券1万円分/サッポロビールの焼酎6種の中からいずれか1種を6本 |
使用 SNS |
キャンペーンのポイント
【焼酎力というなんとも怖い力を試すテスト】
酎活、はじめてみれば、きっと、あなただけの飲み方に出会えるはず。さぁ、新しいお酒との付き合い方を始めよう、ということで焼酎の種類や飲み方を啓蒙するコンテンツです。 そんな酎活のキャンペーンとして全国一斉酎活テストというものがあり、クイズコンテンツで焼酎知識を啓蒙しています。焼酎力というなんとも怖い力を試されるわけですが、正直知っている人は少ないクイズになっていて、ヒントを見てもらって回遊率を上げるコンテンツとなっています。六問以上正解だと応募できるようになっています。
【Twitterリツイート投票で最強を決める参加型キャンペーン】
そしてもう一つのコンテンツ、ソーダ割りこと焼酎ハイボールの啓蒙コンテンツで知将キャラをベースに濃いめでソーダ割り飲めと伝えてくるのですが、知恵があって作戦がじょうずな将軍が知将であり、知恵があって作戦がじょうずな将軍は濃いめなのかという疑問が残ります。そんな中最強安ウマつまみ決定戦というキャンペーンを行っていて、サッポロビール社員が厳選した最終四候補の中からTwitterのリツイートを用いて投票をして最強を決定するトーナメントになります。
関連記事:人気投票/総選挙キャンペーンの事例まとめ
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【動画で解説!】家で飲むもヨシ、お店で飲むもヨシ、Today is 酎‘s day、酎活。 | entertainment | サッポロビール
丸亀シェイクうどん|丸亀製麺
キャンペーン概要 | ハッシュタグシェイクうどんやってみたで食べた感想やダンスをTwitterやTiktokに投稿すると応募完了 |
インセンティブ | 特製シェイクうどんキーホルダー |
使用 SNS | Twitter/TikTok |
キャンペーンのポイント
【Z世代を引き込む新しいビジュアル】
とにかく商品として新しすぎるシェイクうどんで今まで取り込もうとしてきたZ世代に対して挑戦状をたたきつけております。今までの丸亀ではやってこなかったビジュアルやロゴなど、うどんというイメージを一気にカフェ飯的な立ち位置にもっていくようなデザインになっています。カップに入ったうどんと野菜などの具材を振って混ぜて食べるという、うどん弁当の進化形といっていいでしょう。
【動画映えするストーリーと商品を作って投稿ハードルを下げる】
そしてキャンペーンはダンス動画を投稿させるものなんですが、難関の踊ってみた投稿だけではなく、シェイクうどんを食べている動画や感想もOKとしているのはいいですね。特にシェイクしている姿は動きがあるので動画にしやすいからハードルを下げているのではないでしょうか。TikTokでは全然なんですが、Twitterでは結構な数の方が写真や動画を上げていて、写真映えする商品にちゃんと仕上がっていて、それにみんな乗っかっていることによりUGCが生み出されている、ステキな事例です。写真映えさせる商品を作りさえすればちょっとバズるみたいな時代もありましたがそれも終演を迎え、動画映えがするストーリーと商品を作って投稿させるってのは一つ時代が進化した感じがします。
関連記事:UGCキャンペーンの事例まとめ
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【動画で解説!】丸亀シェイクうどん|丸亀製麺
タケミチと過去に戻ってリベンジ👊タイムを競って東卍総長を目指そう
キャンペーン概要 | 9個のツイートを順番にいいねしていきゴールまでの時間を計測、時間によってオートリプライの内容が変化する |
インセンティブ | なし |
使用 SNS |
キャンペーンのポイント
【Twitterのアルゴリズムを活用した新しいキャンペーン】
Twitterのオートリプライを活用した変わった事例。東京リベンジャーズはタイムリープもので、主人公が過去に戻ってリベンジをするヤンキー漫画なんですが、Twitterでタイムを競わせるという仕組みを導入しています。いいねするとオートリプライが返ってきてインスタントウィンなんてのは幾度となく見てきましたが、いいねをたくさんさせて時間を競わせるってのは新しい。1個目のいいねがされてから9個全部押されるまでの時間を計測し、その時間に応じたキャラクター画像を送っています。現状のアルゴリズムですといいねをたくさん押してもらったほうがおすすめタイムラインにでやすくなりますし、一個のアカウントに対して何回もいいねを押したらというのもタイムラインにでやすくなるので、そこをうまく活用しています。撮影時には残念ながらキャンペーン終了してしまったのですが画像が送られてきます。いいねを一旦消せば何回でも参加できました。
【企画ストーリーに応じたインスタントウィンの使い分けを】
Twitterでのオートリプライキャンペーンの応用編です。ビンゴにしてみたり、オートリプライでカンバセーションボタンを返して更に分岐させるなど色々な活用方法がありますので、ただインスタントウィンをやるのではなく、企画ストーリーに応じた使い方を提案できるようにしましょう。
↓インスタントウィンを活用したキャンペーンを行うなら
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【動画で解説!】タケミチと過去に戻ってリベンジ👊タイムを競って東卍総長を目指そう
愛されて55周年 かどやから皆様へ感謝の純正ごま油キャンペーン|【公式】ごま油のかどや製油
キャンペーン概要 | ごま油のエピソード投稿やTwitterにて社員エピソード投稿を行っている。その後レシートキャンペーンも。 |
インセンティブ | 人気声優とコラボしたアニメ作品化/小豆島ペア宿泊券/かどやの純正ごま油 |
使用 SNS | WEB/Twitter/LINE |
キャンペーンのポイント
【周年キャンペーンにはエピソード系が相性バツグン】
周年系感謝お伝えデジタルプロモーション。55周年を記念してキャンペーンを3つ走らせてます。55年ものの商品なんでユーザーや社員にも物語があるはずということで純正ごま油のエピソードを送ってもらってます。ユーザーエピソードはフォームでの回収なので、クローズで誰に見られることなく気軽に投稿できます。とはいえ投票が控えており、ある程度ピックアップはされるのでしょうけど公開されちゃいます。選ばれたユーザーには手書き風アニメ化とコンテンツ化を図っていますね。マンガになるってのは結構ありますが、3つもアニメを作成するってのはなかなか予算がかかりそうなもんです。周年にはエピソード系が相性バツグンですよね。ユーザーのストーリーや課題を聞くことでそれ以降の商品開発につなげるとともに社員のモチベーションを上げることができるので有効です
【複数キャンペーンを進行する時は予算配分に注意】
Twitterでは社員さんのエピソードが投稿されており、そちらの感想を引用RTで投稿してもらうという内容。そして購買につなげるLINEレシートキャンペーン。こちらまだスタートしてないんですが、対象期間は5/15からと捨てないで取っておいてねという難しいことを言うもんだ。ユーザーにとっては結構面倒だと思うのですが、なぜレシート応募期間を短くしたのでしょうね。LINEレシートの月額を抑えるためなんでしょうけど、それならアニメ一本減らしてそっちに配分したほうがユーザーにとっては嬉しい気もします。
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【動画で解説!】愛されて55周年 かどやから皆様へ感謝の純正ごま油キャンペーン|【公式】ごま油のかどや製油
DEMI DO 肌髪通信簿 Supervised by 日比野佐和子 医師・医学博士
キャンペーン概要 | 地肌ケアや美容力を図れる診断。結果が通信簿でわかり、それをTwitterやInstagramに投稿すると応募完了 |
インセンティブ | DEMI DO商品 |
使用 SNS | Twitter/Instagram |
キャンペーンのポイント
【診断コンテンツはステータスバーや選択肢を増やすことで飽きにくく】
デミ コスメティクスの新商品スカルプケアブランドDEMI DOの発売を記念して診断系デジタルプロモーション。スカルプケアは頭皮や毛髪に悩みのある人だけが使うものという固定概念を変えていこうというDEMI DOなので、頭皮地肌に関する知識啓蒙ということで診断コンテンツを提供しています。四択とかYES NOだけじゃなくてステータスバーとか選択数が多いものとか色々あって飽きないようにしています。 結果画面では通信簿のように点数が出るようになっていて、各設問の裏側に点数が付与されていて、その結果が蓄積される仕組みです。
【画像生成により投稿ハードルを下げる】
キャンペーンとしてはこの診断結果をシェアすることにより応募完了となります。Twitterはタップすると投稿画面が出てOGPにて画像投稿完了。Instagramはよくあるのは上記通信簿をダウンロードして投稿してね、なんですがさらにストーリーズ用の画像を生成し、投稿できるようになっています。タグ付けコメントを入れる場所もあるので投稿ハードルが下がります。また評価別のコメントや監修の先生によるコメントなどでスカルプケアの必要性に対する説得力を増していますね。こういった診断キャンペーンはcampaign終了後にも診断コンテンツとして置いておくことができて今後スカルプケアに関心を持つ人に対してぶつけることができます。
関連記事:Twitter診断キャンペーンとは?診断コンテンツのメリットや事例、始め方を解説!
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