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【3つの事例付き】たった5分でX(Twitter)カルーセル広告の全てが分かる

・カルーセル広告ってなんだろう
・どんなメリットがあるのか知りたい
・導入方法を教えてほしい!

今回の記事では、WebマーケティングSNSプロモーションに詳しい私たちが新しい広告「X(Twitter)のカルーセル広告」に関する疑問やメリットを解説します。

この記事を読めば、カルーセル広告を使うとどのようなプラス効果があるか分かり、かつ実際に活用していく方法がわかります。

カルーセル広告とは

カルーセル広告とは「1つの広告内に複数の画像や動画をアップできる広告」のこと。

まずは文章よりも実物を見た方が早いと思うので下記をご覧ください。

画像版

動画版

なんとなくカルーセル広告の概要がわかっていただけたでしょうか。

カルーセル広告は集客を行う人新しい顧客手を伸ばし利用者ウェブサイトやアプリに誘導するのに役立ちます

加えて、さまざまな商品に途切れることなくアクセスしつつ特定の機能をアピールしたり、商品のストーリーを2~6枚のカルーセルカードを使って展開することができます。

ようするに、

  • 利用者をウェブサイトやアプリに誘導
  • 商品を途切れることなくアピール
  • 商品をストーリー性をもって伝えられる

というわけです。

X(Twitter)カルーセル広告を実際に体験しているユーザーの声

続いて、実際にカルーセル広告を体験しているユーザーの声をX(Twitter)のタイムラインから拾ってきました。反応は人それぞれですが、おおむね良い反応のようです。

プラス意見:

  • 「ストーリー性のある広告が見れて面白い!」
  • 「画像だけじゃなくて動画も繋がってる!?思わず手が止まる!」
  • 「あえてぶつ切りの画像にして1つの画像に詰め込まなくていい」

などといったカルーセル広告ならではの肯定的な意見が多数見受けられました。

マイナス意見:

  • 「X(Twitter)は縦スクロールが基本だから横スクロールに慣れない」

不満の約8割が横スクロールはやりづらい、とのことでした。X(Twitter)は縦スクロールがメインだから出てきた問題ですね。

ですがそのデメリットを上回る大きなメリットがあるのがX(Twitter)のカルーセル広告です。

X(Twitter)カルーセル広告のメリット4つ

カルーセル広告のメリットは大きく分けて4つありますが、簡単にまとめると

ユーザーの注目を集め、実際にリンクを踏んでもらうような促しができ、なおかつ簡単に作成できる」です。

詳しい解説は下記にて書いております。

①ユーザーの関心を惹きつけることができる

→カルーセル広告は横に画像や動画を展開できるので一連の流れで様々な商品を宣伝できます。

例えば、欲しい洋服を探しているユーザーがいるとします。そのユーザーがカルーセル広告を横にスクロールしている時に、興味のある商品が出てきたらその画像をタッチするだけでリンクに飛べるのでユーザーを逃しにくいです。

しかし、画像のみの添付だと商品ページには飛べないので、ユーザーが自分で検索をかける必要があります。

②ユーザーにして欲しい行動を促せる

ウェブサイトアプリに関する広告キャンペーンの目的すべてで活用でき、動画カルーセルの場合は動画の再生数キャンペーンで利用できます。

エンゲージメント数キャンペーンや、ブランド認知度の向上キャンペーンでもカルーセル広告を使用できます。マンネリ化した広告キャンペーンに新しい風を吹かせることができます。

③簡単に広告が作れる

→X(Twitter)の画像や動画のフォーマットと同じクリエイティブ仕様に沿ってわずかな手順で作成できます。なので広告の内容を考えることに集中でき、余った時間を別の業務に役立てることができます。

実際に手を動かして広告を作ってみましたが、使う画像が決まっていれば数分で広告が作れます。複雑な設定もありません。

※クリエイティブ仕様とは、X(Twitter)にあるカルーセル広告以外の広告である「画像広告」、「動画広告」等のガイドラインのようなものである。

④データを分析して改善できる

→カルーセルのパフォーマンス (どれだけ横にスワイプされたかなど)を把握できるので、その結果を分析したり幅広くデータを測定できます。

引用元:X(Twitter) 公式

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X(Twitter)カルーセル効果を最大化させる3つのトリガー

①スワイプできることに気づく

カルーセル広告で1番基本的なことですが、まずスワイプできることに気づいてもらうことが大事です。そのための施策として3つポイントがあります。

1.カード2枚目の色に注意する

2枚目の色が違うことによってユーザーは、「あれ?続きあるんだ。」と目で認識することができます。
GU(ジーユー)のカルーセル広告では1枚目が赤色、2枚目が黄色なので視覚的にカルーセル広告だとわかりやすいです。

https://twitter.com/gu_global/status/1395514677141164037?ref_src=twsrc%5Etfw%7Ctwcamp%5Etweetembed%7Ctwterm%5E1395514677141164037%7Ctwgr%5E%7Ctwcon%5Es1_&ref_url=https%3A%2F%2Fn2p.co.jp%2Fwp%2Fwp-admin%2Fpost.php%3Fpost%3D38161action%3Dedit


2.スワイプを促すビジュアルキューを入れる

こちらも同様にGU(ジーユー)のカルーセル広告ではスワイプを促すビジュアルキーが入っています。色の違いとビジュアルキーのおかげで、カルーセル広告だと気づくことができています。


3.ビデオの場合はカード1枚目のビデオを短くする

短い動画の方が良い理由は、すぐ見終わりそのあと自動的に次の動画に移れるから。ユーザー自身がスワイプすることなく次の動画を見ることができます。

もし仮にユーザーが、興味のない長い動画を見せられても離脱してしまいますが、短ければ少なくとも2枚目の動画までは見てもらえるでしょう。その結果最後まで見てもらえる可能性が高まり、購買意欲が上がっている可能性もあります。

下記マイナビ転職の事例では、6秒の短い動画が最初にきています。そのおかげで次の動画にもスムーズに移行できています。

②スワイプをしたくなる

カルーセル広告で1番大事なのはスワイプをしてもらうことです。気づいてもらった後は実際にスワイプしてもらわないといけません。その中でX(Twitter)公式のカルーセル広告はまさにスワイプがしたくなる広告です。

そして実際にスワイプをさせるための具体策として4つの参考になる方法があります。

1.ストーリー仕立て

これはカルーセル広告が横繋ぎに展開できるので、画像1枚目が1話、2枚目が2話。のようにストーリー風にすることができます。そうすることで、ユーザーがスワイプしたくなるような設計ができます。

事例3選の内の1つ、ピュレグミのカルーセル広告がストーリー仕立てになっています。

2.使い方、操作説明

使い方や操作説明では、1枚の画像に凝縮するとユーザーが疲れてしまい読むことをやめてしまう可能性があります。しかし5枚の画像に均等に情報を盛り込めば、ユーザーが最後まで説明を読むことができその商品の価値が伝わります

3.特徴、効用、キャンペーン

各商品の特徴やメリットなどを1枚ずつ伝えることで、ユーザーに分かりやすい情報を届けることができます。その上で、1枚目の画像に最もユーザーの関心が集まりやすい商品を置くことが重要です。

4.商品写真、一覧

文字ではなく、あえて画像のみで商品を宣伝する媒体はこの方法が向いていて、例えば高級ブランドなどがそうです。後に出てくるLouis Vuittonのカルーセル広告は商品写真や店舗の世界観を画像でアピールしてユーザーの関心を惹きつけています。

③CTAを押したくなる

そもそもCTAとは、call to actionといい、日本語に直すと行動喚起です。
例えば、通販サイトでカート内に商品を入れてもらうようなことをCTAといい、ここでのCTAはカルーセル広告についているリンクのことを指しています。

CTAに関してはカルーセル広告の1番画像の最後に置くか、全ての画像に置くことがほとんどです。しかし実際、1番最後にだけ置いている事例があまりないということは、効果が薄いのかもしれません。

引用元:X(Twitter)マーケティング

実際にX(Twitter)カルーセル広告を使っている事例3選

事例1Louis Vuitton

このカルーセル広告が1番一般的です。上記にてカルーセル効果を最大化させる3つのトリガーを紹介しましたが、その中で1つ目の「スワイプできることに気づく」の具体的な内容を忠実に再現しています。

それは「2枚目の画像の色を変える」「スワイプを促すビジュアルキューを入れる」という項目です。

このLouis Vuittonのカルーセル広告は2枚目の写真の色が違いますし、スワイプを促すビジュアルキーもあるため、カルーセル広告だと気づかれやすくなっています。

事例2 X(Twitter)公式

こちらの事例は3つのトリガーのうち、2つ目の「スワイプをしたくなる」に該当します。

1枚の画像に1メッセージを添えて、2枚目の写真と繋がっているかのようにみせています。なのでついつい隣の画像まで見たくなってしまい、そのままリンクを踏ませることもできる面白い広告です。

このように横の画像と繋げる場合は1枚目の写真のインパクトが大事かもしれません。

事例3 ピュレグミ

こちらはカルーセル広告の動画バージョンになっております。動画でカルーセル広告を使う場合は1つ目の動画が短い方がよいという原則があります。

この動画は1つ3秒ほどしかなく次の動画も見やすい作りになっています。

加えてこのカルーセル動画はショートストーリーになっていて非常に面白いです。動画を見ているうちに商品が欲しくなり、気軽にリンクを踏めるのでユーザーはシームレスに購入まで進むことができます。

カルーセル広告をX(Twitter)で使うための5ステップ

下記に添付してある画像の通りに行えば簡単5ステップでカルーセル広告が作成できます。

  1. X(Twitter)の見出しを書く
  2. カルーセルを選択
  3. URL書き込み
  4. メディア(画像等)追加
  5. つぶやき(右上)をクリック

まとめ

X(Twitter)カルーセル広告の1番のメリットである横に連続した画像や動画を使い、ストーリー性のある商品訴求ができれば、ユーザーがより興味を持って商品にアプローチするはずです。

また、今のX(Twitter)のメインである画像や動画での広告は、ユーザーにとって見慣れつつあります。

メインの広告に1番訴求力があるのは間違いありませんが、カルーセル広告を使って新しいプロモーションをかけることにより、新しい顧客を獲得することに繋がりそうです。