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Facebook広告レポート作成方法は?【クライアント(上司)に報告する方法も解説】
更新日:2024.11.07 (公開日:2021/09/09)
「Facebook広告のレポート作成方法がわからない」「どんな指標を使えばいいの?」「Facebook広告レポートを作成した後、それをどうやってクライアントや上司に伝えればいいの?」と疑問も持っている方向けに記事を書いています。
Facebook広告のレポート作成方法だけじゃなく、そのレポートをどのようにクライアントや上司に伝えるのか、その方法も知りたい。
このような悩みを持つ方はいるのではないでしょうか。
実際、ほとんどの場合はFacebook広告レポートを作成して終わりではありません。
数字だけ書かれた広告レポートは分かりづらく、ここからコメントなどを付け加えて、広告の状況をわかりやすく伝えることがとても重要になってきます。
本記事では、Facebook広告のレポート作成方法だけではなく、その後にレポートを使ってどのようにしたらクライアントや上司にわかりやすく伝えることができるのかまでを説明したいと思います。
広告レポート作成方法
まずは、広告レポートの作成方法について説明していこうと思います!
「すべてのツール」から「広告レポート」をクリック。
「レポート作成」をクリック
「ピボットテーブル」を選択し「次へ」をクリック(今回はピボットテーブルを選択しました)
ここから広告レポートを作っていくのですが「内訳」や「指標」がたくさんあり、どの「内訳」や「指標」を使って広告レポートを作ればいいのかわからない人も多いと思います。
結論、クライアントや上司が何を求めているのかで、使用する「内訳」と「指標」は異なってきますが、まずは、「インプレッション」、「リンクのクリック」、「結果(CV)」など広告結果が良かったのか悪かったのかを伝えられる指標を使いましょう。
その後、必要に応じて、内訳や指標を追加してみてください。
例えば、Facebook広告とInstagram広告で分けてレポートを作った方が伝わりやすいと感じたら、内訳の「プラットフォーム」を使用してみることをオススメします。
広告レポートを使用する目的は広告の結果が良かったのか悪かったのか、これからどうしたら広告のパフォーマンスが良くなるのかをわかりやすく伝えるためなので、クライアントや上司が何を求めているのかをしっかり理解し、それに合った広告レポートを作成していくことが大切です。
広告レポートで確認したい指標
広告結果が良かったのか悪かったのかを伝えるために必要な指標を具体的に紹介していきます。
インプレッション
広告が表示された回数。
同一ユーザーが同じ広告を3回見たらインプレッションは3回になります。
クリック
クリックには「リンクのクリック」と「クリック(すべて)」があります。
「リンクのクリック」は広告内に設置されたリンクがクリックされた回数を表し、「クリック(すべて)」は投稿への「いいね!」、FacebookページやInstagramプロフィールのクリックなども含まれます。
なので、「リンクのクリック」よりも「クリック(すべて)」の方が少し多くなる傾向にあります。
参考:「クリック(すべて)」と「リンクのクリック」の違いを理解する
CTR
CTR(Click Through Rate)とはクリック率のことで、広告が表示された回数のうち、どれだけ広告がクリックされたのかを表します。
CPC
CPC(Cost Per Click)とはクリック単価のことで、広告が一回クリックされるごとにかかる費用を表します。
CV
CV(コンバージョン)は広告を出す目的によって異なりますが、広告の最終目標のことを言います。
(商品購入やメルマガ登録など)
CVR
CVR(Conversion Rate)は、コンバージョン率のことで、広告がクリックされたうち、どれだけコンバージョンされたのかを表します。
CVRは広告運用において一番大事な指標になるので必ず確認しましょう。
CV計測の方法を知りたい方はこちらのブログ
【初心者向け】Facebook広告のコンバージョン計測の方法を2つのステップで解説!
広告レポートのエクスポート
作成した広告レポートをエクスポートしてみましょう。
「エクスポート」をクリック
エクスポート名と形式を決め「エクスポート」をクリック。
(今回はExcelに広告レポートを載せたいので.xlsxを指定します)
クライアントや上司に報告する方法
数字だらけの広告レポートをクライアントや上司に渡しただけでは意味がありません。
作成した広告レポートを使って、どのようにしたらわかりやすく伝えることができるのかを考えることが重要になってきます。
(数字だけの広告レポートだとわかりづらい)
コメントを残す
広告レポートと一緒にコメントを残することをオススメします。広告レポートの数字だけでは説明しづらい部分、コメントで書いた方が分かりやすいなと思う部分はコメントで付け加えましょう。
「どこにコメントつければいいのか?」と疑問に思う方もいると思いますが、広告レポートに直接コメントを書いたり、ExcelやGoogleスライドで別途資料を作成したりなど、正解はないので、自分がやりやすい方法を見つけてみてください。
一番重要なことはどのようにしたらわかりやすく伝えることができるのかを考えてコメントを残すことです。
(自分はGoogleスライドを活用して、結果を報告することが多いです)
メールの場合
直接報告するのではなくメールで報告する場合もあると思います。
基本的には同じでメールの場合も、本文にコメントを残すのか、別途資料を作成するのかどちらでも構いません。
(伝えることが多い場合は本文にコメントを書くより、資料を作成して送ったほうが相手に伝わりやすいと思います)
広告レポートの構成方法
「相手に分かりやすく伝えることが重要で、コメントするときはExcelやGoogleスライドなど自分が使いやすいもの使えばいいのは分かったけど、どうやったら相手に分かりやすく伝えることができるの?」
と疑問を持つ方はいると思います。
広告レポートに正解はないのですが、「この構成にそって作成すれば、伝わりやすくなる」といった方法はあるので、よければ参考にしてみたください。
1.事実を伝える
広告結果がどうだったのかを客観的に伝えましょう(数字を伝える)。報告を受ける側が知りたいことは広告結果が良かったのか悪かったのかです。
例えば、CV数を伝えることで報告を受ける側は「先月と比べてCVが100件増え、目標のCV300件が達成達成できてるし広告出して良かったな!」などのイメージをすることが出来ます。
最初に全体感を伝えることで、その後の報告の理解も深まりやすくなるので事実を最初に伝えることを覚えておきましょう。
2.数値の変化を伝える
事実を伝えた後は数値の変化を伝えましょう。
例えば、「先月からCVRが5%上がりCVが20件増加」といったイメージです。
広告にはたくさんの数値があると思いますが、広告主の業績に影響を与える可能性の大きい指標から伝えましょう。(CV数、CPAなど)
インプレッション、クリック<CV数、CPAといったメージです。
3.要因の分析と対処を伝える
数値の変化を伝えた後は、なぜ数値が変化したのか、その分析と対処を伝えましょう。
例えば、「先月と比べコンバージョンが100件減少した。原因は先月変更したテキストの広告のクリック率が低いことが挙げられる。対処として〇〇を訴求したテキストに変更していく」などのイメージです。
(実際はもう少し具体的に原因を特定し、対処方法もいくつか出します)
仮に数値が悪かったとしても、分析がしっかりできており、どんな対処をしたのか、今後どんな対処をしていくのかを伝えていれば、報告を受ける側が不安感を持つことは少なくなります。
数値の変化や、要因の分析と対処を伝える場合、数値だけ伝えてもとてもわかりづらいので、コメントで付け加えて説明しましょう。
まとめ
広告レポートに正解はないのですが、相手にどうやったらわかりやすく伝えることができるのかを考えることがとても重要です。
ExcelやGoogleスライドなどもどんどん活用していきましょう!
また今回解説した広告レポートの構成方法(1.事実を伝える 2.数値の変化を伝える 3.要因の分析と対処を伝える)も参考にしながら作成しみてください。