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【2019年版】海外の逆転発想から学ぶ!プロモーション成功事例
公開日:2019/06/06
現在、日本でも多くの面白いキャンペーンや広告を行っていますが、
日本でやるにはちょっとギリギリな海外の面白いプロモーションを
ご紹介していきたいと思います!
今回ご紹介するのは、“○○しない”という裏ワザ使った
逆転発想で話題となった事例です。
この逆転の発想でプロモーションを企画する事で、
メディアに多く取り上げられたり、
ユーザーに関心を持ってもらえるきっかけの、ヒントになれば嬉しいです!
【まさかの!?売らないブラックフライデー】
ご存知の方も多いかと思いますが、ブラックフライデーとは、
米国で開催される感謝祭のことです。
多くの店舗がこの日に大規模なセールを行うので、
買い溜めをしたり、逆に無駄な物まで買ってしまった!なんて事もよくあります。
そこに目を付けて、“MIGHT BE USEFUL”と題して、
“消費者が必要ないものの購入を踏みとどまり、モノを大切にしてもらうための”機会
と捉え、家のクローゼットや倉庫に眠っているものを再活用する提案を行ったのです。
通例:ブラックフライデーで大量に物を購入
“○○しない”提案:必要な物だけを購入してもらい、不要な物を再利用する
施策内容:
①手入れや修理、リサイクル、寄付の方法に関するヒントを紹介
②IKEA自身も売れ残った商品を寄付する
結果:960件のメディアに掲載、最終的に人口の25%にリーチ
通例とは違い、真逆の提案をする事で話題となり
結果として多くのメディアに取り上げてもらう事に成功しました。
また、具体的な内容を提案する事で、
ユーザーも参加ハードルが下がったのではないでしょうか。
【やられた~!見るなと言われると見たくなってしまう屋外広告】
W杯で盛り上がる最中、アルゼンチンの町中に
『ネットフリックスを見るな!』という掲載主の分からない看板やポスターが出現。
SNS上では、ユーザーが逆上しネットフリックスを見てやる!などの声が上がり、
話題となりました。
その5日後、Netflixがこの広告を自社で設置したとFacebookやYouTubeで発表し
全てのポスターを、人気ドラマの登場人物の顔が見える
新しいデザインへ変更し、再び話題となったのです。
通例:タイトルや掲載主を明らかにしたデザイン
“○○しない”提案:見るな!というコピーと、掲載主不明のデザイン
施策内容:
①掲載主不明な屋外広告に、ネットフリックスを見るなと記載
②数日後、自社で設置した事を発表、新しいデザインへ差し替えた
屋外広告を差し替えるという方法も
なんだか日本では珍しいですよね!
見るなと言われる程、見たくなってしまう深層心理を
上手く反映させた面白い広告でした。
【思いつかなかった!ハッピーとは限らないセット】
こちらはアメリカのバーガーキングが、
メンタルヘルス啓蒙団体とコラボしたキャンペーン。
ライバル企業のハッピーセットを彷彿させる
『Real Meal』と名付けられた特別パッケージ商品を販売。
『YAAAS(よっしゃー!)』『BLUE(ヘコむ)』『PISSED(ブチ切れ)』
『SALTY(つらい)』『DGAF=Don’t Give A F**K(気にしない)』の5種類のパッケージを展開。
また、特別CMでは
Feel Your Way(“私の道”を感じよう)」とよびかけ、
様々な不の感情に悩む人々を表現。
最後メッセージは、
“ひとつのハッピーを押し付ける”のではなく、ひとつでも多くの気持ちに寄り添いたい──
と、短いコピーながらも、直接心へ訴えかけるような内容となっている。
通例:同業他社商品、ハッピーセット
“○○しない提案”:ハッピーとは限らないセット
施策内容:
①5種類の気持ちをパッケージとして展開
②ハッピー以外の感情も表現した、特別CMの公開
アメリカらしい、同業他社のタブーに引っ掛けるという発想で
話題となったキャンペーンでした。
【まとめ】
○○しない裏ワザを使って、逆転の発想で話題となった企画を
幾つかご紹介しました!
ただ誹謗中傷するのではなく、面白みを持った企画だと
SNSだけでなく多くのメディアにも取り上げられやすいのではないでしょうか。
弊社は他にも面白い事例などをご紹介しています!
よろしければ、参考にしてみてください。