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【今話題!?】チャットボットでX(Twitter)キャンペーンは加速する!活用方法〜事例まで
更新日:2024.11.07 (公開日:2019/08/29)
チャットボットと聞いて、思い浮かぶのはHPにある質問に会話形式で回答してくれるものではないでしょうか?そうです。チャットボットとは、人工知能を用いて自動的に会話をするプログラムのことです。しかし、その活用法はただ質問に答えるだけに留まりません!
実はX(Twitter)キャンペーンにも応用することができます。
「顧客とコミュニケーションが取れるようなキャンペーンをしてみたい」「パターン化されていない少し工夫されたキャンペーンをしてみたい」このようなことを思ったことはないでしょうか?
本記事では、チャットボットを使ったX(Twitter)キャンペーンについて事例を用いて解説しています。これを読めばあなたも明日からキャンペーンで他社と差をつけられること間違いなし!
チャットボットとは?
「チャットボット(chatbot)」とは、「チャット」と「ボット」を組み合わせた言葉で、プログラムを活用した「自動会話プログラム」のことです。「チャット」は、インターネットを利用したリアルタイムコミュニケーションのことで、主にテキストを双方向でやり取りする仕組みを指します。
要するにチャットを自動返信してくれるシステムのこと全般を『チャットボット』と呼びます。
なぜX(Twitter)のチャットボット?
理由としてX(Twitter)ならではの機能があることが挙げられます。他のSNSが1on1のやりとりが主になるのに対して、Twittterは1on1のやりとりの後にシェアボタンを設置することで、オープンな場所に誘導できます。また、キャンペーンの開催の制約も少ないので、キャンペーンとの連携もしやすいです。
X(Twitter)チャットボットでできる7つのこと
まずはX(Twitter)チャットボットでできる7つのことを箇条書きします。
それが以下の7つ。
- ウェルカムメッセージ機能
- リンクボタン機能
- シェアボタン
- クイック返信
- フォローボタン
- 画像・動画の送信
- 位置情報の送信
これから一つずつ詳しく解説していきます。
ウェルカムメッセージ機能
ウェルカムメッセージとは、DMの画面に最初から表示されるメッセージのことです。
文字だけでは何かわからないと思うので、下記の画像をご覧ください。
そしてウェルカムメッセージには、主に2つのメリットがあります。
- 自己紹介や挨拶、使い方の説明に加え、キャンペーン情報や企業のブランドイメージなど、さまざまな使い方ができる
- テキストだけでなく画像やリンクも設定できる
リンクボタン機能
リンクボタンのメリットも2つ。
- 手間を掛けずに欲しい情報へアクセス可能
- アプリのダウンロード画面に飛ぶことができる(アプリプロモーションの場合)
要するに、その商品の情報をもっと知りたい!サイトを見たい!と思ったら、いちいち商品名などを検索せずにそのままサイトへ飛べるということ。
シェアボタン
シェアボタン2つのメリット
- 簡単にキャンペーンに参加できる
- X(Twitter)キャンペーン参加への心理的ハードルが下がる
上記の2つを詳しく説明していきます。
まず1つ目の「簡単にキャンペーンに参加できる」ことがメリットになる理由は
→結果をシェアするだけなので、ユーザーとしても簡単に、かつ楽しくキャンペーンに参加できるから。
2つ目の「X(Twitter)キャンペーン参加への心理的ハードルが下がる」ことがメリットになる理由は、
→他のユーザーから見られることで、CP参加のツイートがしにくいという場合もあるが、DM内でのやり取りはクローズされているため、診断だけやってみよう!と軽い気持ちで始められる
クイック返信
できること
- ボタンのタップだけで会話ができる
- DM上に最大20個の受け答え用の選択肢を設定できる
フォローボタン
できること
- ユーザーが送信したメッセージにチャットボットが返信をする際に、公式アカウントをフォローできるボタンをメッセージと同時に表示させる仕組み
- フォローを促すことで、DM返信のみで終わらせずユーザーとの繋がりを維持
画像・動画の送信
できること
- 他動画サイトに飛ばずに、DM内で動画や画像を見ることができる
- ブランドイメージが伝わりやすい
位置情報の送信
X(Twitter) DMチャットボットで位置情報の共有をするとできる3つのこと
- 現在地からの航空便の提示
- 現在地からもっとも近い店舗情報や混雑情報を提示
- 現在地の天気予報を提示
X(Twitter)チャットボット5つのメリット
続いて、X(Twitter)チャットボット5つのメリットを箇条書き。5つだけです。
- シェアボタンを設置することで、オープンな場所に展開できる
- キャンペーンに組み合わせることでより複雑なことも可能
- 問い合わせに対してリアルタイムで回答できる
- 友だち以外のユーザーにも拡散できる
- 受け答え用ボタンが設定されていれば、文章を打つ手間が省ける
ダイレクトメッセージへの誘導方法
ダイレクトメッセージを使ったキャンペーンをするにはまずユーザーをダイレクトメッセージに誘導しなければなりません。
そこで有効なのがダイレクトメッセージカードです。
ダイレクトメッセージカード
ダイレクトメッセージカードとは、以下の画像のように、X(Twitter)のタイムラインに流れてくるプロモーションツイートに通常ツイートとは違う「タップでダイレクトメッセージを送信できる」というアクションのボタンをつけることができるというものです。
これを使うことによってプロモーションからすぐダイレクトメッセージに誘導することができます。ダイレクトメッセージではウェルカムメッセージやチャットボットなどの様々な形でユーザーにアプローチすることが可能です。
ダイレクトメッセージカードの作り方
ダイレクトメッセージカードの作り方は以下のようになります。
- ads.twitter.comにログインし、[クリエイティブ] メニューの [カード] を選びます。
- [カードを作成] ボタンをクリックし、[画像ダイレクトメッセージカード] または [動画ダイレクトメッセージカード] を選びます。
- メディア(画像または動画)をアップロードするか、選びます。
- 必要なアクション誘導ボタンの数(最大4)を指定します。
- 各ボタンのテキストを入力します。絵文字にも対応しています。
- 各ボタンのウェルカムメッセージIDを入力します。ウェルカムメッセージIDは、チャットボットの開発者から入手してください。
- カード名を入力し、ダイレクトメッセージカードを作ります。
ダイレクトメッセージカードの作成から引用
【事例で解説】ダイレクトメッセージの活用法
ダイレクトメッセージには様々な活用法がありますが、なんと言ってもチャットボットが有効でしょう!
以下、メンズビオレ公式のツイッターアカウントの例を見ていきましょう。
メンズビオレ公式
メンズビオレ公式と東大謎解き集団「AnotherVision」がコラボしたキャンペーンです。このキャンペーンは難しすぎるということで話題を呼びました。東大謎解き集団「AnotherVision」が制作した史上最高級難易度をうたう謎は全部で9問あります。サイゼリヤの間違い探しなども難しいことで話題を呼んだので、難易度の高いクイズキャンペーンはユーザーの興味をそそるのかもしれません。
上記ツイートは埋め込みだと普通のツイートのようですが、Webやアプリから見ると以下のように表示されます。
このキャンペーンの面白い所は「DMで2人の刑事とやりとりをしていく中でヒントを聞き出し、徐々に謎を暴き犯人を追い詰めていく」というユーザーも一緒に謎解きをする感覚にさせられる所です。そしてそのやりとりも簡単に行うことができます。画像の下に注目してみてください。ボタンが付いているのがわかりますでしょうか。このボタンを試しに押してみましょう。するとにダイレクトメッセージの画面に飛び、ボタンのタップ/クリックだけで会話をすることができます!
このような最大4つの選択肢を使って簡易的なインタラクティブなキャンペーンを実施することができます。ユーザーとの距離がとても近いツイッターにおいて、もっとユーザーとの距離を縮めることができるとても魅力的な機能になります。実際に触って動作フローをチェックしてもらうのがわかりやすいのでぜひ触ってみましょう。
また上記のキャンペーンは違いますが、ダイレクトメッセージカードからボタンをクリックしたときに最初のメッセージを送ることができます。これをウェルカムメッセージと言います。ウェルカムメッセージについては以下のページにて詳しく説明されているのでチェックしてみましょう。
https://business.twitter.com/ja/help/connecting-with-customers/direct-messages.html
PYUAN #今日のさら髪しぐさ
お次はPYUANの”#今日のさら髪しぐさ”というキャンペーンを見ていきましょう。このキャンペーンも企業アカウントとのやり取りを選択肢を通じて行うものですが、特徴的として「選択肢を画像でわかりやすく表示」があげられます。以下の画像を見てください。
このキャンペーンでは好きな動物などに関するやり取りを通じて診断結果を出します。このキャンペーンの面白い部分はただ単にユーザーの好みを聞くのではなく、その日の気分によるような選択肢が多く、占いのような作りになっています。
いくつかの選択肢の中から最も自分にあったものを選ぶわけですが、その際にイメージをしやすいように画像を送信しているというものです。
チャットボットのできることはある程度決まってくるので、このように小さなところでユーザーにできるだけ親しみを持って参加してもらえるようにしたいですね。
スーモハウスからの脱出
次のキャンペーンはリアル脱出ゲームスクラップとスーモのコラボレーションキャンペーンです。
X(Twitter)のDM内で脱出ゲームを行うことができます。クリアをすることで、「脱出成功」という結果ツイートを投稿できるようになっていて、結果をシェアすることによりキャンペーンに応募でき仕組みとなっています。
ユーザーは送られてくる謎を自由記述で回答します。システムは解答を検知し正解か不正解かを返信する仕組みとなっています。これを繰り返しながら下に出てくる選択肢ボタンを選びながらストーリーを進めるというキャンペーンとなっています。
他にも女優の西野七瀬さんとコラボし、ヒントの紹介をtwitterで行っています。このようにヒントという形で単に謎解き以外でも興味を持ってもらえるように広げているのは非常に上手いです。
サントリーCCレモンゲーム
サントリーCCレモンのキャンペーンです。こちらのキャンペーンはX(Twitter)DM内で、CCレモン公式アカウントとゲームをするとその結果をシェアすることでキャンペーンに応募できるというものです。
DMではユーザーが3つの選択肢ボタンから一つ選びます。システムは送られてきた解答を検知し、ランダムで動画を返すという仕組みとなっています。
こちらのキャンペーンもAIが強いとの声が多く、難しいゲームとなっています。CCレモンゲームと呼ばれる懐かしい遊びと無敵AIとまで呼ばれるAIとのゲームは相性が良く、話題を呼びやすかったのかもしれません。かつて本田圭佑選手とじゃんけんをするキャンペーンも話題になりましたが、こちらもシンプルなゲームで全く勝てないという点で同じです。高難易度ゲームはユーザーを掻き立てるのでしょうか。
無双OROCHI 無双ストレスチェック診断
こちはアクションゲーム「無双OROCHI」シリーズの最新作「無双OROCHI3 Ultimate」のキャンペーンです。X(Twitter)DM上で過去のツイートからストレス度とその原因を分析し診断結果を送られ、結果をシェアすることでキャンペーンに応募できます。
ユーザーは下のボタンから送信し、システムはそれを検知します。ユーザーの過去ツイートから独自にストレス度とその原因を分析し、診断結果を送信するという仕組みとなっています。
このキャンペーンは言語学的分析とパーソナリティ理論に基づき結果を算出しているので、いわゆる占い的なものではなくかなり本格的に分析することができます。ローンチからすぐにプレイ回数が1万人を突破し、「X(Twitter)内の無双イベントみたいで楽しい」「かなり当たっている」という意見が散見されました。
このキャンペーンはX(Twitter)チャットボットならではかつ、戦国無双ファンだけではなくその他のユーザーも呼び込める秀逸なキャンペーンとなっています。
うんこミュージアム ウンベルトのうんちく
最後はうんこミュージアムのキャンペーンです。X(Twitter)DM上でキャラクターと会話している感覚で、うんこに関する豆知識の数々を知ることができる仕組みとなっています。気になった豆知識をシェアすることでキャンペーンに応募できます。
ユーザーが自動で送られてくるツイートのボタンを押すとシステムが自動でそれを検知し、うんちくを送信するという仕組みなっています。何個でもうんちくを聞くことができるキャンペーンです。
うんちに関するうんちくを聞ける本キャンペーン。実は若年層が多く利用するtwitterと非常に相性の良いキャンペーンです。facebookは年齢層が高くビジネス目的の利用者が多く、instagramは女性の利用者が多いためうんち話題材とする際は相性がよくありません。このキャンペーンもtwitterだから話題になったといえます。
まとめ
ここまで記事内容が盛りだくさんだったので、ほとんど忘れてしまっているかと思います。なので、X(Twitter) DMチャットボット1番のメリットを再度お伝えして終わりにします。
それは「クローズドの環境でユーザーと一対一のコミュニケーションができること」です。
ユーザー側はいくつかの選択肢を押すだけでいいので気軽にキャンペーンに参加できますし、キャンペーンを行う側も自動でのやり取りができるので、たくさんの人にアプローチできます。
DMを使ったX(Twitter)のキャンペーンを活用し、商品の認知拡大や購買促進に貢献していきましょう。