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【週刊】キャンペーンサイト/WEBプロモーション事例と考察2022/03/12-03/18
更新日:2024.11.07 (公開日:2022/04/04)
キャンペーンサイト制作を得意とする我々が、他社のキャンペーンを見て企画と制作でどこがタメになるか、最近のトレンドはなにかを収集・分析していきます。WEB担当者がどのようなキャンペーンを行うか調べたいときに活用していただければ幸いです。 2022年3月第2週は5個!
どっプリッツギフト プレゼントキャンペーン|グリコ
キャンペーン概要
内容:
パッケージ内側の2次元コードを読み込んでシリアルを入れるとその場で当たりがわかるキャンペーン。
また、WALNUT描き下ろしのオリジナルデザインパッケージを撮影し、ハッシュタグをつけてTwitterに投稿するキャンペーンも実施
キャンペーン考察
発見ポイント:
プリッツは子供が食べるイメージですが、2019年くらいに家事や育児に忙しい女性が家事と家事の間の休憩に、スマートフォンなどを扱いながら食べる『ながら食い』がしやすいように片手でつまんで食べやすい形状『らくたべポケット』をパッケージにつけて売っています。
それの普及も含めたマストバイキャンペーンを行っていて、らくたべポケット内にQRコードが付いておりそこにシリアルコードが埋め込まれ、glicoメンバーズ内でインスタントウィンが回せる仕組み。
インセンティブも1箱3箱5箱で変わるので、マイレージ式になっています。
さらに今回パッケージがオリジナルデザインになっていて、その内容でTwitter投稿キャンペーンも行っているのですが、パッケージデザインを手掛けるのはWALNUTさんというモードでエッジの効いたイラストで若い女性を中心に人気のイラストレーターで、Instagramフォロワー8万人超え。現在のプリッツはメインターゲットは30代、40代の女性と謳っているので、そのへんの主婦層に人気があるイラストレーターなのでしょう。
オリジナルパッケージが外装15種内装15種あって、それを組み合わせて写真を撮ろうというらくたべポケットの訴求と組み合わせで遊べる形になっています。
フォローして撮影してどっプリッツつけて投稿する。らくたべポケットを一回やってくれればどれだけ便利かわかるからやってみて!がコンセプトのキャンペーンですね。
Yahooリアルタイム検索で600強。ちょっと奮ってないのは写真投稿UGCを促すためには憧れがキーワードだったりして、タイムラインにかっこいい写真が流れてきて私も真似してみようという流れを作る必要があり、どうしてもおしゃれな写真が撮りづらいことはアリそうですね。とはいえ主婦層には写真投稿キャンペーンとはいえInstagramではなくTwitterということがわかります。
スマートフォンキャプチャ
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デジタルギフト80円分必ずもらえるキャンペーン | ペプシ | サントリー
キャンペーン概要
内容:
ペットボトルのQRからLINEに飛びシリアルコードを送信するとえらべるPay80円分がかならずもらえる
キャンペーン考察
発見ポイント:
まず全員タダ!?今だけ0円!?の表記。お金を払ってペプシ生を買って、80円キャッシュバックされる仕組みなので、ペプシ生が平均単価80円で売っているならば全員タダ!?今だけ0円!?というのも頷けます。
ですが実際は150円くらいするため全然タダではなく、0円でもないのに堂々とこの表記をしているというのは優良誤認表示なのではないかと疑ってしまうのですが、天下のサントリーさんですからがっちり法務は通しているはず。びっくりクエスチョンマークがついていれば何でもアリなんでしょうか。
次にベタ付けで80円プレゼントで、5回までという制限があるのですが、景品法的にどうなの?という疑問もあります。なぜなら商品そのものの取引価格が1000円以上の場合はインセンティブの価格は10分の2までときまってますが、1000円以下なので200円までならOKとなってます。
なので景品法的にはなんら問題はない、ということは150円3回までプレゼントとかにしたほうが実質タダというのがもっとわかりやすくなったのではと思います。
150円の商品で10円キャッシュバックでも今だけ0円!?みたいな記載はできるのでしょうかね。
この内容だと半額まで出せてれば今だけ0円!?みたいな表記がまかり通るということだと思うので、気軽にインパクトが出せる手法として持っておきたいですね。
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【25周年記念 特別企画】「築地銀だこ」「ブルーオーバー」のコラボレーションが実現!
キャンペーン概要
内容:
Twitterでフォローアンドリツイートするとシリアルナンバー入り非売品のコラボスニーカーが当たる
キャンペーン考察
発見ポイント:
たこ焼きチェーンの築地銀だこが2022年に25周年を迎えるにあたって、大阪にあるスニーカーブランドブルーオーバーとコラボでスニーカーを作ったという一見バカでインパクトのあるバカパクで話題を取りに行っているのか、はたまたエイプリルフールネタかと思うデジタルプロモーションですね。
たこ焼きとスニーカーを結びつけるものは大阪しか見当たらず、とはいえ本気でつくってそうです。ソールにたこ焼きの鉄板をモチーフにしていつつも機能的になっているらしいし、本体素材はヌバックを使った高級なものになっているし、スニーカーのパッケージは銀だこそのもの出汁と、ブルーオーバーというブランドが本気でバカをやっているステキな商品で一足一足職人たちが昔ながらの製法で作り上げているらしいです。たこ焼きソールもそうなんでしょう。
そんな銀だこスニーカーがTwitterでフォローしてリツイートするだけで、シリアルナンバーいりの非売品モデルが当たります。シリアルナンバーが入っていないもので良ければ販売も行っているようですね。完全受注生産ってところが本物ですね。
フォローアンドリツイートキャンペーンはどの企業でもかんたんにでき、そこそこフォロワーを伸ばすことができるのですが、そこに面白いストーリーが乗ると面白い企業だなとなり話題になったりファンになったりしてくれるので、懸賞ユーザーしかこないと嘆いている方は参考にできます。
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音楽が必ず聴けるクラフトボス SONG&CRAFTBOSS|サントリー
キャンペーン概要
内容:
対象商品のQRコードを読み取ったサイトからSpotifyオリジナルプレイリストが聞ける
キャンペーン考察
発見ポイント:
デジタルインセンティブに音楽を使った形でシンプルだが、パッケージをうまく使っているデジタルプロモーション。
ラベルに付いているQRコードから専用LPサイトに飛ぶと役所広司さんや神木隆之介さん、DJ松永さんと芸能人がチョイスしたSpotifyのプレイリストが聞けるというもの。
ベタ付けのデジタルインセンティブになるためよくある形だと、QRからサイトに飛んだら各プレイリストがズラッと並んでいてSPOTIFYにとんで音楽が聞けるというものだが、ラベルのデザインが四種類あって、それに応じた人のプレイリストが聞ける。
店頭に並んだ際にロゴデザインが違ったものが並んでいると違和感があり、そこにインパクトを出すことができている。 またこのロゴたちがステッカーになっているバージョンもあるらしく、集めてPCに貼ったりできるところも。
タイトルロゴで遊んだからこそオフラインでも使ってもらってそこから写真投稿してもらったりというオープンなSNSにも広がりができるよう工夫されている。
Spotifyプレイリストプレゼントはブランドプレイリスト=“ブランド独自のミックステープ”を作るという価値観に置いて行われている広告施策ですので、興味のある方はSpotifyもしくは弊社に相談です!
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冒険型ビール工場体験|BEER iLAND(ビアアイランド)|サントリー
キャンペーン概要
内容:
Webブラウザから手軽にアクセスできるバーチャル空間で、アバターを自在に操作しながら世界最高峰のビールをつくろう!
キャンペーン考察
発見ポイント:
2021年3月4日にリリースされた「BEER iLAND」で冒険型ビール工場体験をバーチャル空間で楽しむことができるデジタルプロモーション。Nデジで紹介する機会を逸していたのですが一年経って満を持してエピソード2が公開されたので、改めて紹介していきます。
スマホやPCのブラウザからアクセスできるバーチャル空間においてビール工場を体験させるロールプレイングなコンテンツで、2021年にエピソード1”にあたる世界最高峰のビールをつくろう”を配信していたと。
オンラインコンテンツ内のアバターを自在に操作しながらサントリー島で働く方々に話を聞いて、最高のビールを作りながらビールづくりのこだわりを訴求して高い品質を知ってもらうという内容になってます。
エピソード2は香り高いエールの秘密となっていて、基本的な流れは1と同様ですが、バーチャル空間を使うことによって会話や動画、ミニゲームを通じて学び、没入感のある体験ができるようになっています。
工場オンライン体験はライブ配信が増えましたが、誰かが撮影しているより三人称視点のほうが自分ごと化されそうですね。メタバースとバーチャル空間の違いは他者と交流できる点・空間を共有できる点、現実世界とリンクした社会活動が行える点、だからビアアイランドもまだ進化できそうです。
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N2Pの実績
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